柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

ちょっと言わせて「家族葬」

2023年09月13日 | 終活セミナー

葬儀といえば「家族葬」が当たり前のようになりました。

ここで素直に頷けず「家族葬」の名前が受け入れられない私がいます。

 

私は高齢者所帯。子供は別居。皆それぞれに忙しい

私も現役時代「親は気になるけど何もなければ行かない」のが現実でした。

高齢者になった自分の現状は

日々を支えてくれいる人は、友人です。

メール、電話で近況を聞いてくれるし、こちらを察しって引くときは引いてくれる。

簡単な用事も引き受けてくれます

 

これって家族以上、親戚以上の付き合ですね。

その友人が亡くなればショックと悲しみが残ります。

でも「家族葬」って言われたら、参列拒否感が半端ないですよね。

 

少し年上の友人がご主人を亡くした時の話です。

「家族葬」ですることになり通夜は家族だけで執り行いました。

ところが翌日の式に友人やご近所が「お別れしたい」と集まってきました。

多分通夜は遠慮されたんでしょうね。

驚いたのは「うちは葬儀の時知らせないから、私も行かないよ」と言っていた隣人も来ています。

葬儀の後も「お参りさせて」と、立ち寄る人が多いのに又びっくりしたというのです。

「煩わしい?」と尋ねたら「ちょとね。でもね、嬉しい方が大きい」とのこと。

葬儀は比較しづらいものです。人はいかにも正論だと思える巷の話に「そうだ。そうだ」と同調しやすいもです。

でも体験して初めて知る真実もあります。特に人の想いの有難さがわかります。

自然に知れ渡ったのであれば「来る人は拒まず」で対応しませんか。


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