世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

秋と君の指

2011年09月30日 23時19分10秒 | Weblog
仕事中に他の建物に移動する際、私はけっこうぼんやりしている。たまに空なんか見上げちゃったりして。ちょっとした息抜きタイムなのである。今日は秋めいている日差しとは裏腹に若干暑かった。
ふと、小中学生のときの運動会の練習を思い出した。ちょうど今の時期に行われていた。校庭に満ちた埃っぽい空気や練習後に飲んだ水道の味、歓声…。

他の建物に向かう途中、少しだけ思い出の箱を開けてみた。


中学3年生の時。英語教師が好きだったが、同じクラスのM君も好きだった。当時は今と違って恋多き乙女だったんである、私は。
頭がよくてオタクで眼鏡男子だったM君。制服のボタンを細い指で弄りながら、私のことを「亮子さぁん」ってか弱く呼んでいた彼の様子とか、まるで昨日のことのように思い出せる。

あれは中学3年の初秋の日だった。
「体育祭は男女でフォークダンスをやるぞ~」
と体育の教師が言い放ったんである。

問題教師の彼が言い放つことは、大概にしてエロか下らないことが多かった。きっと戯言に違いないと半信半疑だったのだが、体育祭の日にちが近づくにつれてそれは現実味を帯びてきて、…ついに練習の日がやってきた。
私たちの学年は11クラスもあった。ちょうど子供の数が多い団塊ジュニア世代。
先生たちの監視のもと、420人の男女がゾロゾロと校庭で円になる。体育教師からダンスの手本を学んだあと、音楽スタート!(ちなみにオクラホマミキサー)

今はどうか知らないが当時の先生は怖かった。集団行動の規律を乱すものは悉く皆の前で晒されながら怒られたんである。それが普通だった。多感な時期に皆の前で「腕立て伏せ30回!」とか命令されちゃうんである。
体育祭のフォークダンスというシーンにおいて、恥ずかしがって異性の指に触れられないなんていう非国民な生徒は他の生徒の前で辱しめを受けるに違いない。そんな思惑があったからか、我々生徒は素直に従った(卒業式のとき、担任が泣いてしまうほど手がかからない学年だった)。

…なんて書きながら、それは大人になってから懐古する際に帯びる脚色で、当時の私は「いやだー」とか言いつつ、M君のしなやかな指のことしか考えていなかった。いつも胸元のボタンを弄っているあの指を触れることができるだなんて!体育教師ありがとう!エロ教師、万歳!と密かに狂喜乱舞であった。

前夜。
いよいよM君と踊れる!というときに、音楽が止まってしまったらどうしよう?とか、考えちゃうわけ。よく漫画などでそういうオチを見聞きしてきたから杞憂は募るばかりであった。

しかし、私は無事M君と踊ることができた。
あの瞬間のことは忘れられない。
彼の手羽先みたいな指の感触…。

もうね、ここはヨーロッパのどっかの古城で開催されている舞踏会なのよー!
中学校の校庭なんかじゃない!
着ているものも運動着なんかじゃなく、なんか、こう、ふわふわひらひらしたドレスなんだから!
そんな乙女的妄想を展開させていた。


今から考えると我々はたぶん両思いだったんだと思う。

受験の後、彼は県立の男子校に、私は共学の高校に進んだ。
卒業式には彼の第2ボタンを特殊なルートでゲット。
5年後のクラス会で再会してたまに連絡を取っていたが、それもいつの間にか途絶えた。
今、彼は何をしているか私には分からない。

交わらない、そういう運命だったんだ、と33歳になった私は現実を静かに受け止めている。




さあ、着いた。
会長にこの書類を渡さなくっちゃ。
「会長、失礼いたします。〇〇〇のレポートをお持ちいたしました」
「うぐ。ありがとう」

…今の私。
異性の指に触れる機会はこれだけ。
書類を渡す際に何かの弾みで触ることがある会長の指…。

これも運命。

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火事場の馬鹿力を発揮させようとしたら・・・

2011年09月29日 23時19分52秒 | Weblog
月末の支払い業務(9月分経費の締め)をする。ひたすら伝票と格闘。

退社後、今日も図書館へ。集中力の持続は途中1服アリで2時間が限度だと悟った。
ビジネス文書検定、3級→2級の難易度の変化は然程感じなかったのだが、2級→1級は飛躍的に難しくなっていると実感。
漢字も知らないものばかりだし、今まで選択問題だったものが記述式になっている。

