さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

見事な2戦目

2009-07-29 00:38:08 | 井岡一翔
井岡一翔、プロ2戦目は松本博志に2回KO勝ち。
youtubeにて、映像を見ることが出来ました。

相手の松本は、先の試合で比国遠征をし、ホープと言われるデンバー・クエリョにKO負け。
とはいえ、あのローマン・ゴンサレス相手に判定まで粘ったり、10年前にはWBA暫定王者の
ソンクラーム・ポーパオインを破ったりと、歴戦のベテランとして知られます。
デビュー戦ではタイ人を圧倒した井岡ですが、闘志に満ちたベテラン相手に、
早くもその真価を問われる、厳しい試合を組んだものだと思っていました。

しかし試合は見た映像の限りではワンサイドマッチだったようです。
井岡は脇を開けてグローブを前に出し、サウスポーの松本を右から攻めるため、
身体が正面を相手にさらしかけるような形になるのですが、松本の反撃を躱しては
フック気味の右からリードして、正確に強いパンチを当てて行きました。

2回終盤、アッパーからフックと右が決まり、松本がよろめいてダウン。
かなりダメージがあったようで、続行しましたが少し打たれただけでレフェリーストップ。
まさか、一方的に寄せ付けない感じで勝つとは思っていなかったので、驚きでした。

背格好は叔父さんによく似ていますし、脇をゆったり構えるとこもそっくりです。
しかし叔父さんとは違い、自分から前に出て、強いパンチをどんどん出して、
積極的に攻め込む形の試合運びをします。
この試合ではサウスポー相手だったせいか、左ではなく右がリードになる形でしたが、
いきなりの右やアッパーを、かなりの精度で当てていて、パンチ力もけっこうあるようでした。

デビュー戦のタイ人との試合は、正直、ピンと来なかったんですが、今回は相手も相手、
見事な内容と結果に感心しました。

今後は防御面がどうか、というところです。
2戦しかしてないから当たり前なんですが、自分が攻める展開の試合しか経験していません。
まして、3戦目で日本とか世界ランカーとか、新聞によるとそれこそ5戦目で世界とか、
まあ話題作り(古いパターンや、とは思いますが)が必要だから言っているんでしょうが...。

しかし、そういう話はさておいて、かなり楽しみな選手だと思います。
本物の真っ当な大器が、それにふさわしいキャリアを経て大成してくれるかどうか、
大いに期待したいと思います(^^)

コメント (2)
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