世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

YAH YAH YAH

2012年03月31日 23時17分34秒 | Weblog
昼過ぎに起きた。
よく寝た。
外は強風。
まるで「YAH YAH YAH」(CHAGE&ASKA)が再現できそうであった。

Yah Yah Yah - Chage & Aska


高校時代の友人K子ちゃん。
チャゲアスの大ファンの彼女は、強風の日、教室の窓を開けてあれを再現してくれた。
自分のことを「本当は姫子って言うの」と真面目に言ってみたり、本当に面白い子だった。
そんなことを思い出してクスっと笑う土曜日の夕方。

芋づる式に思い出が連なってくる。

11年ぐらい前、中学3年の時の同窓会が開催された。
たしか土曜出勤の日で、私は仕事を終えて駆け付けた。
2次会のカラオケにて。
その後好きになって振られた殿方が「Yah Yah Yah」を歌っていたっけ…。
そんなことを思い出してがっくり項垂れる土曜日の夜。


煙草が切れたのでコンビニへ。
つまみと酒を買い、自宅で晩酌。



風はとうに止んでいた。

明日は出かけよう。





ジャンバラヤ☆

2012年03月30日 23時17分23秒 | Weblog
花金。
今週は駆け抜けたって感じがする。
しかも今日は決算日。
小口現金の締めなどでちょっと忙しかった。

昨日の制服の試着会の片づけを一人で行った。
一人でやった方が気が楽なのである。
通常パートさんとやるのだが、いつも彼女と二人きりになると
「結婚しないの?」
と言われるので、非常に不愉快になる。
私のような結婚願望が無い人間にこういうことを推奨するということは、スキンヘッドの人に「カラーリングしないの?」と言うに等しい。全くの無意味。ナンセンス極まりない。

いつも私に結婚を推奨する彼女だが、発する内容はいつも旦那の愚痴ばかりじゃないか。
「いつも旦那さんの文句ばかり仰っていますよね?で、結婚っていいもんなのですか?」
と私には珍しく反撃なんぞをしてみた。
そしたら「ふふふ…あんまり…てへ」と。
…なんだよ?それ。

「親に(結婚しろって)言われない?」
だって。
家の親はリベラルですから。


しかも昨日はパワーアップしちゃって、
「亮子ちゃん、もう出産は無理だね~」
とか言われた。
子供嫌いなので、元々産む気もないし。望むところである。

「無理」という言葉はその陰に願望の念が含まれていることが必要条件だと思う。英語で言う「can't」だ。
『「○○したい」→できない→無理』という一連の流れがあって成立するものだ。
で、いつ私が子供を望みましたっけ?ああ?
だからこの場合、「無理」という言葉は不適切だ。
このことを彼女に言っても理解してもらえないだろう。この種の原理主義同士の話し合いは不毛だ。だから黙っていた。

ああ、もうさ!!
私は一人(&クマ)が好きなのである。
誰にも迷惑かけないから放っておいてほしい。
結婚とか出産や育児には死んでも参加したくないんである。
興味が無いことはしたくない。
これは不変の真理ではないか。

そんな私に、どうしてこれほどまでに彼女が執拗に結婚を推奨してくる理由が分からない。
ちょっと気持ちが悪い。
ホラー級である。
新手のセクシャルハラスメントだろうか。


そんなこんなもあり、精神状態を考慮して、今日はそそくさと一人で片付けてしまった。



今日はノー残業で、後輩女子Cちゃんとデートをした。
二人で「個人情報保護法講義 お疲れ様会」開催。
家の近くの喫茶店。
前回はホットケーキデートだったが、今日はジャンバラヤデート。




デザートは小倉ワッフル。


二人で3時間近くお喋りをした。
本音トーク。

嗚呼、すっきりした。


良い後輩女子に恵まれた。
私は幸せだ。

一週間、お疲れ様でした!



