世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

虫ききの会

2008年08月31日 22時54分12秒 | Weblog
虫ききの会。
向島百花園にて。



明治時代から続くこの会。
渋くて好き。

夏旅が終わってしまった寂しさをここで毎年癒している


園内に入り、すぐ左側には、ケース入りの虫たちが集合させられていた。
思いきりグロい光景なんだが、どの虫たちもよく見ると愛くるしい顔をしている。




リンリン…
ジーンジーン…
鳴き方も様々である。



はすでに暗く、仄かな光を放っている行灯以外は闇に覆われている。
肝試しができそうな中をソロで歩く。
鬱蒼と繁った草木の中にある頼りない細道…。
恐怖心MAX!
真剣に怖い。
萩のトンネルとか、マジでヤバいって。
なのに池の周囲を一周してしまった。
何が私をそうさせるのであろうか…。

御成座敷ではきれいな着物を身に纏った女性たちが茶会を開いていた。
もう帰るところだったんだろうか。
何人かが表に出ていたんだが、その人たちの側を通過するとき、凄く良い香りがした。
湿っぽい空気とそれは上手く融合していて、何とも言えぬ心地よさを感じた。


あずま屋にて。
虫の声を聞きながら、秋草が描かれた行灯を眺めた。
風流である。





ここで、素敵な女性と出会った。
カメラを片手にしたその女性はホームページをお持ちで、そしてmixiもなさっているとのこと。

新たな繋がりができて、嬉しい一日となった。


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けとばし山のおてんば画家 大道あや展

2008年08月31日 22時48分40秒 | Weblog
神泉の松濤美術館へ行く。
閑静な住宅街にひっそりと佇む小さな美術館。



画家・大道あや展覧会を見にきた。

様々な困難を乗り越えて描かれた「しかけ花火」という絵。
これを見たかった。




大道あや
広島県安佐の裕福な家に生まれ、大学を卒業し、結婚。
被爆するが、一命をとりとめる。
姑との折り合いが悪く、借家生活。
家計を支えるために、美容師になったり喫茶店を経営したりした。
夫に請われて、甲種火薬類取扱保安責任者の資格をゲット(広島では女性初)。
1967年、家族で経営していた花火工場で爆発事故が起きた。
その事故で、夫を亡くし、息子は瀕死の怪我を負う。

その1年後、描かれた「しかけ花火」。
泣きながら、何年もかけて描いたそうだ。

一見綺麗な花火。
でも、ところどころにある漆黒の闇が彼女の鬼気迫った心理を垣間見せている。
花火は家族の絆であったのに、結果的に家族を奪ったものになった…その花火への複雑な思いが、この絵に奥行きを与えている。

「おはよう日本」でこの絵の特集を見たとき、「絶対にこの絵を観よう」って強く思った。
どんなに困難な人生でも、歩いていけば必ず良いことがあるのだということを今日は大道さんに教えてもらった。



他の作品にもとても癒された。




あやさんの動物や草花への愛情が一筆一筆に感じられた。
絵本作家としても活躍していたあやさん。
私が一番気に入ったのは、かえるのモモル。


可愛いーッ!
思わず図録を大人買いしてしまった。

神泉駅まで歩く。


素敵なアパートや一軒家が犇いていた。
いつかは、こんなところに住まいたい。




私の好きな花「七変化」を発見。



渋谷の夢吟坊で夕御飯。
京風うどん&とろろごはん(←大好物)のセット。
お腹いっぱい~☆

銀座線で浅草へ、そして東向島の向島百花園へ。
毎年恒例「虫ききの会」にレッツゴー♪




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CHA-LA HEAD-CHA-LA

2008年08月31日 22時01分07秒 | Weblog
8/30(土)


吉熊と久々の同伴出勤。
昼休みは、吉熊とそぼろ丼を食べた。


会社を定時に上がり、20年来の友達わた殿と飲む。
彼女とは小学校3年生のときに同じクラスになった。

他校生との公園縄張り闘争とか、価値観が似ていて、ひと冬を半袖&ブルマで過ごしたこととか、わたとのエピソードは数知れず。
今でも、子供が死ぬほど嫌いだったり、そういう様々なところで彼女と共鳴しあっている。私を包み込んでくれる貴重な友達である。

成績優秀でしっかり者のわたが、どうして落ちこぼれな私と友達になってくれたのか。今でも不思議に思う。
でも当時はそんなことを考えることもなく、遊び狂っていた。
公園、雑木林、ファミコン、メイプルタウン物語…。

