柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

ご遺族と葬祭スタッフの為の慰霊祭

2015年06月05日 | 悲しみのケア
昨年に引き続き、葬儀社での慰霊祭を開催しました。

昨年はスタッフ側にも葬儀社で行う「慰霊祭」に
なじめない様子も見受けられたのですが
今年は、昨年以上に、スタッフの気持ちが込められていました。

企画した私にも、その成長が感じられます。


朝のミーティングから、始まりました。



祭壇の用意も出来ました。



慰霊のシンボルはありません。
祭壇には、参加されたご遺族にお持ちいただいた遺影が
飾られるからです。

遺影の入場
黙祷
そして遺族から頂いた言葉
あるご婦人は

「あなたが逝ってもう5年
私はあなたに謝りたいことがあります」

から、始まって近況方向をされ

そして最後に
「あなたと過ごした34年と285日
沢山の思い出を有難う」

と、話されました。



夫を亡くした後に
この方がいかに悲しみ、苦悶したのかが
伺えます。

この場にいる方は、みな同じような想いを
少なからず体験された方です。
その場に大きな共感が生まれた気がします。

そして、献花


葬儀に携わったスタッフを代表しての挨拶があり

やがて癒えていく心の為に
全員で合掌して慰霊祭を終えました。


このことで、またスタッフの遺族理解が深まったはずです。



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