Feel Like dance

2012年03月29日 23時04分09秒 | Weblog
新卒研修第一日目。私の出番は今日だけ。

11:30から個人情報保護法についての講義を行った。
自慢でないが私は人前で話すことが大の苦手である。
まず呂律が回らない。そして、上手く話すことに集中するから、話ながら自分が何を話しているか分からなくなるんである。

今朝は「Feel Like dance」(globe)を聞いて出勤。
株主総会などの気合いを入れる日の朝はこれを聴く。
globeのお披露目になった「avex dance Matrix'95」。
あのときのKEIKOの緊張に比べれば私のそれは屁でもない。


いよいよ11時すぎ。吉熊上司とレジュメ配布係りの後輩女子Cちゃんと研修センターに向かう。
扉を開くと数十人の新卒が!

「続いて経営管理室・○○主任(私)から個人情報についてのお話です。」
という人事部女子の言葉に続き、新卒たちの
「起立!礼!」
「宜しくお願いします!」
である。


なにこれ!
ぎゃー。
しかし、もうどうにでもなれ!と意を決して話し始めた。


「今日は皆さんに個人情報保護法についてお話ししたいと思います。まず個人情報とは、ということですが、…」

最初こそ緊張したが後半は慣れてきて自分のペースで話せた。

壇上から見下ろす自分、なんかウケる。
上からマリコならぬ、上からリョウコである。

視界の隅で吉熊上司がニヤニヤ笑っているのも確認。
自分も緊張したが、吉熊上司も緊張していたのだと思う。
不安に違いないのに、いつも日の目を見ない私のために、このような機会を与えてくださった吉熊上司。
彼こそ上司の中の上司だ。

個人情報の取り扱いを誤ると会社に多大な損害が出る可能性もある、という締めの言葉で昇天。
自分の台詞に酔う。
女優・亮子の誕生である。


2回ほど訛ったらしいが(栃木弁最強)。
…まあ成功の域を逸脱していないと信じたい。

昼休み、緊張の糸がぷつりと切れた瞬間、疲れがどっと出てきた。


夕方からは女性社員のみを対象にした制服の試着会の監督をした。
「このサイズで大丈夫でしょうか」と尋ねる新卒の可愛いことといったら!
この前まで大学生だったあどけなさが漂っていて本当におぼこい。
今年は若干大人しい子が多かったような気がする。

そんな子の一人を捕まえて
「ねえ、あのさ。個人情報保護法についての講義、どうだった?」
と訊ねた。
「分かりやすかったです」
とか言う。
なんて良い子なんだ!


枚数及びサイズの取りまとめなどをして残業。


帰り、魅惑の一人お疲れさま会を開催した。
270円均一居酒屋。半個室で一人「かんぱーい!おつかれー、自分」

ぐびぐび。
つーか、マジうめぇ!


エイヒレ、大好き。



やりきった感満載。
頑張ったよ、自分。
今日は久々にちゃんと眠れそうだ。


globe / Feel Like dance


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深呼吸

2012年03月28日 23時11分37秒 | Weblog
明日はいよいよ新卒研修。
私の出番「講義:個人情報保護法について」は入社式終了後、会長・副社長の講話のすぐあと。

激マジ緊張すんだけど!
最近ずっと緊張しててお腹が痛いんだけど!


今日なんて、社長に心配されるばかりか、人事部や営業部の課長たちにも「明日大丈夫?」と言われる始末。
私が壇上に立つということは、どんだけ異色な風景なのだろう。
まあ…いつも日陰の人生を歩んでいるからなあ…。
無理もないか。

吉熊上司に、本番さながらのリハをチェックしていただき、「栃木弁、出てなかったよ!」と言われる。安心した。


こういう緊張感溢れるシチュエーションに遭遇すると、ある映画を思い出す。
大林宣彦監督の新尾道三部作の一つ「ふたり」である。



不慮の事故で死んだ姉・千津子が愚図でのろまな妹・実加のもとに幽霊になって出てくる話。
数々の妹のピンチを姉は救うのだが、中でも一番印象深いのがピアノの発表会のシーン。

