南海電車狭山駅から大阪狭山市駅へ向かって線路沿いを歩きました。
ここには明治31年に高野鉄道を河内長野駅まで延長した際に、
このあたりの人々から通路や水路を通してほしいとの要望が出てこの間に7つの暗渠が設置されました。
お花見がてら、それを探して線路沿いを歩いてみました。
第1号暗渠。
桜の花の下にレンガ造りのトンネルが見えてきました。 地下には狭山池から太満池へ向かう水路が流れています。
トンネルをくぐって 反対側(東側)に出ました。
丁度河内長野行きの電車が通過して行きました。 そのまま線路の東側を河内長野方向へ進みます。
第2号暗渠です。
この暗渠、西側はレンガ造りですが東側はコンクリ造りです。
暗渠をくぐって線路の西側へ出ました。
歩行者、自転車専用です。
少し歩いて第3号暗渠。
次に第4号暗渠があるのですが水路線用で私有地の奥にある通行できません。
第5号暗渠。
他の暗渠に比べて大きく、自動車も通れます。
少し畑の中を歩きます。
第6号暗渠。
水路専用で天井は低いです。
東側へ出ました、あぜ道の中でした。
あと少し離れた大阪狭山市駅の近くに、狭山池から流れる東除川を通す第7号暗渠(東除川暗渠)がありますが
危なくて近寄れません。
しかしこの暗渠は、線路に対して斜めにア-チをかけるため、レンガをねじって積んだ
「ねじりまんぽ」とよばれる非常に珍しい構造になっています。
昨年五遊会ウオ-クで行った「まるまた」(明治9年東海道本線開通時から使われているレンガ造りのトンネル)
と同じ構造になっています。