先日、ふと知り合った女性から「マニッシュ」と言われた。ん?と思ったんだけど、ふと綴りを思い浮かべてみると「mannish」つまり「Manっぽい」ってことだよね。
「それっていい意味ですか?悪い意味ですか?」と聞きなおしてみたら「いい意味でも悪い意味でも」とのこと。
そうかー、と思いましたね。
言われた瞬間から今まで決して嫌な感情を持った、というわけではないですよ、もちろん。
ただまぁ「マニッシュ」と自分を表現されたことが無かったから、それ以降、たまに「どういう意味なんだろうなー」と考えて。
普通に考えるとマニッシュは「男っぽい」ということだろうけど、辞書で調べてみました。
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[mannish]
1 ((通例軽蔑))〈女性が〉男のような;男をまねた;男っぽい(⇔womanish)
2 〈子供が〉一人前のおとな[男]のような, おとなびた.
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うむー、あまりいい意味はないなぁ。
と、言っても僕にその言葉を言った人が悪意があるとも思って無い。言ってくれた女性は非常に気の合う良い人だったし。
考えて見ると「たしかに自分はそうだな」と思うところがある。
ちょっと長くなりますが書きましょう。
そもそも僕はずっと女性に囲まれて育ってきました。っていうとどうもいやらしいけど、本当の意味で。
僕の家族構成は父、母、僕、妹2人。
子供の頃から父は結構忙しくて平日はあまり会っていた覚えが無い。僕が起きる前に仕事に行き、寝た頃、帰ってくると言う感じ。
当然、日頃、顔を合わす人間は女性(母、妹達)ばかり。
それと、最近思い出したんだけど、僕はそもそも「女の子が生まれる」と思って生まれた長男だった。当時はほら、出産前に性別が分からなかったんじゃないかな?
だから、赤ん坊の頃の写真はピンクや赤の毛布や衣類で写っているのが多い。
更に子供の頃はおかっぱだったので、幼稚園くらいまでよく女の子に間違えられた。
幼児の頃は、妹達ともよく遊んでいたから、少女漫画も読んでいたし、少女向けのアニメがテレビで流れている、というシーンも多かった。キャンディ・キャンディとかね。(ああ、アンソニー…)
小学校に入学しても、クラスには女性が多かった。
僕の地域だけかなー?
だいたいクラスは45人、男子20人女子25人、という編成だったイメージ。
高校に入ると比率は一瞬同じになったんだけど、高校2年から英語コースを選んだ。ここがまた女性ばかり。男子10人女子30人という編成。
そして大学も英語学科。こちらもクラスの中は女性が多い。
はっきりと言うけど、そういう環境が嫌だったわけでも、好きだったわけでもない。
たとえばそういう環境(高校のクラスの男女比とか)のことを話すと、中には「そりゃ大変だったね」という人も居るし、「そりゃうらやましいなぁ」という言う人も居る。どちらに対しても僕は「そんなことないよ」というだけ。僕にとってはただ「当たり前」のことだった。
そう考えると、やっぱり友人だって女性は結構居るし、場面によっては男性の友人と一緒にいるよりは女性の友人といたほうが自分としては楽、と思うことだってある。
たとえば昔、友人とアメリカ旅行をしたんだけど、ショッピングモールなんかでは絶対に女性の友人といたほうが楽しかった。
そのときいた男性の友人たちはショッピングモールなんて行っても、ぐるりと一回りして(どのテナントにも入らずに!)15分くらい経つと「別に買いたいものないやー」と言い出す。
一方、僕は女性の友人達と2時間くらいぐるぐる回って、買いたいもの無くても「たのしいねー!」とやってた。
環境的には女性に囲まれて育ったものの、やはり生物学的には男性だし(当たり前だ)男性として育てられたので、そのへんにアンビバレントな部分というか自己矛盾は感じているかも知れないなぁ。
僕個人は殊更両親から「男らしくあれ」という教育を受けた覚えはないんだけど、もしかするとそれは気づいていないだけであったかもな。やっぱ長男だし。
今まで考えたこと無かったけど。
(いわゆる)男性らしさ、というのに憧れている部分というのは確かにあるかも知れない。
たとえば、僕はヒゲが好きです。
大学の頃はヒゲをはやしていたし、今でも長期の休暇とかがあると結構生やしている。映画俳優なんかでもヒゲを生やしているのを見ると「あ、いいな」と思うもの。(だから、関羽は関係ないってば)
こういう、「本来、女性的であるが故に反動として男性らしさに憧れる」というところは僕の中に確実にあるかもしれないね。
※もちろん、このへんの「男性的」「女性的」というのも僕個人の狭い思い込み上の表現であって、「男性的」「女性的」を社会一般的に定義するつもりはまったく無いですから是非お許しください。
女性的な部分を多く持ちつつ、その反動で男性的なところを多く見せようとする部分、つまりまさしく「Mannish」なところ。
たとえばヒゲを生やしてみたり、あえてガサツになってみたり。
そう考えるとどうも「モヤモヤ」とした自己矛盾的な気持ちってあるな。
たとえばね、女性の友人と飲みに行って。「友人とは言えこちらは男性なんだからおごるべきだ」という気持ちと「いやいや、変に意識せずに割り勘でいいじゃないか」という気持ちの両方がある。
うーんこういうところ、一度しっかり心理分析とかされてみたいなぁ。
単純に興味がある。
というか僕のブログを読んでいただいて、その後、一度会っただけなのに僕を「Mannish」と言い当てた女性の慧眼には驚くばかり。
「それっていい意味ですか?悪い意味ですか?」と聞きなおしてみたら「いい意味でも悪い意味でも」とのこと。
そうかー、と思いましたね。
言われた瞬間から今まで決して嫌な感情を持った、というわけではないですよ、もちろん。
ただまぁ「マニッシュ」と自分を表現されたことが無かったから、それ以降、たまに「どういう意味なんだろうなー」と考えて。
普通に考えるとマニッシュは「男っぽい」ということだろうけど、辞書で調べてみました。
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[mannish]
1 ((通例軽蔑))〈女性が〉男のような;男をまねた;男っぽい(⇔womanish)
2 〈子供が〉一人前のおとな[男]のような, おとなびた.
