さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

刃を研いで/新興勢力/こちらも海外で/逮捕

2018-09-07 07:28:20 | 井岡一翔



ということで、今週末は井岡一翔再起戦、Superfly3です。
試合が近づいてきて、当然、現地発の報道が相次いでいます。

練習拠点は当然、あちらになっていて、イスマエル・サラスと、佐々木修平の両氏
トレーナーとしてついているということです。

サラス氏は、井岡弘樹や坂本博之の指導において、それぞれに、選手の特色をある部分無視し、
無理のあるスタイルを強いた、という印象が残るのですが、相性の良い選手とのコンビでは、
目覚ましい成果を上げてきたのも確か。
日本でもおなじみ、セーンやヨックタイが、中南米の強豪を下して戴冠したころはもちろん、
日本でも、他ならぬキャリア初期の一翔を指導し、初の戴冠にも貢献しています。

佐々木修平氏は、内山高志のトレーナーで、2010年にエディ・タウンゼント賞を受賞した
「チーム内山」の一員です。サラス氏が指導、佐々木氏がミット受けたり、という分担でしょうか。

いずれにせよ、指導体制がしっかりしているようで、安心というか。
インタビューで語ったとおり「刀を研いで」再起戦に臨める状態と見ていいのでしょう。
父との確執、離別は仕方ないとしても、やはり、指導者としての父の不在は、
一翔にとって非常に大きな問題では、と心配する声も聞きましたけど、これならまあ、と。

以前も書きましたが、今後の展開、目論見はひとまず脇に置いて、
ジムや会長のしがらみを取っ払い「平場」に出て、世界王者クラスの強豪と拳を交える、
井岡一翔の「挑戦」は、大いに注目です。目を離せない闘いです。

しかし、TVは関東ローカル、深夜録画のみ、だそうですね。
いずれ、関東の友人にお願いして、映像は見せてもらえるのですが、
当日は夜まで情報を遮断して、ネットで見られるところを探して見ようか、と思っています
(見つかったら、当日、こそっとここにリンク貼ります)。
※翌日には「TVer」か何かで、見られたりするのかもしれません。

しかし、これはこれで、困難な闘いかもしれません。困ったものです。
こういうのこそ、DAZNあたりで、ぱっと見られたら助かるんですけどね。


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そのDAZNにまつわる、村田諒太vsロブ・ブラント戦、成立過程についての記事

数年前のアル・ヘイモン、PBC発足時にも、似たような話があったと思いますが、
到底、軌道に乗ったとか、成功したとか言えるものではない現状を思うと、
この先、難しいところも出てきそうですね。

しかし、選手の取り合いが起こっている、というなら、記事にもあるとおり、
日本のジムも「適切に対応」してもらいたいもの、ですね。
選手にとっては、ボクサー人生を変えるチャンスが、どこかに転がっているかも知れないのに、
何もしないで、座って屁こいとるだけの「会長」のせいで、それをみすみす逃されては、
たまったものじゃないでしょうし。


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さて、その「適切な対処」の一例、というべきなのでしょう、
岡田博喜の渡米第一戦は、その次の週末です。
この日は、ゴロフキンvsカネロ戦があるわけですが、
別興行でWBCスーパーライト級タイトルマッチがあり、そのアンダーです。

相手は弱いわけじゃないでしょうが、35歳ということもあり、
岡田のテストマッチとしては、悪くはない相手を用意してもらった、というところでしょうか。
正直、センスや技術はともかく、海外で強敵に勝つには、フィジカル面で不足ありか、と
その点は心配だったりもしますが、それをいかに補って闘えるか、に注目です。
あの、当て際で伸び、切れる右を、伊藤雅雪のように、倦まず、惜しまず打ちまくる、
というくらいの勢いで行ってもらいたいですね。


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そんなこんなで、秋からまた、あれこれ熱い試合の話が出来る、と思っていたところ、
またもひとつ、残念なニュース。
日本ユース、Sバンタム級王者、名古屋のホープ水野拓哉が逮捕されたとのことです。

事のいきさつなどについて、基本的に日本のマスコミは、事実関係を、
ボクサーの側に一方的に非がある、という書き方しかしないのが常、ではあります。
本人は否認している、ということではありますが、こういう「事態」になってしまった、
避けられなかったものか、という一点において、咎めたくなる話ではあります。

将来のある身なのだし、リングの下でも、我が身をしかと護ること。
それもまた、プロボクサーの仕事であり、責任でもあるのでしょうから。


コメント (7)
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