世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

術後の治療

2023年10月31日 22時49分40秒 | Weblog
有給取得。
順天堂大学病院デー。(正式には「順天堂大学医学部附属順天堂医院」だけどここでは順天堂大学病院と書く)




朝一の診察だったので6時起き。そしてラッシュに揉まれてクタクタ。

この前、宮古島で再会した殿方曰く、御茶ノ水は世界一病院が多い街らしい。
だから朝の通勤時間帯はナンパオのCMみたく混んでいるのか。(今日もナンパオってた)

今日は今後治療する新しい科での診察。
この科の主治医は優しそうな先生で、「他に質問は?」とたくさん訊いてくださった。優しそうなのでたくさん質問をしてしまったのだが、バカにしないで何でも笑顔で答えてくださった。来週からの診察に自信が持てた。この先生は優しそうなので天使先生と命名しよう。

そしていつもの科へ。
執刀医の森先生(森に住んでいそうなのでそう勝手に心の中で命名している)の診察は1ヶ月ちょっとぶり。
飲むか否か迷っている薬(今年承認されたやつ)については飲まない方向に決まった。
森先生も提案していたことを忘れていたっぽい。1ヶ月悩んでいた私って…。

新たに10年飲む薬を処方してもらい、また今月の下旬に注射を打つという治療方針を提示された。
最後に術後病理について「?」なことがあったので確認した。
森先生はきちんと説明してくださった。
私が1ヶ月もモヤモヤしていたことが一気に消えて安堵。
しかし情報量過多。

脳 内  パ ニ ッ ク !

秘書検定1級に合格したが、秘書が欲しいほどやることが多すぎて脳内で整理できない。
そして行く先々の科で書類をたんまりともらうのでサブバッグがパンパン&ぐちゃぐちゃに…。


会計をして終了。

嗚呼、もう一気に疲れてしまう。



しかし赤坂の金子屋で天丼(松)を堪能するぐらいには元気。
天ぷらはどれもごま油の香りが食欲をそそる。
特に穴子が食べごたえあった。




都心への通院の楽しみったら、ランチしかないっしょ!!
治療へのモチベーションが上がる!!


神田古本まつりをチラ見。
前々から気になっていたのだが来るのは初めて。
平日にも関わらず、けっこう混んでいた。
特に何も買わず。





三田線で巣鴨へ。
とげぬき地蔵へ。
洗い観音で患部をゴシゴシ。
治療が奏功しますように。




夕食は巣鴨の商店街の伊勢屋で買った五目いなり、そして赤坂の浅田家で買った草餅。本当は豆大福を買いたかったのだけれど目の前で売り切れやがった。草餅も風味豊かで美味しかったので満足。


そうそう、巣鴨の仏壇屋さんで名香・堀川も買ったんだっけ。今回は80本入り。これでしばらくは買わずに済む。
奥深く上品な香りなのである。



地元の駅に帰還。
いつもの調剤薬局に今日処方された薬をもらう。処方箋アプリで先に送っておいたので待たずに済んだ。
そしてジェネリックにしたので安くて済んだ。
禍々しい色のパッケージでちょっと心配。
普段飲んでいる薬が多いので、薬剤師さんが新しい薬との飲み合わせをひとつひとつ確認してくださっていた。
副作用についても丁寧に説明してくださった。神かよ。
順天堂大学病院の薬局で受け取ることもできたのだが、浮気はできない私。そのマインドに薬剤師さん、歓喜。


その後、心療内科へ。
受付に今日の順天堂大学病院での診察内容をメモで伝言してもらう。
クマ医師、心配していたので。


帰宅してどっと疲れてしまい、暫く横になった。
朝も早かったし、何気に2万歩も歩いたし、それにやっぱり通院って疲れる。


いよいよ術後の治療が始まる。
宮古島でパワーを補充したので乗り越えられそう。
いや、乗り越えないと生存率がグッと下がるので、ここが正念場。

明日は上司に今後のことを報告しないといけないことがたくさんある。
頑張ろう。

おやすみ!の前に「Trick or Treat」








寒さに震えた者ほど

2023年10月30日 23時23分10秒 | Weblog
暑くもなく寒くもない平和な季節がやっと到来した。
しかし今週いっぱいはまだ夏日の日があると今朝の天気予報で言っていた。
マジかよ。もう霜月も直前だぜ?勘弁してくれよ(私は暑がり)。

