晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

スイスの山と鉄道の旅日記(13)

2007-10-07 08:40:53 | 海外旅行
9月1日(土) ユングフラウ観光


朝、6時半過ぎ部屋の前の山に日が当たり始めた。


やがてアイガーの頂上が明るくなって来た。


アイガーの頂上が金色に輝き始めた、今日も晴天だ。


ユングフラウ鳥瞰図。
真ん中下のP印はインターラーケンオスト。
中央左P印はグラント、その左がグリュンデルワルト、それを右へ上がった真ん中
やや上がクライネ・シャイデック。
そこから赤い点線(トンネル)を上がったところ赤字に白がユングフラウヨッホ(TOP OF EUROPE,3,454m)。
その右上がユングフラウ(4,158m)、逆に右上がメンヒ(4,107m)、その左がアイガー(3,970m)、そのまた左がシュレックホルン(4,078m)。





8時にホテルを出てグリュンデルワルトの駅まで坂道を下る。


インターラーケンオスト(東)行きのBOB(ベルナーオーバーランド鉄道)の列車。


全線がラックレールのWAB(ヴェンゲルンアルプ鉄道)の車両。
このラックレールはまた少し違った方式のレールだ。






私達は8時32分発、WAB(ヴェンゲルンアルプ鉄道)のクライネシャイディック(小さな峠という意味)行きの電車に乗り、
終点ででJB(ユングフラウ鉄道)に乗り換えるてユングフラウヨッボで上る。


グリュンデルワルトは斜面の中腹に開けた村であるため電車は一旦緩やかに下って行く。


谷底にある次のグルント駅で停車、ここでスイッチバック。
これは高度を稼ぐためではなく動力車を常に坂の下側にするためのスイッチバックである。




電車はアイガー北壁を左に見ながら標高2,061mにあるクライネシャイディック駅に向けて上り始める。



約35分でクライネシャイディック駅に到着。
駅からアルプスの勇士アイガー(3,970m)、修道士メンヒ(4,107m)、アルプスの乙女ユングフラウ(4,158m)に初対面のご挨拶。




ここでJB(ユングフラウ鉄道)の登山電車に乗り換えヨーロッパ最高駅ユングフラウヨッホ駅まで上る。




ユングフラウヨッホ駅まで9.3kmのうち3/4がアイガーとメンヒ内に掘られたトンネルでそれを50分掛けて上る。

このトンネルは16年の歳月をかけて1912年に完成した。
最初はユングフラウ山頂までロープウエイをかけるプランや山頂直下までトンネルを掘る事も技術的には可能であったが、
標高差1,400mを短時間で一気に上がるため高山病の危険が大きいとして採用されなかった。

そのかわりトンネル内に駅を2ツ造り3分間づつ停車、下車して外の景色を見ることが出来るようにした。
女性は景色を見るのでなくトイレに駆け込む人が多かった。

最初のアイガーヴァント駅では展望窓からアイガー北壁を間近に見ることができる。





次のアイスメール駅では全長24kmに及ぶスイス最長の氷河、アレッチ氷河を見ることができる。


スフィンクス展望台(3,571m)。


ユングフラウヨッホ駅(3,454m)からスフィンクス展望台までのエレベーターは108mを25秒で昇る。




スフィンクス展望台。


ユングフラウ。


スフィンクス展望台からの眺め。




アレッチ氷河、ここ居ると寒いというより冷たい。


こんな所に鳥がいる。


カラスなのかしかしこんな所までカラスは来ないだろう。



寒いので駅へ戻った。


気温釜はー4.6C 、フィルムがなくなったので換えようとしたが手がかじかんでうまく出来ない。



駅に日本の郵便ポストがある。
ユングフラウヨッホと富士山5合目郵便局が姉妹提携を記念して日本のポストが置かれているそうだ。
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スイスの山と電車の旅日記(14)

2007-10-07 08:40:36 | 海外旅行
9月1日 ハイキング


ユングフラウはここまで。


クライネシャイディック駅まで戻る。




右に左に景色を楽しみながらユングフラウ鉄道の登山電車はドンドン下る。


山を見るのも景色を楽しむのも午前中が良い。
午後になると雲が出てきて太陽の光も弱くなってくるしこちらも疲れてくる。






クライネシャイデック駅まで戻った。





電車の後ろのパオの様なテントの中で昼食。
麦のスープ、アルペンマカロニ、プリン。


ここから線路伝いに一駅下のアルピグレン駅までハイキングを楽しんだ。


コースはよく整備されていて楽しく歩ける。
も一つ上の駅、アイガーグレッチャー駅から歩く人もいる。


エンチアン?(リンドウ科)


