ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

お盆

2007年08月11日 | 今日この頃
              花虎ノ尾
      白花もあるそうですが見たことがありません

サウナの中にいるような感じ、暑い! 我が兵庫県の豊岡では観測史上最高38.6度ですって。忘れたけれど、新しい気象用語が今日出来たそうですよ。今までの言葉の定義では表せない温度になったってことでしょう。

二階のラジカセが変な音を出すと思ったら、きな臭い臭いと煙が出てきました。台所のラジカセを二階に移動したけど、朝ラジオ聞こうとしたら無いのよね。何時もある音が無いと言うのも何となく淋しいので、今日ヨドバシカメラで、貯めていたポイントを使って卓上ラジオを買ってきました。テレビの音が入らなければ、驚くほど易いのですが、カセットは要らないがTV音ぐらい入ったほうが良いと思い、少し上等を買いました。

明後日、お坊さんが来られるのでお供えを買いに大阪に出ました。デパチカだけ行ったのですが、ものすごい人出でした。皆さんお供えや、お土産を買いに来ておられて、荷物もちのお父さんたちは壁にもたれてぼ~と人波を眺めながら、奥さんの買い物が済むのを待っていいる方もいました。

例年なら次男からのお中元(主人にはアルコール、私には甘いもの)をお供えにしていたんです。所が今年は生ものだった為、お供えに使えず買いに行くはめになりました。

祥月命日には仏様の好きな鹿児島のお菓子を取り寄せるのですが、お盆は生き仏様の私の食べたいものを、今まで食べた事の無いようなものを買いました。「これは・・・の限定品で」なんていわれるとついつい買ってしまいます。このお供えを食べ続ければ間違いなく体重増加です。甘い和菓子やクッキー類ですもの。いいじゃないですか、仏様のお下がりですもの、とか何とか甘いものに目の無い私です。

13日はお坊さんを待つことで日が暮れます。来られても、あっという間に拝んで帰られます。月参りの1/10ぐらいの時間でしょうか。でも今のお坊さんは自動車での移動ですから余り暑くは無いでしょうね。ただ路上駐車が出来ないので、駐車場に入れられます。

もう何百回もお経を聞いているのですが、所々は覚えていますが全然あげられません。ただ年を取りますと、念仏の意味を知りたくなるのです。そのことを言いましたら、先日、若いお坊さん達で本を作ったからといってくださいました。まだ読んでないんですよね。ありがたいとは思うのですが、仏教の世界の事はお説教の方が解るような気がするんですけど。

お坊さんは(我家の次男と同い年)今、京都の仏教大学にも通っているそうです。大学も少子化の影響で、一般社会の生涯教育にも力を入れだしたそうです。若い頃は仕事一点張りでも、時間が出来るとフッと、宗教とは?って知りたいな~と思う人も出てくるでしょうね。大方が一般人だそうです。折角寿命が延びたんですから、夫々が学びたい事を学べる環境を作っていただければ楽しい老後が送れます。人との出会いも待っていますし、家で1人引っ込んでいる生活なんて詰りませんよね。

私は「枕草子」をもう一度勉強したいのですが、対極にある「源氏物語」は近くの大学でもあるのですが「枕草子」は無いんですよね。来年は「源氏物語」1000年だそうですから、益々色んな講座があると思うのですが・・・。「源氏物語」は紫式部が此処で書きましたといわれている部屋が石山寺にありますが、さて、清少納言は何処で「枕草子」を書いたのでしょうか?

清少納言は平安時代の人で、紫式部、武蔵坊弁慶、安倍清明も同時代の人、さて平安時代とは何年続いた? 歴史嫌いが今に響く・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「近居」と言う言葉

2007年08月10日 | 新聞から
             アプチロン
        欲しかった花でバーゲンで3本組
      去年買ったのに 残ったのはこの一本だけ

暑い甲子園で熱い戦いが続いています。この時こそ、郷土愛が掘り起こされる時。私も普段は何とも思わないのに「兵庫県」を意識している。故郷を遠く離れている方は、出場校の先輩ではなくとも、「同県人」であると言うだけで、和気藹々と応援しておられるのではないでしょうか。まして出身校ともなれば、あっちでも「やぁ!やぁ!」こっちでも「やぁ~やぁ~」とアルプス同窓会で盛り上がっているのではないでしょうか。