一週間前の今日は宮古島の海でバシャバシャ泳いでいた。
18時少し前、夕やみに包まれる頃そろそろ寒くなっていたので部屋に戻ることにした。
帰る間際、顔なじみのビーチの監視員(英国人)に「またきてくださいね」と言われた。
私は「そうですね」と言い、続けて「Health is important.」と付け加えた。
すると彼の表情が少し沈んだ(彼は私の事情を知っている)。

いつかまた宮古ブルーの海でちゃぷちゃぷしたい。
浮き輪に乗って青い海に浮かんで青い空を見上げてぷかぷかしたい。
そしてまた英国人に水上バイクに乗せてもらうの。それが今の目標。


今日も上司にExcelで表を作るように言われた。
やはり新卒2年目から17年お世話になった吉熊上司のおかげで秒でできてしまう。
まさか今になって役立つとは思わなかった。
ピボット組んだり、変な関数使ったり、あれはあれで楽しかったな、昔。

そんなこんなで手すきになったので「これをやっておきましょうか?」と外出中の上司にLINEで相談した。「お願いします」とのことだったので、粛々と進めた。


半年前の私は、こんなふうに普通に生きていられるとは思えなかった。
その他病気にもなってしまいトホホ状態だった。

いろいろあったけれども生きていてよかった。
平穏な今。
今までの人生で一番幸せだと感じる。

アメリカの詩人「ホイットマン」の名言として「寒さに震えた者ほど太陽の暖かさを感じる。 人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る」というものがあるが、まさにそれ。

小春日和の日の光に身も心もぽかぽかしている。


あと、やはり餃子を食べているときも幸せ。
今日の夕食は王将の餃子にした。クーポンと7%引きのカードでお安くありつけることができた。



そして涼しさを通り越して夜は冷えるのでフランス産のバスソルトを浴槽に投入。



妹からの退院祝いで贈られたもの。
体の芯から温まる感じ。香りも良いし、肌もすべすべになる。
ありがとう。


明日は有給。
といっても通院なので早起きしないとならない。
今日も早々と寝てしまおう。


OH MY DAHLIA

2023年10月29日 23時34分42秒 | Weblog
10時に起床。

上野東照宮のぼたん苑にダリアを見に行った。
先日上野に行った母からぼたん苑で今、ダリアが咲いていると教えてもらった。


傘の下でモリモリと咲くダリアがいっぱい。

これは「ミセスハロルドクーパー」という名前。ニュージーランド産古名花らしい。



「ピンクベアー」というダリア。


吉熊「これに反応しないわけにはいかない」




どのダリアも綺麗。









五重塔とススキをバックに。おお~!雰囲気抜群。








楚々とした萩。秋だねぇ。


日差しも秋。


こちらも秋。秋明菊。


こちらはホトトギス。
花にある斑点模様が、 鳥のホトトギスの胸にある模様と 似ていることからこの名になったとのこと。
へぇ~。




お!フクロウ?!と思ったらススキで作られた鳥だった。かわいい。




映えスポットの風車。
吉熊、かくれんぼ。




素敵なアレンジ。色合いが美しい。







まるで手毬みたい。


嗚呼、とても見ごたえがあった。



吉熊も大満足。



澄ました顔して花を見ていたが脳内BGMはX JAPANの「DAHLIA」。
Toshiが「おりゃぁああああああ」ってシャウトしていた。

X JAPAN DAHLIA(THE LAST LIVE)



外国人観光客がたくさんいたのが印象的。
ジャパネスク満載の庭や和風の傘などを丹念に見て写真を撮っていた。


旧寛永寺五重塔と灯籠。


上野東照宮にもお参りした。




上野のエキュートにて。
崎陽軒のシウマイ弁当と餡舎ひよ子で栗のおやきを買った。
家に帰って早速食べる。まんぷくま。







今日、本当はフランフランにも行きたかったのだけど、なんだか疲れてしまって早々と撤収。
手術で体力が落ちたからだろうか。それとも季節の変わり目だからか。
本調子ではない。


23時~、「DOC2 あすへのカルテ」を見る。
前回は宮古島の東急ホテルで見た。
もうあれから一週間なのか。早い。
今日の放送も展開が早く、東海テレビの昼ドラを彷彿とさせた。
全体的に雰囲気がお洒落で登場人物がすぐにチュッチュするので、つい凝視してしまう。

さて、明日から新しい一週間が始まる。
体調を整えるため、早く寝てしまおう。


Hidenröslein

2023年10月28日 23時47分28秒 | Weblog
10時に起床。久々によく眠れた。
「そうだ。秋薔薇の季節ではないか」と急に思い出し、今日は与野公園へ。

歩くと汗ばむがすぐに乾燥する。
秋の空気が気持ちいい。



もう終わりかけだったのだが、入園した途端、薔薇の香りが鼻孔を突く。





私の好きな「ボレロ」という品種の薔薇。
中をほじくってみたくなるよね!!


