夢見ることは原動力

やはり今日も忙しかった。

吉熊上司はプロジェクト会議で午後はずっと不在。
先週の出張のレポート、社長からは何も言われないのだが、読んでくれたのだろうか。
てか、彼から依頼されて、また仕事が増えた。
新店準備のお手伝い…。ただでさえも稼働日数が少ない来月、5日間も潰される…。
どうなっちゃうんだろう…2月。

今日、給与明細をまじまじと見てみたら、数年前に比べて手取りが微妙に減っていることが判明。
給料が上がらないのに、税金等が増えているのが原因。
手取りは少なくなっているのに仕事が増えるって、どういうことだろう。
スキルアップ、会社のアンチエイジングなど課せられているが、この現実を目の当たりにすると、なんだかなあと思う。
後輩女子Ｃちゃんと、そんなことを話し、ブーブー。

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢつと手を見る

と言ったのは石川啄木だが、じっと手を見ると、アカギレだらけで凹む。
なんなんだよ。もう！



不来方の お城の草に 寝ころびて 空に吸われし 十五の心

という作品を残したのも石川啄木だが、このぐらい清々しい気持ちになるにはどうしたらいいのだろう。


そんなことを考えながら歩く帰り路。
今日もがっつり残業。
疲れたので寄り道せずに真っ直ぐ帰宅。
ＳＥＩＹＵで買った総菜を食べ、京都駅で買ったお香「祗園の華」を焚きながら奈良旅行の写真を眺める。
法隆寺を歩いている時に、鐘がゴーンと鳴り響いて、旅情を盛り上げてくれたっけ。
寺巡りをしたとき、薄暗い柱や天井に沁み込んでいるお香の香りが、ふっと鼻腔を掠めたことなど、懐かしい。
それにしてもあの草餅、美味しかったな。
嗚呼、奈良良かった。
時間が止まっているかのような空間だった。




次はどこに行こうか。


そんなことを考えると、心がワクワクする。
そして、「また旅行に出るため、お金を貯めよう」とモチベーションが上がる。

なかなか厳しいというか、切ないお財布事情。
しかし、夢見ることは無料。
生きる原動力の活性化は、一番手っ取り早くてお気軽な自分の心がけ次第なのかもしれない。





浪漫飛行


↑
当社社長の十八番だったりする。

誘惑は蜜の味

毎日忙しい。

午前中は、経費報告書の作成、午後はひたすら予算作成。目がしばしばする。基本的に勤務時間中は煙草が吸えないので、気付くと貧乏ゆすりをしていたりする。震源地、自分。

二時間弱の残業のあと、後輩女子と電車でお喋り。
一番のストレス解消タイム。

てか、最近、秘書検定の勉強が進まない。
図書館に通えない。
通勤時間や昼休みの喫煙タイムをチリツモばりに利用しているが、やはり図書館でがっつりやりたい。
後輩男子ししゃも君は、昼休みに勉強している。
私も頑張らなければ。

そうはいっても、右脳に支配されている私の生活は、誘惑に負けやすい構造になっている。

今日は暖かくなるというので、昼休みに吉熊と公園で遊んだ。
同伴出勤である。
先日の出張及び旅行で４日間ずっと一緒にいたので、私と吉熊の間には共依存性が高まったもよう。
朝、吉熊と目が合うと、思わずカバンの中に入れてしまう…。

ぽかぽか陽気の中、はしゃぐ我々。わーい！








ほんの７分程度たが、すっかりリフレッシュできた。


ついでに、今週の会社の花（ロビー）




土曜日は、新宿で合コン兼カラオケ大会♪
なに歌おうかなー？！

…やはり、誘惑多し！

春の粒

今日も忙しかった。

最近、プロジェクトの会議で吉熊上司は席を外すことが多い。
自分の仕事を進めつつ、彼の細々とした仕事を手伝えたらいいと思う。
報告、連絡、相談はメールで簡潔に。

今日は月末の伝票処理で予算まで手が回らなかった。
がっつり残業。やれやれ。
明日は予算を手掛けたい。


今週の会社の花。
ちょっと春っぽい彩り。


そう言えば、まだまだ寒いけれど、今日、屋外を歩いている時に、太陽の光に春の粒を見たような気がした。
来週はもう立春。
暦の上では春。

立春…２月４日。
私の誕生日だ。
３５歳になる。
「今日から四捨五入は禁止ですよ♪」
と笑いながら言いまくる自分が容易に想像つく。

３４歳も残りわずか。
後に顧みて「３４歳、楽しかった」と言えるよう、ラストスパートだ！！

青森のスーザン・ボイル 「林檎華憐歌」

昨晩、なんとなく観ていた「ドラクロワ」
そこで流れていた歌が良くて、ヘビロテ。

「青森のスーザン・ボイル」と呼ばれる「還暦の歌姫」尾崎順子さん（６０）。
普通の主婦が、ひょんなことから動画投稿サイトで再生回 数１００万回を超えて大ブレークした。

