世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

わたしは・棄てられた・女

2010年09月30日 23時59分54秒 | Weblog
心療内科デー。
今日の待ち時間は3時間半。
心療内科に入ったときには既に20人以上の患者さんがいたのである程度は予想していたのだが。…長かった。
雨の中、受付時間に間に合うように必死で走ってきても結局は待たされる。なんなんだろう、いったい。
診察室に近い席で読書しながらひたすら待つ。
遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」を半分まで読んだ。田舎娘・ミツをヤリ捨てにする「ぼく」のような殿方にだけは引っ掛からないようにしようと固く決意した次第。…そんな勧誘は皆無なのだが。
それにしても長い。待ち時間長すぎ。
ドアの向こうからは女性の声が聞こえてくる。林家パー子みたいな快活な笑い声である。元気そうなのに。彼女は40分ぐらいクマ医師を独占していた。


22時過ぎ、診察室に呼ばれた。
ヘロヘロになりながら入場。
「こんばんはー」
げ!!

クマ医師、すげー疲れているではないか。
声がかすれていて、目は虚ろ。
ミイラ取りがミイラになっちゃった?

「最近どうですか?」
と訊いてくるクマ医師。
生理前で睡眠の質が悪いこと、そして抗不安薬ソラナックスも閨のお供にしていることを報告した。
睡眠導入剤マイスリーの増加を打診されたが、どうなんだろう。せっかく半減させて緑の★(5ミリ)にしたのに、安易に倍増して良いのかな。

「考えておきます」
と、イマイチな男子から告白されたモテる女子のような様相で返答。

終了。

その間、たった5分~!
300秒!
ポップス1曲分弱!
まあ別に彼と話した時間と効果が比例するとは限らないし、空腹だったし、いいんだ。
「わたしは・棄てられた・女」だなんて思ってないってば。
本当に。
…いや、たぶん。

会計時、すっかりマブになった受付のおばちゃんに「長々と待たせたのにすいません。診療時間が短くて」と謝られた。

謝らないで。
余計に辛くなるから。
そう、わたしは・棄てられた・女なんだから。

彼女曰く、今日は昼から忙しかったらしい。クマ医師も休みなく働いていたっぽい。
「ああ、だから先生、お疲れだったんですねー」
と一人で合点したら
「あ、分かりました?いけませんね、患者さんに悟られるなんて、プロ意識に欠けますね。先生に叱咤激励しておきます!」
と。
このおばちゃん、クマ医師のマネージャーかよ?
二人で爆笑!
恐らく診察室にいるクマ医師の耳にも入ったに違いない。

薬局は閉店していたので薬は明日にでもゲットする予定。

駅前の個人商店へGO!
煙草の買いだめ。
明日からの値上げに備えて。気休めにしかならにのだが。そういえば、先月の旅行のとき、成田の免税店でまとめ買いをしたのだがすぐに消えてしまった。
あればあるだけの性分なのであまり買いだめはしたくない。

商店の前は列ができていた。あと2時間弱で尋常ならぬ高騰を遂げる煙草を求め、人々は並んでいた。全員女性だった。

こんな私からも税金を取ろうというんだから、この国は貧窮しているんだなあ。
大変なこったい。
遅めの夕食を取りながら、ぷっはーと鼻から煙を出す私であった。
3時間半ぶりの煙は非常にうまかった。
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昼休みの天然光療法

2010年09月29日 23時38分33秒 | Weblog
今日みたいな天気が一番良い。湿度が低くて涼しく、太陽が燦々と輝きながら大気中の微粒子に溶け込んでいるのが分かるような日。昼休み、マッハで日替わり弁当を食し、一服をし終えた後、会社に隣接する公園で日光浴をした。
昨日~一昨日みたいな天気が続くとどうも気持ちが沈んでしまう。明日からまた天気が悪化するらしい。今日の晴れを有効にということで洗濯物も干してきた。そして自分自身も天日干し。
脳内の伝達物質セロトニンは光によって活性化するらしい。うつの治療で光療法というものがある。セロトニンの光による活性化を利用したものらしい。

昼休みの公園には乳児1名と母親らしき人がいた。
私は公園の奥にあるブランコに乗った。
足元の地面の窪みには昨夜の雨が少し溜まっていた。
それを踏まぬように注意しながら漕ぎ始めた。

ぐんぐん漕ぐ。
ぐんぐん空が近くなる。
ぐんぐん風がやってくる。
ぐんぐん、ぐんぐん!