薔薇を見ると私は常に作家・嶽本野ばら先生を思い出す。
どんぐりブレスレットとの相性もバッチリ。




そしてシューベルトの「野ばら」

シューベルト「野ばら」フィッシャー=ディースカウ/ムーア


童(わらべ)は見たり
野なかの薔薇
清らに咲ける
その色 愛でつ
(詩:ゲーテ)

歌詞に登場する少年はゲーテ、野ばらはその恋人のメタファー。
若き日のゲーテが恋人の心を踏みにじってしまった後悔を込めたものではないかといわれている。
懺悔の歌なのか?…演歌?


高校時代、音楽の時間に「野ばら」をドイツ語で歌うテストがあった。
一人一人が個室に呼ばれて先生のピアノに合わせて歌うという。
風呂場で練習したな。「レースライン レースライン ハーイデーーーーーン!」って。

30年前の自分へ。
まだアイデンティティーが定まっていないんだよね、たしか。
お嬢様テイストが根本的に好きなのにちょっぴり流行も気になっていた時期だったんだよね。
でもね、クマを片手にどんぐりブレスレットを嵌めてロココ時代のおフランスのお姫様のように薔薇園を散策する、やっぱりお嬢様っぽさに回帰しているよ。45歳のあなたは。周囲に流されないで自分を信じてて大丈夫。


童(わらべ)は見たり 野なかの薔薇~♪



与野本町駅に戻る。
信号待ちではやぶさを発見(小惑星探査機じゃない方のはやぶさ)。
はやぶさ好きな甥っ子が見たら興奮するんだろうなあ。


駅前の薔薇も綺麗。よく手入れされている。



空腹を感じた。
「この辺に星乃珈琲店なかったっけ」と思い、10年ぶりぐらいに与野本町の星乃珈琲店に行ってみた。
星乃珈琲店どころかサイゼリヤや王将、すき家などが集中しているエリアがあり、勿論、コンビニもあって「与野本町、住みやすそう」と思った。近くに与野公園もあるし←ポイント高し、与野公園。

久々に「窯焼きふわふわスフレドリア」を食べた。
ふわもこ!!


メレンゲとホワイトソースのふわふわ部分をスプーンで突くとプルプルする。
下層部分はケチャップ味のご飯になっている。

美味しかった。また食べよう!


帰りに調剤薬局へ。
調剤薬局のアプリを使っている私。
処方箋をアプリで予め送っておくと待たずに薬を受け取れるのである。
そのアプリが刷新されてたので再インストールするよう薬剤師さんに促された。
処方履歴も見られる。


ここの薬剤師さんとは2週間に一度必ず会うので、もうズブズブの関係。
手術前、「不安だったらいつでも来てね。一人だと心細いだろうから」と言ってくれた薬剤師さんたち…。
思い出すと泣いちゃう…。

心療内科の薬以外の、例えば目薬や軟膏も、私はこの薬局で受け取るようにしている(私は案外義理堅い)。
できれば順天堂大学病院で処方される薬もここで受け取れるようにしたい。

今日はゆっくりできて旅の疲れを脱ぐことができて良かった。
綺麗なものも見たし、美味しいものも食べられたし、薬剤師さんとお喋りできたし、最高の一日だった。


「10月27日」

2023年10月27日 23時31分10秒 | Weblog
「10月27日」というと大林宣彦監督の「ふたり」。
ヒロイン・実加の姉、北尾千津子の命日である。
映画の前にNHKで短縮版が放送され、たまたま見た私は当時中学1年生。
あの世界に一気に引きずり込まれて今に至る。
ロケ地である尾道に9回も行った人なんて、周囲を見渡しても私ぐらいである。
仕事で日にちを記入する際、「今日は千津子の命日だな」と今日は何度も思った。

千津子は死んでも死にきれず、ドジで愚図な妹の元に出てきて色々とアドバイスをする。
が、実加の成長を見届けると千津子は…。

嗚呼、ここまで書いていたら涙が出てきてしまった!ちょっとDVD探そう。家のどこかにあるはず。

映画「ふたり」特報・劇場予告予告




心療内科デー。
待ち時間3時間。

まずは、クマ医師に宮古島のお土産を贈呈。
安定の「さんど」


嬉しそうに受け取るクマ医師。

旅行の感想や体調を報連相。
宮古ブルーの海でたくさん泳ぎ、地元の人たちと心温まる触れ合いをし、美味しいものも食べたのでリフレッシュできたと。
また離島の医療の現状を知り、自分はまだ恵まれていると言ったら、クマ医師は「そうですよね。離島は…」と。

