ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

造幣局の通り抜け

2008年04月19日 | 一寸そこまで
             造幣局の今年の花「普賢象」
        中心の緑の2本が 象の牙のようでこの名が付いた
        満開の花びらで牙が埋没していて 撮るのに苦労した

昨日の予定が雨で流れて、今朝も曇り空だったが思い切って行く事にした。「通り抜け行くけど、如何する?」「う~ん」しめしめ余り気乗りなさそう。ゆっくり写真撮れるわ、と思ったのに結局行く事にしたらしい。

曇っている方が、余り良いお天気(白っぽく写る)よりいいと思ったのは間違いだった。余りにも満開の花が多くて、陰を作っている。放送も「花の重みで枝が下がり、地に着きそうな樹も在ります。触ったり、折ったりしないでください」と言っている通り、まさに地上すれすれまでたわんでいる。

触るつもりでなく、一度手に触れた。何と柔らかいのだろう!ふわっとして淡いピンク色の感じのままの手触り・・・。感激しました、こんなに柔らかいのだ!って。

今年の目標は「御衣黄(ぎょいこう)」だった。120種類以上あるそうだから、的を絞らないと、見草臥れる。今年の花「普賢象」と「大手毬」位を主にと思っていた。「御衣黄」は残念ながら、盛りを過ぎていた。でも予定だから必死で少しでもいい花をと探した。

「御衣黄」は葉が緑色と言う不思議な桜。私がこの花の存在を知ったのは、去年の「原谷苑」だった。まだ樹が若くて、数輪しか咲いていなかった。造幣局に在るというので楽しみにしていた。此処には数回来ているのに気づかなかったのだ。何事も気づかないという事は「無」と同じなんだとつくづく思った。

始は余裕のあった道にも、終わり頃はどんどん人が増えて立ち止まると後に人がと言う感じになってきた。早く家を出てきてよかったな~と思いました。

バイブレーターにしている携帯が「ブーブー」と五月蝿い。2.3分おきぐらいに鳴っている。主人が通り抜けたに決まっている。「早く!」と言う催促だろう。「無視」撮りたいものは撮るぞ! 案の定門の外で「遅いな!」と待っていた。

帰りに阪急に寄った。「友の会」の会費を払って、珍しい事にバーゲン会場に行く事にして7階に行った。でも駄目だった、人の多さを見ただけで断念した。

フッと目に入ったのが、「佐川満男の旅の絵画展」と「原田伸郎の墨遊展」の文字。見る気になって近づく、先週まで「榊莫山展」をしていた会場です。お祝いの花は沢山来ていましたが、榊先生の時と全然違う、平凡。

原田伸郎さんの「こんな書も、おもろいで書!?」吃驚した。莫山さんとは又違った「字」私は原田さんの「一字」だけの「字」がとても気に入りました。特に「凛」「夢」。莫山先生と一桁違いますが、数十万円売れていましたよ。即売会だったのです。私が習字を習っていたときは「細字」で賞を貰っていましたが、大きい字は駄目でした。その人によるのですね。原田さんは「大きな字」がとても良いと思います。

佐川満男さん、この方が「絵」を描いていることは知っていましたが、見るのは今回が初めてです。「旅の絵」ですから風景画が主ですが、2枚本人を含め、漫画チックな似顔絵がありましたが、本当に良く似ていました。私は佐川さんの似顔絵が好きでした。其れと「絵に添えられた字」が良い。「絵」に逆らわない、邪魔をしない「優しい字」です。良い字だな~と思いました。

佐川さんの「絵」に興味を持って会場に入ったのですが、原田さんの「書」だけなら入らなかったかも知れない。何でもご縁のあった時は見ておくべきですね。嬉しい一日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする