世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

樹齢10年

2010年03月31日 23時25分06秒 | Weblog
月末年度末でバタバタしていた。そんな中、●●●ィ~(部長)に拉致されて個人面談@社長室。半期に一度の恒例行事である。
最近、●●●ィ~はよく私に雑務を頼んでくる。
「つい、頼みやすくて」
ということらしい。私ってば都合の良い女状態…。
困っていることはないか、体調はどうだ?、何かやりたい仕事はないか云々を聞かれた。やりたいことについては、今与えられていることの効率を上げたい旨を述べた。
あとは、クマのこと、XJAPANのことなど、他愛のない話をぼちぼち。
午後は、新卒の制服試着会の会場設営を一人でした。明日は入社式だ。入社式の後は研修会がある。店舗に配属される社員には制服貸与があるので、サイズの申請をこの場で聞くのである。
取りまとめをして業者に発注し、研修終了後の片付けが終わる頃には、毎年、会社前の公園の桜がはらはらと舞っている。
明日、どんな子たちが入社してくるのだろう。楽しみだ。


10年前の2000年、私も新入社員だった。

同時に独り暮らしも始めたので、2000年の春は桜の開花まで気が回らなかった。

あれから10年。
本社に異動してきて、毎日毎日同じようなリズムを刻んでいたらこんなにも時間が経っていたというのが正直な感想だ。
このブログを紐解くと、やはり私は生きていたんだなあと思う。表現は変だけれどもちゃんと生きていた。生きていたんだ。泣いたり笑ったり怒ったりしながら。

日常が一つ一つの花で、そのまとまり…10年が桜の木だと考えてみた。
そうすると、私は樹齢10年の桜。

これからも綺麗な花を咲かせたい。

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TSUBAKI

2010年03月31日 22時46分36秒 | Weblog
前から気になってた「TSUBAKI 」(ヘッドスパ)を購入。
お得なトライアルセット(シャンプー、コンディショナー、マッサージスパマスク、エクストラクレンジング)である。

商品説明…
天然のエッセンシャルオイルをブレンド配合。天然の清浄・保湿・柔軟成分のヘッドスパ効果で、美しい艶髪を生む地肌環境を整えます。高純度 椿オイルEXの艶センサー機能で、毛先までしなやかにまとまる艶髪へ導きます。フケ・かゆみをおさえます。香りは、心身をときほぐすアロマブレンド。

赤TSUBAKIも白TSUBAKIも良かったので今回の金のTSUBAKIにも期待大。
TSUBAKIったら、資生堂のメガブランドである。
CMに多数のイメージモデルを起用し、多大な宣伝広告費をかけたCMは話題にもなった。
Shiseido TSUBAKI Shampoo CM in April 2007


踊らされてしまう消費者がここに一人…。

今夜、早速使用してみよう。
使用感が楽しみ~♪
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薄紅色の君よ

2010年03月30日 23時39分48秒 | Weblog
全身にぞくぞく感が走る…あの桜を見るときはいつもそうだ。あまりにも美しすぎるものを見ると、体内に電気が走る感覚に陥る。
毎年恒例、六義園の夜桜見物をするべく、今日は会社帰りに駒込まで行った。寒かったのでコートにマフラー、手袋で完全装備。

染井門から続く暗い夜道を歩いていくと、やがて薄紅色の塊が木々の間から見えてくる。枝下桜だ。途端に全身にビリビリが走る。嗚呼、なんて美しいのだろう。こんな幽玄で神秘的なものがある世界に生まれて本当に良かった。

今年もまた会えたね。


漆黒の闇の中、光を纏った桜は、今年も私を優しく迎えてくれた。
例年通り、辺りはお客さんでいっぱいだ。人々の頭の上にまるで山のような枝下桜が聳えている。雪崩のように地上に滑っていく輪郭は実に豪快である。








あまりにも寒かったので売店で甘酒を飲んで体をあたためた。
池の周囲を散策。


で、また撮影。そしてひたすら桜を愛でた。
毎年毎年、約束もしていないのにちゃんと咲いてくれる。偉いぞ、桜。















疲れたのでベンチに腰かけていた。ちょうど私の隣で撮影なさっていた男性と話をした。なんと奈良県からいらしたらしい!作品を見せていただいたら、凄く綺麗に撮れていた。あんな腕があったらいいなあ。