実加の番になり、ピアノの前に座る実加だが緊張で鍵盤が歪んで見えてしまう。
そこに千津子が現れ、優しく導く。



千津子「落ち着いて」

実加 「…」

千津子「深呼吸して」

実加 「スーハー…」

千津子「はい目を開けて」

実加 「…」

千津子「最初の和音。フォルテ。力強く…!」



死んだはずの姉に背中を押され、実加が奏でるシューマンの「ノベレッテン」

で、何も見ないでここまで緻密にあのシーンを再現できるのは100回以上観たから。
そして緊張する度にあのシーンを思い出しているから。

明日、11時30分。
きっと私はあのシーンを思い出しながら深呼吸しているだろう。





つえぇ~つえぇ~!2012

2012年03月27日 23時30分45秒 | Weblog
29日に行われる新卒研修の講義(個人情報保護法について)の練習を大きな部屋で行った。

たった一人で。
しかも時々笑顔で。
きっとシュールな光景だったと思う。

自作のシナリオを何度も読み上げること40分。
喉がヒリヒリしてきたので止めた。


中学1年生の時。
毎月行われる学年朝礼では、順番でクラスの出し物をしなくてはならなかった。
我々1組は、担任ツネヲの導きにより、各教科の先生のモノマネを披露することになった。

私は家庭科のK井先生役をやった。
風貌的に私に似ているから抜擢されたのだ、たしか。

あの寸劇の台詞をいまだに覚えている。

私  「遅れてすいません。はい、始めます」

生徒役「起立、礼、着席」

私  「今日は皆さんにカルシウムについてを教えます。カルシウムが多く含まれる飲み物は?」

生徒役「はい!牛乳」

私  「はい、その通り。なんと牛乳には200ミリリットル中200グラムもカルシウムが含まれてるんですね。つえぇ~つえぇ~(強い強い)!それでは終わりにしま~す!」

生徒役「起立、礼」

というシーンだった。
エド・はるみのような芸風で行ったと記憶している。


明後日受けるのは、あの学年全員400人の眼差しよりも遥かに少ない。
だから大丈夫だろう、きっと。

なんだったら
「個人情報保護法、つえぇ~つえぇ~!」
で乗り切ろうか。




今週の会社の花は、桜!
自分的に今年初の桜なので超嬉しい。


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いとかわカレー

2012年03月27日 23時30分45秒 | Weblog
残業後、今日は図書館には寄らず、コンビニエンスストア(サンクス)に寄り、そのまま帰宅。
これが欲しかったのだ。
「いとかわカレー」








宇宙空間をイメージしたスパイシーなチキンカレーで、具材のライスをイトカワ、空揚げをはやぶさ、ゆで卵を太陽、肉団子を地球に見立てているとのこと。

サンクスは自宅のちょっと離れたところにある。
「わざわざこれを買いに来たんですよ」
とレジの店員に言ったら、やたら感動された。

食べるのが勿体なくて躊躇してしまった。
ラッコの形をしたイトカワもかなり巧妙に再現されていて、感極まってしまった。

味は…うん!
3億キロ分のロマンの味とでも言おうか。
美味しかった。




金星☆月☆木星

2012年03月26日 23時17分45秒 | Weblog
月曜日は早起きしてしまう。土日に好きなだけ寝ているから仕方ないか。起きて少しだけ秘書検定の勉強を進めた。

仕事は忙しかった。
月末なのに月末業務の進捗が悪い。
新卒研修の準備もある。
明日は講義のリハーサルを一人広い会議室で行う予定。
こんなときに会長が便秘のように溜まった稟議書にサインしたのでその処理もしなくては。
その間、ひっきり無しに電話がかかってくる。

脳内ショート。
オワタ\(^o^)/

11年も仕事をやっているとこのようなシチュエーションには度々遭遇する。
悟ったポイントは

1、他部署への影響が高い仕事を優先
2、狙いを定めたら目の前の仕事のことだけを考える
3、小さなことは溜めずに分単位で片付ける

である。

そんなこんなで終了。



残業後、図書館へ。父からメールが来た。
「星二つが月を挟んで同間隔に並んでいます」とのこと。
西へ振り向くと…!



