世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

こんなもの

2021年11月30日 23時31分16秒 | Weblog
待ちに待った給料日。
給料日は来月の予算を立て、その摘要ごとにお金を封筒に入れる。
先日、後輩女子Sちゃんとデートをした際、「ねえ、なんでいつも現金なの?」と驚かれたが、私はニコニコ現金主義。
目に見えるものを信じる傾向にある。

今夜の夕食は王将。
スタンプ捺印2倍デーが本日までなので駆け込み王将。
今夜は天津炒飯にした。甘酢だれ、うまっ!


25個貯めた。ぎょうざ倶楽部会員カード入手で来年は5%引きで食べられるらしい。助かる。


クナイプ湯にゆっくり浸かる。
だいぶ冷え込んだ今朝、「嗚呼、早く帰って熱い風呂に入りたい。ゴールは風呂だ。頑張ろう」って思いながら家を出た。
念願が叶った。毎日だけど。


ネットを散策。
オミクロン株感染者 日本初確認 ナミビアから入国の30代外交官というニュースが目に飛び込んでくる。
Googleのストリートビューでナミビアを散策。
初めて知った国だ。
調べたらヨーロッパ諸国の影響が色濃く残る国でドイツ語が広く使われているうえ、ドイツ風のパン、ソーセージ、ジャガイモ料理などが食べられてるらしい。
ストリートビューって中毒性が高くて困る。ずっと散歩していたくなる。


そして鬼束ちひろさんの事件。
救急車を蹴って容疑者になった件である。
久々に「月光」を動画で聴いた。
圧倒的な歌唱力に思わず「ぶふぁぁぁぁぁああ!!」っと嗚咽。
涙と唾が一気に出てきてパソコンのキーボードを濡らしてしまった(先日修理したばかりなのに)。

上手くね?
魂、震えたんだけど。
安定感のある声、訴えかけてくる歌詞、優しくも激しい楽曲に涙腺がバカになった…。

鬼束ちひろ - 月光



「月光」については9年前にもブログに書いている。

2012年08月02日 ご報告申し上げたいことがございますが、ただいまお時間よろしいでしょうか


「I am GOD'S CHILD
 この腐敗した世界に堕とされた
 How do I live on such a field?
 こんなもののために生まれたんじゃない」

この歌詞のなかの「こんなもの」について、今日も考えていた。
人って変わらないんだな。

9年後の私は、「こんなもの」を「こんなもの」ってあまり思えなくなるんだよ、と当時の自分に言ってみたい。
諦念なのか、老化なのか。
「まあこんなものか」と思ってしまうのである。

でも今の私でもあの部分が心に引っかかるということは、やっぱり「こんなもの」について何かモヤっているからに違いない。
そこに伸びしろがあるとしたら、やっぱり今、聴けてよかったのだ。きっと。

明日は上司に相談することがある。
きちんと説明できるだろうか。
緊張する…。



どばどば

2021年11月29日 23時57分58秒 | Weblog
平日も休日も人が多い。いや、戻っただけかもしれない。
2019年ってこんな感じだったっけ?と驚く日が多くなった。
外国人観光客がいないだけで、街の様子はほぼコロナ前に戻った。
私は緊急事態宣言中も出勤だった。だから人出が急に増えたのを身をもって感じている。
戻ることは良いことなのだろうけれども、人ごみに慣れるまでが少し大変である。
急な変化で街はイライラしてる人でいっぱいだ(私もだが)。
一昨日なんて都電に乗ってる最中、大口病院の犯人に似た女性にいきなり罵倒されたし。
怖い…。


そうそう、この前、小室哲哉さまが63歳の誕生日を迎えた。

「小室哲哉プロデュース」シングル曲人気ランキング! 2位は「DEPARTURES」に決定!

第1位の「CAN YOU CELEBRATE?」は素敵な曲だが、いまいち私に響かない。
シングルCDも持っているのに(8㎝のCD 今や再生不可能)。
当時は小室哲哉作品ということだけで色々な歌手のCDをどばどば買っていた。
月に数回行われる友達とのカラオケ飲み会で誰よりも新曲を早くマスターしたかったんである。
ちょっとした信者であった。

そんな「CAN YOU CELEBRATE?」だがマンションを買う時、一瞬だけ銀行の応接室で私の脳内に流れた。
「永遠っていう言葉なんて 知らなかったよね」っていう部分である。
嗚呼、あの部屋にずっと住むんだと終の棲家にむけて脳内で熱唱していた。
売買契約書は婚姻届といっても過言ではなかった。

今、話題の小室眞子さんだが、2017年の秋の園遊会で小室哲哉さんと「Get Wild」の話をされたことがある。
胸熱なニュースだった。

眞子さま、小室哲哉さんと歓談「Get Wild」話題



今日は健康診断の結果が返ってきた。
私にしては珍しくほぼすべての項目でA判定であった。ほっとした。一喜一憂する年齢になったんだな…。

夕食は長崎ちゃんぽん。

昨晩、妹とのLINEで長崎ちゃんぽんの話になり、妹が「酢をどばどば入れると美味しい」と言っていた。
あの瞬間から口の中が酸っぱさを求めはじめ、今日は一日中長崎ちゃんぽんのことを逡巡していた。
妹が言う通り、終盤に味変で酢をどばどば入れると最後まで飽きずに食べられる。美味しかった。


入浴のお供は林真理子先生の「秋の森の奇跡」。
久しぶりに読み返してみる。


入浴後は顔面にプラチナスチームをどばどば浴びる。
10分間スチームを浴び、終了後は間髪をいれず化粧水と乳液をどばどば塗りたくる。
最近、乾燥が激しいのでこのぐらいしないとならない。


今週も始まったばかり。
明日は月末で忙しくなりそう。

どばどばやってくる納品書・請求書に埋もれませんように。


等々力渓谷でアメリを感じた件

2021年11月28日 23時43分40秒 | Weblog
10時半に起床。今日もよく寝た。
沖縄そばのカップ麺と実家から送られてきたいちごで朝ご飯。

沖縄そばはのほほんとした味。いちごは「とちひめ」という品種でとても大きくて食べごたえがあった。酸味が少なくて甘くて食べやすかった。

世田谷に23区唯一の渓谷があるのは20年前、上京した時から知っていた。
今日も昨日に引き続き晴れていたので、なんとなく行ってみることにした。

等々力駅に到着。あまり訪れない地域なので緊張する。


成城石井を右折。
駅からそんなに歩いていないのに既に森感がすごい。


レッツゴー!!




