
夏目漱石の「坊ちゃん」の中で赤シャツが名付けた事で有名な「ターナーの松」の作者ターナーの展覧会が神戸市立博物館で開かれているので出掛けた。
難波⇔三宮が直通になってから梅田へ出けるより神戸へ出ける気になる方が多い。

入口に自画像(ちょっと男前過ぎる)があり、1775年イギリスの理髪師の家に生まれ、13歳でロイヤルアカデミーに入学とある。
展示されている作品は115点。
スケッチブックや水彩画が多かったが、会場が混んでいたこともあり細かい絵は飛ばして大きな油絵を中心に観てまわった。
水彩画で写実的な風景画を習得し神話や歴史や戦争の油絵を描くようになったそうだ。
産業革命を描いた絵として有名な「雨・蒸気・速度・グレートウエスタン鉄道」は無かったが海や船、海難を描いた作品、ターナーの松が入った風景画など見ごたえはあった。
ヨーロッパの美術館ではフラッシュを使わなければ写真撮影はOKなのに日本では駄目なのが残念。
出口で絵ハガキを買えば済むのだがそんな気はない。
機関車の絵もそうだが光を取り込んだ絵も多く、作風が5回変わったと説明にあったが同じような絵ばかりでないので楽しかった。
会場には1時間余りいたあと直帰した。