柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

社員研修は好きです

2009年12月20日 | 葬儀の世界
葬儀社の社員研修の依頼を受けています。

以前は
・葬儀サービスはどういうものか?
・葬儀の接遇対策は?
・社員のモチベーションアップとは?
等の総体的な講演が多かったのですが
最近になって、もっと具体的な社員研修が多くなりました。

・葬儀依頼の電話対応
・事前相談の対応
・遺体搬送の対応と処置方法
・打ち合わせ対応
・式の運営方法・・などなど

実は私の最も得意分野なんです。
自分が実際にやり方を考案して教えて実践してきた事なので。

ですから依頼を受けると張り切って伺います。

地方の葬儀社さんが多いのですが
どちらも、熱心な所ばかりです。
実際にお目にかかる社員さんは皆さん真面目でよい方が多いのです。
その気持ちが十分に出されてなくて残念・・・といつも感じます


先日も兵庫県の某所へ伺いました。
こちらは社長さんがとても勉強されていて
常に何かを吸収しようとされています。
ですから、社員研修も毎月のようにされているようです。
(失礼な言い方ですが、とても辺鄙な地域にもかかわらず・・)

研修前に社員さんからの質問を20件ほど頂いていました。
・病院から搬送以来の電話が入ったら第一声と話の進め方は?
・葬儀を終えて変えられる時の声がけは?
・お客様が望まれることを察知し行動するポイントは?
・相談時に安心を与える話し方は?
・ゆっくりお別れして頂きたいが時間制限の中での工夫は?
・遺体処置やインフルエンザ対策は?
・家族葬に拘っているが状況から見て家族葬は無理と判断できるが
 どのように説得できるのか?

どの質問もその日に行なう研修の中に答えがあります。
控え室へきてくださった女性二人は
「目からウロコが落ちました」
「今日の研修は全て納得がいきます」と言ってくれて・・

実はとても簡単なことなのです。

葬儀って何でするの?
お客様が良かったと感じてもらう事は?
あなた方が働いてよかったと思う事は?

基本はこの3点。

「講演後に社員の表情が活き活きしてました」と
昨日、社長さんから葉書きが届きました。

とても嬉しいです。
葬儀の仕事が好きで、遣り甲斐を感じて
プライドを持ってもらいたい・・・と思っています。