ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

眉 山

2008年04月07日 | 読みました
              笹部桜 (岡本南公園 08-4-6)
         咲き始めは「白色」其れが「淡紅色」へと変化する
              桜の神様・笹部新太郎さんの桜

昨日と打って変わって、冷たい雨の一日になりました。桜たちは如何しているのでしょう。冷たい雨に一日中叩かれて・・・。

私は3日間お出かけでしたから、いい休養日になりました。溜まっていたビデオを見たり、本を読んだりと静かに一日過ごしました。


           ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

          
           眉 山      さだまさし


この人の歌も好きですが、書かれた本も好きで読んでいます。「精霊流し」も「解夏」も読みました。この本も出たときから読みたいと思っていましたが、どういうわけか今日になってしまいました。映画にもなって、見たいと思っていましたのに、何故か見逃してしまいました。美智子皇后様もこの映画をご覧になったようです。

丁度タイミングよくというか、テレビで「眉山」を放映しました。そのビデオを撮ってありましたので、今日其れを見ました。

小説と映像はかなりの開きがあることは知っています。しかし、これほど違っていてもいい物なのだろうか? 作家のさだまさしさんが承認しているなら、見るほうがとやかく言う事ではないかもしれませんが・・・。所々の台詞に辛うじて小説の顔を覗かせては居ますが、筋書きの設定といい、ましてラストシーンは小説の方がず~っと良かったと思います。ドラマの方は現実的には不可能だと思いますし、見せなければという思いが強すぎると感じました。

このドラマだけを見て小説を読まない人は「眉山」とはこういう小説だと思ってしまうのでしょうね。これだけではない何時もの事ですが、やはり本で感動したものはスクリーンでは見ないほうがいいという結論です。

とは言うものの、映像でどのような表現をしているのかと、つい見てしまい後悔ばかりするのです。映画のほうは如何だったのでしょうか? 美智子皇后様がご覧になったのですから、いい出来だったのでしょうか?

筋書きは東京で生まれ育ったお龍さんが、徳島生まれの人との間に咲子を儲ける。徳島の人の前からは去り、女で一つで咲子を育てる。龍が癌に罹り、余命いくばくと言うときから物語りは始まる。咲子は36歳になる今まで父親の事、東京生まれの龍が何故、徳島で半生を送るようになったのかの理由は聞かされていない。遺言によって初めて明かされると言うお話。

徳島の何処に居ても「眉山」は見えるとドラマは言っていました。遍路の時私の前に「眉山」はそびえていたのだろうか? 

この時期になると「阿波踊りの見る阿呆」になりたいと思う。去年も遍路の時泊まったホテルに予約を入れようとすると、満室で、予約は1月頃にと言われたのに、又忘れてしまった。何時になったら見れるのだろうか。
                           (680回)
コメント (2)
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