階段を降りると明らかに空気が違う。1,2℃ほど気温が下がった感覚。

等々力渓谷のシンボル・ゴルフ橋。


木漏れ日の中、マイナスイオンを感じさらに奥へ。
心療内科の待合室のモニターのような景色が広がる。




細い道もあるので落ちそうになる…。一瞬ヒヤッとした。


環状8号線の下を潜る。



低い橋を渡る。


アメリが水切りをしたシーンを髣髴とする。


映画『アメリ』予告編 ジャン=ピエール・ジュネ


あの映画を池袋で観てからもう20年が経過したことを今知って戦慄している…。


等々力渓谷は初めて訪れる地なのでマップを注意深く眺めて記憶にとどめる(方向音痴)。お手洗いの横にて。


おお~!
不動の滝!龍の口から湧水が流れ落ちている。
ダイナミックではないが、ちゃんと水が滝つぼへと落ちる音が聞こえる。







等々力渓谷の説明。
このようなものをちゃんと読むようになった。大人になったなと実感する。



展望台へと続く階段。
落ちたら大変なので慎重に登った。



展望台へと真っ直ぐ行かずに横道に逸れる。
赤い小さな橋が佇んでいた。
なんとも神秘的。
和装でウエディングフォトを撮っているカップルがいた。とても絵になっていた。



展望台を見上げる。
時間が止まったかのよう。ここが世田谷区にあることが信じられない。


吉熊は今日も寒さ知らず。真っ赤なマフラーが温かいとのこと。



展望台からの眺め。
紅葉の錦、お見事。





等々力不動尊。境内が一面黄色に染まっていた。
ぱぁっと視界が眩しくなる。










2時間ほどで楽しめた。
こんなに素敵な場所だったとは知らなかった。
百聞は一見に如かず。
もっと早く来ればよかった。
20年前、アメリを観ていた時分の自分に教えてあげたい。
それにしても20年ってあっという間だ…。


夕食は地元の定食屋さんにて。
アジフライをチョイス。


揚げたての熱々のをパクリといただく。

美味すぎ!!!!!


帰宅してから、プチ大掃除をしゴミ袋5袋分のごみを出す。
また使わないくせに汚れるキッチンや冷蔵庫の中の賞味期限の切れたものを一気に捨てた。すっきり。

来週は月末月初の週。ちょっと忙しくなるので気を引き締めて乗り切ろう。



秋の散策

2021年11月27日 23時33分48秒 | Weblog
10時半に起床。よく寝た。
支度を整え、近所のてんぷら屋さんへGO!
口コミがやたらと良くて前々から気になっていた店である。
戸を開けてビックリ。
寂寥感溢れる外観からは想像できないほどの先客がいるではないか。
左手に4人掛けのテーブル席、右手に厨房を囲むような感じでカウンター席が6席ほど。
右手の一番端に座った。店主が目の前で揚げてくれるらしい。…ちょっち緊張。
どのメニューも美味しそうで困る。
かき揚げ丼を注文。
店主の仕事をカウンター越しに眺める。油がカラカラと音を立てている。実に楽しみだ。
10分後、降臨。
おお~!ボリューミー!

野菜天ぷら(南瓜、茄子、蓮根、アスパラガス)の上にたっぷりの小海老が入っているかき揚げが鎮座。
なんつーのかな。ちょっとしたショータイムであった。様々な具材が代わるがわる私の口内で踊るんである。まさに食べるエンタメ。

お味噌汁、小鉢がついて1000円。いいお店を発見した。


店主や店員さんの実直な様子も好ましい。絶対また来よう。


電車に乗り、今日も六義園へ。年間パスポートがあるので、つい。


今日も長蛇の列だったが、年パスがあると列に並ばずに入れるので楽(現在、ネットでの予約は必要)。

この前よりも秋の深まりを感じられた。
紅葉が鮮やか。








今日は風が強く、池に波紋が広がっていた。
風のリズムを視覚的に感じることができた。おもしろい。



私のお気に入りの場所。ここはいつも無人。ベンチに腰掛けてゆっくりする。頭上に広がる葉の重なりを見たりする。



前回、あまりにも混んでいて断念した藤代峠に今回は登ってみた。
標高35メートルのかわいい山である。


すでに多くの人が山頂にいる。


絶景が広がる。ここからの眺めは和歌山県の「和歌の浦」を再現したものらしい。


毎回思うのだが、山頂の上にいる人々はみんな笑顔になる。
写真を撮影する際は譲り合い、互いにシャッターを押し合う。
連帯感が山頂に展開されている。
私が藤代峠を好む理由の一つがこのあたたかさだ。

下山して、奥へと歩いてみる。
紅一点に出会えた。




日陰に入るとやはり寒い。
ねぇ吉熊。君のマフラー、あたたかそうだね。いいな。


今年はないが、例年行われていた紅葉のライトアップでいつも照らされている付近。
お昼も綺麗。



一周、終了。


ちょっとのお散歩にちょうどいい六義園。
駒込駅前とは思えないほど自然豊かな庭園である。
年パスがあるのでまた来よう。


山手線で巣鴨へ。
先日の父の手術成功のお礼参りで巣鴨のとげぬき地蔵尊高岩寺へ。












地蔵商店街で松栄堂の堀川(お香)とゆめかわなマスクを購入。巣鴨楽しすぎ。
今日もゆめかわマスクを装着していたのだが、店主さんに「あれ?そのマスク、うちで買ったんですか?」と言われた。
「はい。かわいいのでまた買いに来たんです。周囲にも褒められるんですよ」というと「モデルがいいんですよ」と言われて照れた。


