38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

朝から雨、机しごと。

2007年07月04日 | 農と暮らしの日記
収穫してきたばかりのピーマン。
まだ心もち、小さいところでとっている気がする。樹が十分に大きくなるまでは早め早めの収穫のほうが負担が軽そうなので。



今朝はなぜか6時過ぎスタート。
事実とは異なり、頭の中では「出荷が少ない」という設定になっていて、あわてて起きて、ばたばたと収穫、出荷準備をし、朝食も抜いて市街に出荷・納品。戻って9時過ぎ、ひとりズッキーニ・スコーンで朝食。

で、外は雨である。
水曜日は野菜セットの出荷を休みにしているので、朝一番のスーパーと保育園給食、職場”置き売り”の出荷・納品を済ませて帰ると、あとは普段なら畑しごとに専念する日。が、しかし。雨、である。

こんな日、いつぶりだろう?
午前中の早いうちから、着替えて机しごとなんて……。いつもはたいがい、雨が降るなか出荷作業をして、やっと上がろうかと思っていたら雲が切れて、やっぱり畑しごと……というパターン。しかし、今日は違う。外は雨、それも本降り。子どもたちは幼稚園と学校、おまけに薫も用事で外出している。

というわけで、午前中いっぱいひとりで机しごと。
午後からはちょっと外で用事があり、軽トラで市街へ。夕方さすがに雨はあがり、晴れてきたので翌日分の収穫で胡瓜(ひと晩超えると大きくなりすぎるものだけ)、人参などを少し。



今日はアメリカの独立記念日。
ローラ・インガルス・ワイルダーの『農場の少年』の一場面、9歳のアルマンゾ(将来のローラの夫)はこの日、父にこう言われる。

「独立戦争を勝ちとったのは、歩兵隊の小銃だよ。それに、この国を造ったのは斧と鋤きだということをわすれちゃいけない」。
「(中略)スペイン人は軍人だった。それもただ金ばかりほしがるおえらい紳士ばかりでね。そして、フランス人は手っとり早く金もうけをしたがる毛皮商人だった。そして、イギリスはつぎつぎと戦争をするんでいそがしかったんだ。だが、われわれアメリカ人は農夫だったんだ。ほしいのは土地だったんだよ。山を越え、荒れ地をひらき、耕して作物をつくり、その農地に腰をすえたのは農夫なんだ。
 いまでは、この国は西へ三千マイルもひろがっている。カンザスのずっと先、大アメリカ砂漠の向う、ここらの山よりまだ大きな山々を越えて太平洋岸までつづいているんだ。世界じゅうで一番大きな国、それを全部手にいれてアメリカにしたのは農夫たちなんだよ、アルマンゾ。このことは絶対にわすれないようにな」(恩地三保子訳・福音館書店



明日は前線が下がり、晴れの予報。

コメント
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