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「黒法師」 チョコレート色です ご近所で (10-4-23)
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何時もは図書館で借りているのですが、久しぶりにお金を出して本を買いまし
た。柴田トヨさんの詩集です。テレビで紹介された時に知りました。「あ~良い
な~」と思って、早速買いました。
柴田トヨさんは、98歳だそうです。凄いですね。それまで日本舞踊を楽しん
で居られたのですが腰を痛めて出来なくなりました。一人の生活(20年だそ
うです)に倦んでいるとき、若い時から読書が好きだったことを知っている息
子さんが「詩」を書くことを薦めたそうです。
産経新聞の「朝の詩」に投稿するようになり、注目を集めました。とても優しい
言葉で綴られているのですが、その詩には経験から来る裏づけの重さがあり
ます。あまりにも的を得ていて、涙が流れることもあります。「70過ぎて体がえ
らい」なんて言っていた自分が恥ずかしい。トヨさんを目指して、前を向いて生
きていこうと言う気になっています。
2編の詩を選んでみました。それぞれの感性で読んでみてください。何か心に
響くものがあるはずです。
「くじけないで」
ねぇ 不幸だなんて
溜息をつかないで
陽射しやそよ風は
えこひいきしない
夢は
平等に見られるよ
私 辛いことが
あったけど
生きていてよかった
あなたもくじけずに (平成20年4月)
「朝はくる」
一人で生きていく
と 決めた時から
強い女性になったの
でも 大勢の人が
手をさしのべてくれた
素直に甘えることも
勇気だと わかったわ
(私は不幸せ……)
溜息をついている貴方
朝は必ずやってくる
朝日も
さしてくる筈よ (平成21年10月)
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