色々なお店がある。さすがおばあちゃんの原宿。
値ごろ感のある商品がたくさん売っている。




都電の庚申塚駅まで歩いたので都電に乗った。


鬼子母神駅で乗り換えて新宿三丁目駅へ。


紀伊國屋書店に取り寄せておいてもらったリトのカレンダーをゲット。
クマのキャラクター・リト。
これじゃなきゃ嫌。2022年もリトに見守られる予定。



今日買ったお香とゆめかわマスク。10枚で100円。



夕食はほっともっとのステーキ弁当。サラダも付けた。美味しすぎ。



奥深い堀川の香りに包まれて。
さて、寝よう。




いちごfrom実家

2021年11月26日 23時56分41秒 | Weblog
「ののはな通信」(三浦しをん)、読了。
とてもおもしろかった。
往復書簡形式の作品。
横浜のミッション系のお嬢様学校に通う女子二人の成長の過程が丁寧に描かれている良作。

庶民の家で育つ成績優秀でクールな「のの」。
外交官の父を持つ甘え上手で砂糖菓子のような「はな」。

かい人21面相(グリ森事件)が世間を賑わせていた頃に高校生という設定の彼女たち。
ということは私より10歳ほど年上なのだろうか。随所にフィクションが織り交ぜてあるので物語がより一層リアルに感じられた。
また彼女たちの心の機微も精緻に描かれているので、本の中と実世界の境界が曖昧に。
実際に二人が存在しているって思えた。
読了後も余韻がすごい。
二人を結ぶものが高校時代は燃えんばかりの性愛だったのが、大人になるにつれ「絆」になる。
その工程がとても鮮やかで唸ってしまう。(文体も微妙に成長している)
ただ、「はな」が結婚後に住む「ゾンダ(アフリカの架空の国)」の説明がくどかった。「ゾンダ」が出てくる度に「もういいよ」と思っていた。

読了してから数日経つ。
のの、はなのように私にも「この人には恥じない生き方をしないと」と思えるような友達が私にいるだろうか、と何度も自問している。
その度に思い浮かぶ数人の友達に私も手紙を書いてみようかと思うのだった。

初めて三浦しをん作品を読んだが、すごかった。
父も三浦しをんが好きらしい。今度、彼におすすめ訊いてみよう。


「ののはな通信」は林真理子先生の推薦で知った。
『ののはな通信』・『ペットショップストーリー』作家だからわかる三浦しをんの技量・タイトルは可愛いけど中身は・・・。


今日も秋晴れの一日だった。
昼休みは日向ぼっこをしながら気持ち良く喫煙をし、夜は透き通るような星空を仰ぎ見ながら駅まで向かう。
生きやすい、一年で一番好きな季節だ。
つい2ヶ月まで「暑い…暑い…」ってくたばっていた自分が信じられない。
私、今、すんごく元気。
もうずっとこの季節で止まっていてくれていいんだよって思う。


実家からいちごが届いた。

丁寧に施されたパッキングが母の性格を物語っていて、郵便屋さんから手渡されたときに、親の愛情を感じた。
開封前からいちごの香りが内側から漂ってくる。

さっそく開封。

吉熊の頭より大きいいちご。

吉熊「ビックマ!」





さっそくいただく。
すごく甘くて美味しい。食べごたえがある。
早く母に会って宮古島のお土産を渡したい。

先般手術を受けた父の回復は順調で、昨日は弟に寿司をご馳走になったもよう。
美味しそうに食べる様子が動画で配信された(家族LINE)。
父にも早く会いたい。
年末の帰省が楽しみだ。

夕食は王将。
今週3度目の王将である。
すっかり仲良くなった若い店員さんが席を融通してくれた。
嬉しくなって、つい高めの「極王天津麺」をチョイス。


普通の天津麺とは全然違う具の入りっぷり。風味もこちらの方が豊かだ。




嗚呼、一週間を切り抜けた。
週末はゆっくりのんびり過ごそう。
プレ師走なのでやることいっぱいだけど。

とりあえず、残りのいちごを明日食べるのが楽しみである。



「吉熊は見た」

2021年11月25日 23時10分27秒 | Weblog
月末が近いので支払いの締め業務と制服関連の業務(数字確定)をおこなう。
今週は火曜日が休みだったにもかかわらず、まだ木曜日なのにもう既に疲れている。謎。

夕食はパスタ。ナポリタン、美味しすぎ。目玉焼きの下にはソーセージやマッシュルームなどが潜んでいる。
疲れた身に染みる。


今日、他部署の先輩と笑いあった時、自分の目尻に違和感が走った。
あ、今、皺ってね?って。
空気が乾燥しているのを文字通り「肌」で感じたのだった。
これはいけない。
風呂上がりに沖縄限定ルルルンで潤い補充。
沖縄生まれの月桃エキスで肌を満たす。


宮古ブルーのグラスは宮古島の東急ホテルのお土産売り場で買った。
最初は違う形のものを買ったのだが、翌日見たらこっちのヒラヒラした形の方が欲しくなって、わざわざお店の人に交換してもらったのだったんである。

このグラスを使う度に宮古島の海を思い出す。まさにこんな色をしていた。



昨日、我が家にお迎えしたシー子ちゃん。
激マジかわいい。
パックしながらひたすら愛でて、宮古島旅行を回想。


ん?
視線を感じる。

…!!