金光大阪(大阪代表)が神村学園(鹿児島)に負けました。初めはリードしていたのにね。大阪は近畿の仲間だし、鹿児島には本籍を置いているし、複雑です。

鹿児島と言えばお盆を故郷でと言う人が多い地方だと思うのですが、遠いから、一家で帰省という事になれば大変な出費ですね。お正月に帰れない人でもお盆には帰省するでしょう。じぃ~じ、ばぁ~ばが首を長~くして待っています。帰って、ご自身が子供に返ってください。親にとって子供は幾つになっても子供なんよ。

帰省と言えば、私は姑と同居だったので、帰省する兄弟を迎える側だった。だから帰省ラッシュは知らなかったのだが、広島への家族旅行の帰路がそのラッシュに乗り込んで仕舞った。その凄さ忘れられません。指定席なんて買えませんし。次の電車にしようなんて、悠長な事を言っていられない人の列。子供が押しつぶされないように夫婦間に挟んでいるのが精一杯。体の向きを変えることも出来ない。

小さい男の子が「オシッコがしたい」とぐずっていますが、親は身動きできないので「我慢しなさい」と言っている。子供がきくわけが無い。気転を利かせた男性の発案で、男の子を持ち上げて手から手へとリレーで送り始めた。到着したトイレまで人が入っている。男の子も心細いより「オシッコ」に勝てなかったのだろう、親の方を見て、不安そうでしたが手から手に運ばれていきました。「帰省ラッシュ」と言う言葉を聞くとこの光景を思い出します。あの男の子ももう人の親になっている年頃です。

帰省ラッシュが緩和される時代も近いかもしれない。

親の近くに住む若い夫婦が増えているそうです。「近居」って言うんだそうです。『20代の2/3、30代前半の6割が親と「30分以内」の所に住んでいるそうです。この世代は親が介護を必要としているケースが少なく、若い世代は同居より別居を、別居であれば親から便宜を受け易い近居別居を選ぶ傾向にあるようだ』

物騒な世の中になり、去年までは幼稚園の先生が集合場所を巡りながら子供を預かって通園していたが、息子達の通った幼稚園でも、幼稚園への送り迎えは保護者がすることになった。だからお隣のはなちゃんもお母さんがいけないときは別居しているじぃ~じがその役を引き受けることになっていると、実に嬉しそうにじぃじが私に話して呉れた。

NECでは平成17年7月に社員と親で育児を分担する為に近居へ転居する場合、50万円を上限に転居費用を補助する制度を新設した。社員が親の近くに引っ越しても、親が社員の近くに引っ越しても、どちらも可能。でも引越料ってそんなに掛かるものなのですか?結婚以来、同じ場所に住み続けている私にとっては吃驚する金額である。

何はともあれ、若夫婦も安心して共稼ぎが出来るし、老夫婦にとっても孫の成長を目の当たりに出来るのです、「近居」が増えて、孫を挟んで双方ニコニコの関係になればこんな楽しい人生は無い。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病気にならない人は知っている

2007年08月09日 | 読みました
        ベコニア・オレンジルブラ(雌花)
         今年は花を沢山つけました
         そのかわり一房が小さいです

しげこさんから、絵画展のご案内をいただいたので行って来ました。期間がお盆の間ですので、行けなくなるかもと思い初日の今日行きました。

まだ習い始めてそんなに年月がたっておられないのに、何となくお上手だろうと思っていましたが、本当に上手だったので吃驚しました。几帳面すぎるくらい几帳面な方ですが、やはりそれは絵に表れていました。