光を浴びた私の脳内では、さぞかしセロトニンが蠢いていたであろう。
一人で、しかも社員のIDカードを首からぶら下げた姿でブランコをマジ漕ぎ…ちょっこしシュールである。
揺られ過ぎて若干フラフラしたが、リフレッシュできた。


午後からは9月分の経費の締め業務を行った。

今月も明日を残すのみ。
ラストスパートだ~!


疲れを癒すのは…

2010年09月28日 22時53分35秒 | Weblog
・武富士が経営破綻した。
昨日、監理銘柄にもなったし、今日、帝国データバンクの大型倒産速報にも出ていて驚いた。

武富士、会社更生法を申請=負債4336億円、新社長に吉田氏
(時事通信21:58)


私の大学時代、かれこれ12年ぐらい前は消費者金融のCMがバンバンと流れていた。それらは大抵深夜に放送されていた。丁度その頃、小室哲哉様の番組「TK MUSIC CLAMP」などの深夜番組を観ていた私は消費者金融のCMを目にする機会が多かった。消費者金融のCMというと青春の一頁を回想してしまう。「シンクロナイズドラブ」に合わせて舞っている武富士ダンサーズとか、今、何をしているんだろうか。
あの歌、何度聴いても「れっつぎょ うぉんちゅーしーまいへー あーのにのねぇー そーちゅなごろなしっまいなろうぇ~」って聞こえる。

他にもアコムの「むじんくん」や美女を起用したプロミス、チャーリーズエンジェルを模したであろうレイクのCMなど、消費者金融全盛時代、本当に懐かしい。
消費者金融には縁がない。しかし、密かにお世話になっていた。駅前で配布されていたあの青いティッシュである。今から考えると、大変に助かった。出先で急に鼻水が出たときなど、鞄の奥にあの青のティッシュを発見したときの安堵感ったらない。たしか武富士弘前支店強盗殺人・放火事件が起きたとき、会社はティッシュの裏面に犯人の似顔絵を掲載し、事件解決に向けて協力する姿勢を見せていた。

大型の消費者金融の経営破綻は初めてだそうだ。
ひとつの時代の終焉を感じてしまう。


・NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」が先週末に終了した。しげる役の向井理さんの眼鏡男子っぷりを拝めなくなると思うと、ちょっこし寂しい。脚本も秀逸だったし、静かな雰囲気も良かった。「女は家を守れ」的な臭いは否めないが、あれは時代的背景からいって仕方がないことなのかもしれない。
今週から開始されたのは「てっぱん」というドラマ。私の大好きな尾道が舞台。内容は賑やかで着いていけないのだが、何しろ尾道が舞台なので気にならない。オープニングに映る尾道の風景に朝から大興奮!今年の夏は行けなかった尾道。恋しすぎて禁断症状が辛い。


・国勢調査、提出。独り暮らしを始めて3回目の国勢調査。世帯主は私、同居人の欄に「吉熊」と書きたい気持ちを抑制するのに必死。


・今日、我が部署は手薄だった。目まぐるしく訪れる数々の電話や依頼に忙殺された。しかも社長が稟議書に捺印をくださるもんだから、午後からはその処理をした。結局、月末の支払いの締め業務はあまりできず、明日、一気に片付けることになりそうだ。


疲れを癒すのは一杯のコーヒーと煙草と本。


まだまだ週の前半。
頑張ろう。
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ラストエンペラーが愛した味

2010年09月27日 22時02分39秒 | Weblog
東京は雨。少し肌寒い。すっかり秋だ。つい先日まで半袖を着ていたのが信じられない。
こんな寒い日はラーメンが食べたい。

清朝第12代にして最後の皇帝・愛新覚羅溥儀が死ぬ間際に、晩年に好物となった「日本のチキンラーメンを食べたい」と言っていたことを昨晩知った。
えぇぇぇぇ!と、けっこう衝撃的であった。
「中国四千年の歴史」のあの地に生きた人の好物が、近所のスーパーで販売されているという事実が信じられなかったのである。しかもいつも生活応援価格で売っている。
深夜にその事実を知り、空腹だった私は「明日は絶対にチキンラーメンを食するぞ」と思った。
帰宅途中に近所のスーパーに寄り、チキンラーメンと惣菜コーナーで餃子を購入した。





3分も待ちきれない!!
ズルズル…美味しい!!
フワフワの玉子、軽やかなのに風味豊かなスープ、思わず租借を忘れてしまうほどスルスルと喉に吸い込まれていく細い麺。
これが、あのラストエンペラー・溥儀の好物だったのか!!