んもぅ、頭に来た!
火事場の馬鹿力を発揮してやっから!
と鼻息荒く着席したところで、なんだか懐かしい響きが館内を木霊した。
携帯電話の地震速報である。

途端に視界が歪む。
そしてバッタンバッタンと鳴るブラインド。

身を硬直させながら、思わず他人と顔を見合わせてしまう。
久々の大きな揺れにびっくりした。


今日の夕御飯はガストの和風サラダうどん。おいちー。


母ヨーコたんは巾着田に曼珠沙華を見てきたそうだ。写メを送ってくれた。綺麗!


明日は金曜日。しかも業務日的に月末。
頑張ろう。


日本髪

2011年09月29日 23時00分48秒 | Weblog
いつか日本髪を結ってみたいと思っている。

美容師の弟は新日本髪を結えるそうだ(当たり前か)。
たまに注文されると言っていた。

京都の変身処で地毛を結って支度してくれるところがあるらしい。
今まで、京都では舞妓と十二単姿に変身したが、いずれもカツラを使用した。
店によっては半カツラ、地毛もリクエストできるようだ。

日本髪って何なんだべ?と思い、ネットを閲覧。
素晴らしい動画を発見した。
昭和9年の京都の様子。
溢れんばかりの日本の美にうっとり。

途中、綺麗なお姉さんが日本髪を結ってもらっているシーンがある。
解き放たれた黒髪が背を覆い、次第に見事な日本髪に形作られていく様は見ていて飽きない。

昭和9年(1934年) 京都 カラー映像



私の髪は動画の女性と同じぐらいボリューミーで長い。
…ということは、私の髪でも結えるに違いない。


うん。
結うぞ、日本髪!@京都。

亮子の夢はやっぱり、夜にひらくのであった。

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虹色煙草

2011年09月29日 12時54分34秒 | Weblog
いつも珍しい煙草をお吸いの先輩紳士。
今日の煙草は虹色!
シガータイプで少しきついらしいのでいただかなかったけど、見ているだけで面白い。

さて、午後も頑張ろうー。
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強い子、良い子、元気な子!

2011年09月28日 23時01分17秒 | Weblog
「今日の俺、一日、みんなより進んでない?」
と、吉熊上司。
デート印の日付が一日進んでたことにお気づきになったもよう。
「時をかける室長ですね」
と言いながら、みんなで笑った。
仕事中に湧き出るこのような小さな笑いが好き。

今日の前半は稟議決裁の処理を行った。
写しを各部に持っていく際、他部署の姐さんに遭遇。
「もうどうせ私なんか…」
と愚痴を言うと、クールでハードな彼女はきっぱりと、
「亮子ちゃん。言霊ってあるんだよ。マイナス発言ばっか口にすると上手くいくものもいかなくなるんだよ」
と諭した。
「じゃあ…亮ちゃん可愛い、亮ちゃんやればできる子、亮ちゃん魅惑的、亮ちゃん元気!!」
と子供のように自分を誉めそやしてみた。
姐さん絶句。
「さあ係長もご一緒に。自分を誉めあいっこしましょう」
と提案したら、
「え…そんなのやだよ」
とニヤニヤ笑いながら静かにどこかに去って行ってしまった。
ひゅーん。
亮ちゃん、さみしい…。


今日も退社後はバタバタと。化粧品を買いにデパートへ。私の愛用している資生堂のSシリーズの化粧下地はデパートのカウンターでしか販売していない。今朝、チューブを捻ると残り僅かだったので危機感を抱いた。これがないと化粧が出来ない。
資生堂の販売員さんはみんな親切丁寧だ。どんな研修を施せばこんな親切な店員さんを育成できるのだろう。今まで彼女たちからいやなことをされたたことがない。今日も試供品をたんまりいただきウハウハ。これらを顔に塗り込んで週末の飲み会2連チャンに備えるのよ~!ヒッヒッヒ~。

