柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

死が身近になった「おくりびと」

2009年03月03日 | 
まだまだ続く「おくりびと」フィーバーです。
今日もテレビ番組に滝田監督とモックンが出ていました。

「死」がこれほど真剣に、多く語られた事はないと思います。
今までは「死」の話は避けていましたものね。

人間だけでなく、命あるものはやがて死んでいくのに。
宇宙の掟みたいな決まりを何故受け入れたくないのでしょう?

最近よく聞く事は『死んだらどうなるのか解らないから怖いんだ』と。

確かにそうかも知れません。


死んだら皆、雲の上に行って
神様の前で自分のしたことを報告して、よい事をしてきたら褒められる。
そして、又自分の人生の目的を決めて生まれ変わってくる。
悪いことをしたら、同じ人生をやり直すように言われる。

こんな風に、生まれる前の記憶を持った子供たちは話していると
産婦人科の池川先生が「胎内記憶」の中で伝えていますが。

皆が死んだ後、確実にそうなるのだと解っていたら
確かに、死は怖くなくると思います。
そして、新たな生まれ変わりをする出発点だと思えるでしょう。

残された家族も、急にいなくなった淋しさは受けても
次のステップへ進んだと思うことが出来れば淋しさも違ってくるはずです。

死後の世界は、誰も知りませんが
実に多くの「死後の本」が出ているのには驚かされます。

私も幾つか読みましたが、なんとなく安心感を感じました。

精神科医で『死の受容プロセス』を説いたエリザベス・キュープラロスは何千人もの臨終の場に立会い、死ぬ間際の人が死の直前まで、何が見え、何が聞こえ、何が起こっているのかを聞き取ってきた人です。

そして、自らも幽体離脱を何度も経験し、死後の世界を垣間見たと著しています。

どう考えようと、それぞれの自由ですが
「死」が縁起悪いとか、語るのもいやだとか、恐ろしいとか
そんな風には、思って欲しくないなー
一生懸命生きてきて最後をそんな風に思われたら、悲しいですよね。


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