家政婦は見た、ならぬ「吉熊は見た」状態。

仲良くしてよね、ホント。


シー子の中は空洞になっている。
おお、これ、貯金箱になるんじゃね?
そうだ。これでせっせと貯金してまた宮古島の東急ホテルに泊まろうじゃないか!

以前、台湾に行ったとき、現地のお店の玄関でシーサーみたいな狛犬を見た。
2013年08月10日 台湾旅情~1日目~

ガイドさん曰く、「お金のにおいが好きな獅子」と聞いた記憶が。
あれと同じ。シー子もきっと貯金体質なはず。
宜しく頼むよ、シー子。


今日、銀行から住宅ローンの返済予定表が届いた。
今のところ順調に返済している。
こちらも頑張って返したい。




目の中に入れても痛くない

2021年11月24日 23時44分58秒 | Weblog
娘ができた。


名前はシー子。
1ヶ月前に宮古島で作ったシーサーが乾燥・焼成を経て我が家に届いた。
1800キロの旅路、お疲れ。
世界で一つだけのシーサー。
とてもかわいい。
目の中に入れても痛くないとはまさにこのこと。


なんとなく私に似ている…!


しっぽもある。一番苦心した部分。カールが上手く出せなくて。


チャームポイントは胸元のおリボン。最初は輪っかでリボンを作っていたのだが先生のアドバイスでこの形にした。


シー子を作っている時、土をこねながら色々なことを思い出した。
幼稚園生の時のねんどの時間など。
あのとき、怖い先生がいて毎日辛かったな…など。
でもねんどの時間は好きだったので、先生の怖さも忘れて一生懸命に色々なものを考えて作ったことも。
指先が当時の思い出を連れてきた。
旅先でのシーサー作り2時間はとても重厚な時間だった。


丁重に厚いチラシに包まれてやってきた。


陶芸工房 ~シーサー陶房 球~さん、ありがとうございました!

シーサーはシルクロードを経由して中国から琉球に入ってきた。そのため、エジプトのスフィンクスや古代オリエント・インドに生息していたライオンが原型らしい。
沖縄では招福、魔除けや守り神として玄関や屋根に鎮座しているのを旅行中によく目撃した。

口を開いたシーサーがオスで、口の閉じたシーサーがメスらしい。ということはシー子はオスなのだが、まあいいか。作っている時から「シー子、おリボンつけましょうね」「シー子ちゃん、かわいいね」って語り掛けていたし。

忘れた頃に届いた最高のお土産である。


…。
あ、視線を感じる。
吉熊である。
嫉妬している。


そんな吉熊だが、晴れていたので昼休みに公園に連れて行った。

一通り遊ばせて、さあ帰ろうと促したら、吉熊ってば「仕事なんて放置して、もっと僕と遊ぼうよ」と甘く囁くんである。
そうしたいけどねぇ…。




銀杏は今が見ごろ。
昨日の外苑も綺麗だったが、この公園の銀杏もなかなかである。


夕食は、王将にて。
スタンプカードへの捺印2倍デーなので、つい足が向いてしまう。
今日は麺類が食べたくて、天津麺にした。


あんかけが麺にほどよく絡む。
卵もとろとろしてて超絶美味。
カニカマもたくさん入っていて嬉しい。


嗚呼、それにしてもシー子、かわいい。
さっそく机に鎮座させているのだが、ニマニマしちゃうほどの可愛さである。


あ、また吉熊から冷ややかな視線を感じる…。

仲良くしてね。





サブリミナル銀杏並木

2021年11月23日 23時27分54秒 | Weblog
10時に起床。よく寝た。
身支度を整え、午後、お出かけ。
外苑前駅に到着。

今日の目的は銀杏並木を歩くこと。
駅からはすごい数の人がごった返していた。




それも仕方ないと思える。だってこんなに美しいのだもの。






青空に黄色の木々がとても映える。




誰かが枝に銀杏の葉を置いたもよう。


人々の頭上に広がる黄色の天井。なんて素敵なの!






吉熊も大興奮。


赤いマフラー、Y字のセーターは母の手編み。
似合う。かわいい。


キメ顔。


噴水まで歩き、振り向く。
清々しい光景。






ここへ来ると、いつもドラマ「愛という名のもとに」を思い出す。
主人公たち仲間が闊歩した銀杏並木。

主人公の仲間の一人「チョロ」(証券会社勤務)が壮絶なパワハラを受けるシーンが怖かった。
しかもチョロは顧客のお金を横領し、フィリピン人女性に貢いだ挙げ句、実はだまし取られたことを知って自殺する。
あの部分が強烈すぎて、ほかのシーンがあまり思い出せない…。


その後、青山まで歩いてみる。
天気が良いので苦痛ではなかった。
青山オーバルビルに到着。



このビルは30年前のドラマ「想い出にかわるまで」で主人公と婚約者が勤務するビルとして出ていた。
姉の婚約者を妹が略奪する壮絶なドラマだった。
小6のとき、夢中で観た記憶。


るり子(今井美樹)とエリート商社マン高原直也(石田純一)が働いていたビル。
田舎の小学生だった私は、その様子にすんごく憧れていた。


案外狭いんだなというのが実感。




20年ぐらい前にここに来たとき、地下に美味しいパスタ店があったなと思ったが、なかった。
ちょうど空腹だったので目の前にある丸亀製麺に吸い込まれるようにして入店。
明太釜玉うどんとさつまいものてんぷらにした。



美味しくて一気にかき込んだ。

骨董通りなどをぶらぶら歩いた。
まだ16時だというのにもう薄暗く、家に帰りたくなった。
つるべ落としマジック!!

