柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

生き残る企業のコツ

2009年12月01日 | 世の中
数日前の東京新聞に「世紀を超える長寿企業」という特集がありました。

百年に一度と言われる不況の中、多くの企業が困難に直面しています。
その中で創業百年を超える企業は2万1000社あるのだそうです。
明治41年以前の創業です。

日本最古の企業は
社寺建設の設計施工の会社でなんと飛鳥時代から続いているそうです。
奈良時代以前から創業している企業が
東京、関東、四国、九州にそれぞれ~10社あり
近畿地方は~20社もあるそうです。

記事の中で注目されているのは、これらの会社の「企業理念」です。
上位10項目を見ると

1位 顧客満足 ・・・ 589社
2位 信用・信頼 ・・ 463社
3位 人材育成・確保・ 351社
4位 自流対応 ・・・ 326社
5位 社会・地域貢献・ 288社
6位 良品提供 ・・・ 282社
7位 誠実 ・・・・・ 258社
8位 本業重視・・・・ 191社
9位 堅実・・・・・・ 155社
10位 技術の維持向上・ 150社

これらは、今まさに多くの企業が改めて
見直そうとしている項目ばかりです。

そしてこれらの企業の半数は従業員数が9人未満なんです。

その次に1/3を占めるのが10人~49人の企業です。

500人以上の企業は3%に満たないのです。
(円グラフで出ているので断定は出来ませんが)

小さな企業でもしっかり生き抜いているんですね。

このところ葬儀業界でも
ホールだ、家族葬だ、価格破壊だ、と騒がしかったのですが
やっと、人材育成や信用・信頼に目が注がれ始めました。

顧客満足は以前から出ており、確かに一昔前よりは向上したと思いますが
まだ上っ面の感じが抜けません。

老舗とは業歴30年以上の企業を示すのだそうですが
老舗も倒産が増えているそうです。

長寿企業は自社の本質を守ってその時々の流れに上手くあわせていく・・
と書かれていました。

どうぞご参考までに!