続いて図書館へ。途中10分ぐらい意識が飛んだが2時間きっちりと進められた。覚えることがたくさんでクマ単語帳1冊では纏められなさそう…。ふぅ。
21時。喫茶店にて、夕飯兼一服。やっとゆっくりできる。

亮ちゃん、お疲れちゃん…。

でも母は私を強い子に産んでくれたから、たぶんこのペースに挫けなさそうだと静かに確信。

亮ちゃん、強い子、良い子、元気な子!



帰り路、東の空に木星が輝いているのを見た。
今宵のそれは薄いオレンジ色を帯びている。
それにしてもよく見える。
あんなに大きいのだものな。


なんだかいいこと、ありそう。

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秋を駆け抜ける

2011年09月27日 22時39分11秒 | Weblog
纏めた数字を、ようやく吉熊上司にチェックしていただく。連結と個別の数字がごっちゃになっているのと、グラフが美しくないとのことで直すように言われた。今日はそれをずっと手掛けていた。
外は輝く秋の光で満ち溢れていて、窓際の私はときどきその様子にうっとりしちゃうわけ。
窓際だからって窓際族じゃないもん!きっとそうだもん!

窓からの夕日が私だけを照らしていたらしく、それを見た吉熊上司と後輩女子Cちゃんは爆笑。
吉熊上司「おい、○○さん(私)、光ってるよー!」
私「…後光です。皆さん、拝んでください。ピカーッ」

釣瓶落としとはよく言ったもんで、あっという間に真っ暗。
ついこの前までだらだらとした夕暮れ時があったのに。

残業後、ハイヒールでダッシュ。閉店間際のクリーニング店に行く。出している秋冬物10点を受け取った後、それを部屋に置き、また出掛ける。

私は手帳に書くまでもないことをよく携帯電話に保存しておいてメモ代わりにしている。

そこには、

9/27
☆マツキヨ
ヘアワックス
アイライナー
アイブロー

☆郵便局
煙草の葉書を出す

☆コンビニ
振り込み2件

などと記載している。
その通りに行動し、終えたら消す。

メモの通り、マツキヨで買い物をしたあとは郵便局(24時間営業)で煙草のキャンペーンの葉書を出した。煙草の箱の横に記載してあるJTマークを切り取り、それを貼り付けて出すんである。ジッポのライターが当たるらしい。100円ライターは使いにくくなるらしいので、今後はジッポを積極的に使おうと目論み中。ジッポライターの抽選の応募は4個で1口。私は10口分出した。当たれば良いなあ。くじ運悪いからなあ。男運もな。


コンビニで振り込みを終え、やっと喫茶店で一服。


と思いきや、来月の飲み会の予定を打診され、スケジュールの確認などに追われる。
最近、土日の埋まり具合が半端ない。土日はあまり予定を入れたくないんだが。

ふぅ。
今日は慌ただしかったー!駆け抜けた感じがする。

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亮子の夢は夜ひらく

2011年09月26日 23時27分11秒 | Weblog
お偉いさんたちが帰国して出勤。あー、また気が張るぜー。
会長が稟議書にサインをしてくれなかったので、その処理ができない。違う仕事…溜まり溜まった伝票を片付ける。もうすぐ月末。
長月、過ぎ去るの早過ぎ!
来週から神無月だぜ!?
ということは師走上旬の試験まで丸2ヶ月しかない!

…会社帰り、久々に図書館に行く。そうそう、この雰囲気。懐かしい。試験が終わってからぱったり行かなくなった図書館。あの当時は余震が多く、揺れる度に、周囲の人と顔を見合わせたりしたっけ。
まずは復習から。汗と涙とヤニ臭が滲んでいるクマ単語帳で。
これ、大きくて使いやすい。また買おう。


さあ、頑張るぞ!