チョウノスケソウ?(バラ科)


プリムラ。


ラヌンクルス・モンタヌス(キンポウゲ科)、花弁にコーティングしたようなつやがある。


ラヌンクルス・アコニティフォリウス(キンポウゲ科)、5枚の花弁を持った花。


ロータス・アルピヌス(マメ科)。




アルプスの救助犬、ハスキー犬も訓練に来ている。




シレネ・プルガリス(ナデシコ科)、アルプスではポピュラーな花。


スカビオサ・ルキダ(マツムシソウ科)、60~70個の小さい花弁が合わさって咲く。





この道標のアイガートレイルはアイガー北壁の直下をハイクするコースで私達とレールをはさんで反対側を歩いてアルピグレン駅に行くのだが斜面をトラバースしたり、ガレ場や雪渓があったりするので未経験者では無理だといわれた。


午後の日差しの中ノンビリとハイクできた。


アルピグレン駅へ近づく登山電車。


レールはご覧のように真ん中にギザギザの噛み合わせのあるラックレールになっている。
これはラックレールでも一番簡単なレールである。
同じスイスのピラトウス山に登る登山鉄道では急勾配でラックが外れてしまうのでラックレールを両側から歯車で挟む方式(ロッハー式)というのが開発されているそうだ。


アルピグレン駅から乗車、グリュンデルワルトへ戻る。
土産店などを覗きながらホテルへ戻った。


私達の泊まっているサンスターホテルの食堂は昨日の名士の誕生パーティーに使われるのでSPINNE(シュピンネ)という別のホテルの食堂へ出かけた。


ホテルシュピンネ自家製の白ワイン。
これは美味しかった、持って帰れるものなら持って帰りたいくらい美味しかった。


夕食はサラダ、ベルナープラッテ(ゆでたソーセージ、ベーコン、タンの盛り合わせ)、アイスクリーム。

食事中私達のパーティーのすぐ後ろでピアノ演奏をしていて「荒城の月」「さくら、さくら」「上を向いてあるこう」など日本の歌をいろいろ弾いてくれて「スイスの国歌」をリクエストしたりしていたが「リパブリック賛歌」日本語では「お玉じゃくしは蛙の子」や「アルプス一万尺」が始まると他の席のお客さん(全部欧米人)も一緒になって肩を組んで踊り始め大いに盛り上がった。


みな大満足の様子でホテルに引き上げた。


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スイスの山と鉄道の旅日記(15)

2007-10-07 08:40:17 | 海外旅行
9月2日(日) フィルスト展望台


今朝も山の端に日の光が差し始めた、今日も晴天だ。
いよいよスイス最後の観光日になった。


8時半にホテルを出てすぐ近くにあるロープウエイの乗り場へ坂道を100mほど登った。
グリュンデルワルト・フィルスト展望台行きのロープウエイだ。


フィルスト展望台の地図。
真ん中やや左上がフィルスト展望台、その少し左上がバッハアルプゼー湖。
左下の方がグリュンデルワルト。


6人乗りのテレキャビンに乗り、途中2度カーブで方向転換しながら約30分、展望台に着いた。


フィルスト展望台(2,168m)、朝早いのでまだ人が少ない。



フィルスト展望台からの眺め。
真正面にヴェッターホルン(3,701m)、フィエーシェルホルン(4,049m)、シュレックホルン(4,078m)などが見渡せる。





ここからバッハアルプゼーという小さな山の湖まで往復約2時間のハイキング。


スタートしてしばらくは少し上りになる後はほぼ平坦な道で多少アップダウンがある。


ラヌンクルス・アコニティフォリウス(キンポウゲ科)。


カンパヌラ・ロンボイダリス(キキョウ科)。



湖に映るヴィターホルン。


チョット一服して見事な景色と空気を吸い込む。




いろいろな高山の花が道端に咲いている。


ゲンティアナ・オルビクラリス(リンドウ科)。




アルプスや月は東に日は西に。
右手の山の上に小さく建物が見える、ファウルホルンという山でここまで上ればもっと素晴らしい360度のパノラマを楽しめるのだがこんな簡単そうな山でも途中石の多いところや転びやすいところがあるのでそれ相応の装備をしていない私達は行かない。


バッハアルプゼーはもうすぐだ。






ワタスゲの花が沢山咲いている。


道端のあちこちに花の説明がドイツ語で書いてある。
写真に写して日本に持って帰って訳してみようと思ったがそのままだ。


バッハアルプゼー湖は標高2,265mにある山上湖。


正面にシュレックホルン(4,078m)。


シュレックホルン。




避難小屋。
この近くには隠れた所にトイレもある。


ここから先もいいハイキングコースが続くのだが私達はここから引き返した。






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スイスの山と鉄道の旅日記(16)