5年生になる前、わたが転校してしまったときは、この世の終わりかっつーぐらい凹んだものである。
しかし、手紙やメールを通して、20年来の友情は継続している。

私の勤務地の近くに彼女は住んでいる。
凄く運命を感じる。
この市では毎日決まった時間に市内放送が爆音で流れる。
彼女もそれを聞いているらしい。
毎日決まった時間に、私は彼女を思い出すんである。


この夏も広島を堪能した私。
目玉のおやじをコレクションしているわたにお土産として、おやじストラップを購入した。

今日はその贈呈も兼ねて飲むことになったんである。
私の友達の中でも、1、2を争うぐらいザルなわた。今日も豪快に飲んでご機嫌。
日本酒が揃っている店だったので、最初のビール以外は日本酒を堪能した。
私は、気になっていた雨後の月(広島)と田酒を飲んだ。

わたオススメの田酒の美味しいことといったら!最高!
飲みやすいのでぐびぐびといってしまった。

わたの友達・目玉のおやじ&吉熊。






会計しているとき、レジ近くに鎮座していたクマちゃんを激写。
この店の副店長らしい。


続いてカラオケ。

ツンドラ気候並みに寒い選曲をモットーとする我々のカラオケは通称・寒カラ。
アニソンから80年代の歌を歌いまくる!

わたの「うしろゆびさされ組」とか、極寒だった。
寒カラが流行れば、地球温暖化も阻止できるかもしれない。

最後、CHA-LA HEAD-CHA-LA でスパーキングをし、2億4千万の瞳で郷ひろみになりきり…夏は終わったのだった。



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おやじhaaaan!!!

2008年08月29日 23時50分47秒 | Weblog

給料日だったので、豪雨を気にしつつも一人居酒屋をした。
アルコールを含んだ他人のお喋りを肴に飲む酒も美味しい。

そんな私を母は「おやじ」と言う。「おばさん」ではない。「おやじ」である。
軽く性別とか越えちゃってる指摘に苦笑いをするのがせいぜいである。

否定するには後ろめたさがつきまとい、肯定するにはいささか迷える三十路の心理。

おやじ…。
おやじ…。

頭の中で母の指摘をとめどなくリフレイン。

おしぼりで顔面を拭き、そして鼻から煙を出しながらレモンサワーを飲む私は、母の指摘に頷かざるを得ないのだろうなあ。



帰宅してシャワーを浴びて「舞妓haaaan!!!」を観る。
レンタルしようと思っていたので、ラッキー。

ストーリーはハチャメチャだったが、阿部サダヲの強烈な演技と柴咲コウの艶やかさが良かった。
娯楽ムービーって感じ。
何かに憧れて前進していくことの大切さがきちんと描かれていた。


おやじな私でも、舞妓さんや芸子さんにはなりたい。


っつーことで、毎年、祇園にて舞妓コスプレに興じてる。
レモンサワーと同じ、これも自分へのご褒美である。



来年はどんなコスプレをしまひょか。


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無比と無二

2008年08月28日 22時15分56秒 | Weblog
いつの間にか、太股をブユに刺されたらしい。2、3日ぐらいずっと痒い。
実家からパクってきたムヒがあるはず!と思い、発掘されたのはムニだった。

あれ?ムヒってムニだったっけ?

J-PHONEが、いつの間にかSOFTBANKになっている世の中である。
そんなこともあるか、と納得して過ごしていたんだが、どうも気になって仕方がない。

昨日の晩、太股をモリモリと掻きながらネットで調べてみた。

ムヒとムニは、どちらも池田模範堂から出ているもので、全くの同等品だった!
バッタもんだと半ば疑いつつ塗っていたムニ。ごめんよ。

ムヒは市販薬。
ムニは置き薬用に販売されているもの。
…とのこと。

名前の由来は…
ムヒが無比であるぐらい優れている。
ムニが無二であるぐらい優れている。

あれ?
ちょっとした矛盾を感じてしまう。
しかし、いずれをも生み出した「池田模範堂」という強烈な社名が、どんな矛盾も打ち消してしまう。
それにしても、こんなもの、どうして実家にあったのだろうか。謎。
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15年前に15歳だった件について

2008年08月28日 22時15分23秒 | Weblog
15歳。
嗚呼、15歳。

小学生のとき、15歳ったら、凄く大人だと思っていた。

しかし、よく考えたら、私が15歳だったときから既に15年も経過しているんである。

最近、奥華子の歌をよく聴いている。
テクノ系の音楽も好きだが、ピアノの弾き語り系の音楽を今は心地よく感じる。
彼女の歌を聴いていると、自分がまだ15歳だった頃のことを思い出す。

