世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

第34回 宇宙科学講演と映画の会

2015年04月11日 23時14分10秒 | Weblog
宇宙航空研究開発機構、宇宙科学研究所主催の「第34回 宇宙科学講演と映画の会」に行ってきた。





前回行ったのは4年前。
2011年4月9日 「第30回 宇宙科学講演と映画の会」
あの時は、川口淳一郎先生の話を聞いた。



場所は四谷区民ホール。
雨は止んでいて、時々日差しが出てきた。





いただきもの。



開会の挨拶
常田 佐久
(宇宙航空研究開発機構 理事/宇宙科学研究所 所長)

講演1
宇宙で天気予報? 宇宙の嵐をとらえよう
高島 健
(宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 ジオスペース探査衛星プロジェクト/BepiColomboプロジェクト)
・宇宙天気予報におけるジオスペース探査衛星(ERG)
・宇宙嵐にともなうジオスペース変動を観察
・2016年度打ち上げ予定


講演2
水星探査機MMOのあついはなし
小川 博之
(宇宙科学研究所 BepiColomboプロジェクト)
・水星探査機「ベピコロンボ」について
・ベピコロンボはイタリアの応用数学者ジュセッペ・コロンボ博士にちなんで名前がつけられた。(ベピは愛称)
→・日本が担当・・・水星固有の磁場、磁気圏、大気の観測「水星磁気圏探査機(MMO)」
→ヨーロッパが担当・・・水星の磁場、表面地形、鉱物、化学組成、重力場の精密計測「水星表面探査機(MPO)」
・水星は太陽に近いので過酷な温度環境と軌道投入の困難さがつきまとう
・今まで水星って興味がなかったのだけれども今日の講演でとてもミステリアスな惑星だと知り、好きになった。


講演3
激動の宇宙を解き明かす、エックス線天文衛星「ASTRO-H」
飯塚 亮
(宇宙科学研究所 ASTRO-Hプロジェクト)
・話の内容が熱かった!やばい宇宙を語りまくり。
・ASTRO-Hの宣伝ムービーがこれまた熱い。BGMも熱く、「全米が泣いた」という文字が出てきそうな勢いだった。
・X線を駆使して銀河団・ブラックホールを観察する予定のASTRO-Hに期待大。
・質疑応答で質問者が普通に「やばい説明、ありがとうございました」と言ってて笑ってしまった。



映画
「『はやぶさ』10周年記念版 『はやぶさ』の軌跡」

これが観たかったのである。

宇宙科学研究所の三浦昭助教らが製作した映像作品で、国際科学映像祭ショートプログラムコンテストで「会場特別賞」および「審査員特別賞」を受賞した。

http://www.isas.jaxa.jp/home/showcase/hayabusa/
これですな。

はやぶさに搭載されたカメラが捕らえた可視分光撮像と、イトカワに近づくはやぶさのアニメーションが同時に見られる。
これはすごい。分かりやすい。

とても有意義な講演会だった。
宇宙開発のプロのお話を聞ける機会はそう滅多にないので、とてもありがたい。
質疑応答で、どんな質問でもドンと来いなJAXAの方々。さすがプロである。


四谷区民ホールの8階の喫煙所は穴場スポット。


眺めがいい。


新宿駅まで歩いてみた。
二丁目付近をウロウロ。


駅が近くなってきた。


新宿駅前にゴジラのしっぽ!4月17日(金)にオープンするTOHOシネマズ新宿のイベントの一環だそうだ。