残り5分。
人が帰り始める。
ここからが勝負!
恒例撮影会。
写真家の方々のために、ガードマンが前の方の人々を誘導させ、桜の全体像を撮らせてくれるのである。サービスタイム~!
もう、皆様真剣。
ピリピリムードが漂っていた。








夜桜の撮影はやはり難しいらしい。
以前、プロカメラマンのIさんがそう言っていた。
そんなIさんが撮影してくれた桜と吉熊の写真は一番のお気に入りだ。
携帯電話の待受にもしている。



閉門間近になったので、正門へ。
名残惜しい。







薄紅色の君よ。

また来年。
あなたに会えたら良い。
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一番搾り

2010年03月29日 22時41分30秒 | Weblog
花冷え。
寒い一日だった。
実家のある宇都宮では雪が降ったらしい。

今週の会社のロビーの花は「アンスリウム」
ちょっとグロいけれども、情熱的な花である。見た感じ造花っぽくなくもない。


階段踊り場の花は赤い薔薇とカスミソウ。好きな組み合わせだ。


辛うじて来期の予算に組み込んだ生花代(当方、雑費担当)。これからも私を楽しませて欲しい。

昼休み、後輩女子Cちゃんからディズニーシーのお土産をもらった。
塩あげせんべい。
私の食の好みを熟知した子である。
美味しかった!



昨日から左目の異変には気づいていた。ああアレね的痛み。そう、ものもらい。小学校6年生の秋からコンスタントにこの病に支配されている私の目。季節の変わり目や疲れたときにちょっと擦っただけで細菌が瞼の腺に闖入し、腫れ上がる。

ただのものもらいと侮るなかれ。以前、放置していたらこんな風になってしまった。
2007年11月06日「ピクミン」

嗚呼、なんておぞましい。
もう、こんな風になるだなんてごめんだ。

あの時は、医者には手術を打診されたのだが、麻酔が痛いと聞いて挫折。結局、半年ぐらい放置して痼を体内に吸収させた経緯がある。以来、ものもらいを放置プレイすることは避け、迅速に医師に診てもらうことにしている。

偶然にも、後輩女子Cちゃんも今ものもらいに冒されている。二人で「痛いですぅ」と騒いでいたら吉熊上司が「俺が潰してやるよ」と…。でも吉熊上司はかなり器用な手先を持っているので、「任せてもいいっかなー」という気分になったのは事実。無免許医師ドクター吉熊上司。ブラックジャックか?


定時に上がり、隣町の眼科へ突進。
「ああ、またなっちゃったんですかー」
と言いながら医師は針で私の瞼をツンツンし、指で捻った。で、次の瞬間、ぶちゅ…と何かねっとりとした物を出した。
一番搾り。
痛みは無かった。痒かったのでちょっと気持ちがよかった。カ・イ・カ・ン。
写真で医療行為の状況を確認、長湯はするな、飲酒も避けよ、という注意を受けた。血の巡りが良いと患部が腫れるらしい。あと点眼薬の使用方法の説明を受けた。
濁り酒のようなフルメトロンと毎度お馴染みクラビットの点眼液の処方だ。

薬局を出て、今日一日を母ヨーコたんに電話にて報告。今日は父クマパパの誕生日だ。62歳。おめでとう。
…彼らは二人で誕生会を開催していたっぽい…。
なんだよー、なんだよー、あなたたちの娘は32歳の誕生日をディズニーランドにて一人で祝ったというのに…。
「ヒューヒューだよ!」と森口博子ばりに言って電話を切った。夢がモリモリ。

目の前にガストを発見。大学時代はお世話になったな、ガスト。そういえば、母がここのチーズハンバーグを絶賛していたことを思いだし、吸い込まれるように入店。たしかに、これ、美味しいわ。

ハンバーグに切れ目を入れるとチーズがどろっと出てくる。

なんか、さっき、私の左目瞼で行われた医療行為を彷彿とさせる様相。


今夜は早めに寝よう。

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「ブタがいた教室」

2010年03月29日 00時06分49秒 | Weblog
ブタがいた教室」のDVDをレンタルしてきて観た。
店のオススメコナーみたいなところに積まれていて、どれどれっていう感じで。