来週、順天堂大学病院の診察があり、そこで打診されている新薬についてもう一度相談するつもり。
「もし診察で不安になったり困ったことがあったら夜でも良いから電話をくださいね」
とクマ医師。
専門外なのに。ここまで患者に寄り添える精神科医って他にいるのだろうか。頭が下がる思いである。

仕事のことに就いては何も聞かれなかった。
クマ医師も「もう大丈夫」って思っているらしい。
実際、何のストレスもなく楽しく仕事ができている。
委縮したり怯えたりってことが1秒もない就労時間って最高。
今日は上司にExcelで表を作る様に指示された。昔、吉熊上司に叩き込まれたので秒で作成できた。月曜日に上司にご高覧いただくのが楽しみ。


私の次の患者さん(派手髪のコ。毎週待合室で見かける)が重篤らしく、私の今日の診察は短めだった。
だが内容がボリューミーなので不燃焼感はない。


処方変更なし。
マイスリー、ソラナックス、パリエット、防風通聖散、ハルシオン、デパケン、酸化マグネシウム錠、ビオスリー。


宮古島旅行に出発してから1週間が経過するのか。早い。
旅行疲れがまだ残っているので週末はゆっくりしたい。


冒頭の「ふたり」。
死んだ姉・千津子は事故当時のままだが、妹・実加は劇中の3年間と言う月日の中で大きく成長していく。
恋をしたり、親友に宥められたり、親と衝突したり。
「生と死」、その残酷なコントラストを描いた作品なのだが、尾道というノスタルジックな舞台によって中和され優しく展開されている。
私の勤務、通院、その他諸々も生きているからこそ在るわけなので、だから一瞬一瞬を大切に生きたいと思う。
いつもは無理だけど、なるべくはそう意識したい。

…っていうか、「ふたり」のDVD、どこ?



楽しい健康診断

2023年10月26日 23時35分01秒 | Weblog
久々に出勤した。
頭がぼんやり。
あれ?おかしいな。なにゆえ時差ボケ状態なんだ…?
宮古島って国内だよね?


今日は会社の健康診断。
レントゲン撮影時に創部の絆創膏のことを技師に話した。
撮影後に肺の画像を見せてもらったのだが、絆創膏がちゃっかり自己主張しててワロタ(問題ないらしい)。


採血検査でも患側の腕では採血できないことを中年女性の看護師に言った。
以下採血中の会話。

私「自分がまさかこんな病気になるとは思わなかった」
看「(しゃがれた声で)生きていれば色々あるわよ。私も色々あったのよ」
私「え?ちょっとお姉さんと語りたい。飲みに行きたい」
看「朝までコースになるわよ?」
私「ぜひ!!」


23年ほど会社の健康診断受けてるけど今日のが一番楽しかった。
総じてスタッフのホスピタリティが高かったように思う。

なんとなく気分が良かったので夕食は寿司。




吉熊はサーモンが好き。





明日は心療内科。
クマ医師に会うのは2週間ぶり。クマ医師、元気かな。


相談したいことがあるので、明日はメモ持参で臨もう。


ただいま宮古島!

2023年10月25日 23時00分49秒 | Weblog
昨日まで4泊5日で宮古島旅行を楽しんでいた。


1年ぶり3度目の宮古島上陸。

「ただいま宮古島!」


後半の2泊は東急ホテル。
目の前がビーチなので水着のまま部屋から行ける便利さといったら。






綺麗なお魚と友達になれた。(仲良くなれる方法を知った。海底の砂を足で撒きあげると寄ってくる)





ファミリールームなので広く、ラグジュアリー感がぱねぇかった。
セレブという人たちの暮らしの一端を垣間見た気がする。



美味しいものもたくさん食べた。
東急リゾートの夕食ビュッフェは高いのだが、いつも奮発しちゃう。


ドラゴンフルーツには目がないわたくし。独特の食感と爽やかな甘さがたまらないのですもの。
舌触りの良いマンゴーもたらふく食べた。




ラフティの乗った宮古そばもある。実にバラエティに富んだ夕食ビュッフェなのである。
三線を聞きながら、それらの食を堪能できるのでコスパは良いのかもしれない。


マカロンも食べ放題♪



前半のホテルはビジネスホテルなのだが、朝食ビュッフェで郷土食をじゅうぶんに楽しめて満足。



東急ホテルのビーチで水上バイクにも興じた。
いつもいる英国人のスタッフさんの運転で。
時速65キロのスピードで宮古ブルーの海を爆走。頭の奥がシンシンと痺れる感覚を得た。
いつも「そういうマリンスポーツって興味ないし」と思っていたのだが、去年、このビーチで知り合ったスイス人が「(水上バイクは)とてもエキサイティングだった」と話していたので私も興じることにしたのだ。
そしたら正解!

