珊瑚紫豆(しとう)
暑い日中 紅色が涼しさを感じさせる
この前は何時雨が降ったのか、思い出せないほどの日を経ての昨夜からの雨と雷。今朝もまだ降り続いていた。「ザザ~ッツ」「ザザ~ッツ」と降る雨は継続して降るのではなく、音と音の間に一瞬の「無」の停止がある。その繰り返しを聞きながら、記憶の彼方に聞いた感覚と思い出そうとした。違う何時もの降り方ではない、でもこのリズムは何処かで聞いた。
「そうだ!」静かな浜辺に打ち寄せる波の音、「静」があり「ザブン」と打ち上げる「動」の波の音。規則的に繰り返される「静」と「動」。「これだ!」と気付いて耳を澄ませる私にその一瞬の静寂と激しい雨音は繰り返される。やっぱり変だ、この雨の降り方は・・・。
雨上がりで一息つけた今日一日、明日からは又元の暑さに戻ると言う。でも虫達は日一日と「我らの秋」が近づくのを察知しているよう。「一寸早い?」と遠慮がちに今夜から鳴き始めました。
「月光族」初めて聞く言葉がテレビから聞こえました。今の中国の若者の生き方を表す言葉だそうです。
「月」一ヶ月の事、「光」使い果たすという意味。稼いだお金を使い果たす人達と言う意味だそうです。勿論、都会に住む一部の恵まれた若者の事だと思いますが、日本では生まれにくい現象でしょう。生活するのに手一杯と言う事はあっても、贅沢のために、未来の事を考えた貯金もせずに、全てを使い切るという若者はわが国には居ないのではないでしょうか。
中国は土地が大きいから気分的にゆったりしている。だから「大陸的」と言う言葉で表されるが、その延長線にその生活があるのだろうか。
日本でもそうだが、近頃美男美女が増えてきた。テレビの中の彼らも美男美女だ。被写体は美しいのに限ると選んでいるのかも知れないが・・・。
テレビの中の綺麗な女の子は、給料の1/5に当る、高級な美容院で髪の手入れをし、ブランド品を買い、友とカラオケを楽しみ「生活を楽しむ為にお金は使い切る」と言い切る。
26歳の男性はもっと凄い、月給を使い切るのは同じだが、年収の11倍と言うから11年間の給料に当るマンションを購入、生活を楽しむ為に家が必要と言う。内装を出来るだけ木製にと言う彼に、若い売り手も「貴方は昼はコンクリートの事務所に居るから、外と繋がる場所は(高層マンション)を求めるのはいい考えです」っておだてている。
マンションの購買層の3割は20代の若者で、マンション業界も若者のニーズに合わせたものを建てている。
給料を使い切る若者に、家を買う資金が在るわけがない、と思っていたら、やはり親の支援を受けるらしい。これは中国の「一人っ子政策」の産物らしい。
親の世代の言い分は「自分達は働くだけで、お金の使い道が無かった」国自体が貧しかったのだから無理も無い。退職して自分たちも豊かに暮らしているが、それ以上の贅沢をすることも無い。「余分なお金は、子供が望むなら与えたい」と言う。
昔なら親の面倒を見るべき年代に、反対に親の援助を受け、高度成長を続ける国は自身の収入も増え続けると考えて、入ったお金は「月光族」として使い果たす。一見幸せな運命の人に見えるが、欲望を満たし、生活を広げきったこの若者の将来の生活はどうなるのだろう。欲望はきりが無く広がるだろう、親の遺産には限りがある。危ないな~と思う。今農村で親を支え苦しさに耐えている若者の老後の方が心豊かなものではないだろうか、「終わり良ければ全てよし」だ。
暑い日中 紅色が涼しさを感じさせる
この前は何時雨が降ったのか、思い出せないほどの日を経ての昨夜からの雨と雷。今朝もまだ降り続いていた。「ザザ~ッツ」「ザザ~ッツ」と降る雨は継続して降るのではなく、音と音の間に一瞬の「無」の停止がある。その繰り返しを聞きながら、記憶の彼方に聞いた感覚と思い出そうとした。違う何時もの降り方ではない、でもこのリズムは何処かで聞いた。
「そうだ!」静かな浜辺に打ち寄せる波の音、「静」があり「ザブン」と打ち上げる「動」の波の音。規則的に繰り返される「静」と「動」。「これだ!」と気付いて耳を澄ませる私にその一瞬の静寂と激しい雨音は繰り返される。やっぱり変だ、この雨の降り方は・・・。
雨上がりで一息つけた今日一日、明日からは又元の暑さに戻ると言う。でも虫達は日一日と「我らの秋」が近づくのを察知しているよう。「一寸早い?」と遠慮がちに今夜から鳴き始めました。
「月光族」初めて聞く言葉がテレビから聞こえました。今の中国の若者の生き方を表す言葉だそうです。
「月」一ヶ月の事、「光」使い果たすという意味。稼いだお金を使い果たす人達と言う意味だそうです。勿論、都会に住む一部の恵まれた若者の事だと思いますが、日本では生まれにくい現象でしょう。生活するのに手一杯と言う事はあっても、贅沢のために、未来の事を考えた貯金もせずに、全てを使い切るという若者はわが国には居ないのではないでしょうか。
中国は土地が大きいから気分的にゆったりしている。だから「大陸的」と言う言葉で表されるが、その延長線にその生活があるのだろうか。
日本でもそうだが、近頃美男美女が増えてきた。テレビの中の彼らも美男美女だ。被写体は美しいのに限ると選んでいるのかも知れないが・・・。
テレビの中の綺麗な女の子は、給料の1/5に当る、高級な美容院で髪の手入れをし、ブランド品を買い、友とカラオケを楽しみ「生活を楽しむ為にお金は使い切る」と言い切る。
26歳の男性はもっと凄い、月給を使い切るのは同じだが、年収の11倍と言うから11年間の給料に当るマンションを購入、生活を楽しむ為に家が必要と言う。内装を出来るだけ木製にと言う彼に、若い売り手も「貴方は昼はコンクリートの事務所に居るから、外と繋がる場所は(高層マンション)を求めるのはいい考えです」っておだてている。
マンションの購買層の3割は20代の若者で、マンション業界も若者のニーズに合わせたものを建てている。
給料を使い切る若者に、家を買う資金が在るわけがない、と思っていたら、やはり親の支援を受けるらしい。これは中国の「一人っ子政策」の産物らしい。
親の世代の言い分は「自分達は働くだけで、お金の使い道が無かった」国自体が貧しかったのだから無理も無い。退職して自分たちも豊かに暮らしているが、それ以上の贅沢をすることも無い。「余分なお金は、子供が望むなら与えたい」と言う。
昔なら親の面倒を見るべき年代に、反対に親の援助を受け、高度成長を続ける国は自身の収入も増え続けると考えて、入ったお金は「月光族」として使い果たす。一見幸せな運命の人に見えるが、欲望を満たし、生活を広げきったこの若者の将来の生活はどうなるのだろう。欲望はきりが無く広がるだろう、親の遺産には限りがある。危ないな~と思う。今農村で親を支え苦しさに耐えている若者の老後の方が心豊かなものではないだろうか、「終わり良ければ全てよし」だ。