さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

タイで殊勲/再起二戦目/要らぬ音楽/長谷川戦中継なし?

2016-07-28 09:37:19 | 話題あれこれ




昨日は夕刻からPCの前に座れたので「Thai ch7」で検索したら、
プンルアン・ソーシンユーvsマーロン・タパレスの生中継動画に辿り着けました。
画質はいまいちですが、何とか見られる感じではありました。

見始めたのは5回から。屋外の試合のせいか、両者すでにけっこうお疲れな感じ。

見たところプンルアンが優勢だったようで、タパレスは動きが重く、手もあまり出ない。
プンルアンが強引に出て攻め、右フックだったか、叩きつけるように決めてダウンを奪う。
ボディ攻撃で二度目。この後、タパレスは身体を折って後退、打たれっぱなし。
しかしプンルアンもせっかくの好機に芸が無い。タパレスのガードを動かして、開いたとこ打つ、
というような巧さも鋭さもなく、同じとこに同じパンチを連打。詰め切れず。

6回、タパレスは腹を打たれると苦しそうだが、半ば捨て身で出る。
プンルアンは出鼻に一発右カウンターするが、それで安心したか、またタパレスの攻めを許す。
タパレスは左ストレート、右フック返しを繰り返す。身体ごとぶつかっていくような攻撃。
すると左から右フック、繋ぎも甘い返しながら決まり、プンルアンがダウン。
場内一気にトーンダウンする。

7回、両者疲労とダメージあり、プンルアンがボディを攻めると、レフェリーが分けて
プンルアンにローブローの注意。ほんの短い時間なれど、タパレスに休みを与える。

このあたりはタイの試合では珍しいレフェリング、という印象。
あのままなし崩しにプンルアンが攻めて、押し切っていたかもしれないが、
今回のレフェリーはその可能性を無視して、公正なレフェリングをしました。
よくは知りませんが、試合映像がネットなどで広範に見られるようになった今、
タイの横暴も、徐々に通じなくなってくるのでしょうか?

8回以降は一進一退、徐々にタパレスが立て直しつつ、11回。
タパレスが出て、ボディ攻撃が入ったか、プンルアンが後退するところに追い打ちの左。
これが決まってプンルアン、ロープ際でダウン。ダメージ甚大、立てず。
タイのTV実況が「あーはぁ、はーああーぁ...」と溜息をつく中、試合が終わりました。

マーロン・タパレスは、タイでの挑戦と言うことで、実力どう以前の話として
不利の予想を受けていましたが、色々苦しそうだった中、ボディで倒される危機から
強打を生かして逆転に持ち込みました。
試合内容は快勝と行かず、またプンルアン程度の相手だったから勝てた、という面もありましょうが、
大森将平戦と今回の試合を見るに、強打に加えて粘り強さ、勝負強さも持っているようです。


果たして再来日はあるのかどうか。米国進出を目指す可能性もありますが、
そういう話の前に、誰かが挑戦に名乗りを上げれば、また日本のリングで見られるかもしれませんね。


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タパレスと言えば、大森将平は再起二戦目でいきなりWBC5位、エドガル・ヒメネスと対戦です。
相手はイバン・モラレスに黒星を付けた選手で、戦績は22勝(16KO)11敗と、負けも多いがKOも多い、
なかなかの難敵ぽいですね。
もう一試合くらい、調整的な試合があるかと思ってましたが、思ったより早く、上位狙いの試合になりました。

これは8月24日、京都府立体育館島津アリーナですが、以前あったGAORAの中継は無い模様。
当日はなんとか観戦したいと思っております。


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今頃感想ですが月曜日のダブルタイトルマッチ。Boxing Raiseで視聴しました。

ブルベイカーvs高山は、高山のタフネス、闘志が素晴らしかったものの、ポイントは取りきれなかった印象。
やはり打たれる頻度が高く、攻め上げるテンポも若干遅かった。
身体をしっかり回して打つボディブローは良いのがあったんですが...。

岡田博喜は、ラフに身体を翻し、頭も持ってくる青木クリスチャーノを少々持て余し、苦戦気味。
地力も巧さも差があったとは思いますが、そのせいでちょっと迷いが出た部分があったか。
カットしたり拳を傷めたりで、集中を欠いていた印象でした。


Boxing Raiseは二回目の視聴。前回の感想に付け加えると、やはり気になるのは入場曲の音声カットですね。
個人的にはそうでもないですが、やはり普通に見ていて、盛り上がるところのはずなのに...という。
あとはラウンド間にまで、要りもしないBGMを流して、そのせいで音声が消える。
これは正直、何をアホなことやってんねん、と思います。

これは他の興行でもそうですが、何せ暇あったら音楽流しますよね。うるさくて仕方ないんですが。
どういう考えか、理由があるのか知りませんが、こちらにしたら単に会話の妨げでしかありません。
ましてネット中継の際に、その都度、音を消さないといけないのがわかっていて、何をわざわざ...と(呆)。

まあ、始まったばかりの試みですから、声高に文句を言うつもりはないですが、徐々に改善していってほしいものです。


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チケット完売、当日券販売もなし。予想されていたことではありますが。

大阪城ホールでやれれば、もっとチケット出せたんでしょうけどね。こればかりは何とも。
聞けば選手本人が、頼まれたのを断っている有様だとか。えらいことです。

で、そういう状況にもかかわらず、というか、長谷川穂積のインスタグラムというやつで、
当の本人が「自分の試合は生中継の予定がない」とコメントしているのやそうですね。

前回、地上波で放送された試合で、長谷川が大敗を喫していて、TV編成面での評価がそういうものなのだ、
という想像はしますが、やはり、いくら何でもなぁ...と思います。
以前、山中メインを日テレで、セミの木村悠をG+で、という形でのリレー中継がありましたが、
今回はそれもないようです。G+もBS日テレも、巨人戦なのでしょうか。
もし山中の試合が早く終われば流れる(これも以前、前例ありました)かもしれませんが、
今回はそういう相手ではありませんしね...。

これだけあれこれチャンネルが増えて、それでもこういうことになるんですね。
日テレ系にはもうひとつCSに「日テレプラス」ってのがありますが、最悪これでもいいからやってほしいものです。
MotoGPや、サッカーのアジアチャンピオンズなんかは、これらのチャンネルをフルに使って放送してるんですけどね。

いっぺん、真面目な話、要望メールでもしてみようかなぁ。
会場に来られない長谷川ファンのことを思うと、残念でなりませんね。




コメント (4)
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