「花トラノオ」 今年は周りの白シランに負けて 少なかった (10-7-3)
菅さんが圧勝しました。「政治と金」問題で小澤さんは嫌! と思いましたが、
だからと言って菅さんがいいと思っているわけではありません。
菅さんになったらなったで、又悩ましいことが一杯あります。何年か前の頃の
ように、政治に無関心でいたら、どんなに気が楽だったろうと思います。でも
目覚めてしまったものは元には戻せません。どうかどうか、新しい組閣は横滑
りとか、留任とかしないで、思い切って刷新して欲しいと願っています。そうす
れば軌道修正も出来るのではないかと希望が見えるのですが。間違っても法
務大臣留任なんて事がありませんように…。
今日から、尼崎市議会が始まりました。新聞にも載りましたように、白井市長
が11月の市長選には出ない、勇退?すると言う話です。正式な発表ではあり
ませんが、その正式な発表の場は市議会場であろうと思っています。
だから私は行ってきました。白井市長の生の声で、自分の耳で退任の弁を聞
きたいと思ったからです。会場は何時もの通り市民の姿は少なく、半分は報
道陣らしき人々でした。
議会場と言うところは決して私にとって、居心地のいいところではありません。
しかし、白井市長を応援してきた、詰が来ました。それを自分の目で確り見た
いと思っています。そうすることが、言葉ではいえない、私の「8年間ありがと
うございました」と言う気持ちの表れだと思っています。
今日は報道の方も私も空振りに終わりました。でも明日も通います。自分のお
礼の気持ちを表すのは、今この時をおいてないと思うからです。
IN 桐野夏生
「OUT」から12年後の「IN」だそうです。今年は桐生夏生さんの本は2冊目で
す。2月に「女神記」そして今回です。去年の6月には「東京島」を読みました。
もうじき映画になってが上映されるようです。
「IN]この新しい本を手にして読むと、今まで読んだことのない世界がそこに広
がっています。桐生さんの頭の中はどんなになっているのでしょうね?
「IN」と言うのは、英語の「中」と言う意味だと思っておりました。ところが「IN」
は各章毎に「いん」と読む字「淫」「隠」「因」「陰」「姻」そして「IN」と言う風に
トータル的には流れていく一つの物語の文章なのです。
緑川末来男という流行作家がいます。その人が妻と愛人を題材に「無垢人」と
言う小説を発表します。その出版を契機に、妻も児童書を書き、分かれた愛人
も作家となり「新人賞」を貰います。
「無垢人」の小説を実話と感じて、調査し書こうとしている女性作家が居ます。
その作家にも編集者の愛人がいます。この過去と現在の二つの不倫愛をオ
ーバーラップさせつつ文章は進んでいきます。
二つの不倫愛の結末はどちらも「別れ」で終わります。
この小説は島尾敏雄の「死の棘」を下敷きにしていると書かれていました。「死
の棘?」読んだような気がして、本棚を探してみました。ありました。でも内容
はすっかり忘れております。昭和52年、30年以上も前に読んでいます。
「死の棘」は今はぜんぜん見なくなりましたがカヴァー・サックに入っていまし
た。活字は2段組みの 恐ろしいほど小さな活字です。こんな本を眼鏡なしで読
んでいたのですから、若かったのです。40歳の時のようです。
「ブルー・デージー」 一時消えかけていたのですが 今年は沢山咲きました