勿論、先生の手が入っていると思うのですが、皆さんそれなりにお上手でした。絵を描きたいのに描けない、絵心の無い私は羨ましいな~と思いました。

しげこさんは私の洋裁の先生でした。週に一度お宅にお邪魔して、もう1人の友人と習っていました。お孫さんのお宮参りの服もお手製と聞いています。

          ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

          病気にならない人は知っている
        ケヴィン・トルドー   黒田眞知訳

作者は『1963年生まれ。消費者保護の立場で戦う活動家として全米で知られている。幼いころから新聞配達や雪かきでなどで生活費を稼ぎ、大学には進学せず、車のセールスなどで生計を立てる。20歳代に財を成すも、いくつかの挫折を経験し、その反省から健康と医療に対する強い信念と共に再出発する。インフォマーシャルと言うテレビを使った番組による商品販売で大成功を収めるが、その一方で彼の提案する「自然治癒」の方法や関連商品が、巨大企業の不利益をもたらすとして、政府機関や巨大企業の嘘を暴く急先鋒として、全米で圧倒的な支持を受けている』

私は医師でも薬剤師でもない。医療については全くの素人であると初めに書いている。『この本の目的は、現代の社会で、ちまたにあふれる健康に関する広告、宣伝、あるいは常識とされるものが、必ずしも事実では無い事、あるいは業界が意図的に流しているものであることを読者に認識してもらう事である』とあります。

『人間は本来、無病で健康である』私もそう思います。そして病におかされた時、それを直そうとする「自然治癒力」のあることも信じている。しかしこの本を読んで特に食べ物「水道水を飲むな。豚肉は食べるな。添加物の入ったものは食べるな」等、とても守りきれない。病気にはなりたくないけれど、さりとてこの本に書かれて居る事を実行しようとすれば、とてつもない時間とお金が掛かると思われる。

本を読んで「こんな考えもあるんだ。だけど全部はできないな~。ま~、気には留めておきましょう」となるようになるさと考える私の様な人間はいいが、「病気をしないためには、書いてある事を実行しなければならないんだ」と神経質に考えてしまう人が読めば「どうしよう、そうしよう」とパニックに陥るのではないかと心配する。のんびり屋の私でも一瞬だが「あ~、どうしよう」と思ってしまったもの。

病状が手遅れでない状態の人は直ぐに薬を飲むことを止めよと言う。全ての薬には副作用(毒)があるし、製薬会社を喜ばせるだけだとも言う。

しかし、医師から貰った薬を自分で判断して、なるべく飲まないようには心掛けている。それは「自然治癒力」を信じているから。でも全く止めることは出来ない。

結果として、なるべく無農薬のものを口にし、運動をし、病を治してくれると信じてできるだけ短期間薬を飲む生活を続けるしかない、と言う事をこの本から反面教師的に教わった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島焼き

2007年08月08日 | 一寸そこまで
         原爆慰霊碑とドーム

広島行きにはもう一つ初体験したいものがあった。「広島焼き」である。テレビでキャベツてんこ盛りの姿を見て、「何?」それから如何調理するかに興味があった。

「お好み横丁」と言うのがあって、お好み焼き屋がずらりと並んでいるらしい。先ずネットで調べてみた、お好み横丁は凄い争奪戦だと書いてあった。そういうところに行くのは余り好きではないのでパスすることにした。調べている内に「チャット」と言うのでしょうか、関西のお好み焼きと、広島のお好み焼きのファンがいて、夫々一番美味しいと譲らない。其処に東京のもんじゃ焼きも仲間に入れてと入ってくる。その会話の中で「広島駅ビルの麗ちゃん」と言うお店の事が出てきた。関西の人ももう一度食べたいと言う。此処に決めた!

美味しいという言葉を信じたし、第一わざわざ寄り道しなくてすむことが気に入った。平和祈念式に出たくて行くのですが、それが済むとさっさと帰りたいのです。
暑いのが苦手なんです。幸いな事に午前中は曇っていて帽子もいらないくらいでした。午後からは強い太陽が照りつけてきた。

何故広島に投下したのか、候補地は広島、長崎、小倉、京都だったが、最終的に京都は外し新潟が候補になった。あくまでも広島が第一候補(軍の師団があったから)であり、原爆の投下状態を良く知るために、広島市内への空襲は5月から一切中止したそうだ。大都会で空襲の無かったのは広島だけ。広島の人は、数ヶ月静かな日常を過ごしていた。其処に突然の原子爆弾である。