妹ともよく話すのだが、あの頃の方が今よりも簡単に人を好きになれたような気がする。

学校で好きな男子(私は先生だったけれど)と会話をし、家に帰って勉強するふりをしながら、その日の出来事を思いだしてニヤニヤしたり。

はたまた
「ねぇ?どう思う?」
などと友達にレターをしたためたりする(レターセットはりぼんの付録ね)。

好きな殿方の時間割を把握し、渡り廊下で意図的にすれ違う、とか。

「こっち、見た?」
「見てたよ」


楽しかった。
実に愉快であった。
思春期だったな、俺。

仕事中心な生活をしている今。
独り暮らしをしているがゆえ、防犯意識は高くなり、それは殿方への異常なまでの警戒心へと肥大した。
元々結婚願望が皆無だったのもあり、恋人ができてしまったら非常に面倒なことになるという強迫観念が、私の行動を結果的に操っぽいものにさせている。
いつしか、行動だけではなく、心も。

抗うつ剤パキシルの副作用である性欲低下も相成り、私はもはや殿方を見て萌えることはあっても、触りたいなどという肉体的接触への憧憬を持つことはない。

それも自分が選択した人生。

こんな状態になった心身を、むしろ喜ぶべきことのように思う。


大人になるということは不思議なものだ。
何かが自由になり、何かが不自由になっていく。

15年前に15歳だった私は、30歳の今の私をどう感じるのだろうか。

そして、15年後。
45歳の私は、どんな風に生きているのだろう。
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成果

2008年08月27日 23時09分09秒 | Weblog
初めてデジカメを持参した旅。
気に入らなかった写真を簡単に削除できたりして、非常に便利だった。




尾道の夕焼け。



尾道の猫にゃん。
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18歳

2008年08月27日 21時57分28秒 | Weblog
久々に晴れた。

最近ずっと雨だったので嬉しい。

午後、後輩女子Cちゃんと、資料を台車に乗せて他の建物に運んだ。
太陽の光はお盆の頃より少し弱くなった気がする。
夏の終焉をしみじみと感じた。

18:00。

「お先に失礼します」
最近、会議室に篭りっきりの吉熊上司とタイスケくん(後輩男子)に挨拶をして帰ろうとした。

るんるん気分が身体表現として出てしまい、ついスキップなんぞしてしまう。

だって嬉しいじゃない?
仕事が終わって帰るときって。

「〇〇さん(私)は、…どうしちゃったんだ?」

スキップをしている私を見て、隣の部署の部長は吹きながらそう言ったらしい。
「何歳?と訊いたら18歳って答えそうだな、〇〇さん」
とも言っていたらしい。

18歳。
永遠の18歳。

いいじゃないか。


夏の終わりに佇む永遠の18歳。

ノスタルジック!
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快感

2008年08月26日 20時10分00秒 | Weblog
某さんから
「近い将来、会社を辞めるかもしれない」
と言われた。

引き留めるべきだろうか。


私が
「いやん」
と言ったところで、それはどうにもなることではないから頷くだけにした。

「この先、仕事がラクになるようには考えられないから」
というのが理由だったのだが、そんなのは彼女らしくないし、また私の中でそんな理論を到底肯定できなかった。


私は、会社を辞めたいと思ったことが、本社に来てから一度もない。

今の部署に来てから、少なくとも3年ぐらいは考える余裕なんてなかった。毎日、がむしゃらに生きていた気がする。

あれから色々あって、後の人生を考える機会も増えてきたが、「会社を辞めたい」という意思を持ったことはない。

その某さんの職場環境がどうなのかは具体的にはよく分からないけれども、少なくとも私は様々なものに恵まれているのだと思う。


喉に刺さった小骨のように、ずっと私を苛ませていた制服の某案件が、上手く行きそうな様相を呈している。

考えたり悩んだりした分、光が見えると嬉しさが倍増することを久々に感じた。
この快感こそが、明日の私を奮い立たせる糧となり、そして私が仕事を続けていきたいと思える原動力なんである。
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旅の後始末

2008年08月25日 22時01分04秒 | Weblog
アルバムを買った。
ナカバヤシのでかいやつ。
表紙が「Little Polar Bear」!