そういえば、映画「ラストエンペラー」、これ、好き。
3歳の溥儀が即位の儀式で退屈してチョロチョロと歩き出してしまうところが、特に。
家来のコオロギに関心を示す様子も、子供嫌いの私には珍しく素直に「カワユス」と思ってしまう。(誰かに似ているなあと思ったら、この子、幼少期の弟に似ている。)





このコオロギ、映画の最後でちょっとした伏線になっている。賛否両論のあるラストだが、私はアレはアレでいいんだと思う。



嗚呼、お腹いっぱい。
美味しいものを食べた後のこの満腹感も秋という季節の成せる技だろうか。
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「はやぶさ君の冒険日誌」のキャラクターがぬいぐるみに!

2010年09月27日 21時30分37秒 | Weblog
あの惑星探査機はやぶさ君がぬいぐるみになったもよう。


「はやぶさ君の冒険日誌」のキャラクターがぬいぐるみに!

可愛い!
悶絶~!
是非とも入手したい。
「対象年齢:3才以上」もクリアしてるし。

「はやぶさ君の冒険日誌」の冊子はJAXAで配布されていたのだが、ちびっこだけに配布されていて、大人は「パソコンで見てください」と言われた。

「はやぶさ君の冒険日誌」

改めて、はやぶさの人気っぷりを感じた。
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曼珠沙華

2010年09月26日 23時06分42秒 | Weblog
今年も曼珠沙華に誘われて日高にある巾着田に行ってきた。東京から電車で1時間ちょっとのその場所は毎年朱色に染まる。
薄日が射す森の奥、一面に朱色を宿すその光景を知ったのは2年前。母ヨーコたんに誘われて行ったのが切っ掛けだ。

曼珠沙華を持って帰宅すると火事になる、曼珠沙華の根は毒がある、曼珠沙華は縁起が良くない…という認識が強くあり、あまり好きな花ではなかった。しかし巾着田のあの様子を見てからは、曼珠沙華が放つ妖艶さにすっかり魅了されてしまった。

高麗駅から巾着田まで歩く。
なんとも長閑な風景。里の秋って感じ。




200円の入場料を払い、森の中へ吸い込まれていく。

ひゃあ…!
この光景を見るといつも声をあげてしまう。



中には木の上に生えている御転婆な曼珠沙華も。


今日の一枚。




白い曼珠沙華はけっこう珍しいらしい。
紅一点の逆バージョン。




吉熊、曼珠沙華の冠だね。
似合っているよ。


日が射す場所とそうでない部分の色の具合が微妙に違う。
色々な朱色がどこまでも続く。


まさに燃ゆる秋。











あいあい橋の袂にも群生していた。




隣の秋桜花畑。
昨年よりも背丈がやや低め。
愛らしい。


アマクリナムの花も誇らしげに咲き乱れていた。
夢のようなこのピンク、好き。


雨女であるがゆえ、家を出るときは晴れていたのに到着したら曇り、しまいには雨が降ってきてしまった。…まあ、いつものこと。天気には恵まれなかったが、朱色の群生は今年もまた秋が来たことを私に教えてくれた。

新しい季節の到来は、いつも花の開花によって知ることに、今日気付いた。

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エキサイティングな秋の夜

2010年09月26日 01時14分29秒 | Weblog
昼間までまったりし、夕方から新宿へ。
妹・芋子と秋祭と称した飲み会を開催。
場所はいつもと変わらず西口のワインバー。じっくり語り合うときはここを選んでしまう。夜景も綺麗。

芋子と会うのは久々だ。夏休みに行ったニューヨークのお土産を渡した。アズーロのカードケース。喜んでくれてよかった。

芋子からはこんな素敵なお土産をもらった。
つま恋フェスのときに買ってくれたらしい。
ミスチル狂の彼女は、毎年、つま恋で開催されるap bank fesを楽しみにしている。
一年に一度だけ、この日にだけ彼女はブログを更新するんである。
「他の362日はどうでもいい」という彼女の並々ならぬ情熱を感じる。