思わず笑ってしまうぐらい見事に並んでいるではないか。

暫く眺めていたかったが、図書館へと急いだ。

冬の初め、南東にあった木星がもう西にある。
春なんだなと思う。
もうすぐ一年間で一番好きな桜の季節がやってくる。

だからもう少し、頑張ってみようよ、自分。


装いたくなる季節

2012年03月26日 23時13分04秒 | Weblog
昨年の巨大合コンの懸賞ナノケア。
枕元で一晩中稼働させてみた。
そしたら、半端なく髪と肌が潤うではないか。
どんな仕組みでこうなるんだ?すげーよ、ナノケア。



今日は、白のスーツに昨日買ったカットソーを合わせてみた。
ネックレスは真珠の花珠ちゃん。


春は一年で一番装いたくなる季節。
そして、生きていて楽しい季節。


来週に向けて

2012年03月25日 22時29分53秒 | Weblog
昼まで惰眠。嗚呼よく寝た。心療内科医クマ医師は休日にたくさん寝ることを薦めている。たしかに寝るとすっきりする。

夕方池袋にお出掛け。
本当は美術館に行く予定だったのだが駅前にアンデスがいて聞き入っていたら時間が思いの外過ぎていた。…アンデス、すげー。


春物のお洋服を探しにプラプラ。
来月、家族と花見に行くときに着る服と、白のスーツの下に着るカットソーを購入。



販売員さんの接客が素晴らしかった。客の要望を聞き出し、商品を選んでくれるのである。お陰さまで素敵な買い物ができた。
私も元販売員。今また販売員になったら、あんな接客できるんだろうか。いやできない。
そんなことを考えながら歩いていたら、数年前退職された某店長を目撃。
研修時代にお世話になった店長だ。
スレンダーな体に切れ長の目、超直毛のボブヘア。
間違いない。
声を掛けようかと思ったが、買い物中だったので止めた。

入社一年目。
毎月1回、本社に集まり、研修を受けた。
彼女はその講師だった。
昼休み、喫煙組はハイライトを吸う彼女を囲んで色々と話を聞くのが楽しみだった。
「こういうお客さんが来たらどうしたら良いですか?」とか。どんな質問にも彼女は本音で語ってくれた。階段の踊り場に誂えられた灰皿が裏コミュニケーションの場だったのである。研修と言うとあの昼休みのことしか思い出せない。
販売員歴数十年の彼女からするとまだ社会人数ヵ月の私たちは可愛く映ったのかもしれない。


来週、今年もいよいよ新卒たちが入ってくる。
私は新卒を前に個人情報保護法についての講義を行う。
普段日の目を見ない雑用ばかりを担っている私に光が当たる最大のチャンスだ。
絶対に成功させて見せるっ!

気合い一発!

待ってろよ、新卒☆


今日の夕ご飯は「伯爵」のエビドリア。
これ、私と吉熊の大好物。



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「フラガール」

2012年03月25日 12時48分31秒 | Weblog
遅ればせながら「フラガール」をレンタルして観た。
観終えた後、どうしてもと早く観なかったのだろうと後悔をした。
好きな作品は何度も観るクチで、「下妻物語」「雨よりせつなく」「hayabusa back to the earth」は手元に置き、たまに観ている。「フラガール」もその中に入りそうだ。こんなにも完成度の高い作品は本当に久々。減点法をしいても、マイナスする要素が皆無。様々な賞を受賞したことも頷ける。




解説: 昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ。『69 sixty nine』の李相日監督がメガホンをとり、石炭から石油へと激動する時代を駆け抜けた人々の輝きをダンスを通じて活写する。主演の松雪泰子をはじめ、『花とアリス』の蒼井優や南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代らが魅惑的なフラダンスを披露する。(シネマトゥディ)


まず、まどか先生役の松雪泰子の完璧な美しさは何なのだろう。
どの角度から観ても綺麗!
冒頭の高慢な感じが「白鳥麗子でございます」の麗子役を彷彿とさせた。
ハワイにフラダンスの留学をしていたまどか先生。

そんなまどか先生が、ど素人の炭鉱娘をフラガールにするのだが、その過程が面白かった。
特に小百合役のしずちゃんのおどおどした様子が最高だった。
ショーの前、緊張しすぎていつまでも壁と話していたりするんである。
キャラバン中、落盤事故の知らせを受けて自分の父親が負傷したかもしれないという不安の中、今すぐにでも帰りたいのに無理して、
「躍らせてくんちゃい」
と泣きながら言う表情は息を飲むほどの美しさだった。見直した、しずちゃん。

