世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

勤続記念

2015年04月30日 23時23分46秒 | Weblog
魅惑の給料日!!ひゃっほう!!
今朝、吉熊上司に給与明細を渡されるとき
「今までありがとう」
と言われた。
何?ついに異動命令が出たか、俺。
渡されたものは給与明細ともう一つ・・・入社15年目を祝しての「永年勤続記念」by社長
しかも社長からのメッセージ付き。
早速、近くを通りがかった社長に
「ありがとうございます」
とお礼を述べた。
「もらえたんですね。よかったですね」
と謎ちっくな返答をされた。・・・深読みするな、俺・・・。

記念品は商品券。
もらえることは薄々知っていて「何に使おうかな」と前々から計画を練っていたのだが、なんだか急に惜しくなってしまった。
この15年の間、本当に色々あった。
入社1年目は店舗にいて、人間関係に揉まれ、睫が抜けた。
晴れて本社勤務になり、人間関係の面では店舗よりかは良好な環境を手に入れたのだが、仕事での悩みは尽きぬ。
まだまだだなって思うことが多いし、詰めの甘さを感じる。もっと物事をスピーディーに処理できないものか、業務を己の中でマネジメントできているのか、日々反省である。
1年に一度ぐらい吉熊上司に「おお、やるじゃん」と褒めてもらい、環境に変化が訪れる度に開催される女子会で本音をぶつけ合い、泣いたり笑ったり、そんな些事の積み重ねがこの15年である。

・・・なので使えない。
なんの変哲もない商品券だけど、ここには汗と涙が染み付いている。
まあとりあえず神棚にでも飾っておき、欲しいものができたら足しにしよう。
そして・・・5年後。
目指せ!入社20年目のお祝い!!

「勤続記念」は「金属記念」で、きっと「錆びるなよ。もっと自分を研磨しろよ。そこんところ夜露死苦」という意味が隠されているに違いないなどと深読みをしてしまう、若干自虐的な社畜発想が芽生えるも、これでいいのだ!


先日、心療内科のクマ医師にもらったメモ。
業務改善の助言を図式化してくれた。

これを元にして、何とかあの仕事を形にして、会社のために貢献したい。
エクセルで枠をこしらえたので、あとは日々データを収集。
このメモをお守りにして、明日からも切磋琢磨しよう。


先述のとおり、今日は給料日。
嬉しくて、ナポリタンの大盛り(350g)を食した(いつもは並盛り250g)。
いつも「もう少し食べたいなあ」と思うのだが、さすが350g。胃にずっしりくる。
お腹いっぱい。大満足。


卯月、さようなら~!!

皐月、ウェルカム~!!






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欠伸を噛み殺しながら

2015年04月29日 21時46分45秒 | Weblog
祝日出勤。

昨晩は遅くに帰宅をし、それからコンビニおにぎりを食し、お風呂に入って髪を乾かして、布団に入ったのが3時だったので・・・なるほど眠い。
出勤時、電車はガラガラで働く気が失せるが、道端で見かけたテッセンの花が応援してくれたので頑張れた。


これを見ると、母を思い出す。
だいぶ前、この花にハマった母ヨーコたんは、窓の格子にこの花を絡ませて悦に入っていた。
当時小学生だった私にはこの花、というか花全般に無関心だったが、ちょうど今ぐらいの季節に咲き乱れるテッセンを見て喜ぶ母を見るのは幼心に嬉しかった。
写真は白色だが、我が家に咲いていたテッセンは紫紺だった気がする。

4月分の支払いの締め業務と引き続き決算関連の業務を進める。
あと昨日クマ医師からいただいたアドバイスにしたがってデータ拾いのためのグラフを作成。
クマ医師の存在のありがたみをまざまざと感じ、涙が・・・と思ったが、それは噛み殺した欠伸であった・・・。
眠い・・・狂おしいほど絶望的に眠い。

中学時代、数学のF田先生というおばちゃん先生がいて、授業中に欠伸をすると殴られたことを思い出した。
友人A(女子)なんて成績優秀なのにいつも堂々と寝ちゃってて、すっげー殴られていたもんな。
平成に突入していたが、まだ先生のそういう行為が罷り通る時代だった。
欠伸をしてはいけないときに欠伸を噛み殺す度に、F田先生を思い出す。