そんなつま恋旅行で買ってくれたお土産はクマちゃんの小物入れ。
旅行のとき、薬やアクセサリーを入れるのに重宝しそう。芋子は自分用にブタを購入したらしい。
クマとかブタとか。
我々姉妹って一体…。



そして二人で夜景を見ながら2010年夏を振り返る。



私はニューヨークと小惑星探査機はやぶさ。
妹は福岡旅行とap bank fes。
其々の夏を語った。
芋子ったら
「はやぶさ?何それ、うまいの?」
とか言う。
あれほど口を酸っぱくして「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」を観ろと言っているのに。
そして芋子は私のはやぶさ君ストラップを見て失笑していた。



吉熊も一緒。
「またその汚いクマを連れてきたの?」
と、芋子。
毒舌である。




チーズホンデュは私と芋子の好物だ。
ワインによく合う。




ベリンジャーのボトルはすぐに空になり、ジントニックとスクリュードライバーをがぶ飲み。
次第に話す内容も酒気を帯びて軽快に、そしてディープになっていく。
馴染みになった店長も話に来てくれ、とても楽しかった。

芋子はデザイナーをしている。
私が使用している商品やよく行く飲食店の販促物のデザインをしている。
会う度に垢抜けていく彼女。
普通のOLをしている私の周囲にはいない人種だ。
同じ親から生まれてもここまで違う人生を歩むとは…。
休日の夜、素敵なワイン色の夜を過ごせた。



芋子と別れ、新宿駅を歩く。
0時を過ぎているというのに凄い人ごみだ。

殿方に話しかけられた。
世の中には物好きもいるなあと思ったら、なんとAVの勧誘だった。
彼は、私のどの箇所を見て「性的魅力で売れる」と思ったのだろうか。
アダルト業界には興味がない。
私は彼がこの業界に入った背景に深く興味を抱いた。
「出身はどちら?」
「この業界に入って何年ですか?」
「志望動機は?」
まるで女刑事のように彼に質問してみた。
終電が迫っているので歩きながらである。
柳葉敏郎似の彼は相好を崩して答えてくれた。
岡山県出身でこの業界に入って15年、志望動機は「この業界は廃れないからだ」という彼についての情報を得た。
そしてこともあろうか、彼の出身地・倉敷について熱く語っていた。
2年前、私はあの地を一人で彷徨った。
柳の葉がそよそよとうねり、白い壁が続く美しい町だった。
AVの勧誘をしていて倉敷について熱く語るだなんて彼も初めてのことだったのだろう。
物凄く戸惑っていた。が、なんか嬉しそうだった。
「じゃ!」
と、彼と別れ、私は最終電車に乗り込んだ。
酔っ払っていても、私はけっこう頑固なので個人情報を渡さない。
これは女が独りで東京で生きていく術である。
手元には彼の名刺だけが残留した。
終電の電車の蛍光灯の光の下で、それはてらてらと光っていた。

ワインを飲みながら夏を振り返り、そして終電間際の新宿でAVに勧誘された。
エキサイティングな秋の夜だった。
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ススキのように

2010年09月24日 23時11分00秒 | Weblog


このもじゃもじゃが気になる@会社のロビー。
正体は尾花。
秋の七草の一つで、草が繁っている状態をススキ、穂が出ている状態を尾花と呼ぶらしい。私の中では一括してススキとインプットされている。
私が生まれ育った宇都宮ではそこら辺の空き地に群生していたススキ。子供の頃、お月見の日には近くの空き地にススキを取りに行った。母が作った団子とけんちん汁とススキを庭に面した廊下に陳列し、満月を愛でていた。こっちでは、ススキは購入するものらしい。軽く衝撃である。

今日は後輩女子Cちゃんと一緒に什器備品の棚卸しの案内を各部に送付するという作業をした。ある部署の担当者がいちゃもんをつけてきた。
従来通りの手順を踏んでいるし上司の印ももらっている。
それなのに文句を言い放ち、後輩女子Cちゃんを窮地に陥れようとしていた。

黙って聞いていた私だが、ついにぶちギレし、
「今まで通り、普通にお願いします」
と言った。

だっておかしいではないか。
今まで私が総務部に来てから9年間、ずっと同じ手順でやっていることを今になって文句を言われるだなんて。そんな筋合いはない。他の部署は快諾し、協力してくれるのにあの担当者ときたら!

