38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

胡瓜を追う、三尺ささげ。

2015年09月02日 | 農と暮らしの日記
三尺ささげの実が付き始めた。
そろそろ終盤という2度目の胡瓜の支柱と網に一時同居し、そのまま受け継ぐ形で育っていく予定。思ったより胡瓜が長くとれ、逆にささげのほうは種播きが遅れた割にその後の生育が順調だったから、収穫時期が少し重なりそう。
というか、ささげが胡瓜を追い出しにかかっている感じ。

胡瓜から蔓性の豆への時間差並行作はよくやる。
支柱と網を新たに組み直す手間が省けるし、畑も効率よく使える。豆は窒素分が少ないほうがいいから、肥料切れになる胡瓜の終盤はその点でもおあつらえ向きだ。

ただし、作付期間が長くなるから、草が茂りやすいのは難点。
また、胡瓜の蔓や葉が残っていると風通しが悪くなりやすい。害虫は異なるからあまり気にならないけれど、草や蔓葉で風通しが悪いと虫も出やすいので、そこは意識的に環境改善してやったほうがよさそう。

でも、なかなか時間がとれず、これができないんですね。
今回はがんばろ。



水曜、曇り時々小雨、昼過ぎに本降り。雨は5日連続。
朝ごはんは、厚揚げと糸蒟蒻の炊いたの、昨晩の茄子といりこ煮。

午前:しばらく机仕事。
9時頃に畑に出て、3度目の胡瓜の支柱立てと網張り、摘葉と誘引まで終えたら14時。

昼ごはんは残りものあれこれで、昨晩の鱧の子、今朝の厚揚げと糸蒟蒻、弁当おかずの玉子焼き。
午後:しばらく机仕事。軒下で育苗の種播き、水菜、白菜、青梗菜、高菜など。
18時過ぎから市外に出て、図書館と買い物。



中国の抗日戦争勝利70周年行事が報道されている。
韓国の大統領が出席して中国接近ぶりが際立つとか、国連の事務総長が出席して中立性が損なわれるとか。

ああなるほど、いろいろな視点はあるなあと考えさせられる。
我が国の首相が招待を断るのはそれでそれでいいと思うけれど、国連=連合国である(United Nations)ように、やはり「戦後」というのはあくまでも戦勝国の支配のもとの世界なのだなと改めて。抗日戦争勝利を祝うと言われれば、すっかり戦後生まれの僕も何となく悔しいような気持ちがあるが、とにもかくにもあの戦争で日本を含む国々が敗れたことが、現在まで世界規模の大戦が起きていないという意味での「平和」の礎にあり、その戦勝国(連合国)に日本も加わることにしたということは間違いないのだから仕方がない。
戦いに敗れるというのは、そういうことなのだろう。

多くの日本人にとって、戦後は「平和」と大きく重なるようだ。
戦いに負けて平和になってうれしいというのは尋常ではない気がする。できることなら、自らは戦いに勝ち、そのおかげでその後は平和になったという立場であれば言うことはないのだろうけど、残念ながら史実はそうではない。それでも「戦後=平和」は幸せなことで、「戦後」がそうではなく、敢えて書かないけどネガティブな言葉と重なったのでは、歴史の繰り返しということになる。

負けるというのは、とりわけ、仕掛けておいて負けるというのは厳しいことだ。
敗戦から何を学ぶか。日本人にとってこそ、戦後はまだまだ終わっていないと思う。
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【BOOK】野菜そのままの自然の色がおいしい!

2015年09月02日 | 農に関する情報
3pm(さんじ)さんのおやつまみいろいろ」(文化出版局)が刊行されました。
神奈川・葉山の隠れ家カフェ、おやつ&デリの「3mp(さんじ)」さんでは有機菜園藤田家族の野菜も使っていただいています。
野菜の色の力ってすごい!と、ウキウキ&ワクワクのレシピ満載です。
コメント (2)
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