私が一番心打たれたのは、市民の方の書かれた絵の一つである。その人は投下時は12歳、絵にしたのは69歳の時だ。瓦礫の中に骸骨がぬ~と立っている。彼の言葉『叔父と一緒に叔母のいる自宅の焼け跡に行く。勝手口付近で「あっ、ああー」と立ち止まる。言葉が無い。目にしたのは立ったまま白骨化した姿であった。叔父は「おおっ、熱かったろう。許せ、ゆるしてくれ」と大粒の涙が。叔父がそっと両手で頭蓋骨を持とうとすると、突然バラバラバラ・・・と崩れ落ちた』

叔母さんは待っていたんでしょう。見つけてくれるのを、解り易い形で。それが崩れもせず、たっていたというのが一瞬の強い光で骨だけを残してこの姿にしたのだと思うと、凄く悲しい。

折鶴の塔は数年前、大学生が火をつけ14万羽消失した。今は塔の中には数連だけで、他は小さなガラスのボックス(公衆電話ボックスの様な)が幾つもありその中に納められている。

夏の盛りゆえ、暑さが苦手な私にはとても1回では回りきれない。又機会があれば「被爆体験記朗読会」にもう一度参加したいと思っている。

「広島焼き」に戻る。「麗ちゃん」に行くと決めて、昼食を抜いてあちこち巡った。「麗ちゃん」について驚いた。昼食時間はとっくに済んでいるのに、行列である。私達が食べて店を出る時にも行列は続いていた。指定された席がカウンターだったので、待つ間も目の前で作り方を見せてもらった。

関西のお好み焼きとは全く違うものである。先ず鉄板にクレープより薄くといた粉を延ばす、その上にキャベツともやしもどっかり、円錐形に載せる。その上にお好みの具をかぶせる。ひっくり返す。ぎゅうぎゅう抑える。出来上がりを二つ折りにする。4つに切てソースをぬる。関西で言うモダン焼きは、そば玉をその場で茹でて使う、だからネチャット絡みついている。

どちらが美味しいか?全然別の食べ物なので比べようが無い。生まれ育った土地のものが良いとお互いに思うのではないだろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島平和記念式典

2007年08月07日 | 一寸そこまで
             原爆ドーム
           訪れる人もまばら
         ドームは静かに立っていた
      もし、地震がきたら? どうなるの・・・

前の晩は早寝をして、ブログもお休みして、6日の一番で広島に向かった。平和公園に於ける平和記念式典に出たいと思っていた。「祈りの場」に身を置きたいと思っていた。長男が毎年行っているので来年は私も連れて行ってと頼んであった。あっという間にその日が来た。

6時のひかりに乗って広島に着いたのが7時半、駅前から市電で(安いよ150円)20分ほどで会場に着いた。大勢の人である。色んなチラシを配っている、目に付くものは全て頂いた。

初めて目に飛び込んできたのが、大きな旗?(プラカードとは言わないだろう)を左右2人で持っている。その2人を含め、後に続く人はヘルメット?を被り、覆面をしている。遙か昔に見たスタイル。その前に警官が5.6人対峙している。双方とも無言である。危険性はない感じだが、こうして現地に来て見ないと知らなかった場面である。

布には「8・6広島反戦闘争 解放派」「原爆犠牲者の「英霊」化を許すな」他7.8個のスローガンの赤、青の文字が躍っている。

原爆犠牲者を「英霊」と名付けようと言う動きがあるのでしょうか?そんなことはありえないと思っています。この式典は、寸時にして亡くなった、それこそ自分が何によって死んでゆくのかも知らなかった原爆犠牲者の霊を慰める為だと思っています。余りにも大勢で、世界で始めての爆弾、決して二度と使ってはならないと言うことのアピールも合わせての式典だと思うのです。

8時15分、原子爆弾投下時刻に合わせて黙祷が行われました。そのとき遙か向こうの方で言葉は理解できないが、黙祷のしじまを破ってシュプレヒコールが聞こえてきました。あの覆面の面々かな~と思いました。