合格したらご褒美にアラビア語の勉強を解禁するつもり。アッサラーム。

マイミクさんのオリジナリティ溢れる台湾旅行記、kojisaka殿のオーロラ画像を拝見したら、また海外に行きたくなった。

お金貯めて勉強して、海外へ!
亮子の夢は夜ひらく。

Where the Hell is Matt? (2008)


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クマブローチ

2011年09月26日 12時52分36秒 | Weblog
寒くなってきたので、スーツ出勤。
胸元に輝くのはクマさんブローチ。クマさんがパールを抱えている愛らしいデザイン。着けていると良いことありそうな気がする。

さて、午後も頑張りますか。
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秋日和

2011年09月25日 22時31分44秒 | Weblog
昼に起きて母ヨーコたんの傍をウロウロ。
母は最近絵手紙に凝っている。
味わい深い。




「ポク ホク」
って、可愛い響きじゃないか。ポク、ホク。


朝食後、すぐに片付けようとする私に、母は、
「いいんだよう。ぽっくりしてな」
と。
きっと「まったりしてな」と言いたかったんだろう。



その間、クマパパは自室で読書三昧。
てか、部屋、大丈夫か?






母が「パパの部屋、本だらけで嫌になる」と呟く度に「本ぐらいいいじゃないか」と同情し兼ねていたのだが、これじゃあな。


実家の庭。




千日香





池の金魚さんたち。
近寄ると「餌くれ~」と集団で寄ってくる。



壬生のわんぱく公園に出かける。
こんな遊具もできていた。


整備されていて、なかなか良い公園。






大好きな花、秋明菊





コスモス


彼岸花


毬栗
吉熊、痛いから触ってはいけませんよ!


りんご


とんぼを見つけた。


秋三昧な一日だった。
花を見ると心が落ち着く。

外食後、頭痛に苛まれ、一時間ほど茶の間で寝た。
目の奥がズキズキする、いやな頭痛。
風邪、ぶり返したのかしら。

ろくに挨拶もできないまま、駅で両親と別れた。
お小遣いまで貰ってしまった。

さて、明日からまた仕事。
早く寝なくっちゃ!

今日のBGMは「秋唄」(大江千里)
大学時代、バイト先のテレビからこの歌が流れてきたとき、衝撃を受けた。

秋唄


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旅館・実家

2011年09月24日 21時27分15秒 | Weblog
宇都宮の実家に帰省。虫の大合唱が凄まじい。

夏の香港旅行のお土産(グッチの香水)をようやくクマパパに渡せた。喜んでくれてよかった。彼は先週、職場の慰安旅行で台湾に行っていたもよう。その話を聞きながら夕食の鍋を食べた。(しょっつる鍋)

クマパパの飲んでる酒を見て絶句。
その名も「初孫」

…そうか。
ようやく吉熊を孫だと認識してくれたんだ。良かったな、吉熊。

母ヨーコたんも相変わらず元気。リア充な彼女は絵手紙、編み物に夢中。

両親の会話を聞いているとその噛み合っていない様子に愕然とする。まるでコントのようである。

最近あまり食欲がなかったのだが、今日はモリモリ食べた。
これから温かい風呂に入り、まったりする予定。

上げ膳据え膳の旅館・実家、最高。

祭日出勤

2011年09月23日 23時24分56秒 | Weblog
祭日出勤。しかも防災訓練があるので早めに出勤。
総務からの消火器の使い方の説明のあと、消防署に実際に電話をしてそのやり取りを聞く。従来ならばこの電話も総務の人間が行うのだが「今日は私が差した方にやってもらいます」と総務室長。
何、そのロシアンルーレット。
消防とのやりとりは住所を聞かれて答えたりで然程難しくはない。しかしみんなの前で電話の受け答えをしなければならないなんて尻込みしたくなるぐらい緊張する。思わず俯いてしまう社員続出。結局他部署の古株社員が電話応対のして難無く終了。「次はあなただ!」みたいな嫌な余韻を残して防災訓練終了。

