11/29心療内科デー。
待ち時間4時間。でも、これでも早い方。
角田光代の読みかけの旅エッセイを読了したかったのだが、直木賞受賞作「対岸の彼女」を読み直したくて持参。ストーリーは覚えているのだけれども、細かい部分はすっぽりと忘れていて、「そうそう、そうだったんだよね」などと思いながら読んだ。あと、読みながら何度も「うまいよなあ」と絶句した。表現や技法が呆気にとられるほどうまい、うますぎる(←十万石まんじゅう)。
飽きると待合室にある女性セブンをチラ読み。山田詠美さんの連載エッセイ「甘露苦露」が面白い。トランプ大統領と娘の来日に沸く日本の報道に疑問を呈する山田さんの鋭さがたまらない。
途中で抜け出して外で一服をしたり、買ってきたおにぎりを食したりしていたら、4時間なんてあっという間に過ぎてしまった。
そんなこんなで、名前を呼ばれた。
クマ医師に、成人病検診の結果の写しを渡した。
熱心に読むクマ医師。さすがお医者様である。フレンドリーなので時々彼が医者だということを忘れてしまうことがあるのだけれども、彼は正真正銘の医者なのである。
貧血の数値は改善されたもの、胃炎が「経過観察」だったので、パリエットを処方されることになった。たまに脂っぽいものを食べると胃酸が逆流して喉の奥が枯れる感じがする。なのでパリエットは手元に置いておきたいと思っていたのでちょうどよかった。
仕事中は淡々と過ごしていることを報告。
今日、取引先の部長さんが退職するのでって挨拶に来た。最後に吉熊上司にも挨拶したいとのことだったので、打ち合わせ室に吉熊上司を呼んだ。目の前で展開されている吉熊上司と取引先の人の話す様子が、なんだかひどく懐かしく思えて、とても不思議だった。
総務室に異動して5ヶ月。彼の下にいたころが遠く感じる。
クマ医師にそんなことを話した。
睡眠は、生活や仕事が落ち着いてきたのだからと5ミリ+2.5ミリ/dayになった。
そう、クマ医師は甘やかしてくれない。
精神科にありがちな「おくすりやさん状態」になることを、彼自身、全力で拒否しているようである。
患者を薬漬けにしない彼のポリシーを垣間見た。
globeの「FACES PLACES」の歌詞のようである。
「One more time ゲームやらせて
今度は私に カード切らせて
あなたは甘やかしてはくれない いつも
ジョークでも 嫌いって言いたくはない
Best of my life 愛して
Best of my life 生きてる」
globe / FACES PLACES
そう、ドSなんじゃね?っつーぐらい、ハードルを上げてくるからね、マジで。
そんな感じだから単刀直入に
「不動産購入の件はどうですか?」
なんて、シレっと聞いてくるからね。
「●●の近くの物件を見てきました。横に▲▲があるのでちょっとなぁ・・・と。或いはものすごく古い物件を提案されてドン引きしました」
「購入する際に譲れないことってありますか」
「売ることも想定しているので、立地と築年数です。広さは重視しません。あと定年までに返済できることでしょうか」
「なるほど。でも焦らないでくださいね。一生に一度の買い物ですので、ゆっくり見つけましょうね」
と言われた。
「お大事に」
と送り出される。
会計を済ませて、薬局のポストに処方せんを投函。
処方変更あり
マイスリー、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散
そして久々のパリエット
帰宅して、なんやかんやしていたら寝る時間が遅くなってしまった。
本日。
朝はそうでもなかったのだが、昼過ぎに外の喫煙所で煙草を吸っていて「寒い~!!」と感じた。
木の葉が雨に濡れて、桜の花びらのようにはらはらと舞い落ちる様子を見ながら紫煙を吐く。
退社後に薬を受け取りに行く。
これらが二週間で私の体を貫いていく。
袋に入っているマイスリーががさばる。
ダメもとで寄ったパン屋でくまパン、ゲット。
いつも売り切れてしまう、くまパン。
今日やっと購入できた。
「やっと会えたね」(By辻仁成)
きゃわゆい。
でもくまパンは土曜日に食する予定。
今日はラーメンが食べたい気分だった。
上京して17年。
様々な「顔」にこの街で出会ってきた。
心療内科医クマ医師、ムッチーさん、顔剃りでお世話になっているマリコさん。
コンビニで私を見るとピアニッシモを出してくれる店員さん、顔馴染みになったワンコイン中華料理店の店長、そして会社の同僚たち。野ばら先生経由で知り合えた友達、その他大勢の友達。
地に根を張るまでにはいっていないけれども、ちっぽけな自分でもこの街で微弱ながらもネットワークを形成できていることを、ラーメンを啜りながら思う。
そういう人たちを大切にしたいと切に思う。