2007-10-07 08:39:59 | 海外旅行
9月2日(日)フィルスト展望台 → グリュンデルワルト


バッハアルプゼー湖から引き返す。


場所が移動すると山の景色も少しづつ変わってくる。


私達はロープウエイの乗り場の近くに泊まっていたためスタートが早かった、
あとからハイキングを楽しむ人達がドンドン登って来る。




今日は日曜日だ。お年よりも子供もいいお天気なので楽しそうに登って来る。
こんな杖をついて歩いているが町の中でもみなこれをついて歩いている。
スキーのストックのような杖だが街中のスポーツ用品のショップで売っている。




マウンテンバイク。




パラグライダーなど夏の貴重な太陽の光を求めていろんなスポーツを楽しんでいる。


フィルスト展望台へ戻って一休み。




パラグライダーを見ながらロープウエイでグリュンワルドへ戻る。


ここはパラグライダーの着陸地点。




下界へ戻って昼食。
ホテルの向かいのレストラン(シュタインボック)でサラダ、野菜のピザ、シーフードスパゲティ、ティラミス。


午後からは自由行動。
狭い町なのでまわりの綺麗な風景の写真をとも思ったが電車には勝てず、
グリュンワルドの駅周辺で電車の写真や動画を撮った。










スイスでの最後の夕食、ホテルのレストランで。
旅行会社からワインが出て全員で乾杯。
食事は、コンソメスープ、鯛のグリル・クリームソース、ババリアンクリーム。
途中でアルペンホルンの演奏も入り、その演奏者がいろんな観光の本に載っている人だと宣伝していた。
さらに今回のツアーのメンバーの中の85歳の婦人が、いつも私達と違う立派な部屋に泊まっていると聞いていたが最後にその真相が分った。
メンバーの一人が聞き出したのだが、その婦人の今回の旅行がこの旅行会社での50回目の海外旅行になり会社から感謝状が出て特別の部屋に泊まるようになっていたそうだ。
全員で改めてお祝いの乾杯をした。


いよいよ明日は日本に向けて帰国するのだ。
スーツケースの荷造りをして就寝した。
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スイスの山と鉄道の旅日記(17)

2007-10-06 17:35:30 | 海外旅行
9月3日(月)グリュンワルド → チューリッヒ → オランダ → 成田


朝7時半ホテルを出てバスでチューリッヒへ。
途中うまい具合にバスと並行して走るBOBの電車と一緒になった。
早速動画で撮影した。


10時空港に到着、チューリッヒの空港はそんなに広くない。


3.6S.Frが残っている、これはスイス以外では使えないが空港内には目立ったお土産店も見当たらない。
スイスは、も一度来たいと思ったのでその時まで持っておくことにして持ち帰った。


モノレール乗り場へ降りるエスカレーター。


来る時に乗った地下モノレールで搭乗口まで行き12時15分のKLM機でスキポール空港まで飛ぶ。
機内で昼食、13時45分オランダ到着。


アムステルダム15時20分発、KLMオランダ航空 KL861 便 所要時間約11時間20分で時計を7時間進めて9月4日朝9時成田到着予定である。
これで今回の旅行は終わり、あと12時間でまた暑い日本に戻るのか。
出国手続きも終わり14時30分搭乗口に並んだ。

しかし15時になってもゲートが開かない。
搭乗する人達が集まってきた、そのうち出発が30分ほど遅れるらしいという話がどこからとも無く伝わってきた。
さらにクルー達が飛行機から降りて空港内を戻っていった。
さっきから英語で放送しているのだがよく意味が分らない。
そのうち日本語でこの機材(機体のことらしい)は整備不良のため出発が遅れると放送があった。
代わりの機材を調整中のようだが360人乗りのジャンボ機なので簡単に代わりが見付からないようだ。
そのうち前の方に並んでいる乗客たちがゲートの方へ行ってチケットを受け取って搭乗口から離れて行く。
私達ツアーのメンバーはみな近くにおるので暫くすれば添乗員から情報が入るのだろうが、せっかちな私は様子を見に前の方へ行った。
何でチケットが貰えるのか分らないのでゲートのところにいたオランダ航空の大柄なスチュワーデス(ノールウエイ人とかオランダ人は世界で一番大柄らしいスチュワーデスでも180cmは十分ある、機内食で何をチョイスするか訊かれる時など天井の上から訊かれているようで恐ろしい)に日本語で「これは何を渡しているのか」と訊いたが通じない。
近くにいた日本人の女性が「飛行機の出発が大幅に遅れるので搭乗チケットを見せれば食事のクーポン券を呉れるのだ」と教えてくれた。

