ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

柴田トヨさんの詩集

2010年09月16日 | 新聞から

         「黒法師」  チョコレート色です    ご近所で   (10-4-23)



何時もは図書館で借りているのですが、久しぶりにお金を出して本を買いまし
た。柴田トヨさんの詩集です。テレビで紹介された時に知りました。「あ~良い
な~」と思って、早速買いました。

柴田トヨさんは、98歳だそうです。凄いですね。それまで日本舞踊を楽しん
で居られたのですが腰を痛めて出来なくなりました。一人の生活(20年だそ
うです)に倦んでいるとき、若い時から読書が好きだったことを知っている息
子さんが「詩」を書くことを薦めたそうです。

産経新聞の「朝の詩」に投稿するようになり、注目を集めました。とても優しい
言葉で綴られているのですが、その詩には経験から来る裏づけの重さがあり
ます。あまりにも的を得ていて、涙が流れることもあります。「70過ぎて体がえ
らい」なんて言っていた自分が恥ずかしい。トヨさんを目指して、前を向いて生
きていこうと言う気になっています。

2編の詩を選んでみました。それぞれの感性で読んでみてください。何か心に
響くものがあるはずです。


「くじけないで」

ねぇ 不幸だなんて
溜息をつかないで

陽射しやそよ風は
えこひいきしない

夢は
平等に見られるよ

私 辛いことが
あったけど
生きていてよかった

あなたもくじけずに               (平成20年4月)

「朝はくる」

一人で生きていく
と 決めた時から
強い女性になったの
でも 大勢の人が
手をさしのべてくれた
素直に甘えることも
勇気だと わかったわ

(私は不幸せ……)
溜息をついている貴方
朝は必ずやってくる

朝日も
さしてくる筈よ                   (平成21年10月)








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