今日は思い出すこと、いっぱいだ。
経験上、どうも寝不足だと思考が過去に回帰したがるらしい・・・私は。


定時後、一服。
雲が一筋、流れていく。


寝不足分は今日返済して、明日はこぴっと頑張ろう。


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心療内科の中心でナンパをされた件

2015年04月29日 00時42分29秒 | Weblog
心療内科デー。
待ち時間5時間半。0時すぎに名前を呼ばれたんだが・・・。

今日も小説を持参して読んでいた。
診察室からでっかい外人さんが出てきた。
あ、知ってる、この人。診察室にワンちゃん連れてくる人だよね?前に見た。今日はワンちゃんは連れてきておらず。
ドアから出てきたと思うや否や、私に突進してくるではないか。

「これ、ニセモノ?」
と私のヴィトンのルコを指差して言ってきやがったぜ、このオヤジ。
これはだな、新卒の冬のボーナスで、妹にニューヨークで買ってきてもらったんだYO!
今は廃盤で、修理費用に当時の購入価格の半額弱がかかったんだYO!
と言いたいのをグッと堪え
「・・・本物です」
と答える私。

彼は聞いてもいないのに自己紹介をし始めた。
ナントカ基地で働くイタリア出身なんだとさ。

イタリアっつーと、サイゼリヤか映画「マレーナ」じゃんねー。あの映画、好きすぎて、3回も劇場で見た。そのうち一回は三軒茶屋で遠かったんだよな。あれ以来、三軒茶屋には上陸していない。
マレーナ扮するモニカ・ベルッチにメロメロだった上京したての私。

『マレーナ』 日本予告篇


シチリアで、戦地に赴いた夫の帰りを待つ美人・マレーナに群がる街中の容赦ない口説きっぷりが印象的。

嗚呼、今目の前にいるイタリア人殿方も、その血を引き継いでいるのね。
え?何?have beenとか言ってる。恐らく基地には来た事があるかって言ってるのかな?


他の患者さんもいるので、もう会話は止めたいのだが・・・と思っているとき、普段は大人しい受付のお兄さんが凄い剣幕で、
「ノー!ナンパ、ノー!」
と彼をドアへと促した。
お兄さん、GJ!

「ナンパ?ナンパってナンですか?」
と、しらばっくれるイタリア人を
「だーめですってばっ」
と促し、連行するお兄さん。

ふう・・・。



そんなこんなで診察。
クマ医師、なんだか浅黒くなってるんだけど。どうした?

今日の診察はほぼ90%、仕事の相談だった。
この一年制服の管理業務を行ってきた。
前回の社長面接のあと、「次回の面談では業務の効率化をアッピールせよ」とクマ医師より助言をいただいていた。
その件でのご相談。

「社長はきっと効率化を数字で見たいのだと思います」
と言いながら、コピー用紙を取り出し、前のめりで図解を示す。その際、でっぷりとした恵比寿様のようなお腹がぷるるんと揺れたのを私は見逃さなかった。

「この部分の数字を具体化してお見せして、改善案として提出したらいかがでしょうか?」
と熱く語っていた。
「え?データがないんですか。じゃあ、面談まで1ヶ月ぐらいありますよね。その期間のデータをとってみましょう」
とテキパキと指示を出す。
主治医・上司を通り越して、まるでコンサルな勢いである。
彼と二人三脚で色々なことを乗り越えてきたけれども、もう来るところまで来てしまった感、満載。

マイスリーは、週の後半に断ってみましょうとのこと。

処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散

1時少し前に帰宅。





トラトラトラ、撤回

2015年04月27日 22時05分50秒 | Weblog
駅で遭遇し、名刺を下さったあの方・・・斉藤りえさんが昨日の選挙で当選したらしい。
彼女のエッセイを読んだことがあるので、握手をしてもらった。
互いに「綺麗~!」を口の形で連発しあった。
別れ際、私の「頑張ってください」という手話に驚いた表情をし、そして笑ってくれた。
(小学校時代、手話点字クラブに2年ほど属していた私)

言葉を使わない、心で行う「会話」というものを初めてしたような気がする。

達筆である。


さて、今日は決算関連の業務を中心に行おうと思っていたのだが、進捗はいまひとつ。
会社が暑い・・・。
蒸し風呂状態である。
これで数字を扱う業務は行えない。というか一桁間違えそうで怖い。
明日の午前中に集中して行おうと思い、月末業務を行った(これも数字を扱う業務なのだが)。

お、あそこにいるのは社長だ!
「ワレ 社長 発見セリ」 
某店の制服のサンプルを着用し、打ち合わせが終わった社長に奇襲。
見てもらう。
マネキンになった私は、ぐるりと自転。
そして品質や着心地、おおよその価格、内装に合うか・・・などを社長・吉熊上司と話し合った。
GOサインが出たので、「トラトラトラ・・・ワレ 奇襲ニ 成功セリ、だぜ」と思い、業者に見積もりを取ろうと自席に颯爽と戻るとき、後ろから
「なあ、スカートのうしろのチャック、開いてないか?」
と吉熊上司・・・!