あー!
酒が飲みたい!
と思ったが、明日、たらふく飲む予定なのでコーヒーで我慢。


夕日と秋風を受け、さざ波のように揺れるあの日のススキのように、流されて生きたい。
しかし、おかしいと思うことはおかしいと言える人間でありたい。
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部屋とハンカチと…はやぶさ

2010年09月23日 22時21分54秒 | Weblog
しとしと…今日は午後から雨が降ってきた。
祭日出勤。業者からの電話はかかってこず、社内は静かだった。
昨日あんなに暑かったのに。今日は寒い。体がおかしくなりそうだ。

マッハで帰宅。
NHK・7:30~放送のクイズ番組を観る。
小惑星探査機はやぶさに関するクイズが何題か出題&映像が放映されていて興奮。
ターゲットマーカーが「お手玉」の原理を利用している、予行練習はカプセルの代わりに「湯たんぽ」を使用した、などという情報を得た。
むふふ。

JAXAからの特別ゲストは阪本成一さん。
宇宙科学広報・普及主幹だそうだ。
超イケメンで気になった。
彼のホームページもある。

阪本成一のホームページ
http://www015.upp.so-net.ne.jp/skmtsi/index.html


涼しいので今宵は久々にエアコンを使用しないで過ごしている。
窓を開けているので、雨音が囁いているのがダイレクトに聞こえている。
何とも静かな夜。

はやぶさで興奮したあと、溜まったハンカチのアイロンがけをした。
ハンカチのアイロンがけは、唯一、好きな家事だ。
重なった正方形を見ながら味わうあの達成感は筆舌しがたい。
(上手い下手は別として)



明日も出勤。
金曜日!ラストスパートだ★
…稟議決裁、下りるかな。

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はやぶさ、満月超える輝き

2010年09月22日 21時15分37秒 | Weblog
今年の夏は小惑星探査機はやぶさに翻弄された。
勝手に私が追いかけていたのだけれども。
府中や川口のプラネタリウムへも行ったし、相模原やお台場へカプセルを拝みに行った。
行列に並んでいた時間すら、今となっては良い思い出だ。
どんだけ好きなんだよ…。
それだけでは飽きたらず、部屋にポスターを掲示してっからね。…ここだけの話。
で、毎朝、はやぶさポスターを拝んでから出勤してる…。
BGMは「ありがとう」(いきものがかり)…ドラマ「ゲゲゲの女房」のオープニング。

はやぶさ探査機の大気圏再突入の地上観測
-その最後の輝きは“中秋の名月”を超える明るさだった-


あの輝きは満月よりも明るかったのか。

今夜、東京は生憎の曇天。
月に思いを馳せられないので、今もなお私の心の中で強い光を放っているはやぶさを思い描こう。
「ただいまー!」と帰還の喜びを全身で表現しているはやぶさの動画を見ていると、いまだに鼻の奥がツーンとしてくる。なんて尊いのだろう、はやぶさ。いとおしい。いとおしいすぎる。

Hayabusa Re-entry over Australia


もうね、今年を表す一文字は「隼」にしてほしい。

気が早い?
いや。
今日郵便局の前を通過するときに、年賀状の販売を促す旗が出ているのを見た。

来年の年賀状はどうしよう。

2008年…舞妓
2009年…舞妓
2010年…十二単

プロデューサー時代の小室さんのように、頬に片手を当てて考えてしまう。
今年は京都には行かなかったからコスプレ写真は撮影できなかった。
それに代わる写真を吟味しなくっちゃ。
自由の女神の前で女神と同じポーズをとっているやつ?
それともやっぱり、はやぶさとの2ショットかな。


明日、NHKではやぶさ関連の番組が放映されるらしい。
19:30~
新感覚ゲーム・クエスタ・スペシャル 質問ゲームでひらめき力アップ
▽今夜は73分拡大SP▽最新宇宙開発からの問題▽JAXA特別ゲスト登場▽はやぶさに秘めた日本人ならではの知恵とは?

