柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

人生最後の衣装は何?

2009年01月21日 | 喪服もおしゃれに
人が亡くなると、棺に入れる納棺をします。

映画の「おくりびと」を見た人は、イメージが沸くかも知れませんね。

映画では、綺麗な白の装束に、羽織を着せていましたね。

あんなに、綺麗に着せ替えの所作ができる人は、今の葬儀社では
ごくごく少数の人です。

それにあんなにカッコイイ、納棺師もごく、ごく、ごく、少数です。

普通は白装束を着せるというより、体の上に掛けるほうが多いかもしれません。

普通、納棺で使う白い仏衣は、非情に簡素に作ってあり
チョット引っ張るだけでも、縫い糸が切れそうです。

生地も粗末です。

火葬してしまうから、高価には作ってないんですね。

でも、高級な物も出てきました。

正絹で、綺麗な模様があったり、
薄い色物もあります。

ドレスも出てきました。

わたしの経験でも
過去にドレスを着せたことがあります。

婚約中になくなったお嬢さんはウエディングドレスを着ました。

お嬢さんではないけ故人にドレスを着せたこともありました。

でも太ってしまって、どうにもこうにも着せるのは無理な状態。

そこで、申し訳ないけど、ドレスの背中を裂いて
前だけ袖を通して着ている様に、見せました。

団塊世代の女性に聞きました。

「あなたは最後に何を来て出棺しますか?」

第1位 日頃愛用している服
第2位 従来の白装束
第3位 特別に選んだエンディング用の洋服
第4位 好きな和服
第5位 うウェディングドレス

でした。

あなたはなら、どうします?

私は、もっクンに高級な白装束を着せてもらいたいです。