人生、何事も経験が大切。




地元の人のご厚意で「漲水御嶽」という強靭なパワースポットにも行けた。
ありがたい。
住所と名前とお願い事を心の中で唱えたら、ふっと心が軽くなった。頼もしい何かに包まれた安堵感を味わえた。


漲水御嶽の真っ白な猫にゃん。神秘的で美しかった。



人生初の藍染体験にも興じた。
難しかったが満足。自作のハンカチ、お守りにする。






・・・ということで昨日の夜、後ろ髪を引かれる思いで羽田に到着。
下地島空港を離れるときは切なさで泣きそうになってしまった。いつもだけど。




今日は一日中、横になっていた。波酔い&飛行機酔いで浮遊感が残ったからだ。
ビーチの緩やかな波には勝てるが、寄る年波には勝てない。
お土産で買った雪塩「さんど」を食べてまったり。

「まあさ、帰るところがあるからこそ旅行は楽しいのであって…」と独り言ちながら。


今回の宮古島の旅は「無理をしない」がテーマ。
手術後で重いものが持てないので、荷物を最小限にしたり、積極的にタクシーを利用したり、自分なりに工夫をしたつもり。
水上バイクなどの新しい体験を適宜に取り入れつつ、リラックスを心がけた。
また地元の人の話もたくさん聞けたので、ちょっとした文化人類学のフィールドワーク的な味わいがあり、いいお土産になった。

いつものことだけど、宮古島で終戦を迎えた祖父のことも青い海と空に重ね合わせ、思いを馳せた。
白い砂のように優しく包んでくれ、浜を撫でる波のように穏やかな祖父だった。
祖父が生きて栃木に帰ってくれたので、母が生まれて私が生まれた。
その私がこうして宮古島を訪れるのも一種の輪廻とはいえないだろうか。




さ!明日から仕事。
そして来月からの治療、頑張ろう!!


宮古島旅行 5日目(10/24)

2023年10月24日 16時42分42秒 | Weblog
宮古島旅行 5日目(10/24)

旅行最終日。この日は小雨。たまに晴れたりする。謎の天気だった。
今日も「やえびし」で朝食。









バスの時間が来るギリギリまで泳ぐ!!


最後まで海水浴に興じ、魚と戯れてました。海底の砂を足で蹴って曇らせると、魚がその中の餌を食べに寄って来る。
「さあ食え!」と小言を言いながら狂ったように海底を蹴りまくる私はちょっとした不審者である。



チェックアウトしたにもかかわらず、客室のシャワーを使わせてもらった。ありがたい。
客室のポーラのアメニティは秀逸だった。


共有スペースにて時間つぶしにサワーを飲む。



ビーチに行く前にあるキッチンカーのお姉さんと談笑。移住ライフの話を色々聞かせてくれた。
いやー、楽しかった。



また来ようね、吉熊。





15:00、ホテルから下地島空港へのバスに乗る。
途中まで二人きりだった運転手さんが気さくで面白かった。



下地島空港で最後の宮古そばを味わう。
一服、トイレを済ませて搭乗。




吉熊、日焼けした?少し黒いね。





17:15、フライト。


フライト中はたいてい林真理子先生の本を読む。一番読みなれてて読んでて時間を忘れられるから。今回は「茉莉花茶(まつりかちゃ)を飲む間に」
交通事故を起こしてしまう女子大生とその彼氏の話が何度読んでも後味が悪くクセになる←私は性格が悪いのかも。



東京のネオンを見てホッとする。


術後の病理結果によっては行けないかもしれなかったこの旅行。
でも病理結果が出る前にポチった。
「(´・ω・`)知らんがな」と。しれっと。ポチった。
病気に負けるとは死んじゃうこともそうだが、臆病になって生活を楽しめないのもそれだと思う。
案外負けず嫌いの私は「ぜってー行ってやる、宮古島」と考えていた。


今年もおとぎ話のようなキラキラした旅行を楽しめて満足。
良い旅だった。
また行きたい。
そのためには健康第一!