まい泉でカツサンドを購入。以前、妹にもらって美味しかったので買ってみた。


帰宅後、さっそく食べた。美味い!カツも美味しいがパンもふわふわで食感が良い。




表参道のネスパス(新潟のアンテナショップ)で買った笹団子はデザート。


もっちり。



先述の通り、「想い出にかわるまで」「愛という名のもとに」は小中学生の時に観たドラマだ。
思春期に得たそれらの「情報」はその後の人生において多少なりとも思考や性格や価値観に影響を及ぼすのだと今日改めて実感した。
同時期に放映されていた「東京ラブストーリー」もそうだが、テレビの中のあの「東京のキラキラ感」をサブリミナル効果の如く植え付けられ、私の感性が素直に「いいな。あんな生活してみたい」とキャッチしたからこそ、今の自分がある。
観てなかったら、そんなに上京したいとは思わなかったのかもしれない。


今日も2万歩も歩いてしまった…。
でも心がリフレッシュできたからいいか。
足にアンメルツを塗って、明日からの仕事に備えよう。

週の半ばにオアシスのように出現した祝日。
ありがたや~。


甘美な時間

2021年11月22日 23時49分14秒 | Weblog
週明けなのに「明日は休み≒花金」という感覚がひたすら不思議。
休日前のこの解放感、最高。

ニヤニヤしながら退社後、駅まで歩いていたら他部署の男性から声を掛けられた。
この人はいつもひたすら他人への愚痴ばかりで正直苦手である。
他部署の女性社員のことは持ち上げるが、目の前の(横に並ぶ)私については何も言わない。
まるで一緒に何かのスポーツの解説をするかのように他の女性社員についてをあれこれ話すのである。
しかも主観ではなくて「あの子は上層部ウケいいよね」といった、彼の感想ではなく他人の感想を勝手に推測したものを私に話し、共感を強制するのである。
私、あまり他人に興味がないんだよね…と思いつつ、脳内をスクリーンセーバーにして乗り切った。
たかだか数分なのに、どっと疲れた。

疲れたので精力をつけようと本能が叫ぶ。
なので今日の夕食は王将の餃子。
といっても、ニンニク激増しバージョンを今夜は頼んでみた。

微妙に通常のサイズより大きい。
そして何よりニンニクの主張が激しい。風味も食感も。
吉熊も大満足。

(吉熊、今日からセーター着用)


通常の餃子よりやや高い。でも満足。

ニンニク効果のせいか、夜なのに、今とても元気。今夜、眠れるだろうか。

母とLINEで通話をし、40分ほどぺちゃくちゃ喋った。
私の一番のリラックスタイムである。
父の手術から一週間が経過した。
経過は良好とのこと。安心した。
一週間前の今日は生きた心地がしなかった。
そして今日は妹・芋子の結婚記念日。
あの結婚式から6年が経過する。

妹の結婚式

甥っ子を中心に、笑いの絶えない家庭を形成しているもよう。芋子、おめでとう。これからも末永くお幸せに。


LINE通話を終え、いよいよ終盤に近付いた「ののはな通信」を読み進めつつ、マニキュアを塗りなおした。

マニキュアが剥げているとどうも落ち着かない。

今日は一日中、パッとしない天気だった。
ショパンの「雨だれ」が聴きたくなる天気だった。

前奏曲 作品28の15「雨だれ」 ショパン


一雨降るごとに、徐々に冬に近づいていくのだろう。

さて、布団に入って「ののはな通信」を読み進めようか。
だって明日は休みだもの。
休みそのものも魅力的だが、休みの前日のこの解き放たれた時間も実に甘美である。


長々し夜を ひとりかも寝む

2021年11月21日 23時50分58秒 | Weblog
9時に起床。
昨日歩きまくったせいか、足腰が怠い。
カップラーメンを食べてゴロゴロし、気が向いたら家事をして、またゴロゴロ。

昨日、Sちゃんに三代目さんのお店に連れて行ってもらい、グッズまで買った私。
「どんな歌を歌っているのだろうか」とYouTubeをチェック。

この曲が好き。ダンスフルなサウンドも奥行きのある歌詞も。かっこいい~!!
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / 「R.Y.U.S.E.I.」Music Video

7年前の曲じゃん。
私、なんで今まで知らなかったんだろう。民放見ないから仕方がないのか。
若い男性が一糸乱れぬダンスをする姿に胸を動かされた。みんな真剣そのものでとても美しい。

そういえば、だいぶ前、母が三代目さんをかっこいいんだよって言っていたような気がする。
親の言うことには素直に耳を貸すべきだよなと思った次第。
まあ、本当にかっこいい。ダンスも歌も。
Sちゃんが全力で「推し事」をする気持ちがよくわかる。


お腹が空いたので昼過ぎにお出かけ。
純白の山茶花が満開。


近所の中華屋へ。
酢豚定食を注文。

(甥っ子ほどの年齢のマネキンと同席)

ソース全体にパイナップルの仄かな風味を感じることができる。
味は見た目ほど濃くはない。


添えてある麻婆豆腐も美味。


スープは台湾で食べたものと同じ感じ。優しい味がする。


デザートは杏仁豆腐。歯ごたえはあるが喉ごしが良い。


少年と吉熊。

(吉熊、ちょっと怯えている)

満腹の腹をさすり、喫煙所で一服。
新宿へ出てみる。

フランフランでお買い物。
薔薇のバスソルトは定期。シェルプレートはかわいいので2枚目を購入。





街はもう一昨年の活気を取り戻している。
コロナの大流行なんて嘘みたいに。
大賑わいの新宿タカシマヤでクマさんのクリスマスツリーを発見。
今年も年末の足音が近づいてくるのを感じる。







紀伊國屋書店へ。

毎年ここで会社用のカレンダーを購入している。
取引先からもたくさんカレンダーをいただくのだけれども、やはり毎日見るものなのでお気に入りのカレンダーを使いたい。
しかし、売り切れとのこと。お取り寄せをしてもらうことにした。
さすが紀伊國屋書店。接客が丁寧で素晴らしい。