その後、定時まで新店準備に駆り出される。商品にプライスを付ける作業を永遠に…。
担当者は私、店長、人事部女子2名。
作業所に行き、山積みされた商品を見てげんなり。

そんな我々を、商品部の次長は両手を挙げながら、
「ウェルカム!」
と熱烈歓迎。
面白い人だ。
時々様子を見に来ては、黙々と作業をする我々に、カミュの「明晰な理性を保ったまま世界に対峙するときに現れる不合理性」などをくどくどと話し、ご満悦状態な次長。素敵すぎる。


店長は私よりも2期下の殿方。
甘いマスクと正しい姿勢、洗練された物腰、真面目な性格、前髪7:3。
これで眼鏡を掛けていたら…むふふ。
目の保養。お陰で作業能率が上がった。
彼は東京出身でありながら東海地区の店を転々としている。
引っ越しの都度、新しい歯医者などを探さなくてはならない実情を聞いてみた。
「そりゃ仕方ないですよ。仕事ですから」
という答えが返ってきた。
偉いなあ。
私がもし転勤になり、今通っている心療内科に通院できなくなったらと思うと狼狽してしまうだろう。

「私、○○店の誰と同期です」
「え、そうなんですか」
みたいな社歴話から、趣味の話などをしながら作業。
あっという間に定時に。
商品に触れ、新鮮な気分を味わえた。
でも、今夜、商品とプライスが夢に出てきそう。
そんぐらいの数を捌いた。

自分の席に戻り、来週、出張から帰国するお偉いさんたちに渡す書類を整理する。
ふぅ。

今日はとても頑張れたので自分にご褒美。
肉のスープと小倉とホイップのメロンパン。
おいちー。
幸せ。


今週は台風の打撃など、非日常的なことが多かった。
明日、明後日は休み。
ゆっくり休もう。


私にパキシル無しの幸せはあり得るのか?

2011年09月22日 23時23分07秒 | Weblog
心療内科デー。
昨日病院に来られなかった人が今日にシフトしたのか、待合室は激混み。
私が通う心療内科は患者の話をじっくり聞くのがウリらしいので仕方がないことかもしれない。ただ4時間も待たされると毎度のことながらヤニ切れが酷い。22時を過ぎると「煙草吸いたい、早く吸いたい、今すぐ吸いたい…」という気持ちを抑制するのが耐えがたく、そわそわしてしまう。せめて1時間に1本でも「ぷっはー」と煙草が吸えるのならば待ち時間も苦ではなくなるのに。

私の前に診察室に入った人が50分も語っていた(声が大きいので筒抜け)。
長い…。

4時間の待ち時間…今日も読書をして過ごした。
「30歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)」(有川 真由美)


現在33歳の私。こういう本の表題には過敏に反応してしまう。

『30歳で止まる女性たちは、自分が客観的に見えておらず、仕事力や評価がわかっていないため、自分の思い込みだけで仕事をやり、周囲から疎んじられる存在になったり、ひどい場合は、リストラの対象になったりすることもあります』
というくだりでガクブル。…が、頑張るお…。

22時半。ようやく名前を呼ばれた。
診察室に佇むクマ医師。なんか顎に髭が生えていた。チョイ悪おやじを意識してか?

最近、季節の変わり目で体調的には駄目だが、精神的にはとても安定している。
仕事も楽しいし、人間関係も良好だ。毎日楽しいし充実してる。

「今、とても幸せで落ち着いているので、パキシルの減薬も考えているんですが」
と言ってみた。
そしたらクマ医師、超感動した様子だった。
「何度もパキシル減薬の打診をしてもこの頑固な女は首を縦に振らなかったのに…。ついに、この時が…」
という彼の心理を察知した。

できるんだったらずっと飲んでいたいさ、パキシル。
だってこんなに今、幸せなのだもの。
でも、パキシル無しでも幸せな生活を送ってみたい…夏の香港旅行からの帰路、飛行機の中から沈む夕日を見ながらそんな気持ちが芽生えたんである。