ストーリー(Wikipediaより)
4月、6年2組の新任教師の星はこどもたちに「先生はこのブタを育てて、最後にはみんなで食べようと思います。」と提案。6年2組は騒然となる。ブタにPちゃんと名づけ、校庭に小屋をつくり、交代しながらえさやりから掃除、糞尿の始末まで生まれて初めての作業に戸惑う子どもたちであったが、やがてPちゃんを家畜としてではなくペットとしての愛着を抱くようになっていた。卒業の時は迫り、星はPちゃんをどうするかみんなで話し合って決めてほしいと提案。クラスは「食べる」「食べない」に二分することに…。



ブタを飼う意味がよく分からなかった。
私たちが命を食べているということは、あのような授業をしないと学べないのか、と。
他に手段はないのか。
ブタを世話する、その命をみんなでいただく→「私たちは命をいただいて生きてるんだ」という自覚の発生→「命の授業」っていう流れを頭では理解できるのだが、でも感情がついていかない。自分があのクラスの生徒だったらきっと嫌だろうなと思う。授業について賛成か反対かということではなく、ただただ「嫌」。

これ、大阪の小学校であった実話というから驚きだ。
「豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日」

卒業が迫った日、Pちゃんをどうするか…という議論を生徒たちがする。
ここのシーンでの生徒役の台本は無かったらしい。
アドリブっていうか、子役たちのまさに生の声が教室に響く。
「Pちゃんを食べるだなんて残酷だ」
「Pちゃんは食べられてこそ本望だ」
様々な意見が飛び交う中、
「先生、命の長さって誰が決めるんですか?」
という女子生徒の言葉が重かった。



一番聞きたかった意見はブタのPちゃんの声だったりする。
「バウリンガル」ならぬ「トンリンガル」があったら、「実際のところ、どうよ?」と問うてみたい。

ブタがいた教室
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ゆで卵のよう

2010年03月28日 19時54分05秒 | Weblog
久々にのんびりできた。
桜の咲きっぷりもまだまだで、天気も「冬に逆戻り!?」ってな具合。
今日はいちにち引き篭もろうと思っていたのだが、ふと顔に触れたところ、モサモサするではないか。
最近、化粧水の浸透が悪いのはこのせいだったのか。
そう、私は毛深い。
2ヶ月に一度、顔の産毛を第三者の手によって剃られないと化粧ノリが悪くなる。
ということで、今日は近所の「マリコさんのお店」に行ってきた。
マリコさんは下町のオバチャン理容師で、数年前にご主人を亡くし、娘二人を育ててきた。
肝っ玉である。
2ヶ月ぶりの私を見るなり、喜んでくれた。

長女さんも奥から顔を出した。
いつもと同じ、Angelic Prettyで全身を包んだロリータ姿だ(金髪ズラ付き)。
パニエで膨張させたスカート、春っぽいフリフリワンピース…あと数年若かったら私も着たかった…彼女を見るといつもそう思う。

今日は亡くなった旦那さんの思い出話が中心。
繊細で色白で子煩悩だった旦那さん。
お花が大好きで、お店にはトルコキキョウやカスミソウをたくさん飾っていたそうだ。
「コレでは苦労させられたけどね」
と笑いながら小指を立てるマリコさんはまだ旦那さんが好きなのだと思う。

長女がロリータをすることについて、近所の人たちは心無いことを言うらしい。
「お父さんがいないから…」
と言われたときは悲しかったと、マリコさん。
聞いてて私も悲しくなった。
女腕一つで娘二人を育てたマリコさんの苦労を思うと憤りさえも感じる。
そもそも、自分の稼ぎで自分の好きな服を着用して何が悪いんだろうって思う。
田舎では近所の噂話なんて当たり前だけれども、ここ東京でも日常茶飯事だということが判明した。