谷川紀美子役の蒼井優も上手かった。最後のフラダンスのシーンでは鳥肌が立った。よくここまで作り込んだな、と。
紀美子の母親役は富司純子。
半ば家出同然の紀美子のダンスの練習を、そっと覗く富司純子の表情が秀逸。抑えた感情表現なのだけれども、観客にその内情をダイレクトに伝えていた。

炭鉱に見切りをつけてハワイアンセンターに従事する光夫。
台湾から輸入してきたヤシの木に「寒いだろ」と自らのジャンパーを巻くシーンが好き。
たった数秒のシーンだったが、新しい夢(ハワイアンセンターへの希望・期待)に向かって一生懸命な様子は、日本人特有の直向きさの象徴のような気がした。

会社でフラダンスをしている子がいるのだが、その子もこの作品を観てフラダンスを始めたらしい。
分かる気がする。
一つ一つの仕草に意味があり、東京に帰ろうとするまどか先生を駅のホームで引きとめるために紀美子たちがその仕草を用いるシーンが涙をそそった。



私の母方の祖父は戦後、足尾銅山に勤務し、トロッコ電車を走らせていた。
足尾で育った母は昔から足尾のことをよく聞かせてくれる。
作品中、山で落盤事故が起こり、不気味なサイレンが鳴り響くシーンがある。
足尾銅山もそうだったのだろうか、母に聞いてみたらやはりそうだったらしい。
「あのサイレンの後、同じ学校の子のお父さんが亡くなったことを聞いたりしてね…」
と。山の男は死と隣り合わせだったのだ。


地元の生き残りをかけたハワイアンセンター計画。
流れゆく時代の中で「何かを変えたい」と一心不乱に踊り続けるフラガールの姿は、胸を打つものがある。


好きなものが増える瞬間って興奮する。宝物を見つけた感じだ。
観ながら「これは生涯観続ける作品になるぞ、きっと」と心のバロメーターが上がっていく興奮にも似た感覚を「フラガール」は齎してくれた。









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社会科見学

2012年03月25日 01時21分28秒 | Weblog
マイミク・ほし☆殿のマンションで飲み会。
都心の一等地のマンションである。
もうね、共有スペースからして、高級ホテル並みなのである。
「嗚呼、こういう世界もあるんだねえ」
「こういう日常を手に入れたら人生観が変わるよねえ」
「セレブだ…」
とポカーンとしてしまう我々一同。
大人の社会科見学である。




共有スペースにはオブジェとか普通にある。


マンションの前から東京タワーも見える!


とにかく凄かった。


前回同様、経理のO主任と小学校時代からの友達わた、そして今回は後輩女子Cちゃんも参戦。
殿方は、早く来ていて、料理を作っていてくれるという有りがたいシチュエーション。
しかも凄く美味しかった!!


サラダの彩が美しい。
その話の流れで「サラダ記念日」(俵万智)の話になった。
Cちゃんは知らなくて、年代的格差を感じた。
「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」だYO!


男女11人でワイワイ飲んだ。
初めて会う女子2名とも仲良くなれた。
ちょっとした異業種交流会♪



飲み過ぎて隣の男子の乳を揉みだす私。
鍍金が剥がれて変態丸出しである。
そんなオイラを冷やかに見るわた、O主任、Cちゃん…。

ほし☆殿の細やかな気配りで今夜もフィーバーできた。
ありがとうございます。

そんなほし☆殿の部屋にもお邪魔させていただいた。
なななななんと!
部屋から大都会の夜景を観られるのである。
すげー。毎日観光じゃん!
妄想癖がある私はこういう光景を前にするとついムフフな妄想をしてしまう。
あんなんや、こんなんや…。