式次第も広島市長の「平和宣言」も子供代表の「平和への誓い」もそして式典終了後歌う「ひろしま平和の歌」も印刷された冊子、その中には平和への祈りを込めて鶴を折る為の小さな金紙が添えられていました。

平和の放鳩の時、市長の平和宣言を聞きながら、鶴を折っていましたので、もう少しで見逃すところでした。式典は無事終わりました。最後に「ひろしま平和の歌」を皆で歌います。私も歌いました。次はこういうメロディーではないかと、初めてなんですが何となく歌えてしまったんです。歌っていいな~、人の心を一つにすると思いました。

広島平和記念資料館(原爆記念館の名は変わっていた)に行きました。息子達が小学生の頃一度来ましたが、それから建て直され、又アメリカから沢山の資料が返されて来たとも聞いています。式典の後ゆえ沢山の人でした。映像と模型も沢山あり、とてもわかりやすくなっていました。ボランティアの方も沢山居られ、あちこちで説明をしておられました。私は音声ガイドを借りて、じっくりと見せていただきました。メインのもの(焼け焦げた弁当箱とか洋服)解説は吉永さゆりさんの声でした。

もう一つの資料館「国立広島原爆死没者追悼平和記念館」では「被爆体験記朗読会」が開かれていました。きずくのが遅く15分しか聞けませんでした。次までは1時間の待ち時間なので諦めました。

その朗読も全て印刷してあります。朗読終了後「今日はお聞きいただきましたが、家に帰られましたら、もう一度ご自分で声に出して読んでみて下さい。黙読と音読では違うと思います。声に出して読む事によって、書いた人の心がより伝わると思います」

小学生達にも読めるように、全ての漢字にルビがふってありました。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだ「脳のお話」

2007年08月04日 | テレビから
        ベコニア・オレンジルブラの雄花
           葉は斑入りできれい
        垂れ下がるので吊り鉢にも良い

午前中ですが、30分かけてジムまで歩きますと、着ているものは脱ぎ難いほど汗でぐっしょり濡れています。ストレッチで小汗をかいて、サウナで又かいて、でも痩せません。出た汗の倍以上お水を飲むからでしょうか、帰りに買い物をして家に帰れば、もう家から一歩も出る気なし。ソファーに寝転んで本を読んだり、うとうとしたり、昔は本を読みながらうとうとするなんてことは一切無かったのに、この頃はお決まりのコースになりました。

昨日は若い人の頭についてでしたが、高齢者についても少し触れておられます。『高齢者介護施設の協力を得て、軽度の痴呆を伴う施設入居者を対象に読み書き計算の基礎学習を行わせて、対象者の日常生活動作や前頭機能にどの様な変化を生じるかを検討初めています。最新の脳科学研究から得られた仮説が、実際に高齢者の脳の健康を維持・増進する事に有用である事を証明して行こうと考えています』

『読書や計算が非常に効率的に脳、特に一番大切な前頭前野を活性化することから、たとえば毎日、新聞を小さな声で音読するなどの工夫が、高齢者の脳機能の低下をふせぎぐ、非常に簡便かつ有効な方法になるのではないかとも考えており、私達はこれを脳のウエルネス運動として提唱をしていきます』

今、老人のボケ防止として、塗り絵が流行っているようです。ふみこさんもお母様にボケ防止のために塗り絵をしてもらっていると、世間の話題に上るず~と前に聞かされました。

又、自閉症を初めとする認知発達障害を持つ子供達にも関係団体の協力を得て、基礎学習を行った結果は少しですが良い方向に進む兆しがあったといいます。

「高齢者とのかかわり考える」と題して17歳の女の子が書いていました。

『高齢化が進む中、これからの社会で、若者はどの様に高齢者と深くかかわっていくべきなのだろうかと考える事がある。そこで私は先日、友人と2人で特別養護老人ホームを訪問した。お年寄りを前に紙芝居や手品を披露し、お年寄りにも馴染みのある歌をうたった。そして、高齢者でも食べ易いように工夫した手作りの和菓子をプレゼントし、最後に1人ずつ握手をしました。お年寄りの皆さんが、一生懸命になって、私達の話に耳を傾けてくれている姿が印象的で、とても嬉しかった。そして、あれほど心のこもった握手をしたことは始めての経験だ。握手をすることによってお年寄りの心の温かさを感じ、純粋な笑顔を間じかに見ることが出来た。お年寄りと接する上で、最も大切な事は心を通わせる事だと実感した。たった一度交わしただけの握手だが、それで私とお年寄り達との間で心が通じ合った気がした』