待ち時間4時間。でも、これでも早い方。
角田光代の読みかけの旅エッセイを読了したかったのだが、直木賞受賞作「対岸の彼女」を読み直したくて持参。ストーリーは覚えているのだけれども、細かい部分はすっぽりと忘れていて、「そうそう、そうだったんだよね」などと思いながら読んだ。あと、読みながら何度も「うまいよなあ」と絶句した。表現や技法が呆気にとられるほどうまい、うますぎる(←十万石まんじゅう)。
飽きると待合室にある女性セブンをチラ読み。山田詠美さんの連載エッセイ「甘露苦露」が面白い。トランプ大統領と娘の来日に沸く日本の報道に疑問を呈する山田さんの鋭さがたまらない。
途中で抜け出して外で一服をしたり、買ってきたおにぎりを食したりしていたら、4時間なんてあっという間に過ぎてしまった。
そんなこんなで、名前を呼ばれた。
クマ医師に、成人病検診の結果の写しを渡した。
熱心に読むクマ医師。さすがお医者様である。フレンドリーなので時々彼が医者だということを忘れてしまうことがあるのだけれども、彼は正真正銘の医者なのである。
貧血の数値は改善されたもの、胃炎が「経過観察」だったので、パリエットを処方されることになった。たまに脂っぽいものを食べると胃酸が逆流して喉の奥が枯れる感じがする。なのでパリエットは手元に置いておきたいと思っていたのでちょうどよかった。
仕事中は淡々と過ごしていることを報告。
今日、取引先の部長さんが退職するのでって挨拶に来た。最後に吉熊上司にも挨拶したいとのことだったので、打ち合わせ室に吉熊上司を呼んだ。目の前で展開されている吉熊上司と取引先の人の話す様子が、なんだかひどく懐かしく思えて、とても不思議だった。
総務室に異動して5ヶ月。彼の下にいたころが遠く感じる。
クマ医師にそんなことを話した。
睡眠は、生活や仕事が落ち着いてきたのだからと5ミリ+2.5ミリ/dayになった。
そう、クマ医師は甘やかしてくれない。
精神科にありがちな「おくすりやさん状態」になることを、彼自身、全力で拒否しているようである。
患者を薬漬けにしない彼のポリシーを垣間見た。
globeの「FACES PLACES」の歌詞のようである。
「One more time ゲームやらせて
今度は私に カード切らせて
あなたは甘やかしてはくれない いつも
ジョークでも 嫌いって言いたくはない
Best of my life 愛して
Best of my life 生きてる」
globe / FACES PLACES
そう、ドSなんじゃね?っつーぐらい、ハードルを上げてくるからね、マジで。
そんな感じだから単刀直入に
「不動産購入の件はどうですか?」
なんて、シレっと聞いてくるからね。
「●●の近くの物件を見てきました。横に▲▲があるのでちょっとなぁ・・・と。或いはものすごく古い物件を提案されてドン引きしました」
「購入する際に譲れないことってありますか」
「売ることも想定しているので、立地と築年数です。広さは重視しません。あと定年までに返済できることでしょうか」
「なるほど。でも焦らないでくださいね。一生に一度の買い物ですので、ゆっくり見つけましょうね」
と言われた。
「お大事に」
と送り出される。
会計を済ませて、薬局のポストに処方せんを投函。
処方変更あり
マイスリー、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散
そして久々のパリエット
帰宅して、なんやかんやしていたら寝る時間が遅くなってしまった。
本日。
朝はそうでもなかったのだが、昼過ぎに外の喫煙所で煙草を吸っていて「寒い~!!」と感じた。
木の葉が雨に濡れて、桜の花びらのようにはらはらと舞い落ちる様子を見ながら紫煙を吐く。
退社後に薬を受け取りに行く。
これらが二週間で私の体を貫いていく。
袋に入っているマイスリーががさばる。
ダメもとで寄ったパン屋でくまパン、ゲット。
いつも売り切れてしまう、くまパン。
今日やっと購入できた。
「やっと会えたね」(By辻仁成)
きゃわゆい。
でもくまパンは土曜日に食する予定。
今日はラーメンが食べたい気分だった。
上京して17年。
様々な「顔」にこの街で出会ってきた。
心療内科医クマ医師、ムッチーさん、顔剃りでお世話になっているマリコさん。
コンビニで私を見るとピアニッシモを出してくれる店員さん、顔馴染みになったワンコイン中華料理店の店長、そして会社の同僚たち。野ばら先生経由で知り合えた友達、その他大勢の友達。
地に根を張るまでにはいっていないけれども、ちっぽけな自分でもこの街で微弱ながらもネットワークを形成できていることを、ラーメンを啜りながら思う。
そういう人たちを大切にしたいと切に思う。