小杉小二郎・森田りえ子二人展
江嵜企画代表・Ken
「小杉小二郎・森田りえ子二人展」が11月18日から24日まで高島屋京都店で開かれるという案内を森田りえ子さんからいただき楽しみにして出かけた。この日の京都は天皇皇后両陛下が来られているということで、そこここに警官の姿が見られた。どこにデフレかと思うが、京都の人出は,季節を問わず、いつ来ても多い。
11時半過ぎに会場に着いた。日本画教室の仲間が既におり、森田りえ子先生と談笑していた。おっかけ猪熊佳子先生も会場にあらわれた。お二人を囲んで、教室の仲間と記念撮影が出来たのは幸いだった。会場の様子をいつものようにスケッチした。
今回の展覧会は、小杉小二郎と森田りえ子お二人の画家が、12ケ月をテーマに、美術雑誌「月刊美術」にエッセイとともに描き下ろした新作品24点を展観している。京都のあと、東京(1月13~19日)、名古屋(2月3~9日)、横浜(2月24~3月2日)とそれぞれ高島屋デパートで開かれる予定である。
スケッチ右端の「五色椿」(5号変型)の絵は、今回の展覧会の案内はがきにも採用されている。既に売約済みのマークが付いていた。小品だが、小気味よく、森田りえ子然としていた。買った人は、してやったりと思っていることだろう。
「五色椿」の左は8号の「すみれタンポポ」の絵である。左下隅にタンポポ、真中から右にかけてすみれが描かれている。森田りえ子さんご本人はタンポポの絵が気に入っていると話していた。絵になるという言葉がある。彼女の手になると、何気ない草花が、「私見て」と、言わんばかりの表情で語りかけて来るような気がする。
「すみれタンポポ」の絵の左り隣は6号の「枝垂れ桜」、その左の8号の「風薫る」と題した藤の絵と続く。藤の絵は、先の「パリ展」でも人気投票ナンバーワンだった題材である。人気作家二人の展覧会ということもあって、熱心なフアンが次々、会場を訪れていた。
小杉小二郎画伯は、大学で美術デインを学んだ。その後画家を目指して、洋画家の中川一政のアトリエに通ったとヤフーブログにあった。森田りえ子さんは15年前にも小杉画伯と「二人展」を開催したことがあると絵画教室の仲間の一人が教えてくれた。洋画家と日本画家の作品がお互いしっくりと溶け込み並んでいた。小杉画伯は、コラージュやオブジェにも取り組んでいる。会場にも一部の作品が展示されていた。
余談ながら、森田りえ子さんは、来年1月2日~11日間、福岡三越デパートで、「パリ帰国展」を予定している。お近くにお住まいの方で、時間の許す方は、是非、会場へお運びいただければありがたい。(了)