あまりにも足が痛いので(痛風を疑うほど)、薬局でアンメルツを購入。
母が20年弱ずっと薦めてくれていたにも関わらず、購入が今になってしまった。
塗って感激。何これ気持ちいいんだけど。母が言うことは絶対なのだと確信した。
足に腰に塗りまくり。
塗りすぎて、ちょっと寒い。凍えてる。


さて、明日は出勤。
そして明後日はまた休み。
月曜日なのに「明日は休み」という休日前日感を味わえるのが楽しみ。

もう一度アンメルツを塗りなおして、凍えながら寝よう。

ふと思い出した百人一首の一首。

あしびきの 山鳥(やまどり)の尾の しだり尾の
長々し夜を ひとりかも寝む

(現代語訳)
山鳥の尾の、長く長く垂れ下がった尾っぽのように長い夜を(想い人にも逢えないで)独りさびしく寝ることだろうか。

ああ、寝るよ。
寝るさ。

独りさびしく。
アンメルツに凍えながらね!!


青春の追体験

2021年11月20日 23時59分19秒 | Weblog
後輩女子Sちゃんとヲサレデートをしてきた。
彼女とは定期的にホルモン焼きを摂取する仲である。
網走刑務所、吉原の遊郭に萌える我々。
こんなニッチな萌えポイントが合致するなんて、出会えたのは奇跡だね、なんていつも言っている。

そんな彼女はまだ30代前半。
感覚が若い。ナウなヤングなのである(死語)。
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのヲタ活で日々を忙しく過ごしているもよう。ツアー遠征にも行くようだ。

11時20分、私の地元の駅で待ち合わせ。
Sちゃんはベンチに腰掛けていた。
その姿を見て嬉しくなり、手を振りながら近づいてしまった。
会った瞬間から、わーきゃー騒ぐ。

「昨日月食だったね」
「会見で相手を月に喩えたのはコムケーだね」
「それな」
と初っ端から小室圭話で盛り上がる。
そう、我々は何気に日々、小室圭話で盛り上がっている。

恵比寿駅で下車。
中目黒まで歩く。

途中郷さくら美術館の前でかわゆいスイーツのお店が出店しているのを見て、吸い込まれてしまう。
Mrs.Charlotteというお店らしい。

【ミセスシャーロット】週末にだけ出没!SNSで大人気のラベンダーカラーのアイス屋さん

映え映え!






私はカスタードとベリーのクレープ、Sちゃんはヨーグルトと何かのクレープを食した。
甘さ控えめでとても美味しかった。見た目もかわいいので食べている最中、ドキドキした(謎)。






途中、目黒川も見た。水が透き通っていて綺麗。

昔、両親と妹と来たっけな。桜の季節に。


そして「 EXILE TRIBE STATION」に到着。


ここで三代目さんのグッズを大人買いするSちゃん。
見ていて清々しいほどの推し活である。

ウインドーにクマさん!


すんごくキュート!!


Sちゃん曰く「なぜだか数日前からクマとコラボしてるんだよ。あんたが来るのを待っていたんだよ」とのこと。
そうなのか~!私を待っていてくれたのか!と気を良くした私は、Sちゃんとお揃いで手袋を買った。

「これ買おうかな」
「買っちゃいなよ」
という女子っぽいお買い物あるある会話を1時間ほどして、目指すは学芸大学駅へ。

初上陸である。

徒歩3分ほどで「マッターホーン」に到着。
そう、小室佳代さんの元勤務地。
ここのケーキ店が美味しいと評判なので、前々から行きたいねとSちゃんと話していた。


ダミエはこのお店の目玉商品。
1つ頼んで2人で分けて食べた。ちょっとバタークリームが重いので半分で正解だったかも。


私はモンブラン、Sちゃんはパフェ。


モンブランは上品な甘さ。中に和栗が入っている。
ホワイトチョコレートも風味豊か。


アイスコーヒーで喉を潤す。そしてまた色々な話をする。



さっき買った手袋をはめてみる。
クマさんのワンポイントがかわいい。
指先の部分が特殊な毛糸でできているらしく、装着したままスマホ操作ができるので便利。


マッターホーン前の古本屋を見て、学芸大学駅前で一服し、再び電車に揺られる。
西側から入り込む夕日が眩しい。
やべー、まだ16時前なのに日暮れっぽい。急げ~!

大倉山駅、下車。
けっこうきつい坂道を歩く。足がおかしくなりそう。息切れもやばい。ちょっとした登山だった。


いの池を通過。ため池らしい。




小室圭さんのマンションを通過!
ポリスボックスには人が入っていなかった。
周囲の人の迷惑になるので、興奮する気持ちを抑える我々。通行人に扮する。


北側にはこんもりとした山っぽい森があった。
案外自然豊かだった。

少し歩いてトレッサ横浜へ。
北棟と南棟の2棟があり、合わせて220店のテナントが入居している巨大ショッピングセンターである。

レストラン街をウロウロ。
夕食はハングリータイガーという神奈川県にしかないハンバーグ屋さんがいいとSちゃん。




人気がある店らしい。
だいぶ待つというので、上の階のゲーセンで遊ぶことにする。


フェアレディzのガチャガチャを回してみた。
なんだか黒っぽい車が出てきた。赤が欲しかったんだけど…。甥っ子か某くんにあげよう。


再びお店へ。

メニュー表を開く。

いきなり興奮してスマホで撮影しだすSちゃん。
どうした?
「Sは私。Rは隆二」とSちゃんはニヤニヤ。
そうそう、隆二は彼女の推し「今市隆二」なんだっけ。
「R…私じゃないの?亮子じゃないんだ。ふ~ん」
と私が拗ねると、
「あ、そうか、あんたもRか!ごめん~ごめんな~」
と慌てて謝るSちゃんがかわいい。