今年もテーマソングはこれだった。
love the island(new ver.)





宮古島旅行 4日目(10/23)

2023年10月23日 16時35分03秒 | Weblog
宮古島旅行 4日目(10/23)






ホテルのレストラン「やえびし」でモーニング。
基本はお膳タイプで、ちょっとだけビュッフェを楽しめる。
鮭の切り身が大きくて吉熊、大喜び。




着替えてビーチへGO!

(岸辺の浸食がひどい)

この桟橋って映えるよな~。


水上バイクというものに初めて乗った。去年知り合ったスイス人が「楽しかった」と言っていて気になっていたのだ。
ライフセーバーの英国紳士が私を背後から包み込む感じで運転をしてくれたのだけど、紳士らしからぬ荒々しい運転!
でも気分爽快!
青い空と海が猛スピードで迫ってきて頭がシンシンした。
亀にも遭遇。
いやー、楽しかった。



クマたちは謎のオブジェをせっせと作っていた。



ひたすらまったり。風が心地いい。




飲むよね。





明日の夕方には帰りの飛行機に乗っているとか嘘だよね…?



帰り際、ライフセーバーの英国紳士が声を掛けてきた。
「お互い健康でいようね」と。
ね、本当にそうだよね。
またね。ありがとう。



ざっとシャワーを浴びて夕食はホテルのレストラン「ニライカナイ」にて。
ドラゴンフルーツに目がない私。
いっぱい食べた!!

マンゴー食べると順天堂大学病院の初日の病院食を思い出す。
3時間ぐらいいたので、三線ライブ2回分、堪能。


マカロン、宮古そば、沖縄豚のステーキ、地豆豆腐、ミミガー、ブルーシールアイスなども食べた。お腹いっぱい。













ここは天国?と思わずにはいられない旅行4日目だった。

宮古島旅行 3日目(10/22)

2023年10月22日 16時27分40秒 | Weblog
宮古島旅行 3日目(10/22)
ここのホテルは普通のホテルなのだけど朝食が郷土食中心なので嬉しい!


手前のスクランブルエッグやポテトフライはスルーするよね。





ゴーヤ、もずく酢、ゴーヤ、もずく酢、紅芋&黒糖のわらび餅。
今日は高級食の海ぶどうもあったので食べまくった!

11時にチェックアウトをし、次のホテル「東急リゾート」のチェックインまで時間をつぶそうと思い、市街地の方まで散歩してみることに。

白い壁の建物が多く、背後の青空に重ねてみるとまるでギリシアのよう。










宮古島に来るのは3回目だが街歩きは初めてだったので新鮮。
そして漲水御嶽にも行った。
もう一度、お祈りをば。
猫にゃん、発見。神の使い?





斜向かいの参道は戦跡らしい。やはり祖父を感じる。祖父は終戦から2年後にやっと栃木県の足尾に戻った。



島の駅で念願の宮古そばを食べた。
残り僅か、ギリギリセーフ。
さっぱりとした風味で美味しい。



ホテルで荷物を受け取り、タクシーを呼んだ。
去年まではバスを使って東急に向かっていたのだが、今年は術後で重い荷物が持てないのでタクシーを利用することに。

運転手さん(男性)とお喋り。
「いつもはバスを使っていたんですけどね」とタクシーを利用した経緯を話す。
彼の奥さんも私と同じ病らしい。
今はもう元気とのこと。
そういう話が一番今の私の励みになる。

さとうきび畑の中、南国の強い日差しにを受けながらタクシーは進む。
ラジオからセリーヌデュオンの「To Love You More」が流れてきた。
ドラマ「恋人よ」の主題歌だ。
あのドラマ、主人公が死んで最終回のラストシーンは沖縄だったよな…。
色々と感情がこみあげてきて後部座席で涙を押し殺した。
Céline Dion - To Love You More (Official Audio)




東急リゾートホテルに到着。
到着するや否や、運転手さんはホテルマンに「このお客さん、重い荷物持てないので」と説明してくださった。
とても良い運転手さんだった。人生初のチップをはずむ。


14時、チェックイン。
通された部屋は1F。
防犯面が心配だったがフロントから近いし、ビーチにもエレベーターなしで行けるのが良いじゃんと思い直す。
それに何よりこの広さ!

「3回目の利用」ということでウェルカムチョコ!!


