ということで録画を見終えました。
まず、粟生隆寛はエリオ・ロハスに敗れ初防衛ならず。残念無念です。
1Rは両者中間距離でジャブ、ストレートを目で外し合う、ハイレベルな偵察戦で、
粟生のセンスの良さも充分出ていて、軽いパンチで2、3発触られただけ、という立ち上がり。
こりゃ2R以降楽しみやなぁ、粟生は世界レベルでもセンスあるなー、と思っていたら、
2R以降、ロハスが広いスタンスで距離を取り、長いストレートパンチ(タッチ?)で
粟生を突き放し、さばく展開に徹します。
粟生はこのロハスのボクシングを攻略できませんでした。
4R後の途中採点発表までは妙に強気だった実況解説を尻目に、
ロハスがどんどんポイントを積み上げていきます。
7R、左アッパー、右フックのヒットで粟生が圧倒、しかしもうひとつの攻め、詰めに欠ける。
この辺はラリオスとの初戦を思い出す展開でした。
9Rも左フック一発、明らかに効いたのですがまた一押し出来ず。
10R以降、ロハスは足が止まるが、上体を前傾させる構えに変えて、なんとか距離を確保。
粟生攻めあぐみのまま試合が終わりました。
私の採点は117-111。採点上は明白に負けていた試合でした。
アマ歴豊富なロハス、当てる巧さは抜群で、自分のリーチ、体格をフルに生かして闘いました。
しかし、打たれて効いた場面で、結構露骨なホールドをしたのに、レフェリーがなかなか分けない幸運に恵まれた上、
減点を取られないようにローブローにバッティング、ヘッドブラッシュといった反則の「出し時」もよく考えていました。
良くも悪くも巧みで、己を知る者のインテリジェンス...というか、ずる賢さ全開の闘いぶりでした。
粟生は、せっかく強化したはずの右リードをもっと出して、威力のある左ストレートで釣り、
右フックでカウンターを取り、左ボディアッパーで痛めつけたかったですね。
どうも、1Rに気持ちよく探り合いを終えてしまって、2R以降のロハスに対応出来なかった感じです。
強敵というより難敵に負けた粟生、ラリオスとの2試合と同じく、好機での追撃にも課題を残しました。
しかし若くして「元チャンピオン」になってしまった不本意と共に、世界戦3試合を経て、
それまでとは違う自信をも手にしたと思います。今後に期待したいです。
で、神戸の長谷川穂積vsロチャですが、またしても...でした。
両者が構えた瞬間、ロチャが自分から仕掛けることなく、待って立ち上がったのには「?」でした。
長谷川が最初から自分のリズム、ペースで、まるでスパーリングでもやるかのようにジャブを飛ばし、
速い左ストレートで効かせ、そのあとは左ストレートで釣って、返しの右フックという、お得意のKOパターン。
ロチャ、立ち上がるがふらふらで、続行させるか、と驚きでしたが...長谷川の連打で試合終了となりました。
しかし長谷川穂積、強すぎますね。今朝の記事で相手の順位がどうこうとか書きましたけど、
この強さ、鮮やかさはまたそういう話とは別次元のものです。何せ最近、世界戦4試合で6ラウンズしかやってません。
若手の頃から見ていて「神戸に天才がおる」と言い散らかしてましたが、こういう選手になるとは、全く思っていなかったですね(^^;)
期待の海外進出については、粟生が敗れたこともあり、また対戦を噂されたビック・ダルチニアンも敗れて、
またしても具体性のある話は消えたというところでしょうか。
怖いほどの切れ味と、減量苦との折り合いがギリギリのところでついているのが今の状態かとも思いますし、
上のクラスへの転級も再三口にしているので、そういう方向の話もあってほしいです。
現実的には難しいのでしょうが、西岡利晃との対戦なども、あっていいんじゃないでしょうか。
ローマン・ゴンサレスvs高山勝成戦はハイライトで流れました。
強敵相手に果敢に挑んだ高山ですが、かなり打たれていたようですし、スコアも大差がついていて、どうやら完敗を喫したようです。
この試合、出来れば結果知らずにフルに見たかったですね...。
世界戦3試合(ハイライトもありましたが)、とりあえずしっかり見られて、楽しみました。
しかし日テレの番組作り、ちょっと批判しておきたいですね。
まず粟生vsロハス戦、4Rまでの粟生優勢とでも言わんばかりの放送席、いくらなんでも無理がありすぎます。
あれだけクリーンヒットの差があるのに、それを視聴者に伝えず、途中採点発表後、慌てて主張?を変える様、
見苦しいやら可笑しいやら、言っちゃなんですがTBSと変わらんな、という感じでしたね。
そしてこれまたTBS風だったのが、長谷川のKOハイライトを使った時間潰しです。
ああ、長谷川また序盤で倒したな、と容易に想像出来てしまうわけで、興ざめもいいところ。
視聴率稼ぎのためには致し方ない番組編成なのかも知れませんが、そのためスポーツ観戦の醍醐味を犠牲にしないでもらいたいです。
あと、西岡利晃のKOシーン、ただの一度たりとも流れず!
