いよいよあと2日で当ブログの開設記念日です
その2日前の今日は私の結婚記念日 正確には結婚披露宴を催した日ではありますが、偶然にも同じ日曜日でした
(入籍日は別)朝食はお赤飯、夕食にちらし寿司を作ってケーキでお祝いします(^^♪
それから前回の記事で、ルネの成りすましについて、facebook事務局とルネご本人に報告したことをお知らせいたしました。成りすましのアカウントは削除され、ルネからはお礼のメッセージをいただきましたよ
そして、ルネが出演する「Le Dîner de cons奇人たちの晩餐会」の公演が、今日8日(日)15時から Salle Odysséeで行われます。
さらに6月10日(火)19時30分から Salle Pratt & Whitney Canada (Théâtre de la Ville)で、6月12日(木)13日(金)14日(土)はそれぞれ19時30分からCentre des arts Juliette-Lassondeで、6月15日(日)20時から Salle Albert-Rousseau、6月20日(金)20時から Salle Albert-Rousseau、6月21日(土)15時と20時、6月22日(日)15時から Salle Albert-Rousseauで開催されます。この後10月14日(火)と15日(水)22時からの Théâtre Manuvieの公演で、今年の公演は幕を閉じます。今年のチケットはほぼ完売ですので、観劇を希望される方は、既に決定している来年2027年の公演日程が発表されたら、お早めに購入予約をしてください。
そして今回は、ルネとナタリーがソロ活動に専念する決断をしたという1990年の記事を紹介いたします。
ルネの妹ナタリー・シマール Nathalie Simard は、1979年に兄ルネとのデュオでユニセフのキャンペーンソング「Tous les enfants du monde (Chiquitita) 」を歌って歌手しとてデビューしました。また、彼女は1972年、2歳のときに ローラ・スコール Poudings Laura Secordのプディングのコマーシャル、兄ルネのセミ・ドキュメンタリー映画「Un Enfant Comme Les Autres 普通の子供(1975年日本公開時「ルネ・オン・メロディ」)」に出演し、シマール一家で歌ったクリスマス・アルバム「Le Temps Des Fetes Chez La Famille Simard A L'Ile D'Orleans 」にも参加していました。
それ以降ソロでのアルバムを多数リリースし、数々のゴールドディスクを授与され、ルネとのデュオで「Tourne la page(1987)」、「Tout si tu m'aimes (1988)」の活動も行っていました。TVA制作の子供向け番組「Le Village de Nathalie ナタリーの村(1985~1988)」は、2009年と2010年にDVDboxが発売されるほど絶大な人気を博しましたが、デビュー以降、歌手として芸術劇場 Place des Arts で単独のコンサートを行ったことは1度も無かったそうです。
ナタリーはルネに対し、「自分が望む活動をさせてくれなかった。」と、この記事のずっと後、クルティエ氏に対して起こした訴訟の裁判の中で語ったそうですが、この記事以前から、ソロでの活動を強く望んでいたのでしょう。
レコードやステージで再結成される可能性はもうありません...
RENÉ ET NATHALIE:SEPARATION
ルネとナタリー:別れ
▲左上:職業上の付き合いを通じて、ルネとナタリーは常に一般の人々から同様に人気がありました。
右上:1979 年以来、ルネはショービジネス界で活躍し始めたばかりの妹の面倒をよく見ていました。
右下:これからは、ルネとナタリー・シマールについてではなく、むしろルネ・シマールについてと、ナタリー・シマールについて語ります。
CHACUN VOLERA DESORMAIS DES SES PROPRES AILES!
誰もが自分の翼で飛び立つのです!
それはいよいよ終わりです。ルネとナタリー・シマールが次のページをめくります! ケベックの若いアイドル歌手2人は、合意により、ナタリーが11年前にショービジネス界にデビューして以来続けてきた、一時的な関係に終止符を打つことになりました。デュエット曲も共同のショーももうなくなり、それぞれが新たな地平に向けて自らの翼で飛び立つことになるでしょう...