水着に着替えて、日焼け止めを塗っていざビーチへ。


ビーチハウスで浮き輪を借りた。去年まで無料だったのに今年は500円/1日。



東急リゾートホテルは、東洋一の与那覇前浜をプライベートビーチにしている。
ライフセーバーが常駐しているので安心。
去年も一昨年もお世話になった英国紳士のライフセーバーにご挨拶。
私のこと、覚えていてくれた!「英語、下手になったね?」と指摘された。いや、元々下手だったYO!


さっそく海でばしゃばしゃ泳ぐ。


限りなく透明に近いブルーとはまさにこのこれ。




青い空と海に抱かれて、すっかりリゾート気分に浸る。


夕暮れを眺めながらうっとり。



色々あったけれど、今年も宮古島に来られてよかった。






ホテル内のお土産売り場を見て、早めに風呂に入って寝た。




宮古島旅行 2日目(10/21)

2023年10月21日 16時50分46秒 | Weblog
宮古島旅行 2日目(10/21)

バイキングでもりもり。


ゴーヤ、美味しすぎ。

宮古島風ぜんざいも美味しかった!



タクシーで工芸村へ。
安定の琉装体験。
(タクシーは人手不足でなかなかつながらないし待つ)



ウエディングプランナーのみちこ先生に今年も会えて良かった。
着物は一昨年は白、去年はピンク、今年は赤色をチョイス。



琉球の花嫁になりきる!!
顔立ちが濃いので現地の人といっても違和感がない。


宮古馬を前にムツゴロウさん状態に。
おーよしよしよし。


強風にもめげず愛を貫き通すハイビスカス。




その後は藍染体験を堪能。ビー玉と輪ゴムで模様を作る。なかなか難しい。

見本。





染める液体は発酵している「生き物」らしい。菌のご機嫌をうかがいながらの染色。独特のにおいがする。


\できあがり/


藍染中に先生に身の上話をしてたら急に病気のことを思い出して泣いちゃった。
S先生に「海風に当たってれば治るさー」と言われた。
うむ!!そんな気がしてきたぞ。


「もう仕事が終わるから」と、車に乗せてもらい宮古島最強のパワースポットにも連れて行ってもらった。漲水御嶽という神社である。




祈った。祈り倒した!!

そのままホテルに送ってもらい工芸村で買ったタコスを食べた。
S先生おすすめということもあり、とても美味しかった。


旅先で得る地元の人の優しさって一番のお土産になるよね、と実感した。


宮古島旅行 1日目(10/20)

2023年10月20日 16時44分01秒 | Weblog
今年も5日間の宮古島旅行を決行。
9時半ぐらいに羽田空港に到着。


いざ乗り込む。
フォワードシートなので最初に乗り込む。人生初!







東京、バイバイ!



快適な空の旅。


富士山、傘を被っていた。


お菓子を選べる。ピーナッツのお菓子をチョイスし、豆好きな母への土産にした。




眼下に広がる南国の海の色にうっとり。



14時すぎに下地島空港に到着。


ストレチアを見ると南国を感じる。


もちろん、ハイビスカスも。




一服後、みやこライナー(バス)に飛び乗る。


おお~!遠くに見えるのは、できたてホヤホヤのヒルトンホテルだね。



平良港で下車。
パイナガマビーチで軽く感動。




島の駅みやこで宮古そばを食べようとしたら売り切れ。くすん。


16時近くにホテルにチェックイン。
ライジングサン。


清潔で使い勝手のいいホテル。


今年は島の内部向きの部屋。


島の駅で買った鶏のから揚げとサーターアンダギーを食べる。美味い!!


食料を調達するべく道を隔てたイオンスタイルに行ってみる。


去年、このホテルの喫煙所でお喋りした殿方と今年も偶然再会!!!


去年一緒にいた連れの方は体調が悪いそうで心配。

疲れたので早々と就寝。

パッキング終了!

2023年10月19日 23時30分40秒 | Weblog
明日から夏休み\(^o^)/
帰宅後、急いでパッキングをした。


今年は荷物の軽量化に勤しんだので、見た目よりはだいぶ軽い。

お守りとしていつもサブバッグにはやぶさorはやぶさ2のバッジを付けている。旅の成功を祈願して。
今年は2018年に相模原市立博物館でおこなわれた川口淳一郎先生と片山右京さんとの対談の記念バッジにした。



夕ご飯はレトルトのカレー。野菜とたんぱく質のミッション、クリア。

このカレー、美味しかったな。また買おう。

嗚呼、もうこんな時間!!
早く寝なくっちゃ!!

楽しみすぎて眠れないかも!!!

行ってきます~!!