そうこう話しているうちに、顔剃り、マッサージ、パックの進捗で私の肌はゆで卵のようになった。値段はそこらへんのエステの3分の1ぐらいだろうか。

「毎度~!」
というマリコさんの元気な声に送り出され、寒空の下町を帰る私であった。


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「遠まわりの雨」

2010年03月28日 00時00分17秒 | Weblog
土曜出勤日。
今朝は防災訓練があるため、少し早めに出勤。
駅までダッシュしたせいか、電車に乗るなり、吐き気と動悸に襲われた。
ああ、苦しい。死ぬかも…生まれて初めてそう思った。
隣の駅で降りて蹲ることにした。
出勤で急ぐ足音が私の側を通り過ぎていった。
「大丈夫ですか?」
見上げると、若い女性が心配そうに私を覗き込んでいた。
そしてベンチまで誘導してくれた。
ありがたかった。
それにしても歳なんだなと思った。
ちょっと全力疾走しただけで、あんなに苦しくなるだなんて。
けっこうショックだった。

仕事は今、月末の締め作業と平行して、文章を作成している。
ああでもない、こうでもないとブツブツ言いながら没頭。
吉熊上司に「この件は任せたよ」と言われている。
週明けに目を通してくれるらしい。

定時に上がり、真っ直ぐ帰宅。
ドラマ「遠まわりの雨」を観た。
12年前のドラマ「青い鳥」で私をメロメロにさせた女優・夏川結衣が出るというので楽しみにしていた。色っぽさと可愛さのバランスが取れている名女優だと思う。

妻と反抗期の娘と暮らす一人の中年男・福本草平(渡辺謙)は、慣れない接客の仕事で風采の上がらない日々を送っていた。そんな草平が、蒲田のとある金型工場で起きた出来事をきっかけに、かねての恋人・桜(夏川結衣)と再会する…。

20年振りの再会。

互いに「いい大人なんだから」と自制しつつ「仕事仲間」としての距離感を保っていた。
最後、二人は鎌倉デートをする。
そして極楽寺駅で気持ちが爆発!
「今だけ…」
桜の花びらと雨が降りしきるホームでのあのシーンは、とても美しかった。
大人のラブストーリーって、こんななんだな。

「吐きそう…」って駅のホームで青い顔をして蹲っている、どっかのOLには真似できないぜ…。



エンディングで流れていたスーザン・ボイルの「翼をください」
「癒される」とか、そんな言葉では表現できないほど、深い何かが心に広がっていく。
Wings To Fly - Susan Boyle - Antonio's Cut

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芋虫の如く

2010年03月26日 21時49分39秒 | Weblog
母ヨーコたんと電話で会話。
昨日母は私の高校時代のときの担任・クラタ先生とスーパーマーケットで遭遇したらしい。
先生のご自宅と私の実家は至近距離にあるので、このように母はよく先生に遭遇する。
卒業してからも先生とは年賀状と暑中見舞(from尾道)のやり取りをしている。
3年半前の同窓会で会ったときも彼は相変わらず飄々としていた。
「亮子さん、お元気ですか?…結婚だけが人生じゃありませんからー」
と先生は母に述べたらしい。

なんだか微妙に慰められた感がありありなんだが。
気のせいか?

「…それって私がしなけりゃならないことなのかしら?」と言い続けていたせいか、家の者は私に対して誰も婚姻を推奨してこない。
ただ、母は「一人で生きるのならば、頼るべきものはお金だからね、亮ちゃん」と指南する。
なるほど。納得。

先日、江戸川乱歩の「芋虫」を読んだ。この夏公開予定の映画「キャタピラー」の原作である。
戦争で手足を失った軍人(性欲食欲はモリモリ)が嫁に苛められる話だ。
もしも自分が、…例えば老いなどで、こんなふうに寝たきりの身になってしまったら、いっそ死にたいと何の躊躇もなく思う。

シワが増えた、シミが濃くなったというレベルを遥かに超越した「老い」というものへの不安が、静寂なる真水に垂らした一滴の墨汁のように、広がっていく。

そして、先日の心療内科デーでクマ医師に言われた「先々の事を考えるのはよしましょう」という言葉と、「未来を案じなさい」という母の言葉がミックスされて私の中で芋虫のように蠢いている。

生きるのって難しい…。
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エンペツの『エ』!

