ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

蕎麦とうどん

2006年05月26日 | 花物語
             西洋オダマキ
        去年まで1~2輪寂しく咲いていた
      今年は子・孫・ひこ孫引き連れてと言う感じ
          ツートンカラーが色鮮やか

昨日の「蕎麦」に「竜馬さん」がコメントを下さった。「忘れられない蕎麦は「木曽福島のくるまやさん」と書いてあった。そこは私がどうしても思い出せなかった「美味しい蕎麦」の一軒であると。早速写真を探した。在りましたよ「くるまや」さんの前で写している写真が。平成4年7月に御嶽山に登った帰りに寄ったのだ。丁度祭りの日で「くるまや」さんに居る時に前を神輿や山車が通りかかり、食べかけの「蕎麦」を中断して行列を見に飛び出したのだ。

御嶽山は7月と言えども根雪が残っていた。私達は朝日村から登った。その宿舎が改装が終わったばかりで「開けるのは明日からの予定だったのですが、お客様の為に今日から開ける事にしました。桧風呂もまっさらです。良い匂いですよ。ゆっくり楽しんでください」明日からの予定だと言うのでお客さんは私達だけだったような記憶がある。お風呂は大きかった。「桧のさら風呂なんてこれからも経験できないで。ラッキーや」その後も桧風呂に入ればこの日の事を思い出す。

帰りは木曽福島(わざわざ「蕎麦」を食べに寄り道)から妻籠に泊まり帰宅した。妻籠の宿は昔ながらの木造でクーラーは無かった。トイレもポットン式だった。宿の亭主が「今度来られる時はトイレだけは水洗になっていますよ。県からの要請なんです」冷房の無い蒸し暑い部屋、前の廊下を隔てた池の鯉が時々跳ねる音を聞きながら眠りについた。あれから14年の月日が流れたとは・・・

「蕎麦」と言えば「出雲蕎麦」も有名。出雲に旅した時、初めて目にした「出雲蕎麦」の看板に引かれてその店に入った。美味しい「蕎麦」が出てくると信じて疑わなかった。所が、調理場に目をやると所謂「茹で玉」を茹でようとしていた。勿論美味しいはずがない。不味い!私は出雲に行けば何処で食べても「美味しい出雲蕎麦」が出てくると思っていた。何たる事ぞ!自分の思い違いに臍を噛む。若き日の失敗談だ。

私はどちらかと言うと「うどん」が好き。主人は「蕎麦党」何処の地方だったか何時も通り主人は蕎麦、私はうどんを頼み、あと「いなりずし」を頼んだつもりだった。所が出てきたのは「ざる蕎麦」「天麩羅うどん」「きつねうどん」だ「お稲荷さんを頼んだんですけど」と驚いて言う私。その地方では「きつねうどん」を「いなり」と言うらしいのだ。言葉の違いを解ってくれて「きつねうどん」は引き取ってくれたが、では「おいなりさん」は何と言ったのだろう?「いなりずし」がちゃんと出てきた。それと「ざる蕎麦」に「海苔」が載っていない、他人の注文を聞いていると「のり付き」って頼んでいたようだ。今の「トッピング」感覚かな?所変われば品かわるの経験談。

「うどん」と言えば四国で「ぶっかけうどん」を始めて食べた。これも遍路中の「うどん」の話だが、道後温泉を過ぎた辺り、良さそうな気のする店の前で「食べようか」と言う事になり入った。うなぎの寝床の様な小さなお店だったが、私達の感が当たったらしくお客さんもいっぱいだった。順番まで少し時間が掛かると言う、私達の席に相客を入れる事無くゆっくりさせてくれた。「うどん」は勿論美味しかった。その上「お遍路さんにはお接待です、半額です」ありがたかったが、本当は天麩羅うどんを食べたかったのに我慢したのを後悔したと言う、いじましいお話。

遍路のうどん第3弾 栗林公園辺りで「うどん」を食べようと言う事になり、子供ずれの若いパパに「この辺りに美味しいうどんや在りませんか?」と聞くと暫く考えていて「あるのですが、今日は日曜日で休みなんです。栗林公園の前にうどん屋はあるのですが団体が多いから味はどうだろう」の答え。仕方が無いので公園前まで行った。なるほど団体さん向きのお店があった、しかし目を前方に向けるとこじんまりした「うどんやさん」が見えた。私達はそちらに入った。小さな店で外人さんが多かった。聞くとハワイの二世のツアーグループだという。外人さんにも「うどん」の美味しさ解ったのだろうか?

元町のおじさんが言っていた「かけうどんを食べたら本当に美味しい蕎麦かどうか解る。通の人はかけをたのむ」って。でもいまどき「かけそば」と言うメニューありませんよね。それでは「ぶっかけうどん」にお醤油だけ掛ければ「うどん」の良し悪し解るんだろうな~






































コメント (2)
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