うぎゃあああああ!
やってもうた。

恥ずかしい。狂おしいほど絶望的に恥ずかしい。
穴があったら入りたい。なかったら掘ってでもINしたい!
トラトラトラ、撤回。

後輩男女も失笑。


帰宅後、中学時代からの友達あやみちゃんとLINEで会話。
ドラマ「マッサン」のエリー役の女優が週刊誌の袋とじで脱いだらしいという話題で持ちきり。
そうこうしているうちに、これまた同じく中学時代からの友人わかめちゃんからメール。
「GW、ガールズトークすっぺ(栃木弁)」の件、3日に決定しそう。
楽しみ~。

GWまであと少し。

それまでに、決算書類・・・決算書類・・・。


「マグリット展」

2015年04月26日 21時57分13秒 | Weblog
マグリットの名前を知ったのは中学時代。美術の資料集で知った。リアリズムな描写なのに、どこか「え?」と思わせる絵で気になっていた。空に岩が浮かび上がっている絵だったと思う。授業中に「不思議な絵だなあ」とぼんやり眺めていた。
高校時代、我が故郷・宇都宮市がマグリットの絵を6億円で購入したことが新聞に掲載され賛否両論がわき起こった。
あの教科書にも載った絵を描いた人の作品がうちの近くに来る!と、当時田舎の女子高生だった私は歓喜した。

マグリットはベルギーの国民的画家であり、20世紀美術の巨匠である。日常的なモチーフを使い、哲学的な矛盾に満ちた不条理の世界を描いた画家である。
そんなマグリットの初期から晩年までの約130の作品をそろえた「マグリット展」が東京・六本木にある国立新美術館で開催されている。(2015年6月29日まで)

六本木の国立新美術館へは初めて行く。






では入場。


印象的だった作品。


「恋人たち」

布を被った男女が接吻している。見ているとぞわぞわと心が乱される。


「透視」

鳥を描いているのに卵を見るってどうよ?と思った瞬間、一人で大爆笑してしまった・・・。
じわじわくるわー。好き。


「人間の条件」

キャンバスに描かれた絵と背景が重なっている。絵(過去)と風景(現在)の融合。


「ジョルジェット」

描かれている女性は妻。周囲に手袋や卵などが描かれている。意味深。
この音声案内のとき、(マグリットも好きだった)サティのジムノペディが流れてて、妙にマッチしていた。


「夢」

これも宇都宮美術館所蔵。
美しい。


「不思議の国のアリス」

マグリットは「不思議の国のアリス」にもインスピレーションを得たらしい。
印象画風のタッチが心地よい。


「光の帝国Ⅱ」

空は昼なのに道は夜。この矛盾が、本作品展の世界にどっぷりと浸かっていると、あまり不思議なものとは思えなくなる。


「禁じられた世界」

こちらも印象画風。夢見心地。


「自然の驚異」

魂が全力でこの絵を好きだと叫んだ。半人半魚のカッポーが仲良さそうに寄り添っているのだが、その腹部がぽっこりしててカワユス!!


「空の鳥」

「大家族」同様に、空と鳥がモチーフになっている。さわやか。


「ゴルコンダ」

本作品展の目玉。おじさんが降ってくる!!


「心臓への一撃」

薔薇が綺麗。




「大家族」

これこれ!宇都宮美術館所有の作品。
いつも人気の少ない常設展でぽつんと佇んでいて見放題だった「大家族」
宇都宮で何度も何度もじっくりと見入った作品。
今日の「大家族」は大勢のギャラリーに見られてて、なんだか誇らしそうだった。
感覚としては、地元の友達が上京し、「おお!」って会ったときの感じ。

この動画で使われているので、「大家族」を観るときはこの曲がBGMとなって脳内に流れる。

エア・エレメント(AIR ELEMENT)の「Fragrance」




けっこうボリュームいっぱいだった。
思ったより混雑していなくて、どの作品もじっくりと見ることができた。

非現実的な夢の世界を味わい、観終わった後も心がふわふわふるるとしてしまう。

どの作品のタイトルがいちいち面白かったのも印象的。
マグリットは絵を完成させたあとにタイトルを付けたらしい。


せっかく六本木に来たのだし、散歩でもしようと思う。
遠くに見えるのはヒルズ。


ミッドタウンを目指そう。


ミッドタウンに来るのは何年ぶりだろう。



インテリアなど相変わらずヲサレである。






喫煙所から夜景が見える!素晴らしいぞう!