そんな遣り取りをしていると、ジュージューと音を立てながらハンバーグ220グラムが降臨。


すんごいボリューム!
Sちゃんとビックリ。


ソースはお店の人が掛けてくれた。
その際に
「脂がはねてお人形さんが汚れてしまいますので、バッグにしまって頂いたほうが…」
と言われた。
吉熊のことを気にかけてくださり、なんだか嬉しかった。神接客。

食後、二人でお洋服などを見てブラブラし、20時近くに鶴見駅行きのバスに乗った。
さようなら、トレッサ横浜。



バスに揺られている間も、ずっとお喋り。
二人とも一人旅が趣味。
「知らない土地のバスって緊張するよね。一人旅の最中とか」
「そう。なんか心細いよね。つか地元民らしい乗客を見て『嗚呼、ここにはこんな人がこんな日常を生きてるんだね』って思うよね」
「そうそう!わかる」
という話を展開。
何から何まで気が合う。

蛍光灯が薄暗く照らす車内。
暗くなった夜の知らない街が車窓に流れている。
旅の終わりが近づいている。

鶴見駅に到着し、そこから電車で東京へ。
疲れと寂しさからか二人とも口数が少なくなる。
毎日会社で会っているのに…不思議なのだけど、いつもこうだ。

ちょうど一年前の竹原旅行のときもそうだった。

竹原・尾道旅行記1日目

21時、解散。
次回は新年会かな。

私はいつもソロ活動なので、女子の友達とこうしてお買い物をしたり、食事をしたりということがあまりない。
学生時代もそうだった。いつもだいたい一人。
だから今日は青春の追体験ができたようでとても嬉しい。
世の女性たちはこんなことをしているのかって勉強になった。

三代目 J SOUL BROTHERSが好きなアラサー女子。
はやぶさが好きで野ばら女子なアラフォー女子。

趣味とか世代がまるで違うけど、成立する友情の様子はまるで「下妻物語」のようである。
私が桃子のような気もするし、Sちゃんも桃子っぽいところがある。
逆に二人ともイチゴっぽいところもある。

とにかくよく笑い、よく食べ、よく歩いた(10キロ!)一日だった。


転入生は魔女

2021年11月19日 23時30分40秒 | Weblog
昨日は心療内科デー。駅そばで月見かき揚げそばを啜り、急いで帰宅。本と財布と吉熊とスマホを携えて心療内科へ。


…!!
今日は待合室が大混雑。田舎の小学校の1クラス分ほどの人たちがソファーに腰かけている。もうコロナ前に完全に戻ってる。

待ち時間は3時間半。
ひたすら「ののはな通信」に没頭。なんでこんなに惹きこまれるんだろう。
本当は友達にLINEやメールの返信をしなければならないのにスルーしてしまう。それほど面白い。

さて、診察。
ここ最近めっきり眠れない。マイスリー2錠を飲んで0時半に布団に入り、1時半になっても眠れていないことが多々してあった。仕方がないのでもう1錠追加する。そんな日々だったので在庫がカツカツ。クマ医師に泣きついた。

考えられるのは
・クマパパの手術が心配だった。
・最近、飲み会やその他の予定がたくさん入っていたので脳が興奮している。
・職場でのプレッシャー

そして、マイスリーが効かなくなっているのでは?とのこと。
そうね。もう16年のお付き合いだもの。ということでトリアゾラムという名の薬を迎えることになった。どんなコかな?と転入生を迎える小学生の気持ちでいっぱいだ。


「お大事に」とクマ医師に言われて診察室を出てモゾモゾとコートとストールを着用、さあ帰ろうと受付をすぎようとしたとき、クマ医師、診察室に降臨。
「〇〇さんってコーヒー、飲まれましたっけ?」
と飛沫防止用のビニールシートの下から缶コーヒーを差し出してきた。
「わあTully'sだ!いいんですか?先生の分ありますか?」
と恐縮しながら受け取ると、クマ医師はニコニコして「お大事に」と再び言った。

この前差し上げたちんすこうのお返しだろうか。


処方変更あり
マイスリー、ソラナックス、防風通聖散、パリエット、温清飲、
トリアゾラム←New!

駅の喫煙所で一服。
喫煙所の内側に中国人の客引きの女性がたくさんいた。
この点もコロナ前に戻ったなと感じる。
街は動き出している。


2時に寝て今日。
やっぱり眠い。
来客があったので這うようにして出勤した。
午後はまとめなければならない数字があったのでExcelと格闘。
なんだか予算作成をしていた頃を思い出す。


帰りに薬局で薬をゲット。
おお、このコがトリアゾラムね。ちょっとゴツいな。
薬剤師さん曰く、ハルシオンと同じらしい。

左:トリアゾラム  右:我が家に1個だけ残っているハルシオン(金ハル)たぶん10年以上前に処方されたコ


嶽本野ばら先生の「幻想小品集」のなかに「Sleepinng Pill」という作品がある。

薬による眠りに魅せられた「僕」のお話で、「僕」は睡眠薬たちをその効果から様々な女たちに喩える。
マイスリーは令嬢、ハルシオンは魔女、といった具合に。
「僕」は彼女たちを愛しく思いながら服用する、そんなお話だった。
そうか。今夜から私は魔女と寝るのか。
奥様は魔女ならぬ、転入生は魔女だったのか。


そんなことを考え、公園で月食を見た。


肉眼では欠けているのが見えたのだが、撮影すると普通のお月様。

まあでも見られたからいいか。


ほっともっとで、すき焼き弁当を購入。


野菜もお肉も摂取できるので健康的。そして美味。味がしっかりとしみ込んでいる。美味しかったのでまた食べよう。




さあ、明日は後輩女子Sちゃんとお出かけ。
今宵はしっかり眠れますように。(目の下のクマがすごいことになっている。動物のクマは好きだけど目の下に月の輪は宿したくない)

転入生・トリアゾラムがいるので心強い。
今日から仲間だよ。よろしくね!!