明日も出勤だが、真っ直ぐ帰宅してテレビの前でスタンバイしなきゃ。
楽しみ。


感情の空港

2010年09月21日 21時18分42秒 | Weblog
3日ぶりの出勤。
どうも体が鈍ってしまい、会社モードへと起動するのにいつもの週初めよりも時間を要した。
しかし、今日はパートさんが休みなので、その分、朝は忙しかった。
ちょっとしたことで、他部署の人とトラブった。
というか、一方的にキレられた。
こちらは譲歩してわざわざ「宅急便のお荷物、そちらの階まで届けましょうか?」
と言ったのに。
なんだか、がっかりしてしまう。
こうやって心は磨耗し、人に優しくする気持ちが失せていく。
機嫌の悪さが感染し、こちらまで不機嫌になりそう。
幸い、私には免疫が備わっているらしく、2分後にはどうでもよくなったけれども。
あー、イヤだイヤだ。
「私、今日は機嫌が悪いんですっ」
で威張れる人を羨ましく思える半面、絶対にああにはなるまいと心の中のツイッターで呟いた。



明日からお偉いさんたちが出社してくる。
長期の出張からの帰国。
ネットで空港のアライバル情報をチェック。
「上陸したらしい…」
と目の前の吉熊上司と囁きあってしまった。

彼らに渡すべき判子待ちの書類を整理し、明日に備えた。
行き交うトランクの音、搭乗を促すアナウンス、窓の外で待機する飛行機、ストイックな入国出国審査、見慣れぬ人種…そんな空港の雰囲気を思い出しながら。

ニューヨークの旅から1ヶ月が経過した。
あの摩天楼も女神も道に木霊する喧騒も全て夢だったのだろうかと錯覚してしまうほど、日に日に面影が遠くに行ってしまう。
できることならば、またあの土地へ行きたい。
それまで。
今日のようにイヤなことも我慢して乗り切ろうと思う。

…って、このブログを書く時間は、感情の空港のようだ。
この場で燃料の補給、機体を整備をして、朝になったら出社という名のフライト…。
管制塔が「そろそろ寝る準備を」との指令を出してきたので、そろそろ風呂にでも入ってくるか。


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潮風に揺れる秋桜花

2010年09月20日 22時11分58秒 | Weblog
午後、浜離宮恩賜庭園までお出掛け。
新橋で下車。


浜離宮恩賜庭園は、東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ、潮入りの回遊式築山泉水庭だ。江戸時代に庭園として造成されたらしい。


秋桜花を見に行った。
見ごろは過ぎていて大抵の花はあぼーんしていたが、それでも何とか楽しめた。

">





花弁がカールしている。
可愛い。


無機質なビルを背景に。
でも調和が取れている。
不思議。


これ!吉熊!
秋桜花は食べられませんよ!


季節は秋のはじまり。
夕暮れの時間も早くなった。
この蝉の声も私にとって今年最後のものになるだろう。


今日の一枚。


池ではカルガモさんたちがたむろしていた。
いいなあ。
気持ち良さそう。


海岸に近づくにつれて潮の匂いが一層強くなる。
海鳥の飛ぶ様子に暫し見とれる。


手前は海手茶屋跡。
徳川家宣が舟遊びや漁夫達の漁猟のようすを眺めるために建てられた休憩所がここにあった。公家や大奥の女中たちが浜辺で遊ぶときの休憩所となった場所らしい。
遠くに見えるのはお台場。


海を眺めながら、昔の人もこうしてまったりしていたのだろうか。
現代に比べると時間もゆったりと流れていたに違いない。

出口へ向かう。
東京タワーが見えた。


三連休もあと数時間で終わる。
映画、飲み、花観賞。
リフレッシュできたので明日からも頑張ろう~!
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夕日がしみない えらい大人

2010年09月19日 23時59分59秒 | Weblog
小学校3年生のときからの友達・わたとデート。
わたとはこの夏、たくさんデートをした。
朝顔市、ほおずき市、板橋戸田の花火大会、虫聞きの会、そして今日のベトナムフェスティバル@代々木公園イベント広場。

わたとは、小学校3・4年生の2年間しか時空を共にしていない。
彼女の転校後は文通などをして交流を続行、そして今、我々は近隣に住んでいる。
運命(さだめ)?

原宿駅は人でごった返していた。
わたに遭遇。
お決まりのフレーズは「やっと会えたね」(By辻仁成)
わたは昨日から今日まで奈良に旅行していた。
私が尾道を愛するように、わたは奈良を愛している。
突発的に奈良へと出かけたらしい。
愛しの鹿やせんとくんに会えてリフレッシュできたみたい。

わたは東南アジアが好きで何度も旅行している。タイやベトナムに詳しい。
私はといえば、林真理子先生の「戦争特派員」を読んでからベトナムに興味を示し始めた、いわば初心者だ。

イベント広場には人が沢山集まっていた。


おお!異国情緒満載。
満載過ぎて、間違えちゃった?
「ソーセジー」



アオザイ姿のお姉さん、綺麗。
生のアオザイ、初めて見た!
「戦争特派員」の中で、ベトナム帰りの梶原は「アオザイってセクシーなんですよ。上着の裾からチラっと見えるズボンの上の脇腹がいい」と、奈々子に言っていた。



そしてサイゴンマジェスティック。
これもあの小説に出てきた。


まずは生ビールで乾杯。
昼間の酒はよく効く~。
お天気も良く、気持ち良い~!