お腹が空いたので夕御飯。キッシュとクロワッサン。



先日逮捕された嶽本野ばら先生がツイッターで本作品を教えてくれた。
嶽本先生もきっと来たかっただろうに。


そんなことを考えながら地下鉄で帰宅。
この二日間、お天気も良く、フルにリフレッシュできた。
明日から一週間、また頑張ろう。

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ネットを徘徊

2015年04月26日 20時06分12秒 | Weblog
昨晩はマイスリーを服用。1時間ほど粘ったのだが。

今日は天気が良かったので布団カバーを洗った。

洗濯ばさみはクマさん。GJ!



ネパールで大きな地震があったもよう。
ネパールといえば、大学時代、文化人類学でやった生ける少女神クマリのことを思い出す。
クマリ信仰とは特定部族から選ばれた初潮前の少女を生ける女神として崇拝する文化である。
クマリに選ばれた少女は、名前を失い、世間から隔絶された館に住み、女神として信仰されるのである。
引退後は学力の面などで社会復帰が困難で、引きこもりになる子も多いらしい。

昔、ドキュメンタリー番組で観たクマリの少女(ラシュミラさん←なんとなく名前を覚えていた)は元気だろうか、とググってみた。

発見!!

http://www.47news.jp/47topics/ningenmoyou/91.html

クマリになった女性は薄幸な人生を送ると言われているが、ラシュミラさんは元クマリとして初めて学士号を取得、IT技術者として自力で切磋琢磨しているもよう。今回の地震で被害は受けなかったのだろうか。心配だ。





宇都宮ヒカリ座で「ガガーリン 世界を変えた108分」が上映されるもよう。
新宿でも観たのだが、帰省中、もう一回観たい。

『ガガーリン 世界を変えた108分』予告編



散々ネットを徘徊したあとは選挙へGO!
会場の小学校。
小学校って遊具が小さくてかわいい。
百葉箱という、記憶の果てにあるようなものも見てノスタルジー炸裂。


清き一票を投じ、「マグリット展」へGO!


初夏の散歩

2015年04月25日 20時18分07秒 | Weblog
自分的ニュース!!昨晩はマイスリーなしですんなりと眠れた!!10年ぶり快挙!!

私にしては早起きをし、お出かけ。
今日は東京大学へ。


南北線の東大前駅で下車。
本郷通りを歩く。
新緑とレンガの塀がマッチしてて素敵。



安田講堂。







東大安田講堂事件の舞台になった場所である。



今日のお目当ては地下にある学食。
この階段を下る。


そこには・・・



メニュー。
うどん・そばは、関西風と関東風を選べる。


今日は前々から気になっていた有名な「赤門ラーメン」をチョイス。


食券を出してから茹でるらしい。茹で方も機械でオートマ化されてて、それを見てるだけで楽しい。
30人ほど並んでいたので15分ほど待った。

受け渡し口にある酢やコリアン唐辛子でカスタムし、空いてる席に座る。
おお!これが赤門ラーメンか。


ビジュアルほど辛くはなく、けっこうマイルド。
私が投入した唐辛子でほんのりと辛くなったかな?という程度。
麺は学校給食のソフト麺に似た柔らかい感じ。
キクラゲ、もやし、ひき肉が入っている。これで400円というコスパの良さに驚愕。
量は多く、胃袋にずっしりとくるが、不思議と味に飽きない。クセになる。
ちなみに事前に仕入れた情報に従い、箸ではなくスプーンとフォークで食した。
また来ようっと。

東大のキャンパス内を散歩。

木々が鬱蒼と茂る三四郎池。
すげーな。東大。キャンパス内に池があるよ!!



カモさん発見。お昼寝中。



キャンパス内に、さり気無く機械も飾られている。



建物も洋館ちっくで萌える。



赤門から出る。



少し歩いて、農学部キャンパスへ。
先月、設置されたハチ公と上野先生の銅像を拝む。


ニュースで見た時もうるっとしたが、実物を見て更にうるうる。ハチ公、先生にやっと会えたね。
ハチ公の尾っぽが今にもフリフリと揺れそう。かなりリアル。


完全に見詰め合っている。


二人の間に強靭な絆が見えた気がした。

私と吉熊もこのような絆で結ばれていると信じたい。


隣の資料館ではハチ公の臓器(脾臓、肝臓、心臓と肺)が展示されている。
死因はフィラリアらしい。



東大、おもしろすぎ!!