首都高やレインボーブリッジが普通に見える部屋って…。
ほし☆殿、凄い…!!!
同世代とは思えない。

帰りの地下鉄にて。
女子4人で反省会。
これが面白くて大爆笑。

O主任とCちゃんと別れ、わたと久々に二人きり。
わたとは25年来の親友である。
出会ったときは互いに汚れなき小学生女子だったのにね。今はこんなんだね…。
と、なぜか「汚れちまった悲しみに」(中原中也)の話になった。
「中也だぜ」
「ははは。中也」
「てか友達かYO!中也」
「いいんじゃね?ちゅーYA!」
というくだりで大爆笑。

嗚呼、楽しかった。
たくさん笑って笑いジワが増えたかもしれない。

それにしても二日連続の飲み会によく耐えたぜ、私の肝臓。
明日はゆっくりしよう。





酒と涙とクマとまーすけ

2012年03月24日 07時36分27秒 | Weblog
3/23
花金。



後輩女子Cちゃんを含め、他の面々で飲んだ。
ジントニックを10杯飲んだ。
とにかく飲み過ぎた。
しかし、悪酔いはしなかった。
「ウコンの力」、絶大。

吉熊、いるし!



社内の噂話など語ること4時間。


最後、だらだらと飲んでいたら、某殿方と二人きりになってしまった。


彼の両親は離婚後、すぐに病気で他界をしている。
家族の唯一の思い出が小学校時代、九十九里浜に行ったことらしい。
後にも先にもたった一度だけだったという。

行商をして土日も働きづめの父親。
寒い日は湯タンポがわりに彼を布団に入れて寝ていたこと、
そんな父親が教えてくれた唯一の遊びがパチンコだったこと、
良い父親だったが良い夫ではなかったらしい。
可愛がられていたにも関わらず、一緒に住んでいた母親の手前、父親の死に目に会いに行かなかったこと、
そして洋裁をして働きづめだった母親、疎遠になってしまったお兄さん。
今、一人。

両親とも彼のことを「まーすけ」と言って可愛がっていたことを聞いて、なんだが涙が出てきた。
離婚をしてしまったが、彼のお母さんもお父さんもきっと彼を愛していたに違いない。

「たしかに愛されていたかもしれません」
とは言いつつ、彼は人を愛したことがないとも言う。
よく分からないんだそうだ。
また、自分も父親のようになってしまうことへの恐怖心もあるとのこと。

そして親孝行していなかったことの後悔が、他人への愛情を阻んでいるのかもしれない。
でも、親にとって、子供が生まれてきたことだけでも最大の親孝行だと私は思う。
その子が笑って泣いて学校行って働いて…その過程を私の両親はいつも喜んでくれた。
吉熊上司や周囲の友達の子供への愛情を見ててもそう思う。


そんなことを熱く語ったジントニック11杯目。

「僕が泣かしたと思われるじゃないですかー。ふふふ」
とニコニコ笑う彼。
「まーすけ」と呼ばれていた幼少期の彼は本当に可愛かったと思う。
そんな彼を置いて早々と他界してしまった彼の両親。
さぞかし無念だっただろう。


小雨の中、泣きながら帰宅。
雨か涙か分からぬものが頬を止めどなく伝う。
なぜ泣いているのか自分でもわからなかった。
ただ、すぐにでも宇都宮の実家に帰って両親に会いたかった。

ポストを開けると一枚の葉書。
母ヨーコたんからだ。


それを見て、私はまた泣くのだった。

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まな板の傷

2012年03月22日 23時27分13秒 | Weblog
心療内科デー。

待合室の様子から2時間待ちぐらいだと思っていたが、小一時間ほど診察室から出てこない患者が3人いて結局4時間待ちだった。長かった。疲れた。ヤニ切れがひどかった。苛々。
ドアで隔てられた診察室から患者の嗚咽が聞こえる度に、「あー、また長引くのか…」とがっかりしてしまった。

気を逸らす為に本を捲る。
今日は伊集院静の「三年坂」を読みながらの待機。京都に行きたくなった。
主人公は鮨職人・宮本甚。

………
 翌朝、和枝は実家に帰った。十日ほどして実家の母に説得されて帰った和枝から、
「あなたは、義母さんのようなひとを女房にすればよかったのよ」
と突慳貪に言われた。宮本は母のことをそう言われると、腹が立った。
「ああ、探してみるよ」
 冷たい空気が流れだすと、後はもう成り行きのところもあった。まな板に夕方付いた傷はその夜の内にたわしでつぶしておかないと、二、三日するとそこにはもう消えない傷が残る。人間の関係なんて、あやふやなものだ。
………