「減薬してまた前のようにうじうじ考える人生はイヤなんですが。面倒臭いの、苦手なんで」
と告白したら爆笑された。

「もしまた増やしたければ増やすことも可能ですので。焦らないでくださいね。目標は減薬じゃなくて、あなたの治療なんですからね。…じゃあ今夜から減らしましょうか?」

え?今夜から?いきなり?
無理~。生理前だし。

オロオロする私にクマ医師は笑いながら
「あ、生理前でしたね。じゃあ次回からにしましょう」
と言ってくれた。(彼は私の生理周期を知っている…。)

よく考えたら12月に試験を控えている。
来年からの減薬の方が良かったかな…。
嗚呼、やっぱり面倒臭い。減薬、面倒臭いよう!!
…これでは先の本の典型的な「30歳で止まる女」じゃないか。
それに今私が幸せなのはパキシルの作用だけではないはず。
周囲の人々の支え、特にクマ医師の認知行動療法の成果も大きい筈だ。
だから差し伸べられたクマ医師のクマのような手をぎゅっと握り、そのぬくもりを信じて、前に歩いていこう。

処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール


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無事、帰還

2011年09月21日 22時42分04秒 | Weblog
ただいまー。あーやれやれ、疲れた…。
今回の台風、ヤバすぎ。会社の窓に風雨が打つ音なんか尋常ではなかった。
だいたいあの進路は何だね?
日本観光してんじゃねぇよ!


ようやく定時。
さあ帰れるのか?
いや帰らなければ。
待っているクマがいるんだー!と海猿みたいに叫ぶ。心ん中で。

海外出張中の社長から電話。
「会社で雨風を凌ぐのはいいが、タイムカードを打刻してからね」
だってお!
…素敵すぎるー。素敵すぎて全米が泣いた。

喫煙所で一服後、後輩女子Cちゃんと駅まで歩く。
なぎ倒されている木々や壊れて捨てられたビニール傘などを見てはキャーキャー。

風に逆らわず、ゆらゆらと歩いた。私の傘は初めてのボーナスで購入したバーバリーのものだ。11年間、雨の日を共に過ごした相棒。壊したら泣くに泣けない。壊れるのが怖くて、強い風が来ようものならば思わず畳んでしまう。…結果、スカートだけではなくパンツまでびっしょりに…。

脱水機にかけられたウニのようになりながら駅に到着。
Cちゃんはバスで叔母さん宅へ。
私は会社の最寄り駅近くでソロ飲み。
ツィッターで電車の運転状況の情報収集。

電車再開の情報を得て駅に向かう。
電車はのんびり徐行運転。
震災の悪夢を思い出してしまった。
余震に怯えながら馴染みの薄い有楽町で帰宅難民になったときに比べればまだマシなんだが。

明日も仕事。明後日は新店準備に駆り出される予定。はぁ…。
まあ、台風のお陰で週半ばに飲めたと思えばいいか。

こういう風雨の時って「HIGH PRESSURE」(T.M.Revolution)のPVを思い出してしまう。
会社にて、雨の中を歌いながら踊る西川くんの物真似をし、皆の失笑を買うのはいつものパターン。


吉熊をはじめ、我が家のクマたちは良い子で待っていてくれたもよう。
チェジュ「吉熊、良い子で待っていたのよ。偉いでしょ」

そうか。
じゃあ、お土産をあげよう。


本来はこんな風にして使用するもの。


って、ここまで打っていたらユラユラ…。
地震キター!
ガクブル…。

台風、地震…凄い一日だった。
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帰宅難民なう

2011年09月21日 19時19分59秒 | Weblog
今朝の嫌な予感が当たってしまった。
帰宅難民なう\(^o^)/
電車が止まってしまった。再開の目処は立っていない。
仕方がないので会社近くの居酒屋で一人夕御飯。
まさか週半ばに飲めるとは!
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台風

2011年09月21日 08時24分11秒 | Weblog
退社時刻ぐらいに台風が大接近するらしい。
無事に帰ってこられるのか…。帰宅難民にならないことを祈る。

クマたちは暢気に
「いってらっしゃい」
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