結局飛行機は3時間以上遅れて18時30分出発と放送があった。
クーポン券には一人10ユーロの食事券と5分間の電話券が付いていた。
何を食べようか歩き回った、ここの空港は来るたびにあちこち歩き回らせて呉れる。
ツアーのメンバーの中には寿司バーへ入ったり、ラーメンを食べたりしている人もいる。
ラーメンなど一杯15~19ユーロで2,500~3,000近い、寿司はもっと高い、ユーロは残っていないのクーポンの10ユーロででサンドイッチとビール、お釣りは呉れないのでおつまみを貰った。

搭乗口で久しぶりに日本の新聞、朝日と日経を取った。
安倍内閣の新閣僚遠藤農水相が早くも辞任との記事が載っていた。
飛行機の座席は3人掛け3ツの1列9人の通路側。
これならいつでもトイレに行けるし、疲れたら歩き回れるのでひと安心。
新聞を読んだあとは食事以外テレビも見ずにウツラウツラしていた。
成田へは12時過ぎ到着。

スーツケースを受け取って外へ出てツアーのメンバーとさよならの挨拶をして各自我が家へ向かうことになるのだが、私はまだこれから国内線の飛行機に乗り換えなければならない。
成田から大阪へは来た時と逆で羽田へ廻ってANAの羽田発13時15分発関空行きを予約していたがいまからでは間に合う筈はなく、一旦キャンセルをして新たに予約を取らなければいけない。
羽田へ廻るのは面倒なので成田から関空行きを探したが20時までないという。
仕方がないので伊丹行きを探したら60人乗りの小型機なら16時55分、大型機なら17時55分というので小型機を予約した。

添乗員がズーッと一緒に立ち会ってくれたのでお礼とさよならを云って外へ出ようとスーツケースを持ち替えた時異常に気がついた。


スーツケースの側面のベルトがちぎれている。


添乗員に言ってあわててKLMのカウンターへ引き返し現状を見せた。
KLMでは事故は認めたが、付属品の損傷なので航空会社の責任ではない、事故証明書を作成するから保険請求してほしいという。
添乗員も認めたので証明書を受け取り保険請求することにした。
添乗員が念のためちぎれたベルトの写真を撮って置いたらいいというので撮ったのがこの写真。
それにしても危ういところだった、もし外へ出てから気がついたのでは後の祭り、添乗員もよく気が付いたと言っていた。
もう何もないだろうなとも一度身のまわりを点検しようやく外へ出て国内便の乗り場へ移動した。
最後の最後まで添乗員の滝井裕子さんには世話になりました、ありがとうございました。


ANAなど国内線の搭乗口が第1ターミナル南ウイングに新設されたため少し歩かなければならなかった。
1時間ほど待って搭乗、18時伊丹に着いた。
伊丹から泉北泉が丘行きのリムジンバスがあると思い探したが見付からない。
去年の暮から廃止になったらしい、結局難波までリムジンバスに乗った。
帰国最初の食事に寿司が食べたくなり本町のいつもの寿司屋「すし吉」へ行った。




 



留守中今年はじめて植えた朝顔やまだ蕾の状態であった向日葵が酷暑の中でどうなるか心配していましたが近所の友達が時々水遣りに来てくださったお陰で見事に花を咲かせていました。

今回の旅行日記はこれでお終いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。

今まで旅行に行く度にそれをまとめた旅日記を書きたいと思っていました。
一昨年の海外旅行ではパソコンを携帯して行き、毎日撮った写真をパソコンに取り込みMDチップを空にして翌日0からスタートしていました。
その時はパソコンに毎日の日記を書いていましたが帰ってきてからそれを編集しないまま放っておいたため記憶が薄れ(老化現象)そのままになっています。

昨年からブログを始め、日帰り旅行などを投稿し始め要領がわかってきました。
今回の旅行ではデジカメで撮った写真が1,061枚、動画7シーンを撮りましたが2メガのMDチップでまだまだ余裕がありました。
古い一眼レフカメラで24枚撮りのフィルムを8本使うなど写真は思い切り撮りました。
その写真を使って1日1観光を投稿する事を自分に義務付け何とか完了できました。
途中いろいろコメントやアドバイスや励ましを頂きありがとうございました。
も一度ユックリ見直し修正、加筆、写真の追加などしたいと思っています。
                                  了

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