また少し歩き、根津神社でツツジを鑑賞。大混雑。


この鳥居は、江戸川乱歩を描いた松竹映画「RAMPO」に出てくる。
京都の伏見稲荷を思い出す。





肝心のツツジはまだ満開には至らず。



S坂から見たツツジ。
初夏の光を浴びて気持ちよさそうだった。


東大前駅に帰る。

農学部キャンパス沿いに咲いていた藤の花。
これを見ると衣替えをしなくっちゃって思う。初夏を告げる花。甘い香りがした。


何の花かな?



早起きは三文の徳。
初夏の休日を大満喫できた。

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60兆の細胞×君の危うさを

2015年04月24日 21時29分51秒 | Weblog
「嗚呼、嶽本先生、逮捕されたんだよな」
朝、そんな絶望感に包まれながら目覚めた。
普段ならば、覚醒後は暫く何も考えられず、トイレ→洗顔→朝食・・・と体が自然とルーチンを刻むのに対し、今朝は目を開けた瞬間から、昨日ネットニュースで見た文字「嶽本野ばら」「逮捕」の単語が脳内にこびりつき、暫く布団の中から出られなかった。


「サリシノハラ」の歌詞

新しいトビラの前で 独りで寂しくないかな
いっそ 死にたいなんて 思ってるのかな
それでも君が好きだよ どんなに汚れた未来でも
隠したい過去があっても

の部分を思い出し、今回の件と重ね合わせてみるとこれまたドンピシャで、やるせない気持ちになる。


【初音ミク】 サリシノハラ 【オリジナルPV】




しかし、好きな作家が逮捕されても、仕事には行かなくてはならない。
私の心の色調とは対極にあるような五月晴れ未満の空を、電車の車窓越しに見ながら出勤。
スマホで嶽本先生のツイッターを確認してみるがやはり更新されていない。それを見て泣きそうになる。

しかし、好きな作家のツイッターが諸事情で更新されていなくても、仕事には行かなくてはならない。

タイムカードを打刻し、気持ちを切り替えようと努力する。

社長に稟議決裁をいただき、その処理を進める。
制服の交換依頼、および某店の夏服選びも行う。
業者から送ってもらったサンプルを実際に着用してみたのだが、欲しくなっちゃうぐらい素敵なデザインと色、着心地の良さだった。

お昼は海鮮丼とかき揚の天ぷら丼。
経営管理室4人とも今日はこれ。お弁当まで一緒だなんて・・・どんだけ仲がよいのだろう。
少ないかなと思ったのだが、けっこうボリューミー。
後輩男子ほっしーが
「見た目は少ないんですがけっこう胃にずっしりと溜まりますね」
と感想を漏らしていた。


容器が深すぎて、くましゃんが見えない・・・。

午後、稟議書のコピーを各部に配りにいく。
そこで女優のように美しい女性を発見。
聞けば某店の店長だという。
嗚呼、あの人が・・・。厳しくて有名な人である。電話を掛けてきても店名を名乗らない。「○○です」と名前だけ述べる。そのぐらいの強烈キャラ。
でも責任感があり、人望も厚く、誰も悪く言わない。みんなが認めるカリスマ店長だ。
稟議書のコピーを渡しながら、つい彼女のほうをチラ見してしまった。


夕方から決算書類を手がける。
経理が締ったらここに数字を入れようっと。

定時後、喫煙所で先輩紳士に仕事を依頼され、ちょっと残業。

今週も駆け抜けた感、満載である。
週末はのんびりしよう。

嶽本先生の件は、待つしかないのだという結論に至った。
過去の作品を読み返しながら、彼が再び作品を紡ぎだすことを祈るのみ。
私にはそれしかできないのだと思う。
またサイン会があったらカロリーメイトのチョコ味持参で馳せ参じる次第。

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下妻物語

2015年04月24日 20時21分44秒 | Weblog
今回の嶽本先生の報道で驚いた点がある。
どのニュースでも「下妻物語の原作者」という冠が付くことである。
あれから10年以上も経過するのに。あれ以後も作品を書いているのに。
映画化されて、大ヒットしたというのもあるが。


また、ニュースに使われている映像もだいぶ以前のものである。
最近の彼はジャージとドレッドヘアというファッションをしているのだが、ニュースではロリイタのお洋服に耽溺していた時代の彼の映像が使用されていた。