というところが印象に残った。
まな板って使ったことがないのだが、なんとなく分かるような気がした。


さて診察。
「前回はご迷惑をおかけしました」
とクマ医師。
そう、彼は前回の診察の日にインフルエンザに感染し、薬の処方だけを行ったのである。
まあ、人間だから仕方ない。それよりも彼が元気になったことの方が嬉しい。



来月、また社内の人事が動き出す。
産休明けで苦手な人が復帰するのである。
気が重いとは周囲の同僚の一致した意見である。
気にしなければいいのだが、動揺はしてしまう。

吉熊上司に使われるのは一向に構わない。
育ててもらったわけだし。むしろ、彼に物事を頼まれると嬉々としてやってしまう。
11年の間で培われた信頼の為せる技だ。

しかし、彼女と社長がグルになって、私に変な仕事を押し付けてくるシチュエーションは耐えられそうもない。
「それはわがままだ」と理性的な自分が囁く一方で、もう一人の自分が激しい嫌悪感で悲鳴を上げている。
そのことを妄想すると動悸がして眠れない。

クマ医師にそう言ったら、丁寧にうちの会社の人間関係及びその仕事内容を解析してくださった。
絡まった糸を解くように。
そしたら少し、安心できた。

クマ医師はいつもこうして、私の手を取り、果てしなく深い森を一緒に歩いてくれる。
もじゃもじゃのクマ医師の手をしかと握り、私は前に進むことができる。
木々は途切れ、やがてそこには煌めく朝日が待ち受けていると私は信じている。


あと、「三年坂」のまな板のように、心に傷が付いたら、その都度、たわしで洗ってあげられたらいい。
しかも自分で。



処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール



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桜を纏って

2012年03月21日 23時16分30秒 | Weblog
風が冷たかったが、今日の日差しはもう春そのものだった。
通常、愛用しているのはNINAだが、春になると纏う香水がある。



右:弘前さくらものがたりオードパルファム
左:尾道オーデパルファム

いずれも資生堂のもので、ご当地香水。
桜の香りなのだが、各々、微妙に違う。
尾道は甘く、弘前は少し爽やか。
どちらを着けてもよく褒められる。


ひと足早く、桜を纏って春気分。


昨日、吉熊をお風呂に入れた。
一皮剥けた。


春はいっぱいお出かけしようね、吉熊。


Rin' - sakura sakura



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タイミング悪すぎ

2012年03月21日 21時58分34秒 | Weblog
今日、私はついてなかった。タイミング悪すぎ~っていうことが多発。もうだめぽ。

1、たまたま自席のお腹の引き出しを開けて探し物をしていたら吉熊上司に机の中を目撃され、汚いと注意を受けた。
「汚いと思うのならば片付けなさい」と真面目に注意され、凹んだ。
夜、母ヨーコたんに電話で片付けの仕方を教えてもらおうとしたら、ここでも怒られた。
こんなことで親に怒られて涙目になる34歳って、この地球上に果たして何人いるんだろう。
自分自身が綺麗に「なる」のは好きだが、綺麗に「する」のは嫌い。興味がない。

高校・大学受験、就職活動、今までの人生は努力すればなんとかなった。
でも片付けや掃除はどう努力すればいいのか興味がないので皆目見当がつかない(ちなみに母は掃除大好き)。
一時期綺麗にしても継続したためしなんかない。汚くてもどこに何があるのか把握してるし。
誰か、机の中の片付け方及び持続方法を教えてください。オラに力を~!


2、定時の鐘と同時に喫煙部屋に向かう私。16時ぐらいから吸いたくて吸いたくてたまらなかったのである。歩きながらあくびをしたら、前のドアからちょうど社長が入ってきて、あくび顔を目撃されてしまった。
彼は私を指差しながらニヤニヤし、「ああ~!」と。
見られた…。見られてしまった…。

タイミング悪すぎ。
なんだかどっと疲れてしまった。