2010年03月25日 23時04分47秒 | Weblog
午後…今日も後輩男子タイスケくんに毒舌を吐かれた。
負けずに私も言い返す。
そんな我々のやり取りを見ていた後輩女子Cちゃんは
「お姉ちゃんとお兄ちゃんの喧嘩を見ている末っ子の気分ですー」
と言っていた。

私たち3人は、部内で起こったことや話題になった言葉を随時記している。
それらを総じて『ノミネート』と呼んでいる。
時々投票して、年度末に受賞作品を決めるのである。

詳しくは→2009年05月29日の日記「ノミネート」

後輩男子タイスケくんの苗字は「〇〇〇エ」という。
吉熊上司のお坊っちゃんが吉熊上司夫妻の会話を聞き、その名前をインプットしたらしい。
そして、
「〇〇〇エの『エ』はエンペツの『エ』!」
とアウトプットしたことが部内で話題となった。
まだ幼いので平仮名を覚えたてらしく、『エンピツ』ではなくて『エンペツ』と発言したのもツボだった。
暫く、『エンペツ』はブームになった。

今日の昼休み、何気にそのノミネート作品が記載してあるシートを眺めてみた。
昨年度受賞した『モイスト』に続く数々の作品が並んでいて、昼食を食べながら爆笑。
焼きそばが誤って口腔から鼻孔に抜け、ツーンとしてしまうぐらいに笑った。
やはり一番光っているのは『エンペツ』だろうか。

今年度もあと少しで終わる。
新たなノミネート作品は生まれるのだろうか。

エンペツの『エ』!
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珍しい煙草

2010年03月25日 21時50分24秒 | Weblog
当社(本社)の喫煙所はアンネの日記が書けそうなぐらい薄暗くて劣悪な場所にある。
北側に位置するので冬は寒く、夏は風通しが悪いので暑い。
でも吸えるだけマシなので文句は言えない。

たまに監査法人の先生や役員さんも来訪するこの場所。
1つの灰皿を囲むと不思議な一体感が生まれる。
また、他部署から数人ずつが集まるので貴重なコミュニケーションの場でもある。

喫煙所メンバーの一人で、セレブな先輩紳士がいる。
いつも珍しい煙草を吸っている。

今日は金が含有された煙草


昨日はプラチナだった。


その他…
icene


Black Stone Cherry
すごい香りだった…。



紫煙を吐きながら愚痴を言い合ったり、慰めあったりできる喫煙所は、社内で一番落ち着ける場所だ。
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日向と日陰

2010年03月24日 22時02分32秒 | Weblog
外は冷たい雨が降っている。
春色のスーツを着ていこうとしていたのだが、NATURAL BEAUTY BASICの厚手のスーツに急遽チェンジ。
また、クリーニングに出そうとしていた冬用のコートを引っ張り出して着用した。
背中にホッカイロも忘れない。
冬に逆戻りだな、こりゃ。

夕方、他部署の先輩に用事があったので下のフロアに行った。

「貰い物なんだけど」
先輩は何かを手渡してきた。
北海道の有名なお菓子、六花亭のチョコレートではないか!
これ、大好物!
わ~い!

先輩は胸に何かが溜まっているらしい。
私はそれを察知した。
二人でシュレッダーをかけながらお話をした。

仕事、特にうちの会社の仕事には、日向の仕事と日陰の仕事が歴然とあるよね…と先輩は言う。
日向の仕事とは人の前に立ったり、偉い人の視線に晒される仕事のこと。
日陰の仕事とは、伝票処理やクレーム処理などの仕事を指す。
日向の人と日陰の人が二分化されすぎじゃね?
とのこと。

そうっかなー。

と最初は否定的に思っていたのだが、先輩に力説されて最後には洗脳されそうになってしまった。

日向の仕事は偉い人や多くの人の視線に晒されるのでトチったときの影響力が大きい。逆に日陰の仕事はリスクはない。でも物足りないし誰からも感謝されないと先輩は憤然としていた。