明日を乗り切れば

2023年10月18日 23時32分23秒 | Weblog
定時上がりに喫煙所で一服していたら電線を伝うハクビシンと目が合った。
一瞬私のことを見つめたハクビシンだが、さほど気にするふうでもなく優雅に去っていった。

噂には聞いていたが初めて見たぜ、ハクビシン。


仕事中、上司に「目が真っ赤だよ」と言われたので会社帰りのマツキヨで高めの目薬を買った。最近、疲れ目がひどい。
リセは高校時代、よく使っていた。プチセブンにも取り上げられていたので持っていることがステイタスだった。さすと瞬時に充血がおさまった記憶。
今日買ったのは大人向け。効果あると良いな。


マツキヨを出て駅まで歩いているときに背後から上司に声を掛けられた。駅まで一緒に帰ることに。
面白い話をたくさんして、ホームで別れた。
本当に良い上司を有難う、神様…!!


夕食は王将。
アプリのクーポンで餃子二人前を日人前の価格で食べられてホクホク。


ジャストサイズの肉と卵のいりつけも美味しかった。やわらかい玉子と風味豊かな豚肉がクセになる。黒くてヒラヒラしたきくらげは栄養価、満点らしい。



さて、明日を乗り切れば魅惑の旅行。遊び狂う予定。
楽しみで楽しみで、胸がはちきれそう!!
その前に仕事頑張ろう。


トランク一つだけで

2023年10月17日 23時25分32秒 | Weblog
気温と湿度が低く、やっと秋が来たんだなと実感できてほっとする。
今年は6月から10月上旬まで暑さがしつこかった。
検査のため度々通院していたので余計に辛かった。

各方面から「今年の長期休暇はどこへ?」と尋ねられ、「順天堂大学醫院へ。3泊4日の旅に出ていました」と答えていた。病室から見える、夏の日差しを受けキラキラ光る高層ビル群も非日常的で魅了されたのは事実だが、やっぱりあそこには不安や痛みや苦痛の記憶が鮮明すぎて旅行とは言い難い。
ということで今年も旅行に出ることにした。
今はその準備で忙しい。心配性なので何度も持ち物を確認してしまう。

心療内科のクマ医師は創部に負担をかけるのが心配らしく、「荷物はなるべく軽くした方がいいですよ」と優しいアドバイスをくれた。

小惑星探査機はやぶさの生みの親・川口淳一郎先生もはやぶさの軽量化について「戦いだった」と仰っていたが、今回の私のトランクもまるでそれだ。
ただでさえ苦手なパッキングに「いかにして軽くするか」という課題が加わったので軽くパニックになっている。

でも、荷造りしていくうちに
「これ、旅先で着よう」
「いやこっちの方が合うんじゃないのか」
「吉熊の服も忘れずに」
とハイテンションになっていくのも否めない。

おお!なんだか楽しくなってきた!!
そう、旅とは準備段階からもう始まってるんである。

はやぶさはイトカワの欠片を持ち帰ってきた。
私も旅先でキラキラ輝く思い出を持ち帰りたい。


今日は会社帰りにダイソーへ。
旅行に持っていくナイロンタオルを購入。
クマさん柄なのでほぼジャケ買い。


チーズあられはちょっとした思い出が。
手術前夜の消灯前に「あ、明日は絶食なんだっけ」と思い、急いで地下にあるローソンへ。
「今のうち食べられるものは食べておこう」と謎の本能というか食欲で貪り食ったやつ!ダイソーでも売ってるのね。
行きのフライトで食べよう!




旅の準備のBGM。
JAL沖縄キャンペーン 夏離宮1990 テーマソング 「米米CLUB-浪漫飛行」


テンションが上がる。
病気発覚後は今年は旅行に行けないのでは…と暗澹たる気持ちで過ごしていた。それどころか死ぬのかなとも思ってた。

病理結果も諸手を上げていい結果とはいいがたいが、なんとか旅に出られるので嬉しい。
そんな状況でこの歌を聴くと…泣いてしまう。
「その胸の中までも くもらぬように Right Away」とか…。

てか「トランク一つだけで」の荷造りが無理ゲーすぎる!!
荷物多すぎ。


ダイソーのあと、寄ったスーパーで30%引きの生春巻きを発見した。
これは人気商品なので値引きされた状態での遭遇は奇跡に近い。マッハでかごに入れた。


セブンの金のビーフシチューも付けた。


生春巻きとビーフシチューでベトナム風の夕食。


さて、明日も早く帰ってパッキングの続きをしよう。

旅はもう始まっている…!!