ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

夙川と岡本南公園

2008年04月06日 | 一寸そこまで
          夙川の桜と中央奥・甲山(かぶとやま)

3日連続の花見である。良くもまあ飽きもせずと我ながら感心する。しかし同じ種類の桜でも、育っている場所によって、表情は変わる。4ケ所夫々の良さがある。もう後二度チャンスはあるが、その頃は、葉桜だろうと思うが、其れもまた良し。

まず岡本南公園に行くと言う。駅から案外の近さにその場所はあった。元は桜博士・笹部新太郎氏の邸宅であった。神戸市が買い上げて、現在は岡本南公園(別名・桜守公園)として、市民に開放されている。

私は「笹部桜」に会いたかった。そしてじっくりと撮りたかった。夙川の帰りに1人で立ち寄るつもりだった。その予定は狂い、嫌な予感が当るのにものの数分とは掛からなかった。

5分もたたない頃「さ~帰ろか?次いこか・・・」私は猛烈に腹がたってきた。「そやから一人で来たかってん。まだこれから写すねん。その辺で腰掛けて待ってて」怒りや苛立ちの心を持って、写真は撮れない。覿面ブレの写真が多かった。

やっぱり一人で来るべきだった。そしてじっくりと写真を撮りたかった。しゃ~ない。来年は一人で来よう、こんな静かな桜より、にぎやかな桜の好きな主人は来年は行きたいとは言わないだろうし・・・。

夙川にはスパーで買ってお弁当を持っていたので、「花よりだんご」で先食べてしまおうと、木陰を探した。お弁当を持ってきたのは初めてである。

ビニールシートの人の多いのにも驚いた。毎年来ているが、日曜日に来たのは始めてである。今年の桜は奇麗だった。去年は「何だか毎年穢くなっていくね~」と話し合ったほどだ。夙川の桜にガッカリしていたのだ。世話する方々は私たち以上に感じておられただろう。お世話に力を入れられたその成果だろうか、今年の桜は「お見事!」である。

「岡本南公園」が「静」ならば、夙川の桜は「動」と言う感じ、岡本の桜は「清艶の美」なら、夙川の桜は「明るくあでやかな美」であると思う。どちらにも夫々の良さがあるが、主人は「夙川派」なら私は「岡本派」かな?そんな私でも拍手を贈りたいぐらい今年の夙川の桜はあでやかであった。

毎年の撮影スポット、正面奥に甲山を置き、そのすそに桜並木(今日の写真)を撮り続けてもはや何年になるだろう。思い返せば20年は続けている。

今日は日曜日なので、「西宮市吹奏楽団演奏会」もあった。指揮者が各楽器の紹介、説明があり、演奏する曲もみんなの良く知っている歌を色んなジャンルから選んでいたから、楽しく聞くことが出来た。満開の桜の元、楽しい一時だった。

戦後の桜といえば須磨寺の桜だったし、神戸王子動物園の桜を思い出す。結婚後の花見といえば、20年前までは夙川の桜と市内の桜だった。今は二つに加えて他の有名な桜を見にで掛けている。一昨年は「醍醐の桜」去年は「原谷苑の桜」今年は「野崎の桜」に「奈良の氷室神社」夫々に美しかった。さて、来年は何処にしましょうか?
コメント (2)
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