どちらとも大変だと思うのだが、どうだろう。
それに二分化といっても、うちの会社の場合、派手な仕事をしている人でもそればかりではなく、地味な仕事もやっている。

私は上司に恵まれているのか、そんな不満を抱いたことはない。
日々の小さく地味な仕事でも、積み重ねれば多大なデータになるし、例えば、それを元に経費削減などを検討もできる。業者との値引き交渉にも使える。

部署が違うので、先輩の置かれている立場がよく分からない。だから特に意見はしなかったのだが、今一度仕事について考える切欠になる出来事だった。
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予期不安

2010年03月23日 23時17分26秒 | Weblog
心療内科デー。

定時きっかりに帰ろうと画策。
●●●ィ~(部長)は人事部の方でくっちゃべってるし、今がチャーンス!と会社脱出を試みたのが、生憎、話を終えた●●●ィ~とすれ違ってしまう。
「ああー!もう帰っちゃうんデスネー」
と言われた。
毎日定時に帰るわけじゃないんだから、いいじゃんか!と思う。

苛々する。

駅前の喫煙所で「ヤニを入れるべきか否か」を悩み、やはり時間が迫っているのでスルー。最近待ち時間が少ないし、大丈夫かな、と思ったのが甘かった。
まさかの2時間待ち。
待ち時間の間は近々受ける検定の参考書を読む。しかしヤニが切れているので集中できない。

苛々する。

最近また喫煙量が増加した。
新たな仕事内容を勝手に割り振られたことでかなりのストレスを感じているらしい。告知された先週はあまりにも苛々したり考えこんでしまい、眠れなかった。夕方に睡魔が襲ってくるので困る。

苛々する。
何か固いものを叩き割りたい衝動にかられる。
または、たわわな水風船のような柔らかいものを握りつぶしてぐちゃぐちゃに引き裂きたい。

そんなココロの内をクマ医師に報告。

夜な夜なマイスリーを倍近くにしてようやく眠れていることは口外しなかった。
クマ医師の睡眠導入剤変更したがりな性格を、この5年間で私は身をもって知った。
5年間、マイスリーを飲んでいるので、他のは拒みがちな私。
リスミーもハルシオンもイマイチだった。
今の私には睡眠導入剤ジプシーはちょっとね…辛い。

クマ医師は電子カルテに何かを書いた後、少しだけ考えてゆっくりと語り出した。

先々のことを考えるのはよそう、割り当てられた仕事が負担になるようならば、周囲に助けを求めよう、とクマ医師。
まさに正論。

そうだ、私を苦しめていたのは予期不安だったのかもしれぬ。
まあぼちぼち認知行動療法に勤しみますか。

次回の心療内科デーは4月6日。新卒の制服の注文で残業にならないことを祈る。…ってこれも予期不安?


処方変更なし
パキシル、マイスリー、パリエット

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クマ缶

2010年03月23日 22時29分58秒 | Weblog
昨日、実家近くのスーパーで買ったクマ菓子。…ホワイトデー用の菓子の余剰だとみた。
半額だったし。

中の菓子は会社の引き出しに入れて保存食にし、クマ缶はペン立てにした。

癒される~♪

クマクマ!
マクマク!
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花見帰省

2010年03月22日 22時10分40秒 | Weblog
実家の桜の開花は少し早くて今が満開だという。
私が小さい頃から毎日見てきた桜の木。初夏にはさくらんぼもちゃんと実をつける。
毎年タイミングが合わず、上京してからは咲いたところを見たことがなかった。
母が遠慮がちに「日帰りで見に来ない?」と誘ってきたので昼の快速ラビット号で雀宮に帰省。
出際に、先日買った口紅が無いことが発覚。ごみ袋や化粧品ラックを全部ひっくり返してみたが見つからない。飲み会一回分に相当する買い物だったため、なかなか諦めきれず、捜索の打ちきりをするのに時間がかかった。
もういい…。
小一時間の捜索の末、諦めてバッグに手を伸ばした瞬間、内ポケットに見覚えのある物体が。
あ、口紅だ。
こんなところにあったのね。

ということで、出発が大幅に遅れてしまった。なんてこったい。

雀宮駅、到着。
現在工事中。


高校時代、大学時代に利用した3番線。


この鉄塔を見ると「嗚呼、雀宮に帰ってきたんだな」って思う。


父が駅まで迎えに来てくれた。
帰宅すると母が「2階に行こう」と言う。
なんだろう?と母に付いていくと…

サプライズ☆

庭用のテーブルの上にはパスタ、サラダ、ガーリックトースト、ワインが並べられているではないか!

