柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

困ったものだね。選びようがありません。

2008年04月25日 | お葬式
お葬式に行くと、礼状と会葬の返礼品を頂きます。
箱を受け取りながら、「又、タオルだ!」と分かってしまうほどタオルが多い。

皆さんの家にも、お葬式のタオルが押入れに積んであるでしょう?
嘘を行っても無駄ですよ。
絶対、使ってないタオルがあるはずです。
だって、葬儀屋さんはタオルしか売ってないのですから。

「ち、ち、ちょっと過激な発言です・・・」とコメント好きな
ポンポンダリアさんに怒られそうですが

正確に申しあげれば、
葬儀社さんがお客様に見せる、返礼品のカタログには
お茶、海苔、タオル、金封セットがやたら多いと言うことです。

お客様はその中から、お礼の品物を選ばれるので
どうしてもタオルが多くなります。

返礼品は、お香典に関係なく、会葬者全員に差し上げます。
ご夫妻で見えれば、2つの品を渡します。

平均5~600円位の品です。
お茶や海苔では少し高くなるので、タオルの金額は手ごろです。

ですから、タオルが多いのです。

私達がタオル攻めから、身を守る為にはどうしたらよいのでしょうか?

葬儀社さんがもっと他の品物を用意すれば良いのです。

頂いて、困らない物がいいですね。

最近では、食品も出てきてますよ。
和洋菓子、スープなんかいいですかね。

私的には、洗濯洗剤とか、靴磨きのクリームとかでも、いいなと思います。

以前、小さなお米パックが喜ばれたこともありましたね。

とにかく、
せっかくご好意で頂くので、無駄にしないような物を用意してくれませんか。

わたしも、返礼品の発掘には結構、力入れてます。
各地で提案すると「この辺では出ませんから、そういう物は」
といわれてしまいますが、

試しに、使ってみたら、爆発的にご利用がありました。
ちなみに、それは洋菓子です。

少人数の家族には、1回で食べきれる量はかえって、嬉しいものです。

タオルが悪い訳ではないですよ。

家から、タオル類が無くなれば、又、頂くと嬉しいものです。
だから、私、今「白いハンカチなら欲しいな」と思っています。
白いハンカチって頂かないですよね。
でも、あると便利。
ポッケットチーフやお葬式に持っていけますね。

どんなに便利でも、同じものばかり頂いたら困ります。
タオルが10年近くも、出続けている事実を認識してくださいね。
お香典返しのお茶も同じ運命かもしれません。

返礼品の会社の方、頑張ってください。
葬儀屋さんの顔色見るより、ご葬家の希望を考えて商品作りしてください。
ご葬家が喜んで使ってくだされば、結局、葬儀屋さんも喜ぶのですから。
この道筋を間違えないでください。

葬儀社の方、新しい提案を「面倒だとか」「こんなの出ない」と
言って、つぶさずに、よく検討してください。
良い商品を揃えるのもサービスの一環です。

そして、お客様となる身の皆さん!
代金を支払うのですから、納得する商品を要求してください。