7月5日に行われた日本バンタム級タイトルマッチ、大場浩平vs馬野晃戦について
「ポー兄さん」さんに督促されたこともありまして(^^)書きます。
会場にはまたも行けず、中部出身の友人のおかげでTV放送されたものを見ました。
挑戦者は以前挑戦状を出していた「熟山竜一を敗った男」山口賢一(大阪帝拳→フリー)ではなくて、
ランク10位の馬野晃、ハラダジム所属。
関西の選手なわけですが、私はたぶん試合を直に見たことはないと思います。
最近3連続ノックアウト勝ちで好調、スタイルは正統派のボクサー・ファイターという感じ。
序盤から積極的に打ち、果敢に右クロスを狙い、大場がカウンターを取っても
簡単に止まったりせず、よく手数、コンビネーションを出して前進しました。
序盤は右が好打する場面もあり、接近した距離では手数でもまさっていました。
しかし、徐々に大場のジャブ、ボディブロー、フットワーク、そして防御勘が馬野を苦しめます。
馬野は懸命に距離を詰めようと打ちかかり、時折ヒットがあるものの、終盤はボディ打ちを受けて失速。
大場も詰めを欠いて判定となりましたが、大場の勝利は間違いないという印象でした。
大場はこれで4度目の防衛成功、聞けばこの試合を最後に日本王座を返上して、
世界挑戦への道を模索する動きもある、とのことです。
中部・東海地区からの日本人世界挑戦者は、確か石原英康以来出ていなかったと思います。
ゆえに、遠からずこうした話が具体化しても、不思議はありません。
しかしこの試合においても、やはり今までのいくつかの試合と同じく、
スピードでまさり、サイドへ回る動きで相手を翻弄していながら、
いざ打つときには相手の正面で、接近してのショートの交換をやってしまい、
危ない打たれ方をしている場面が何度もありました。
インファイトでも打ち勝てるところを見せたいという大場の意地が出てしまうのか、
それとも接近しても防御に自信があるからなのかわかりませんが...。
もし世界戦、或いはそれに準ずるような大きな試合があるのならば、
やはり自分の良さが何であるか、それをしっかり考えた上で、
何をやっていいのか悪いのか、リングの上で取捨選択をきちっとやらないといけないでしょう。
日本タイトルでは打たれても大丈夫なパンチでも、世界ではそれが命取りになるでしょうから。
ただ、この試合では、もう大場は日本タイトルでは飽き足らなくなっているのかな、という印象も持ちました。
何か、いまひとつ気持ちが乗っていないような感が...まあ、傍目の勝手な感想に過ぎないですが。
もしそうならば、さらに大きな試合で、ノリの良い天才大場の才能が爆発することに期待できるかもしれません。
速く長い左ジャブ、抜群の防御勘、ダイナミックなフットワーク、命中率の高いダイレクトの右、
相手に深いダメージを与えうる左右のボディブロー...大場には他のボクサーにない数々の武器があります。
これらの良さを、無理なく、存分に生かして闘えれば、世界王座も決して遠くはありません。
大場の今後には期待と不安が共にありますが、それもまた、ファンとしては楽しみなことですね。
「ポー兄さん」さんに督促されたこともありまして(^^)書きます。
会場にはまたも行けず、中部出身の友人のおかげでTV放送されたものを見ました。
挑戦者は以前挑戦状を出していた「熟山竜一を敗った男」山口賢一(大阪帝拳→フリー)ではなくて、
ランク10位の馬野晃、ハラダジム所属。
関西の選手なわけですが、私はたぶん試合を直に見たことはないと思います。
最近3連続ノックアウト勝ちで好調、スタイルは正統派のボクサー・ファイターという感じ。
序盤から積極的に打ち、果敢に右クロスを狙い、大場がカウンターを取っても
簡単に止まったりせず、よく手数、コンビネーションを出して前進しました。
序盤は右が好打する場面もあり、接近した距離では手数でもまさっていました。
しかし、徐々に大場のジャブ、ボディブロー、フットワーク、そして防御勘が馬野を苦しめます。
馬野は懸命に距離を詰めようと打ちかかり、時折ヒットがあるものの、終盤はボディ打ちを受けて失速。
大場も詰めを欠いて判定となりましたが、大場の勝利は間違いないという印象でした。
大場はこれで4度目の防衛成功、聞けばこの試合を最後に日本王座を返上して、
世界挑戦への道を模索する動きもある、とのことです。
中部・東海地区からの日本人世界挑戦者は、確か石原英康以来出ていなかったと思います。
ゆえに、遠からずこうした話が具体化しても、不思議はありません。
しかしこの試合においても、やはり今までのいくつかの試合と同じく、
スピードでまさり、サイドへ回る動きで相手を翻弄していながら、
いざ打つときには相手の正面で、接近してのショートの交換をやってしまい、
危ない打たれ方をしている場面が何度もありました。
インファイトでも打ち勝てるところを見せたいという大場の意地が出てしまうのか、
それとも接近しても防御に自信があるからなのかわかりませんが...。
もし世界戦、或いはそれに準ずるような大きな試合があるのならば、
やはり自分の良さが何であるか、それをしっかり考えた上で、
何をやっていいのか悪いのか、リングの上で取捨選択をきちっとやらないといけないでしょう。
日本タイトルでは打たれても大丈夫なパンチでも、世界ではそれが命取りになるでしょうから。
ただ、この試合では、もう大場は日本タイトルでは飽き足らなくなっているのかな、という印象も持ちました。
何か、いまひとつ気持ちが乗っていないような感が...まあ、傍目の勝手な感想に過ぎないですが。
もしそうならば、さらに大きな試合で、ノリの良い天才大場の才能が爆発することに期待できるかもしれません。
速く長い左ジャブ、抜群の防御勘、ダイナミックなフットワーク、命中率の高いダイレクトの右、
相手に深いダメージを与えうる左右のボディブロー...大場には他のボクサーにない数々の武器があります。
これらの良さを、無理なく、存分に生かして闘えれば、世界王座も決して遠くはありません。
大場の今後には期待と不安が共にありますが、それもまた、ファンとしては楽しみなことですね。