茂木健一郎さんの「コミュニケーションはパソコンや携帯でなく、相手と向き合うことが一番大切だ」この言葉と、まさにぴったりですね。当事者ではない私も嬉しいと思いました。皆がこの様であって欲しいと高望みはしませんが、人に言われたのではなく、若い2人が考えて、行動に移してくれたことが、とても価値があると感謝で一杯です。

ずいぶん以前、心優しい男の子が、養護施設に勤めていたのですが、給料が安いため生活が出来ない。結婚なんて叶うべくも無いと将来のことを考えて心を残しつつ去っていきました。職業として生活できる給与は出せないものなんでしょうか?
介護保険の使い道として皆が望むのは、優しい人の暖かい介護の費用に使って欲しいと思っていると思います。

      ☆ 明日5日~6日までお休みいたします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脳科学とは

2007年08月03日 | テレビから
        見上げた「ミラクルリーフ」の花
       花弁が4枚満開でこの程度の開花です
    花がシャワーのように咲いている写真を見ました
           そうなって欲しいな!

NHKのプロフェショナルを見ていますと司会の茂木健一郎さんが言っていました。「成功には必ず失敗がある。諦めないで続ける事が成功の道」「コミュニケーションの基本は感情を共有する事。ネットや携帯は情報を共有するだけ。相手と向かい合う、一番大切なこと。そうしないと脳の共有回路が働かない」「脳は情報を圧縮する事で、新しいアイデアが出て来る」「自分で選べると思わせると脳の余裕を生み出し、潜在能力を引き出す」「選択をし続ける事で自分の人生も変えられる」

茂木さんって何者?「脳科学者」だって。「脳科学って?」「脳外科」なら知っているけれど。

『脳科学とはヒトを含む動物の脳について研究する学問分野である。神経科学とも呼ばれる。対象とするのは脳機能としては視覚認知、聴覚認知など感覚入力の処理に関するもの、記憶、学習、予測、思考、言語、問題解決など高次認知機能と呼ばれるもの、情動に関するものなどである』

脳科学のかわしまりゅうたさんの「脳科学レポート」を見つけました。誰にでも解る様に優しく書かれていました。又、ブログ7月23日の「国語」に書いた向山先生の言葉を肯定するものでした。

『身体の筋肉でしたら毎日運動をして鍛えれば良い、脳も同じで脳を沢山活発に働かせる事で、元気で健康な脳を作ることが出来ます』『脳はいくつかの領分に分かれている。前頭前野は記憶や感情の制御、行動の抑制など、さまざまな高度な精神活動を司っている、脳の中の脳とも呼ばれている重要な場所です。脳を健康に保ち、元気に発達させる為には、この前頭前野を常に刺激し、活性化させる事が一番大切な事です』

『コンピューターの発展に伴って、生きている人間の脳の形や働きを画像として観察する事が可能になりました。MRIと言う磁石の力だけを使った装置やX線CTなどです』

人間の動きは夫々の分野の脳の働きでなされています『話言葉を聞いている時は前頭前野、聴覚領域を含む広範な側頭葉の領域、頭頂葉とよばれる所にある言葉の理解と関係のある場所が、左右両側の脳とも活性化していました。足し算や引き算といった単純な計算を行っているときは、やはり左右両側半球の前頭前野、頭頂葉者を見るときに動く場所(後頭葉)が活性化しました』