息子・ビートまりおが作った歌「林檎華憐歌」を、ど素人のお母さんの尾崎順子さんが歌った映像が、昨年、ニコニコ動画で話題になった。尾崎さんはご主人とふたりで、青森・弘前市の出で、同じく弘前市で飲食店「ナポリタン」を３８年間経営されていたそうで、２０１１年に惜しまれながら閉店したとのこと。
店を閉じたのは一緒に経営していた夫の安夫さんが交通事故に遭い働けなくなったため。
そんな母親を元気付け、人生を応援したいと思ったビートさんが、母親が歌う『林檎華憐歌』をビデオに収め、多くの人に見てもらおうと投稿した、それが「青森のスーザン・ボイル」の始まりだった。



母が「林檎華憐歌」歌いたかった。



ど素人は思えないほどの美声！！しかもノリノリ！！
しかも和風ロックな曲調と、弘前の四季折々の情景や、青森の名産である林檎やその花をモチーフにして、今は離れた故郷にいる家族へのメッセージが綴られている歌詞も良い。

暫くは聴きまくるだろう。

社会復帰を果たす

久々に会社に出勤。社会復帰を果たす。
今朝の通勤時、関東の電車は落ち着く、やはり私は関東の人間なのだと感じた。車内アナウンスのイントネーション、左側に立つエスカレーターなど。

今、こうしているあいだにも、奈良では、藤ノ木古墳近くの畦道を軽自動車が行き来したり、法隆寺では鐘が時を告げ、室生寺には静かな風が吹いているのだと思うと、とても不思議だった。

旅費交通費の清算に始まり、報告書作成などで、トイレにも行けないぐらいに忙しかった。
膀胱MAX！

でも、久々に同僚に会えて嬉しかった。

吉熊上司の息子さんには、新幹線（N700系）のおもちゃをあげた。


そしたら、超喜んでくれたもよう。写メが送られてきた。
新幹線のおもちゃをりんごのようなほっぺに押し当てる、その満面の笑みに、暫し見とれてしまった。

疲れが吹き飛んだ。

それにしても、息子さん。吉熊上司に超似ているんだが！
思わず、写真に向かって「お疲れ様です！」と言いそうになってしまった。


※奈良旅行の日記、アップしました。

1/27 奈良日和2

奈良二日目。


法隆寺へ。
世界最古の木造建築物である。世界遺産！
中学、高校の修学旅行でも来る機会がなかった。

教科書で何度も見たあの塔を見た瞬間、感激のあまり、「わあ！！」と絶叫していた。






教科書で見て、気になっていた部分。




回廊の柱も重みがあって素敵。







大宝蔵院にて、玉虫厨子も見られた。
側面の捨身飼虎図、釈迦の前世であった薩タ王子が虎に身をささげる絵も確認できた。



百済観音
何とも言えない表情。手を合わせたくなる。


※画像は借り物です。


夢殿へ。







ここの回廊も良い。



お隣、中宮寺へ。

聖徳太子の御母の御願によって、太子の宮居斑鳩宮を中央にして、西の法隆寺と対照的な位置に創建された寺とのこと。





中宮寺半跏思惟像。
世界三大ほほえみの一つ。


見つめていると、心が落ち着く、何とも言えないほほえみである。



寺の中の貼り紙に「人生相談受けます」と書いてあった。
この菩薩様だったら、世の中の人の悩みを解決できそう。


バスの発車時刻まで時間があったので、藤ノ木古墳まで足をのばした。


ここから急に忙しくなった。
時間との戦い。

松伯美術館へ。


大好きな日本画家・上村松園の美術館である。

今回、通り過ぎては何度も見返したのが「暮秋」

名画「花がたみ」から30年後に描かれた「暮秋」
「花がたみ」が女性の苦しみを全体で表現しているとすれば、「暮秋」は苦しみを客観的に見つめている、そんな印象を受けた。

