ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

浮世絵展

2008年04月05日 | 一寸そこまで
             奈良 氷室神社の枝垂れ桜
              樹齢400年だそうです
        枝垂れた先には「おみくじ」が結び付けられて
                可哀想ですよ

奈良県立美術館で今日から開催された「ミネアポリス美術館秘蔵 浮世絵展」に行って来ました。

美術館への階段を登ったところに「何方か貰ってください」と書いた紙の上に「君子蘭」が一鉢置いてありました。葉の重なりが少し崩れていますが、ちゃんと蕾は上っています。「欲しいけど、重いな・・・」と思ったのですが、やっぱり頂いてきました。敷かれていた紙に「ありがとうございます」と言う言葉を残して。

「浮世絵」ですが、そのもの自体が小さくて、繊細で、保護の為に照明を絞って在るし、絵までの距離が遠くて、とても見難かった。これは私たちだけではなく周りの方々とも話し合ったのです。「メガネを掛けても見えないよ」「顔の目鼻立ちなんてとても無理で、のっぺらぼうの顔のよう」何時ものように音声ガイドを借りていましたので其れだけが頼りで失望していました。

1階は陳列ケースの奥の壁に吊ってありました。浮世絵の初期の作品で単色刷りで、サイズも小さいので、オペラグラスでも持ってくれば良かったと思ったほどです。

2階の会場に行って、初めて絵が台の上に置かれていて、距離が少し近くなり、サイズも大きく多色刷りになって見やすくなっていました。細長い、短冊を大きくしたようなのは、何故?あんな形?と思っていましたら、柱に貼ったらしいのです。
浮世絵は長い間、高級品だったそうですから、どんなお屋敷の柱に貼られていたのでしょう。

「葛飾北斎」や「歌川広重」の絵にしても、本などで良く知っている絵は、やはり他の絵より好まれる何かがあるような気がしました。私は北斎の「紅富士」のハガキを一枚買ってきました。

次は「釜めし」を食べに行きました。お昼時だったので、並びました。座席に案内されたのは、丁度1時間後でした。しかし並んでいる間に、注文を取りに来られますので、座ってからは10分もしない内に出てきます。

並んでいる時に、主人が「アッ!花忘れてきたで~」私はすっかり忘れておりました。「帰り道やし、預かり札持っているから、桜見てから取りにいこか」という事で、結果的には重い鉢を持って桜見物しなくてすみました。

お腹を満たして「さあ、桜見にいこか」といいましたら「どうでもいいわ」と言う答えが返ってきました。「でも折角奈良に来たんだし、1か所だけでも見にいこ」とお隣だった「氷室神社」に人がどんどん吸い込まれていくので、私たちも付いて行きました。
何も知らないで行ったのですが、見事な枝垂桜に出会えて幸せでした。ソメイヨシノは市内に沢山ありますし、昨日は満腹するほど見ましたので違う桜を見たいと思っていましたので大満足でした。

「君子蘭」のプレゼントまで頂いて、ラッキーな日でした。



コメント (2)
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