『文章を読んでいる時は前頭前野、頭頂葉、側頭葉、後ろ頭葉の様々な場所が、両側共に活性化していました。また、音読するとこれらの活性化はさらに強くなる事が解りました。この実験から、文章を読んだり、計算をしたりする事が、前頭前野をとても良く活性化するとの結論に達しました。自分の意識の上で沢山頭をつかっていると感じる事をするよりも、単純な計算や読書が脳を沢山刺激してくれると言う結果は、私自身にも予想外の結果でした』

以上は健常な大学生をMRIでを用いて、さまざまな作業を行っているときの脳の活動を計測した結果です。この結果は向山先生の指導が正しいという事になります。小学校では毎日数分の計算、読み書き音読をさせれば良いと言う事です。難しい事を詰め込む必要は無いという事です。易しい事を難しくしようとするから、勉強嫌いの子供が出来るのではありませんか。子供たちに知らないことを知る喜びを感じさせるような指導要領を作ってやってください。教室に笑顔が一杯ならイジメも無くなるでしょう。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相撲

2007年08月02日 | 気にかかる
            ミラクルリーフ
      1990年花の万博の時に我家に来ました
    花を咲かすのはとても難しいと聞いていましたが
          17年ぶりに咲きました
        我ながら心棒強いと思いました

朝青龍に「最後通告」と言う字が一面に踊っています。「自覚なき横綱に協会危機感」力で押し捲るような曙より、朝青龍の方が良いかなと思っていました。でも次から次へと横綱の座に相応しくない行状に嫌気が差していました。

この度のサッカー事件もそうですが、一応謝るのです。でもそれが心からの反省の上に立ってではなく、自分の地位維持の為だけのようで、その舌の根も乾かぬうちに次の事件を起こす。この度は「解雇」だと思っていました。それをしないのは協会の事情でしょう。協会維持には、花形選手(横綱)がいるのでしょう。

それを知っているから、横綱が傍若無人の振る舞いをするのでしょう。スポーツの世界ですから強い者が登るのは仕方がありません。稽古をサボっても、本番に強いから回りが遠慮勝ちになるのでしょう。

国技である相撲、これで良いのでしょうか。地位に相応しい、今の流行り言葉「品格」を求めてはいけないのでしょうか?威張らなくても縦社会の相撲界「横綱」と言う名を持つ者に尊敬の気持ちは持つでしょう。言葉は悪いのですが、今までの横綱にない「成り上がり者」と言う感じを受けます。

力士としては横綱が頂点でしょう。でも親方はその上ではないですか。自分より目上の親方を無視していませんか?「この部屋は俺の稼ぎで潤っている!」と、親方を立てることを忘れていませんか?こんな無秩序が許されたら、伝統が泣きます。外国人の力士はいらない!と思います。

隆盛を誇った高砂部屋も今は持ち駒が減って下降中とか、だから親方が遠慮しているのでしょうか。毅然と対していただきたい。相撲界の将来のために。

今度の白鵬もモンゴルです。日本人は情けないと思っています。でも勝負の世界だからと我慢しています。所がこの白鵬も横綱になった途端、朝稽古をサボり始めたと言うのです。「稽古しなくても勝てば良い」と言う先輩を見ているからではないでしょうか。横綱は人の手本にならなければならないのではありませんか。怠ける事を教えてどうするのですか。

新日本プロレス(K-1 イベントプロデューサー)の谷川氏が「朝青龍は4ヵ月の謹慎には耐えられないだろう、今度事を起こせば解雇だ。もしプロレスがすきなら・・・」と言っているようです。曙もプロレスに転向しました。散々でしたね。若乃花も協会を離れました。朝青龍の部屋の先輩の小錦も離れましたが、高見山は協会に残っています。

体を張ってする相撲、怪我などで引かなければならない事もある。ある程度実績を残した人は、相撲協会が引退後も雇って面倒を見ているではありませんか。そんなこんなで協会もお金がいる。人気力士を作って、相撲人気を盛り上げ収入を得たい。其処に朝青龍を解雇と即断できない理由があるのではないかと考えます。

品格を落としてまでも、横綱に残ってもらわなくても良いのではと思います。今厳しくしておかないと、もはや、悪い手本を真似つつある、新横綱の為にもなりません。礼節を重んじてこそ伝統の相撲ではないでしょうか。