で、下妻物語である。

2004年5月、私は「下妻物語」を日比谷シャンテで観て、心を突き動かされた。
深キョン扮するロリータ命の桃子の孤高の精神に。
そして土屋アンナ扮するイチゴの「御意見無様(用)」なポリシーに。

接点がなさそうな二人の運命はやがて絡み合い、クールな友情に発展する。
その過程が丁寧に描かれていた。
小ネタも秀逸である。


桃子の台詞は私の座右の銘になった。

「人間は一人なの
 一人で生まれて一人で考えて一人で死んでいくの
 人は一人じゃ生きられないなんて
 だったら私は人じゃなくていい
 ミジンコでいい
 寄り添わなきゃ生きられない人間よりも ずっとずっと自立してるもの」


日比谷シャンテで鑑賞後、以後3週連続水曜日のレディースデーにはこれを観に銀座に出没するという惚れこみようだった。
手持ちの洋服で一番ヒラヒラした服に身を包み、白のレースいっぱいの日傘を差して下妻のロケ地巡りをしたり、2011年には下妻のイベントに行き、会場に来ていて喫煙中の嶽本野ばら先生に持参していた「下妻物語」の本にサインをしてもらった。

ロリータパーティーin下妻!第二の竜ヶ崎桃子を探せ!Part.4



下妻物語


あれは嶽本野ばら先生でなくては書けない。
久々に読み返してみたくなった。

DVDも見返してみよう。


無題

2015年04月23日 21時55分56秒 | Weblog
ネットニュースを読んでフリーズしてしまった。

「下妻物語」原作者を逮捕 危険ドラッグ所持の疑い(4月23日(木)14時30分配信 )

 危険ドラッグを所持していたとして、警視庁が23日、映画「下妻物語」の原作者として知られる作家の嶽本(たけもと)野ばら容疑者(47)=本名・嶽本稔明=を麻薬取締法違反(所持)の疑いで逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。「麻薬とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
 捜査関係者によると、嶽本容疑者は今年3月、東京都台東区の路上で警察官から職務質問を受けた際、麻薬成分を含む危険ドラッグを所持していた疑いがある。嶽本容疑者は、少女趣味のファッションや言説で「乙女のカリスマ」と呼ばれている。


「嶽本野ばら」「逮捕」という文字で後頭部を殴られたかのように、暫し動けなくなる。



この前の日曜日、ツイキャスで嬉々として話していたじゃんかー。
http://twitcasting.tv/milkpunksex/movie/161965349#

先月読んだ「サリシノハラ/47」も面白かったのに。
昨年12月のサイン会にもカロリーメイトチョコ味を贈呈したばかりなのに。
・・・色々ショックである。



3月、上野ということは・・・「みちのくの仏像展」に行ったとツイッターに書いてあったので、その時に職質を受けたのだろうか。その時、嶽本先生はどう思ったのだろうか。


嶽本先生は、2007年9月2日に大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕され、同年10月31日に懲役8か月、執行猶予3年の判決を受けた。その後、「タイマ」という小説を上梓された先生。その中で「薬物がいけない理由は『愛する人を傷つけてしまうから』だ」と書いていた。また、「タイマ」のサイン会のとき、多くのファンが泣き崩れていて、その一人一人の肩を抱いて「ごめんね」と言ってらした。だからもう大丈夫だと思っていたのに。

私自身、サイン会があればできるだけ駆けつけてカロリーメイトチョコ味を贈呈し、買った本は一文字一文字を血肉にする勢いで読んでいたでの今回の逮捕はショックだった。

ネットの反応を見ると「またか」というものが多い。
一度躓くと、信頼の失墜は果てしなく広がることを今日知った。
悔しいのが、前科者が生み出した作品として見られてしまい、作品がきちんと評価されなくなることだ。


私が嶽本野ばら先生に出会ったのは2001年、雑誌「美的」のコラムだ。
文章が上手かったのと感覚がぶっ飛んでいて面白かった。
その後、「カフェー小品集」を携えて、全国の喫茶店を巡礼し、作品の主人公になりきり、悦に入ったりしていた。
「十四歳の遠距離恋愛」は読了後、虚無感から1週間ほど廃人にさせられ、「下妻物語」は映画館で4回観た。
「ハピネス」は震災のあと、余震の中で読み返した。「通り魔」は面白かったので読書好きの父親に貸した。

ロリータには無縁な私に、価値観の多様性の肯定や世の中に散らばる美しいものを、文章を通して教えてくれた嶽本先生。

稼いだお金を嶽本先生がどのように使おうかは勝手だが、ファンや周囲の人を悲しませる行為自体にはちょっと同意しかねる。
法を犯した自覚がなかったのかもしれない。けれども、新作が読めない、サイン会がないという、これから私自身に起こるであろう辛さを想像すると、その苛立ちを嶽本先生にぶつけたくなるのが正直な気持ちである。