生春巻き。
海老はプリプリし、香草も良い感じ。


誂えられたテーブルにビールを置き、まったりとしていたら、カップルが侵入してきた。なんだよ。我々の方が先に上陸していたのに!

「まあね。我々は、(自ら進んでの負け犬)マイノリティだしさ」
「マイノリティは迫害されるんだね」
と、一旦は引き下がるも…
「次だ!」
と体制を立て直し、出店を行脚。
「あれ食べたい」
と私が所望したものは
ランブータン。
そう、サンシャイン牧場の作物。


そしてドラゴンフルーツ。



ビジュアルショック極まりない。

もじゃもじゃ(ランブータン)&どぎつい色の物体(ドラゴンフルーツ)を持って、さっきのテーブルに舞い戻る!
「さあ、リベンジの始まりです」

食事を終えてまったりしているさっきのカップル。
我々によってテーブルに置かれたビジュアルショックな物体を、カップルは凝視。
そして去っていった。
領土返還成功。トラトラトラ。

ランブータンは自分では剥けず、わたに剥いてもらった。
ライチっぽい味。
ドラゴンフルーツは見た目の割りにあっさりとした優しい味だった。
どちらも美味しい。

〆は、フォー。
大好物。


ベトナムの国旗を纏ったクマさんもいた!


どれも美味しかった。
ベトナムの味を満喫したあと、竹下通りへ。
ここも人が多かった。
色とりどりのお洒落をして歩く若者に目を奪われた。

喫茶店でお茶。
さっきまでの喧騒が嘘の様に静かな店内。





この夏、わたとは何度も話しているのに話が尽きない。
何故だろう。

小学校時代の思い出話。
文通だけで繋がっていた空白の10年。
わたの家に泊まりにいったり、合コンをした最近の10年。
家族のこと、色々。
芋蔓式に話が湧いて来る。
で、最後は必ず爆笑!

食事(飲み)に行こうということになり、表参道を渡り裏原宿を歩く。


たどり着いたのは燻製のお店。
蒲鉾の燻製だなんて珍しい。


燻製の盛り合わせ。
ポテトサラダの燻製(左上)、これが美味だった。


議事録
・今日の吉熊の洋服を見て、わたが「石田純一みたい」と言う→爆笑!
・アジアの人は、日本で言う「は?」を「あー?」と言うよねという話。その後の会話で「あー?」を連発。→爆笑!
・小学校3年生の時の学芸会の歌(雪割草の花がどうのこうのっていう歌)を互いに覚えていることが発覚。→爆笑!そして熱唱。
・小学校4年生の時の学芸会での「フックトオンクラシックス」。わたはティンパニー奏者(花形)に指名された。私はといえば木琴を『できる振り』をして乗り切った件。→爆笑!
・以前、わたにピアノの発表会の模様が納められたビデオを送付したことがあった(私とわたは通っているピアノ教室が一緒だった)。うちの父が演奏するわたを撮影したものである。あれを観たわたの感想は「仮に自分がAVに出ていて、それを観るよりも恥ずかしかった」→爆笑!

五臓六腑が捩れるほどの爆笑を繰り返し、気付けば23時。
一緒にいてここまで時間を忘れさせてくれる人はいない。

美味しくて楽しくて最高の一日だった。

夜の竹下通り



わたからもらった奈良のお土産。
そして、小学校4年生のときのメッセージカード交換でわたにもらったカード。


「P・S 夕日がしみない えらい大人になろうね」だって。
本当、シュールな子供だったね、お互い。今もだけど。
えらい大人になってるかな…?

