ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

「近居」と言う言葉

2007年08月10日 | 新聞から
             アプチロン
        欲しかった花でバーゲンで3本組
      去年買ったのに 残ったのはこの一本だけ

暑い甲子園で熱い戦いが続いています。この時こそ、郷土愛が掘り起こされる時。私も普段は何とも思わないのに「兵庫県」を意識している。故郷を遠く離れている方は、出場校の先輩ではなくとも、「同県人」であると言うだけで、和気藹々と応援しておられるのではないでしょうか。まして出身校ともなれば、あっちでも「やぁ!やぁ!」こっちでも「やぁ~やぁ~」とアルプス同窓会で盛り上がっているのではないでしょうか。

金光大阪(大阪代表)が神村学園(鹿児島)に負けました。初めはリードしていたのにね。大阪は近畿の仲間だし、鹿児島には本籍を置いているし、複雑です。

鹿児島と言えばお盆を故郷でと言う人が多い地方だと思うのですが、遠いから、一家で帰省という事になれば大変な出費ですね。お正月に帰れない人でもお盆には帰省するでしょう。じぃ~じ、ばぁ~ばが首を長~くして待っています。帰って、ご自身が子供に返ってください。親にとって子供は幾つになっても子供なんよ。

帰省と言えば、私は姑と同居だったので、帰省する兄弟を迎える側だった。だから帰省ラッシュは知らなかったのだが、広島への家族旅行の帰路がそのラッシュに乗り込んで仕舞った。その凄さ忘れられません。指定席なんて買えませんし。次の電車にしようなんて、悠長な事を言っていられない人の列。子供が押しつぶされないように夫婦間に挟んでいるのが精一杯。体の向きを変えることも出来ない。

小さい男の子が「オシッコがしたい」とぐずっていますが、親は身動きできないので「我慢しなさい」と言っている。子供がきくわけが無い。気転を利かせた男性の発案で、男の子を持ち上げて手から手へとリレーで送り始めた。到着したトイレまで人が入っている。男の子も心細いより「オシッコ」に勝てなかったのだろう、親の方を見て、不安そうでしたが手から手に運ばれていきました。「帰省ラッシュ」と言う言葉を聞くとこの光景を思い出します。あの男の子ももう人の親になっている年頃です。

帰省ラッシュが緩和される時代も近いかもしれない。

親の近くに住む若い夫婦が増えているそうです。「近居」って言うんだそうです。『20代の2/3、30代前半の6割が親と「30分以内」の所に住んでいるそうです。この世代は親が介護を必要としているケースが少なく、若い世代は同居より別居を、別居であれば親から便宜を受け易い近居別居を選ぶ傾向にあるようだ』

物騒な世の中になり、去年までは幼稚園の先生が集合場所を巡りながら子供を預かって通園していたが、息子達の通った幼稚園でも、幼稚園への送り迎えは保護者がすることになった。だからお隣のはなちゃんもお母さんがいけないときは別居しているじぃ~じがその役を引き受けることになっていると、実に嬉しそうにじぃじが私に話して呉れた。

NECでは平成17年7月に社員と親で育児を分担する為に近居へ転居する場合、50万円を上限に転居費用を補助する制度を新設した。社員が親の近くに引っ越しても、親が社員の近くに引っ越しても、どちらも可能。でも引越料ってそんなに掛かるものなのですか?結婚以来、同じ場所に住み続けている私にとっては吃驚する金額である。

何はともあれ、若夫婦も安心して共稼ぎが出来るし、老夫婦にとっても孫の成長を目の当たりに出来るのです、「近居」が増えて、孫を挟んで双方ニコニコの関係になればこんな楽しい人生は無い。

コメント (4)
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