前回の逮捕後、執行猶予が明けて金銭に苦慮しながらも、作品を書く事でようやく積み重ねてきた実績が、またここで崩れてしまった感が半端ない。特にここ一年は意欲的にご活躍されていたのですごく残念だ。我が事のように悔しい。

と、ここまで憤りをつらつらと書いてみたところで涙が溢れて止まらない。


でも、私はきっと待ってしまうのだろう。
彼の新作を。ずっと。



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上村松園

2015年04月23日 20時35分39秒 | Weblog
今日のGoogleロゴは上村松園。




4月23日は、生涯「美人画」を描き続けた日本画家 上村松園の140回目の誕生日なのだそうだ。
私の大好きな日本画家である。

一昨年、奈良に行った際、松伯美術館にも行った。

松園が描く着物の精緻な絵柄はため息もの。
思わず手を伸ばして触れたくなるような質感もたまらない。
そのひんやりとした絹に手を滑らせた時の感覚を想像し、うっとりしてしまう。






見てると雑多な日常に汚された魂が清められる気がする。

ドラマの主人公になった結果

2015年04月22日 21時37分55秒 | Weblog
社長から新たな宿題をいただく。
某店舗の夏服である。
あの店舗の内装に合うような制服を用意しろ、とのこと。
業者からもらったカタログで探しているのだが・・・難しい。
後輩女子Cちゃんの知恵も拝借し、吉熊上司、社長に相談。
とりあえず業者にサンプルを送るように手配をした。
現場のスタッフにも送り、意見を聞こうと思う。


また今日は遠隔地にいる同期から電話があり、話せて嬉しかった。
同期ネットワーク、強し。


昼休み。
喫煙後、非常階段をおりて、1階の自動販売機へ。

途端に吉熊が
「わあ!見て見て!!こんなところから花が出てるよ。盛岡のど根性桜みたいだね」
と、大はしゃぎ。




おお~。凄いね。

ど根性桜・・・覚えていたのか、吉熊。
5年前の春、見たよね。








午後はひたすら伝票の処理をし、気付けば夕方。


定時後、喫煙所へ。
春らしい穏やかな夕暮れ。

同じ時間、1月頃なんてオリオン座が見えるぐらい夜だったのに。
日が伸びたんだな。

ちょっと残業して、後輩女子Cちゃんと帰ろうとしたとき。
社長の足元のゴミ箱に入れられている書類をシュレッダーにかけるのを忘れていることに気付く。
Cちゃんに
「あら、私、健忘症かしらね」
と言ったら、吉熊上司が
「いつもだろ」
とポツリ・・・。
Cちゃんも後輩男子ほっしーも爆笑。

Cちゃんと別れたと、最寄り駅に着いたら雨が降っていた。
最近の天気は本当によく分からない。天気予報で雨って言っていたっけ?
傘を持っていないので濡れながら帰る。ドラマの主人公の如く。

風邪、引かなければいいけど。
と言っているそばから首の後ろと頭が仄かに痛い。
嫌な予感・悪寒がして熱を計ったら36.7度。
微熱である。
今宵は早く寝よう・・・。

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2015年04月21日 22時22分20秒 | Weblog
危惧していた強風による電車の遅延はなかった。
よかった。

週に一度は鯖の味噌煮弁当にしている。

吉熊、今日は新しい服にお着替え。
お洒落だとお褒めの言葉をいただいて照れていた。カワユス。


今日も昨日に引き続き、謎のテンションで仕事を進められた。
明日から決算書類に取り組めるのではないだろうか。


残業後、後輩女子Cちゃんと退社。
今日、彼女は眠かったそうだ。
GWの予定等を話し、気付けば私の家の最寄り駅に到着。
電車から降りてホームの階段を下る私を、窓からずっと手を振って見送るCちゃん。いい子だ~。


駅に近いスーパーで買い物。
道路沿いにチューリップが咲き乱れていた。
ネオンの下で、排気ガスにもめげずに凛と咲くその姿に元気を貰う。



帰宅後、レンジでチンするレトルトのご飯を食べて、マネキュアを塗りなおす。
比較的大人しい色。
ミスなく塗れるとご機嫌~♪
貧血だが、爪だけは丈夫!


感情を揺さぶられるような出来事もなく、今日はすごく平和に過ぎていった。
凪のような一日。

明日も頑張ろう~!!