「花がたみ」


「暮秋」



でもやっぱり、松園っていったら美人画である！
ほんのりと赤い娘の指先が可憐。絵から「ぽん！」と音が聞こえてきそう。
着物の柄も精緻。




近鉄奈良駅でせんとくんを発見。


ホテルで荷物を受け取り、16：54、奈良を出る。

夕暮れが我が心情と重なる。
さようなら、奈良。


一瞬だけ京都に降り立ち、京都タワーを拝見。
駅ビルで慌ただしくお土産を購入。
自分には定家で、香彩堂のお香「祗園の華」を購入。
以前、母が京都駅で買ってきてくれたお香。
上品な香りで、ちょっとした中毒になってしまった。


18：36、京都を出る。
吉熊、名残惜しそう。


22時前、自宅に到着。
ほっとしたところで、京都駅で購入した八つ橋を食べながら一服。


今回の奈良旅行はシーズンオフでどこも空いていた。
寒さ対策さえ万全にすれば、良い時期かもしれない。

幻だったのだろうか

無事に東京に到着。現実の世界にも到着。

ただいま！！

今日は、法隆寺、中宮寺、藤ノ木古墳、松伯美術館に行った。

たった数時間前にいた奈良の風景が幻に思える。

さて、明日から仕事！

気持ちを切り替えて、頑張ろう！
次の旅を思い描きながら。

1/26 奈良日和

奈良！すっかり寝坊してしまいホテルのモーニングにありつけないというていたらく。駅前のミスドでモーニング。

まずは、ずっと行きたかった室生寺へ。桜井駅で乗り換えて、室生口大野駅へ。バスとの連絡が悪く、というか、バスの本数が非常に少なく、時間が余ったので、そこら辺を散策。



駅前には何もない。時代に取り残された感満載の自販機があった。アメリカンコーヒー！イカすぜ！



可憐な水仙が咲いていた。



偶然見つけた大野寺。
人んちの庭ぐらいの広さの寺。







ロウバイが、甘い香りを放っていた。





川向こうには石でできた石仏。
あ、これ、母ヨーコたんが言っていたなあ。彼女も数年前に奈良に一人旅をして、室生寺に行く前にこれを見たそうだ。


優美。




凍っている！！



バスに乗り、室生寺へ。
女人高野・室生寺。

朱色の橋を渡る。


大きな杉がお出迎え。


室生寺の五重塔は1998年の強風で破損した。復興にあたり寄付した人の名前。


門をくぐる。


天神社



鬱蒼と繁った森の中。石段を登るといきなり、あの五重塔が！


日本史の資料集で見た小振りな朱色が、そこに静かに佇んでいた。
初めてなのに、懐かしい感じがする。
嗚呼、室生寺、五重塔。やっと会えたね。

見ていると、可憐な少女が微笑んでいるような、そんな錯覚をしてしまう。
そして憧れていた芸能人に微笑んでもらえたような興奮に打ちひしがれる。




先述のとおり、この五重塔は強風による杉の木の倒壊で破損した。
手前は、その時の杉の木。


1時間見ていても飽きない。


体は冷えているのに、寒さを感じられないほど興奮。
名残惜しくて何度も振り返ってしまう。




また来るね、と心の中で言って別れた。

殆ど誰とも会わなかった。
五重塔、一人占め。






バスで室生口大野駅に戻り、電車に乗って長谷寺駅へ。
ひたすら商店街を歩く。
軒先には葉牡丹が多く植えられていた。






スマイル！！


ぽんぽこ！！



ノスタルジック。



草餅の試食を促され、食べてみたら涙が出るほど美味しかった。引き返して二個買って、長谷寺の下の休憩所で食べた。外はカリカリ、中は熱々のあんこが入っていて、ふんわりと草の香りがする。