爆笑ドライブ

2021年11月17日 23時59分53秒 | Weblog
退社後に喫煙所仲間の先輩紳士の車でドライブに連れて行ってもらったwith経理室長。
40分ほどのドライブののち、紳士の行きつけのカフェ兼定食屋みたいなお店で食事。
私と紳士は焼き秋刀魚とから揚げのおろしポン酢のせをチョイス。
経理室長はチキンカツカレー。
ボリュームいっぱい尚且つ美味。
これで一人1000円!
採算とれているのだろうか。




話の内容はプライベートなこと50%、時事ネタ30%、仕事のこと20%といった感じ。
もう20年、一緒にいるので兄弟のように自然に話せる。距離感が心地いい。

会計後、車に乗る前に店先の灰皿を囲んで一服。
見上げると木星がぎらぎらと輝いていた。
煙を吐きながら木星に因んだ話とかする。


そして紳士の車内では今日もアニソンが流れていた。しかもマニアックな昭和のアニメである(特撮ものも多い)。

我々のドライブのテーマソングは「大空から見れば」( 小椋佳 )
「大空から見れば」( 小椋佳 )

NHK『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』のために書き下ろされた主題歌らしい。

もういつもこれネタになっている。
今日なんてリクエストしちゃったもんな。

家で一人で聴くと「ふ~ん」という感じなのだが、三人で、しかも紳士の車の中で聴くとジワることこの上ない。

「ここでサビかと思いきや違うんですよね。ツンデレすぎですよね」
「俺がプロデューサーだったらもっと盛り上がる曲調のサビにする」
とか!
今夜もとてもたくさん笑った。

最近、瀬戸内寂聴先生の死去や父の手術のことがあり、多少ふさぎ込んでいたのだが、今日やっと少し元気になった。(父は本日退院をし、顔色もよさそう)

一度きりの人生だもの。できれば笑っていたい。
今日みたいな日がずっと続けばいいなと帰りの電車に揺られながら思った。


クマとともに

2021年11月16日 23時41分45秒 | Weblog
喫煙所の先輩紳士から悲熊のアクリルキーホルダーをいただきマンモス。
きゃわいい~!

ガチャガチャを見たら私を思い出し、これは回さないと…って思ったらしい。
クマ=私と認識してくださっていることがマジで嬉しい。
部屋に飾ろう~!


吉熊のリクエストで今夜は王将。
久々に焼きそばをチョイス。
餃子3つも付けちゃった。

焼きそばは少し冷めていた。ソースとの絡みも悪くてしょんぼり。
やっぱり餃子2人前オンリーにすべきだった。浮気は良くない。

風呂上がりに母とLINE通話。
昨日手術をした父クマパパの経過は良好らしい。よかった。

父が入院して以来、ずっと胸にある疑問を母に投げかけてみた。
私「ねぇ、ママ。もし私が入院したら、クマたち連れていけるのかな?」
母「パパは本を持って行ったよ」
私「私、いつも7人のクマたちと寝てるじゃん?だから、みんな連れていきたいんだよね」
母「代表者として1名、吉熊だけでいいんじゃない?」
という会話をした。しかも真面目に。母も大変である。

いつも一緒に寝ている7人の下僕。

毎晩、点呼してから寝ている。

髪を乾かした後、三浦しをんさんの「ののはな通信」をちょい読み。
ちょっとのつもりが40分ぐらい経過している…。
今日、半分まで読み終えた。やばい。面白いので止まらない。7人の下僕のうちの誰かが止めてくれてもいいのに。

さて、ブログを書きましょうかの図。
今日はハーブティーをお供に。
ちゃっかり、ふちベアフルも。


今日もクマグマしい一日だった。幸せ。


祈りの朝、富士山

2021年11月15日 23時31分35秒 | Weblog
晴天の朝。
予感していたが、やはり今朝も出勤中に富士山が見えた。
いつもと違うのは、今朝はその富士山に思わず祈ったことだ。
今朝9時から父・クマパパは手術を受けることになっている。

「無事に成功しますように」

今朝の富士山の雪化粧の部分はいつもよりピンク色をしていて、これは吉兆なのだと何の根拠もなく思った。思いたかった。

3時間の手術のはずが、結局2時間ほどオーバーし、終わったのは14時。
無事に成功したと母からLINEをもらった時は安堵で脱力してしまった。
母も一人で心細かっただろう。

明後日には退院できるもよう。よかった。

父は今、尿道に管が入っているのでとても辛いらしい。
「とてもしんどいです。申し訳ありませんが、〇ちゃん(孫)の動画をひとつ送ってください」と父。
どんだけだよ、孫パワー。
孫は薬なのか?と笑ってしまった。

もうすぐGOTOなんちゃらも始まるし、早く良くなって家族みんなと一緒に楽しみたい。旅行にも行きたいし食事もしたい。



安心したので飲みたいところだが、この前飲みすぎた&まだ月曜日なので、退社後はくら寿司で食事をした。
久々のくら寿司。メニューが地味に変わっていて新鮮だった。
あん肝軍艦に初挑戦。
来た時「これマズそう」と思ったのだが食べてみたら衝撃的な美味しさだった。


帰り道に、お財布や胃の状況を鑑みて「何食べようかな~」と考えるのが日々の楽しみだ。
この地域は色々なお店があるのでとても助かっている。飽きることがない。
改めてこの地域に終の棲家を選んでよかったと実感した。


薬局で「ぽかぽか家族60個入り」を破格で見かけたので購入。
ホッカイロはもう少し寒くなると薬局から姿を消す(品薄になる)ことをここ数年で学んだ。
なくなる前に買うようにしている。

レジ袋代をケチってそのまま肩に担いで帰宅。東京の下町でマタギの気分を味わった。
我が家はケチケチ家族である。


家族のかけがえのなさを実感した一日だった。
父の命を救ってくださった主治医の先生にも感謝でいっぱいである。

あと富士山。ありがとう。