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うむー、あまりいい意味はないなぁ。
と、言っても僕にその言葉を言った人が悪意があるとも思って無い。言ってくれた女性は非常に気の合う良い人だったし。
考えて見ると「たしかに自分はそうだな」と思うところがある。
ちょっと長くなりますが書きましょう。
そもそも僕はずっと女性に囲まれて育ってきました。っていうとどうもいやらしいけど、本当の意味で。
僕の家族構成は父、母、僕、妹2人。
子供の頃から父は結構忙しくて平日はあまり会っていた覚えが無い。僕が起きる前に仕事に行き、寝た頃、帰ってくると言う感じ。
当然、日頃、顔を合わす人間は女性(母、妹達)ばかり。
それと、最近思い出したんだけど、僕はそもそも「女の子が生まれる」と思って生まれた長男だった。当時はほら、出産前に性別が分からなかったんじゃないかな?
だから、赤ん坊の頃の写真はピンクや赤の毛布や衣類で写っているのが多い。
更に子供の頃はおかっぱだったので、幼稚園くらいまでよく女の子に間違えられた。
幼児の頃は、妹達ともよく遊んでいたから、少女漫画も読んでいたし、少女向けのアニメがテレビで流れている、というシーンも多かった。キャンディ・キャンディとかね。(ああ、アンソニー…)
小学校に入学しても、クラスには女性が多かった。
僕の地域だけかなー?
だいたいクラスは45人、男子20人女子25人、という編成だったイメージ。
高校に入ると比率は一瞬同じになったんだけど、高校2年から英語コースを選んだ。ここがまた女性ばかり。男子10人女子30人という編成。
そして大学も英語学科。こちらもクラスの中は女性が多い。
はっきりと言うけど、そういう環境が嫌だったわけでも、好きだったわけでもない。
たとえばそういう環境(高校のクラスの男女比とか)のことを話すと、中には「そりゃ大変だったね」という人も居るし、「そりゃうらやましいなぁ」という言う人も居る。どちらに対しても僕は「そんなことないよ」というだけ。僕にとってはただ「当たり前」のことだった。
そう考えると、やっぱり友人だって女性は結構居るし、場面によっては男性の友人と一緒にいるよりは女性の友人といたほうが自分としては楽、と思うことだってある。
たとえば昔、友人とアメリカ旅行をしたんだけど、ショッピングモールなんかでは絶対に女性の友人といたほうが楽しかった。
そのときいた男性の友人たちはショッピングモールなんて行っても、ぐるりと一回りして(どのテナントにも入らずに!)15分くらい経つと「別に買いたいものないやー」と言い出す。
一方、僕は女性の友人達と2時間くらいぐるぐる回って、買いたいもの無くても「たのしいねー!」とやってた。
環境的には女性に囲まれて育ったものの、やはり生物学的には男性だし(当たり前だ)男性として育てられたので、そのへんにアンビバレントな部分というか自己矛盾は感じているかも知れないなぁ。
僕個人は殊更両親から「男らしくあれ」という教育を受けた覚えはないんだけど、もしかするとそれは気づいていないだけであったかもな。やっぱ長男だし。
今まで考えたこと無かったけど。
(いわゆる)男性らしさ、というのに憧れている部分というのは確かにあるかも知れない。
たとえば、僕はヒゲが好きです。
大学の頃はヒゲをはやしていたし、今でも長期の休暇とかがあると結構生やしている。映画俳優なんかでもヒゲを生やしているのを見ると「あ、いいな」と思うもの。(だから、関羽は関係ないってば)
こういう、「本来、女性的であるが故に反動として男性らしさに憧れる」というところは僕の中に確実にあるかもしれないね。
※もちろん、このへんの「男性的」「女性的」というのも僕個人の狭い思い込み上の表現であって、「男性的」「女性的」を社会一般的に定義するつもりはまったく無いですから是非お許しください。
女性的な部分を多く持ちつつ、その反動で男性的なところを多く見せようとする部分、つまりまさしく「Mannish」なところ。
たとえばヒゲを生やしてみたり、あえてガサツになってみたり。
そう考えるとどうも「モヤモヤ」とした自己矛盾的な気持ちってあるな。
たとえばね、女性の友人と飲みに行って。「友人とは言えこちらは男性なんだからおごるべきだ」という気持ちと「いやいや、変に意識せずに割り勘でいいじゃないか」という気持ちの両方がある。
うーんこういうところ、一度しっかり心理分析とかされてみたいなぁ。
単純に興味がある。
というか僕のブログを読んでいただいて、その後、一度会っただけなのに僕を「Mannish」と言い当てた女性の慧眼には驚くばかり。