この決断は軽々しく下されたものではなく、マネージャーのギィ・クルティエと長い議論の末、3人とも、それぞれがソロ活動に集中する時期が来たという結論に達しました。 「そうすれば、声や解釈の面でルネとナタリーを比較する必要がなくなります。」とギィ・クルティエは語りました。 「もちろん、これは新たな挑戦です。しかし、2人にとって何か新しい発見につながると思います。」
On les verra ensemble pour une derniere fois le 18 mars dans le cadre d’un special-télé
彼らが最後に共演するのは、3月18日のテレビ特別番組です。
UN POINT TOURNANT 転機
1年半前、私たちはルネとナタリー・シマールのアルバムをリリースしました。このアルバムには「TOURNE LA PAGE」、「TOUT SI TU M’AIME」、「LUI」、「CHATERINE」などの曲が収録されており、チャートのトップに躍り出て、有名な兄妹の新しいサウンドを確立することを目指していました。 「このアルバムは、ルネとナタリーのキャリアにおける大きな転換点となりました。」とギィ・クルティエはコメントしています。「新しいサウンドに加えて、新しいイメージも持ち込んできました。音楽的に言えば、これは良い決断でした。このアルバムのおかげで、彼女たちの曲はあらゆるラジオ局で放送されるようになりました。それ以前は、キャリア9年を経てもなお、NATHALIEの曲はFM局で一度も放送されていませんでした。ところが、彼女の新曲はCKLMやCKOIなどで頻繁に放送されています。」この成功を受けて、プロデューサーは、このアルバムが数週間以内に「ダブルプラチナ」に認定される可能性が高いと発表しました。
FINI LES COMPROMIS もう妥協はしない
ルネとナタリーはそれぞれのキャリアの中で、レコードで何度か再結成を果たしていますが、最新アルバムが彼らの最後の共同レコーディングとなります。ショーについても同じことが言えます。彼らが再びステージで共演するのを見ることは二度とないでしょう。 「ナタリーはデビュー以来、一度も大きなソロのショーを開いたことがありません。」とギィ・クルティエは言います。「彼女はいつも同じで、この11年間、芸術劇場Place des Arts で一人きりになったことは一度もありません。二人でショーをやるのは決して簡単なことではありません。二人が対等であり、同じ名前を持つためには、多くの妥協が必要でした。」
1988年にルネとナタリーは、「Tourne La Page」でフェリックス賞のミュージックビデオ・オブ・ザ・イヤーvidéoclip de l'annéeとベストセラーの45回転レコード45 tours le plus venduを受賞しました。
ちなみに「Tourne La Page」はフランス語の慣用表現で、人生観を語る時に使います。直訳すると「ページを繰る」、比喩的な意味では、今までやってきたことを止めて次のステップに進む、ないし、失恋したことはもうあきらめて吹っ切る、また、人生をやり直す等、心機一転して次に進むという意味で使います。
ルネとナタリーにとって、1990年が、お互いにそれぞれの道を選び、新しい挑戦に取り組んで行く分岐点となったことは明らかです。
これ以降、レコードやステージで共演することは無くなりました。2人が舞台で共演したのは、1995年にルネがシャルル7世を演じたミュージカル「 Jeanne La Pucelle ジャンヌ・ダルク」、1996年に起きたサグネの洪水の後、ルネとレジスと歌ってリリースしたCD「Mon village」と、被災地支援の寄付を呼び掛ける特別番組出演。そして、ナタリーのGala Mode Fashion 2011 (L'Association Emmanuel)で歌った1987年のヒット曲「Tourne la Page」。また、 月から開催されたルネの「Nouveau rêve(新しい夢)」ツアーの一連のショーでも、ルネと何度もステージでこの曲を歌いました。しかし、ルネが53枚目のアルバム「Condor 」をリリースした後、監督や俳優の仕事により、歌手としてステージに立つ機会が減ったこともあって、ルネとナタリーの共演は今のところ有りません。
ルネもナタリーも孫が生まれ、仕事においてもそれぞれが選んだ道を歩み続けています。いつの日か2人が共演する機会が訪れることを願いつつ、当ブログとfacebook の ルネ・ファン・グループ 「 Condor, c'est toi : pour René Simard」で「ルネ活」に精を出していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
<訃報>
プロ野球・巨人の終身名誉監督で選手、そして監督として輝かしい実績を残し国民的人気を博した長嶋茂雄氏が、去る6月3日亡くなられました。89歳でした。彼は1974年、ルネの2回目の来日の際、日本の教育雑誌「中一時代」の取材に応じ、王貞治氏と一緒にルネと会いました。
長嶋茂雄氏のご冥福をお祈りいたします。
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