ナツを制する者だけが煙を制する

2015年04月20日 21時50分34秒 | Weblog
週末、すっかり充電できたので今日は朝からちゃきちゃきと仕事をこなせた。
午前中に今日一日の仕事を終えるような勢いで仕事に向き合える、そんなテンションがたまに湧き起こる。
理由は分からぬ。偶発的かつ突発的なもの。

昼前から雨。
夕方からは強風も伴い、まるで台風のようであった。

喫煙所(非常階段)で、
「こういう日って、T.M.Revolutionの『HIGH PRESSURE』のPVを思い出しませんか?・・・カラダがナツになる♪」
と西川君の真似をしてみたものの、後輩男子ほっしーは呆然。
どうやらこの歌を知らないらしい。

ほっしー!

13歳の歳の差をまざまざと感じてしまった。
スーツをうっすらと濡らしながら捨て身の真似をした私って・・・。
カラダがフユになるYO!凍てつくYO!ウッカリ亮子の期待の楽園だYO!!

「自分が世間知らずなので・・・すいません」
と模範解答をするほっしー。グレイト!!

他の喫煙所クラスタの皆さんは勿論ご存知。
普段はクールでハードで寡黙なT主任が、会話に乗じて
「YO! SAY夏が 胸を刺激するナマ足 魅惑の マーメイド」
とT.M.Revolutionの「HOT LIMIT」の歌詞をぼそぼそと呟いていた(※歌うんではなく)。ビックリ!!・・・念仏かと思った。


喫煙所が非常階段に移り、半年が経過した。
コートを着用し、喫煙所仲間同士でバカ話をして爆笑し、内面から温まりながら、越冬はできた。
しかし我々はまだ梅雨も盛夏も台風も経験していない。
今から不安である。
ナツを制する者だけが煙を制する・・・か。

そうそう、今日は喫煙所の先輩紳士から「現代萌衛星図鑑2」を借りたのだが、今日は雨。
濡らしてはならないので持ち帰れなかった。残念。




会社から駅まで歩くのだが、あまりに風が強くて傘が傘の役割を果たさず。
仕方がないので傘を畳む。
もわっとした風雨に晒された髪は湿気を含み、広がり、そして化粧崩れした顔面にはり付く。
もはや、髪をよける余力を無くしながら駅に到着。

今日はどうしても冷えた蕎麦が食べたくてコンビニへ。


明日も午前中は強風&雨らしい。
どうか電車が止まりませんように。

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充電

2015年04月19日 23時41分08秒 | Weblog
昼過ぎに起床。よく寝た。布団を干そうかと思ったのだが、THE曇天、という感じだったのでやめた。
掃除機をかけ、洗濯物を干し、図書館へ。
席を見つけ、国際秘書検定(プライマリー)のテキストを捲る。
ビジネス実務は秘書検定1級とだいぶ重なっているので問題がないのだが、ビジネス英語に苦悶している。

to不定詞とか、本当、忘却の彼方にあるんだが・・・。
来月地元の友達わかめちゃん(英語の先生)に会うのでちょっと教えてもらおうかな。
中学時代、一緒の塾(教学ゼミナール)に通っていたわかめちゃん。

今の私の英語のできなさっぷりに
「亮子、どうしたの?」
って驚くかな。

受験は来年5月。それまでに克服しなければ。


夕方、書店に寄り、ベトナム旅行のガイド本を購入。
ペラペラ捲ると極彩色に溢れた情報が・・・!


ゴールデンウィークもまだなのに、すでに気分はサマーバケーション。
クマったもんである。
夏の旅行ったら、毎年「oh-darling」(Convertible)をBGMにしている。
脳内で観月ありさが「オ~ダ~リン♪」って歌ってるからね。マジ。
もしくは鈴木あみの「love the island」

別に毎年ビーチに行くわけでもないのに。しかも今回はメコン川が相手なのに。


吉熊「見て見て!僕のお友達がいるよ」

あら、楽しみね。


この国は英語も通じるらしい。
できればオーダメイドのワンピースをゲットしたい。
ビジネス英語に熱が入る・・・!?

ブックオフにも寄った。素敵な書籍を購入。
「別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判」(佐野 眞一)


平成の毒婦・木嶋佳苗の手練手管が書かれた本である。
面白くて、帰宅後、半分まで読んでしまった。
女子力、研磨されるかな。

さて、明日からまた仕事。
週末の二日間ってどうしてこんなにも早く過ぎるのだろう。毎週の謎である。
決算書類、やらねばー・・・。

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