夏旅の写真やらパンフレット、チケットの半券をこれに貼り、一括収納。

自分一人と吉熊しか写っていないのに、紙切れで吹き出しとか作って賑やかにまとめることができた。
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プチ贅沢

2008年08月25日 19時43分50秒 | Weblog
会社用の歯ブラシを換えた。
毛先がボロボロになったから。

新しい歯ブラシで歯を磨くとき、少しだけ贅沢をした気分になるのは私だけだろうか。
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「SAYURI」

2008年08月25日 19時28分33秒 | Weblog
昨日、「SAYURI」をレンタルして観てみた。

この前の旅で舞妓コスプレをしたテンションがまだ自分の中に停滞していたから、ついこの映画の存在を思い出して観てみたんである。

舞妓の格好をして野外を歩くと、そりゃ外国人観光客に大人気になれる。

そんな外国人観光客の一人に、
「Do you know SAYURI?」
と聞かれた。
たぶん、きっと、この映画のさゆりに違いない。

ストーリー
貧しい漁村に生まれた少女さゆりが、京都を模した花街にある置き屋に売られて、姐さんにいじめられるんである。
置き屋ったら、「吉原炎上」や「鬼龍院花子の生涯」でもあるように、女の戦いとか苛めがつきもの。これもそのクチで、なんだか女性特有の偏狭な人間関係がべったりとベースにある。

ある日、橋の麓で「会長さん」にかき氷をおごってもらったさゆり少女。

「頑張って良い芸者になって、いつか会長さんのいる世界に入ろう」と熱く決意をする。

さゆりが決意をするそのシーン。
伏見稲荷大社の鳥居をアラレちゃんみたいに「キーン!」と駆け抜けるんだが、ここが一番好き。

なんか、あるよね、そういう時…と共感するとともに、幾つもの朱色の鳥居が本当に綺麗で感動した。

あと、さゆりが晴れて半玉となり、白粉と紅を塗られ、着付けをされるのシーンが荘厳的だった。

嗚呼、外国人が好きそうな日本文化満載。

でも。
でもね。

芸者の髪型が変!

あそこまで徹底してジャポニズムを見せつけておいて。
だったら、日本髪にしようよ。
われしのぶか桃割れにしようよ。

この団子っぽい頭が違和感ありすぎだよ。
大陸系というか。


主役がチャン・ツィイーであったり、登場人物が皆英語を話している「?」よりも、あの髪型が私的に一番「?」だった。

夏の終わり

2008年08月24日 20時55分29秒 | Weblog
昼過ぎに起きた。
よほど疲れが溜まっていたんだろう。

吉熊上司からいただいた湯沢のお土産、笹団子を食べた。
きな粉がふんだんにまぶしてあり、熱いお茶と一緒に美味しくいただいた。

夕方、化粧品を買いに池袋へ行く。

雨が降っていた。
そう言えば、今回の旅では天気に恵まれた。尾道で雨が15分ぐらい降っただけであった。
天寧寺の境内に腰かけて、ぼんやりと景色を眺めていたら、あっという間に雨は止んだんだっけ。

さて化粧品。
百貨店の化粧品売り場が私は大好きである。
もう何時間でもいたいぐらい。
あわよくば住み着きたいぐらい。
いい匂いがする中を、色とりどりの商品を見ながら歩いているとこの上なく幸せを感じるのである。
資生堂カウンターで化粧品を物色していると、美容部員の女性が声を掛けてくれた。
声の主の顔を見て仰天。
Uさんだった。
彼女も私を覚えてくれたようだ。

何年か前、彼女が隣の百貨店にいるときから、私と彼女は仲良くなった。
久々の再会。

「ルーセントコントロールベース」を薦めてくれたのも彼女だ。
今日もそれを買いに来た旨を述べると、彼女は大変喜んでくれた。


資生堂コーナーを後にし、百貨店内を物色。
もう秋物が店頭に並んでいる。
ついこないだまで夏色真っ盛りだったのに。
今年の秋はどんな洋服を買おうかな、そんな迷いが面倒でもあり、楽しくもある。

秋が来て、寒くなった…と思ったら、クリスマス、正月が巡っ来て…本当、一年って早いなぁと思った次第。
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クラウドくん

2008年08月23日 12時37分34秒 | Weblog
Ninja Bear!


先日行った安佐動物公園。
本来ならば、クラウドくんはこのように棒を振り回してくれたんだが、…寝てた。

それにしても。
可愛いなぁ。
クラウドくん。

一緒にイノシシ用の罠に掛かって射殺されたお母さんクマのことを恋しがって、こんな一人遊びをし出したのだろうか。
そう思うと、とても切ない。


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ゆっくり

2008年08月22日 20時34分27秒 | Weblog
歯医者デー。

前回穴を開けたところを詰めた。冠を着けるために、今日は型どりをした。
あの、ひんやりとしたゴムみたいな感触が、割りとけっこう好きだ。


旅から帰ってから連日飲み会が続いたり通院があったりして、少々お疲れモード。
明日も仕事だったりする…。

今日は久々にゆっくりしようと思う。

尾道で買った絵はがきで残暑見舞を書こう。

あと、林真理子先生の「白蓮れんれん」の続きも気になるぞ。
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