実はこれが一番許し難いですね。ちょっとした隙間に挟み込めば良いようなものですが。
私はかなり本気で怒っているぞー( ̄○ ̄)/
まず、粟生隆寛はエリオ・ロハスに敗れ初防衛ならず。残念無念です。
1Rは両者中間距離でジャブ、ストレートを目で外し合う、ハイレベルな偵察戦で、
粟生のセンスの良さも充分出ていて、軽いパンチで2、3発触られただけ、という立ち上がり。
こりゃ2R以降楽しみやなぁ、粟生は世界レベルでもセンスあるなー、と思っていたら、
2R以降、ロハスが広いスタンスで距離を取り、長いストレートパンチ(タッチ?)で
粟生を突き放し、さばく展開に徹します。
粟生はこのロハスのボクシングを攻略できませんでした。
4R後の途中採点発表までは妙に強気だった実況解説を尻目に、
ロハスがどんどんポイントを積み上げていきます。
7R、左アッパー、右フックのヒットで粟生が圧倒、しかしもうひとつの攻め、詰めに欠ける。
この辺はラリオスとの初戦を思い出す展開でした。
9Rも左フック一発、明らかに効いたのですがまた一押し出来ず。
10R以降、ロハスは足が止まるが、上体を前傾させる構えに変えて、なんとか距離を確保。
粟生攻めあぐみのまま試合が終わりました。
私の採点は117-111。採点上は明白に負けていた試合でした。
アマ歴豊富なロハス、当てる巧さは抜群で、自分のリーチ、体格をフルに生かして闘いました。
しかし、打たれて効いた場面で、結構露骨なホールドをしたのに、レフェリーがなかなか分けない幸運に恵まれた上、
減点を取られないようにローブローにバッティング、ヘッドブラッシュといった反則の「出し時」もよく考えていました。
良くも悪くも巧みで、己を知る者のインテリジェンス...というか、ずる賢さ全開の闘いぶりでした。
粟生は、せっかく強化したはずの右リードをもっと出して、威力のある左ストレートで釣り、
右フックでカウンターを取り、左ボディアッパーで痛めつけたかったですね。
どうも、1Rに気持ちよく探り合いを終えてしまって、2R以降のロハスに対応出来なかった感じです。
強敵というより難敵に負けた粟生、ラリオスとの2試合と同じく、好機での追撃にも課題を残しました。
しかし若くして「元チャンピオン」になってしまった不本意と共に、世界戦3試合を経て、
それまでとは違う自信をも手にしたと思います。今後に期待したいです。
で、神戸の長谷川穂積vsロチャですが、またしても...でした。
両者が構えた瞬間、ロチャが自分から仕掛けることなく、待って立ち上がったのには「?」でした。
長谷川が最初から自分のリズム、ペースで、まるでスパーリングでもやるかのようにジャブを飛ばし、
速い左ストレートで効かせ、そのあとは左ストレートで釣って、返しの右フックという、お得意のKOパターン。
ロチャ、立ち上がるがふらふらで、続行させるか、と驚きでしたが...長谷川の連打で試合終了となりました。
しかし長谷川穂積、強すぎますね。今朝の記事で相手の順位がどうこうとか書きましたけど、
この強さ、鮮やかさはまたそういう話とは別次元のものです。何せ最近、世界戦4試合で6ラウンズしかやってません。
若手の頃から見ていて「神戸に天才がおる」と言い散らかしてましたが、こういう選手になるとは、全く思っていなかったですね(^^;)
期待の海外進出については、粟生が敗れたこともあり、また対戦を噂されたビック・ダルチニアンも敗れて、
またしても具体性のある話は消えたというところでしょうか。
怖いほどの切れ味と、減量苦との折り合いがギリギリのところでついているのが今の状態かとも思いますし、
上のクラスへの転級も再三口にしているので、そういう方向の話もあってほしいです。
現実的には難しいのでしょうが、西岡利晃との対戦なども、あっていいんじゃないでしょうか。
ローマン・ゴンサレスvs高山勝成戦はハイライトで流れました。
強敵相手に果敢に挑んだ高山ですが、かなり打たれていたようですし、スコアも大差がついていて、どうやら完敗を喫したようです。
この試合、出来れば結果知らずにフルに見たかったですね...。
世界戦3試合(ハイライトもありましたが)、とりあえずしっかり見られて、楽しみました。
しかし日テレの番組作り、ちょっと批判しておきたいですね。
まず粟生vsロハス戦、4Rまでの粟生優勢とでも言わんばかりの放送席、いくらなんでも無理がありすぎます。
あれだけクリーンヒットの差があるのに、それを視聴者に伝えず、途中採点発表後、慌てて主張?を変える様、
見苦しいやら可笑しいやら、言っちゃなんですがTBSと変わらんな、という感じでしたね。
そしてこれまたTBS風だったのが、長谷川のKOハイライトを使った時間潰しです。
ああ、長谷川また序盤で倒したな、と容易に想像出来てしまうわけで、興ざめもいいところ。
視聴率稼ぎのためには致し方ない番組編成なのかも知れませんが、そのためスポーツ観戦の醍醐味を犠牲にしないでもらいたいです。
あと、西岡利晃のKOシーン、ただの一度たりとも流れず!
実はこれが一番許し難いですね。ちょっとした隙間に挟み込めば良いようなものですが。
私はかなり本気で怒っているぞー( ̄○ ̄)/