ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

友、メキシコより来る

2008年04月16日 | 一寸そこまで
               フリージャ
        我家にはこれと後一般的な黄色がある

2年ぶりに、遠来の友と会う今日の日をとても楽しみにしていた。もう一週間早く会う予定だったが、4人グループの2人がご主人の病気の為、ご本人の病気の為おじゃんになった。私は今日と月末と会う約束が出来ているし、彼女自身風を引いていたので断念した。

3月終わりの日本についた東京はとても寒かったらしい。電話で話したとき、完全に風邪と解る声だった。暖かいメキシコから来たのだから無理も無い。

もう早いもので、27、8年前になる。私がメキシコの彼女の家に3週間ばかりお世話になり、色々な所に連れて行ってもらった。その時同道したはっとりさんのお家を訪問するのが今日の目的なのです。

その頃私は英語の個人レッスンを受けていて、はっとりさんはその先生だった。先生の息子さんが本をだされたと私に下さった。その本を読んでいるうちに、どうもその場所が、オユキさん(友人の名前)が娘時代に住んでいて、私が毎日のように遊びにいっていた、当時憧れの県営住宅の様な気がした。

私は先生に問うた。やっぱりそうだった。上下の位置に二人は住んでおられたようだ。私が友人と二人でメキシコに行く事になっていたが、友人がいけなくなったので、1人で行く事になったという事をレッスンの後のお茶のときに私が話した。

先生は私たちより1回り年上ですから、オユキさんの事も良く覚えておられて、ご一緒できないかといわれた。オユキさんに直接聞いてみてくださいと住所をお教えした。メキシコからO.K.の話が来て、二人でメキシコに旅立った。帰途に1週間ロスに立ち寄ったのです。

先生の英語のグループレッスンのことを私が新聞で読まなければ、お電話してグループレッスンが終わっていたが、感じの良さそうな方と思って、個人レッスンを受けなければ、息子さんが本を書かなければ、先生が私に本を下さらなければ、読んでその内容が県営住宅の話だと気づかなければ、今日の訪問も無かったのである。
人との繋がりの不思議さ。

先生は女子大のオープンカレッジで絵を教えておられる。その故か、とてもお若い。84歳なんて見えないし、しっかりしておられる。「うらやましいね」と話しながら帰ってきた。

駅で待ち合わせていて先生も駅まで来てくださった。日本料理店にご案内いただくためである。2人とも「お寿司」をお願いした。大きなお皿に普通のお店の倍ぐらいの量のお寿司が出てきた。美味しかったのでぺろりと頂いた。その上、このお店の自慢「うのはな寿司」も食べてみますかといわれて、遠慮なくそれも頂いた。
生まれて初めて食べたのですが、とても美味しかった。

それから、先生のお家にお邪魔してお話がはずんだ。旅行の話、ワインの話、食べ物の話、住居の話。一杯話している。へんな言い方だけれど、お二人の海外旅行が
あまりに多国に亘っていて、片手ほどの外国の経験しかない私は楽しく聞き役に回った。ワインの話なんて、飲まない私は耳学問をしました。でも試飲と称して、お手元にあるワインが次々と出てくる、私は飲まないけど、ビンが可愛いので、せっせと写真に撮る。

「絵」の先生のお部屋だけあって、センスがいい。外国旅行のお土産が所狭しと飾られていて、色々と説明して下さるのも楽しかった。

オユキさんは来週は又上京する。帰ってから、今度はクラス会をする事になっている。「その日またね。気を付けて行っていらっしゃい!」とアッと言う間の一日だった。
コメント (2)
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