勿論、正面には桜が花を纏っているのが見える。





「超マジウケる~」
と驚く私を両親は「してやったり」といった雰囲気でニヤニヤと笑っていた。
「亮子を驚かせよう」と画策している二人を想像すると笑ってしまう。だって、庭にあったテーブルをロープで縛って2階まで運んだらしいぜ?老体に鞭を打って。嬉しくて泣きそう…。









木蓮も綺麗に咲いていた。


桜を見ながらワインをグビグビ。
花見酒、サイコー!
それにしても昼間の酒はよく利く。
途中から日本酒「杉並木」にチェンジして、ちびちびやりながら、両親と夕方までまったりと会話をした。
酔っぱらい親子の完成!


庭には春が到来していた。

甘い香りを放つ沈丁花


片栗
春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。


水芭蕉


水仙





ヒヤシンス


こんなに沢山の花を両親はどのように管理しているのだろうか。
サンシャイン牧場でも手に負えなくなってしまう私には不可解である。


夜、母と近所のスーパーへ。お菓子コーナーで素敵なクマ菓子を発見!夕食を吟味する母が持つカゴにポイ。
缶は会社のペン立てにしよう。


母とスーパーに行くと決まって私は「雑誌コーナーで本でも読んでれば?」と言われる。真剣に食品を選別しているときに、食材についてのあれこれやその物価の妥当性を熟知していない私が自分の周囲をウロウロしているのを母はウザいと思っているに違いない。外で喫煙をしながら待機。
のり巻きとたこ焼きを買ってもらい、帰宅後、マッハで食べた。

あれ持っていけ、これ持っていけと言われ、今日もたくさんのお土産をもらった。カップラーメン、母の手作りパイ、のり巻き。わ~い。

雀宮発20時前の快速ラビット号で東京に帰る。
6時間あまりの帰省だったが、とても楽しめた。そして親のありがたさを感じた。
ありがとう。パパ、ママ。


三連休もあっという間に過ぎ去ろうとしている。
1日目は青梅に行き、2日目は死んだように眠り、3日目は日帰り帰省。
忙しいんだかのんびりできたのか些か謎。

明日からまた一週間(今週は土曜日も出勤)、頑張りまっしょい。

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「トウキョウソナタ」

2010年03月22日 21時51分00秒 | Weblog
近所のレンタルビデオ店が近々撤退する。私が上京した年にできた店で、この10年間、あの店で色々な映画や音楽に出会うことができた。立地的にも便利だったので非常に残念だ。

その店で、映画「トウキョウソナタ」を借りて観た。
父、母、息子2人。
トウキョウの、どこにでもありそうな一家が舞台。

実際に蓋を開けてみると…

父:佐々木竜平(香川照之)…大会社の総務課長だったがリストラされハロワ通い。家族に尊厳を保つべく失業していることを秘密にしている。

母:佐々木恵(小泉今日子)…おやつにドーナッツを作っても誰も食べてくれない。「誰か私をひっぱって」と満たされない何かを抱えている。

兄:佐々木貴(小柳友)…いきなり「家族や日本を守るために米軍に入隊したい」と宣う。

僕:佐々木健二(井之脇海)…給食費をネコババして父に反対されているピアノを習っている。

崩壊する家庭の過程がテンポよく描かれていた。
後半はダレダレ感が若干否めないが、最後はきちんと纏めてくれていて、あのラストでいいのかなあ…といった感じ。…形式に縛られるソナタのような家族が崩壊し、やがて再生のスタートライン的な位置(最後)でドビュッシー(アンチ・ソナタ形式)の「月の光」が鳴り響く。

全体的に丁寧に作られていたと思う。

リストラされた父親が就活中、面接で「何か当社の即戦力になることがあなたにはありますか?」と質問されて、何も答えられないというシーンがある。あれ、背筋が凍った。明日は我が身でもあるから。

香川照之の演技が良かった。

【予告篇】トウキョウソナタ

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