長谷寺到着。


まずは、階段の嵐。ちょっとしたアスリートな気分。






ここは牡丹も有名。


登りつめたところ、本堂でお参り。
背後、礼堂からは壮大な眺めが…！！




長谷寺の五重塔。


気になったので五重塔まで歩いてみた。


下山して、今まで自分がいた場所を振り返る。



再び商店街へ。


吉熊、ひと休み。


長谷寺駅から奈良駅へ。
ちょうど花火が打ち上がっていた。
冬の冴え冴えとした空気を切るような、潔い花火。


寝酒をたしなみながら、今日一日の思い出をなぞり、気付いたら寝ていた。

長谷寺

長谷寺の階段、容赦なかった！
足、ガクガク。
でも、眺望が良くて満足だった。

今夜は足をマッサージして寝よう。

おやすみなさいませ。

奈良なう

名古屋から奈良へ。土日は奈良で過ごすことにした。

高校時代に日本史の資料集で見た時から行きたかった室生寺へ！
小さくてかわいい五重塔。

17年来の夢が叶った。

さて、明日はどこを巡ろうかな。

テロ事件に思う

出張二日目。
今朝、ニュースを観て泣きそうになってしまった。
アルジェリアの武装勢力の被害者の方々とご遺体が帰国したというニュース…。

煌々とした朝日をバックにして、政府専用機が羽田空港に着陸。
日の丸が、おかえりなさいと言っているかのようで、胸に込み上げてくるものがあった。

また、日揮の社員が献花をする様子は、思わず、自分のいる会社と重ね合わせてしまった。
もし、同僚が、家族が、あんな理不尽な死を強いじられたら、私は気がおかしくなってしまうと思う。

亡くなられた方、生存者の方、遺族の方の無念さを思うとともに、日本にいると忘れがちな世界平和への遠い道のりを感じた。

1/25 出張二日目

出張二日目。
吉熊上司とは、ＬＩＮＥでやり取りをしていたのだが、随時、励ましのお言葉をいただいていたので、なんとか頑張れた。

途中で見たナゴヤドーム。
大きい。


ランチはコメダ珈琲の、ミソカツサンド！大きい！時間がなかったので、３０分で食べた。お肉が柔らかくて、噛むと肉汁が出て、ソースの風味とマッチする。


もう二度と来ないであろうマニアックな土地へ。




仕事を終え、名古屋をあとにする。
ここからは、私のプライベート。
京都経由で奈良へ！

奈良は高校時代の修学旅行以来だ。
22時、ようやくホテルに到着。
駅前にあり、安いのに綺麗なホテル。
めっけもの。

京都駅で薬草入りの入浴剤を買ったので、それを使い、ホテルのバスタブで疲れを癒した。

1/24 出張一日目

出張一日目。
久々の新幹線。


仕事の下調べ。
急に緊張してきた。


この日は天候が良くて非常にぽかぽかしていた。
名古屋には、３３年ぶりに上陸した。とても拓けた都市で、路が広くて驚いた。


岐阜にも行き、任務遂行。


疲れた身を励まして、地下鉄を乗り継ぎ、名古屋城へ。名古屋の最寄り駅の名前がすごい。その名も市役所駅。
名古屋城は、生憎、シャチホコの部分しか見えず…。


駅の近くのビジネスホテルでまったり。

ミッション

出張で名古屋なう。
名古屋には33年ぶりに上陸！

こちらは、凄く暖かい。
厚着をしているのは私ぐらい…。

社長からのミッションは、今のところ順調に遂行できている。
明日も早いので、そろそろ風呂に入り、ゆっくり休もう。

舞いあがれ はやぶさ

今週の会社の花（階段）はチューリップとスィートピー。
ちょっち春らしい感じがして心が弾む。
日々、予算作成の嵐の真っただ中にいようとも、花を見ると心がなごむ。



明日から出張なので、不在中の引き継ぎを行った。
吉熊上司、後輩女子Ｃちゃんへ。

私「私に何かのことがあったら、この机の上の膨大な書類、よろしくお願いしますね」
吉熊上司「うん！大丈夫！全部捨てるから！！どうせゴミだろ？」


私「もし、出張先で何かが起こって死んでしまったら…」
吉熊上司「大丈夫！！キミ一人ぐらい死んでも何も変わらないよ！！」


吉熊上司「宿泊先、どこだっけ？ほら、一応、死んじゃった時にキミの遺体を引き取りに行かないとさ」
私「うぅ…」

という会話をしながらも、最後に
「気を付けていってくるんだぞ」
と仰ってくださる吉熊上司。

そんな様子を見ていた後輩女子Ｃちゃん、後輩男子ししゃも君は笑っていた。




外出というものは、会社を出て仕事をすることだ。
遠近関わらず、私は外出というと、自分が小惑星探査機はやぶさになったような気になる。
ミッションを遂行し、カプセルの中のサンプルのような「成果」を、地球再突入の如く「会社」に持って帰る。
社長をはじめとする多くの同僚が私の持って帰ったものを待っている。
そう思うと胸熱。






よし、いっちょ、頑張ってくるか!!



【自分で】はやぶさ【歌ってみた】






追伸：更新が滞るかもしれません。