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映画「キャタピラー」

2010年09月18日 23時36分36秒 | Weblog
ヒューマントラストシネマ有楽町で「キャタピラー」を観た。半年前から気になっていた作品だ。封切りの日、生憎私はニューヨークに行っていて、その後も色々あり、今日の鑑賞になった。
本作品で寺島しのぶは銀熊賞をゲットした。そのときの寺島しのぶが超可愛い。今まで寺島しのぶについては何とも思っていなかった。寺島しのぶのお母さんで女優の富司純子の方が私にとっては馴染みがある。大林宣彦監督の「ふたり」のお母さん役が非常に良かったからだ。本作品の中の寺島しのぶは、ふとした瞬間にお母さんの面影が出ていた。

さて「キャタピラー」

あらすじ: 勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵(大西信満)は、顔面が焼けただれ、四肢を失った姿だった。多くの勲章を胸に、「生ける軍神」と祭り上げられる久蔵。シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていくが……。(シネマトゥデイ)

以下、ネタバレあり。




想像以上の世界がくり広がっていた。

エンドロールの「死んだ女の子」まで我を忘れてのめり込んで観てしまった。口を閉めるのを忘れて見終えたあとは喉がカラカラになっていた。
1,800円かなと思っていたら特別価格の1,300円だった。「多くの人に観てもらいたいから」という願い故の価格設定らしい。そんな若松監督による、画面の隅々、一瞬一瞬にまで散りばめられた反戦の思い。キャストの熱演も良かったが、結局この思いが一番の主演だったような気がする。反戦すぎて、久蔵としげ子の世界からは少し遠い広島と長崎の原爆のもようや戦犯の絞死刑の映像まで流されていた。あれについては賛否両論があるらしいのだが、特に私は違和感を得なかった。

とにかく、肢体を失い意思の疎通もままならない久蔵の食欲性欲の旺盛っぷりにポカーンとしてしまった。その都度、赤子に接するように食事を与え、また、自らもんぺを脱いで下半身を貸すしげ子。たまにお尻とか噛まれたりする。
しげ子の引くリアカーに乗せられた久蔵は道行く村人から「軍神さま」と崇めたてられる。そんな彼を、家の中では食欲と性欲の塊にしか思えなくなるしげ子。ついには爆発。昔、子供ができない自分を「この役立たず!!」と言って殴った久蔵への恨みまでブレンドされ怒り倍増。

「何なのよ!軍神さまって言ったって、こんな姿じゃないの!」と久蔵に怒りをぶちまけ、ろくに動けない久蔵を殴り、跨って無理矢理「犯す」。戦地で女たちを犯し殺めていた久蔵はだんだんしげ子の顔がその女たちと重なって見えて怯える。罪の意識や恐怖に苛まれて叫び、泣き、もごもごと動きながら部屋中を移動し、ついには玄関の土間に勢い良く落下する久蔵を見ながら「いーもーむーし、ごーろごろ」と高笑いするしげ子。あの演技は寺島しのぶしかできないと思った。

ことあるごとに、久蔵は勲章や自分のことを讃える新聞記事を眺めていた。自分が失ったものと引き換えに得た物、自分を称賛してくれるものを眺めてうっとりする気持ちは解らなくはない。

そして敗戦。しげ子の留守中、久蔵は家の裏の貯水地で自殺をする。肢体を失って得た勲章や名誉の価値が終戦により無になってしまう恐怖からだろうか。もしくは、自分の体をこんなにしてしまった戦争が終わることの理不尽さからだろうか。死ぬ前、水面に映る焼け爛れた自分の顔をじっと見つめる久蔵の様子に胸を痛めた。ついさっきまでしげ子の視線や立場に主観を置いていたのに、なぜか久蔵の切なさや遣る瀬無さが伝わってきて泣きそうだった。

なんとも。
本当に、スゴい映画だった。
戦争を題材にした映画はけっこう観てきた。
そのどれよりも、「キャタピラー」は私の心への浸透圧が高い。

キャタピラー : 反戦映画に込めた こだわり

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銀座、有楽町、丸の内

2010年09月18日 23時30分09秒 | Weblog
銀座に用事があり、昼に出掛けた。涼しくなったせいか、そして連休初日のせいか物凄い混み具合である。


映画を観終えたあと、近くのファーストキッチンで食事。
ポテトはじゃがバター味。これ、私の大好物。


外に出たら、空気がひんやりしていた。
気持ちがよかったので東京駅まで歩いてみることにした。
夜の丸の内も楽しい。
適度な気温といい、整然とした道路の様子といい、ニューヨークの夜の雰囲気を思い出してしまった。




三菱一号館美術館






三連休初日は好調なスタートを切った。
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