日本国籍の力士は何をしているのでしょう。如何して勝てないのでしょう。貴乃花の藤島部屋、栃東の玉の井部屋の若い親方が育てる力士の成長を待ちましょう。心・技・体のバランス良い力士の台頭を待っています。
                          (460回)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳優祭

2007年08月01日 | テレビから
           紅葉葉ルコウソウ
       7月29日の紅葉葉ルコウソウは
        こんな鉢植えで咲いています
          一日花と言うよりは
     早朝咲いて午後3時頃にはしぼんでいます

8月になりました。8月と聞くだけで、一年中で一番暑い月と言う感じです。実際は9月の残暑も暑いのですが、暦の上では秋ですから、言葉のマジックに掛かるようです。

赤城濃相が更迭されました。しかし用途不明金は、説明責任を果たさないまま、私達の前から消えるのでしょうか?国民の生活を良くしてくれそうに無く、国民のお金を着服するような人たちに、お金を差し出す必要があるのでしょうか?

フラダンスも4ヶ月が過ぎました。今日から指先の動きもつけるように言われて、だんだんフラらしくなってきました。手話の様な手先の言葉も随分覚えました。フラ友も出来ました。

午後からはビデオを見て過ごしました。5月26日に録った物の7月27日放映なんです。東京の歌舞伎座で「俳優祭」が行われました。たった一日(2回公演)だけなんです。でも今年で34回を迎えたそうです。普段一同に会することの無い協会員達が集まり、自らの企画でお客様を楽しませ、協会の資金集めの為でもあります。

歌舞伎ファンとの交流の場として、休憩時間に歌舞伎俳優さんたちが模擬店を出します。お目当ての人の店に並び品物を買い、握手をしてもらう楽しみがあります。一番人気は「団十郎の握りずし」だそうです。でもテレビでみましたが、シャリの上にネタを置いてベタって感じで指を置いていました。魚に体温が乗り移りそうな感じでした。私も団十郎ファンですが、あのお寿司は食べたくないな~。息子の海老蔵さんは「からあげ」を売っていました。

はじめは小松市の小・中・高校生の長唄囃子の「勧進帳」の演奏でした。初めての試みですが、歌舞伎の底辺を拡張する目的のようです。一糸乱れずとはいきませんが、男の子も女の子もいて中々のものでした。

次が歌舞伎と新派の若手花形俳優の九州「山鹿灯篭踊り」これは実物の灯篭を借り、暗闇に灯の揺れる感じは幻想的な美しさでした。さすが日舞の素養のある人の美しさでした。

次の「阿波踊り」です。勿論男舞い女舞いがありました。これは土地の人の子供の時から慣れ親しんだ、身体中が「阿波踊り」とは程遠いものでした。「神戸の湊祭り」には徳島から参加しておられましたが、あの身のこなしに及ぶべきものでは在りませんでした。

声楽家の人が演歌が下手なのと同じ理屈かな~と思います。正確に踊ろうとして、「阿波踊り」の持ち味が壊されている。7人の子供連は上手でした。かわいかったです。さすが俳優さんの子供だな~と思いました。

最後が「白雪姫」玉三郎の白雪姫。団十郎の「継母の妃」海老蔵の鏡の精、きれいでしたよ。白雪姫は歌舞伎の色んなお姫様を取り入れたと言っていました。団十郎さんの妃は白雪姫の元に行く時、魔女の形で、箒に載って、六方を踏みながら花道を引き上げるんです。今ブームのハンカチ王子やはにかみ王子の所作が出てきたりして、今を取り入れて笑いを誘っていました。

32年前に初演され、尾上菊五郎の脚本・演出だったそうです。菊五郎さんの北千住観音、後ろに数人の人が隠れて千手を現し、動くのですが面白かったです。

又「行きたい、見たい虫」が起こりましたよ。切符が中々取れなくて、当日朝の4時から並んでいると言っていました。関西の人でしたから、前日から泊りがけで来ておられるんでしょう。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする