マグリットの名前を知ったのは中学時代。美術の資料集で知った。リアリズムな描写なのに、どこか「え?」と思わせる絵で気になっていた。空に岩が浮かび上がっている絵だったと思う。授業中に「不思議な絵だなあ」とぼんやり眺めていた。
高校時代、我が故郷・宇都宮市がマグリットの絵を6億円で購入したことが新聞に掲載され賛否両論がわき起こった。
あの教科書にも載った絵を描いた人の作品がうちの近くに来る!と、当時田舎の女子高生だった私は歓喜した。
マグリットはベルギーの国民的画家であり、20世紀美術の巨匠である。日常的なモチーフを使い、哲学的な矛盾に満ちた不条理の世界を描いた画家である。
そんなマグリットの初期から晩年までの約130の作品をそろえた「マグリット展」が東京・六本木にある国立新美術館で開催されている。(2015年6月29日まで)
六本木の国立新美術館へは初めて行く。
では入場。
印象的だった作品。
「恋人たち」
布を被った男女が接吻している。見ているとぞわぞわと心が乱される。
「透視」
鳥を描いているのに卵を見るってどうよ?と思った瞬間、一人で大爆笑してしまった・・・。
じわじわくるわー。好き。
「人間の条件」
キャンバスに描かれた絵と背景が重なっている。絵(過去)と風景(現在)の融合。
「ジョルジェット」
描かれている女性は妻。周囲に手袋や卵などが描かれている。意味深。
この音声案内のとき、(マグリットも好きだった)サティのジムノペディが流れてて、妙にマッチしていた。
「夢」
これも宇都宮美術館所蔵。
美しい。
「不思議の国のアリス」
マグリットは「不思議の国のアリス」にもインスピレーションを得たらしい。
印象画風のタッチが心地よい。
「光の帝国Ⅱ」
空は昼なのに道は夜。この矛盾が、本作品展の世界にどっぷりと浸かっていると、あまり不思議なものとは思えなくなる。
「禁じられた世界」
こちらも印象画風。夢見心地。
「自然の驚異」
魂が全力でこの絵を好きだと叫んだ。半人半魚のカッポーが仲良さそうに寄り添っているのだが、その腹部がぽっこりしててカワユス!!
「空の鳥」
「大家族」同様に、空と鳥がモチーフになっている。さわやか。
「ゴルコンダ」
本作品展の目玉。おじさんが降ってくる!!
「心臓への一撃」
薔薇が綺麗。
「大家族」
これこれ!宇都宮美術館所有の作品。
いつも人気の少ない常設展でぽつんと佇んでいて見放題だった「大家族」
宇都宮で何度も何度もじっくりと見入った作品。
今日の「大家族」は大勢のギャラリーに見られてて、なんだか誇らしそうだった。
感覚としては、地元の友達が上京し、「おお!」って会ったときの感じ。
この動画で使われているので、「大家族」を観るときはこの曲がBGMとなって脳内に流れる。
エア・エレメント(AIR ELEMENT)の「Fragrance」
けっこうボリュームいっぱいだった。
思ったより混雑していなくて、どの作品もじっくりと見ることができた。
非現実的な夢の世界を味わい、観終わった後も心がふわふわふるるとしてしまう。
どの作品のタイトルがいちいち面白かったのも印象的。
マグリットは絵を完成させたあとにタイトルを付けたらしい。
せっかく六本木に来たのだし、散歩でもしようと思う。
遠くに見えるのはヒルズ。
ミッドタウンを目指そう。
ミッドタウンに来るのは何年ぶりだろう。
インテリアなど相変わらずヲサレである。
喫煙所から夜景が見える!素晴らしいぞう!
お腹が空いたので夕御飯。キッシュとクロワッサン。
先日逮捕された嶽本野ばら先生がツイッターで本作品を教えてくれた。
嶽本先生もきっと来たかっただろうに。
そんなことを考えながら地下鉄で帰宅。
この二日間、お天気も良く、フルにリフレッシュできた。
明日から一週間、また頑張ろう。
高校時代、我が故郷・宇都宮市がマグリットの絵を6億円で購入したことが新聞に掲載され賛否両論がわき起こった。
あの教科書にも載った絵を描いた人の作品がうちの近くに来る!と、当時田舎の女子高生だった私は歓喜した。
マグリットはベルギーの国民的画家であり、20世紀美術の巨匠である。日常的なモチーフを使い、哲学的な矛盾に満ちた不条理の世界を描いた画家である。
そんなマグリットの初期から晩年までの約130の作品をそろえた「マグリット展」が東京・六本木にある国立新美術館で開催されている。(2015年6月29日まで)
六本木の国立新美術館へは初めて行く。
では入場。
印象的だった作品。
「恋人たち」
布を被った男女が接吻している。見ているとぞわぞわと心が乱される。
「透視」
鳥を描いているのに卵を見るってどうよ?と思った瞬間、一人で大爆笑してしまった・・・。
じわじわくるわー。好き。
「人間の条件」
キャンバスに描かれた絵と背景が重なっている。絵(過去)と風景(現在)の融合。
「ジョルジェット」
描かれている女性は妻。周囲に手袋や卵などが描かれている。意味深。
この音声案内のとき、(マグリットも好きだった)サティのジムノペディが流れてて、妙にマッチしていた。
「夢」
これも宇都宮美術館所蔵。
美しい。
「不思議の国のアリス」
マグリットは「不思議の国のアリス」にもインスピレーションを得たらしい。
印象画風のタッチが心地よい。
「光の帝国Ⅱ」
空は昼なのに道は夜。この矛盾が、本作品展の世界にどっぷりと浸かっていると、あまり不思議なものとは思えなくなる。
「禁じられた世界」
こちらも印象画風。夢見心地。
「自然の驚異」
魂が全力でこの絵を好きだと叫んだ。半人半魚のカッポーが仲良さそうに寄り添っているのだが、その腹部がぽっこりしててカワユス!!
「空の鳥」
「大家族」同様に、空と鳥がモチーフになっている。さわやか。
「ゴルコンダ」
本作品展の目玉。おじさんが降ってくる!!
「心臓への一撃」
薔薇が綺麗。
「大家族」
これこれ!宇都宮美術館所有の作品。
いつも人気の少ない常設展でぽつんと佇んでいて見放題だった「大家族」
宇都宮で何度も何度もじっくりと見入った作品。
今日の「大家族」は大勢のギャラリーに見られてて、なんだか誇らしそうだった。
感覚としては、地元の友達が上京し、「おお!」って会ったときの感じ。
この動画で使われているので、「大家族」を観るときはこの曲がBGMとなって脳内に流れる。
エア・エレメント(AIR ELEMENT)の「Fragrance」
けっこうボリュームいっぱいだった。
思ったより混雑していなくて、どの作品もじっくりと見ることができた。
非現実的な夢の世界を味わい、観終わった後も心がふわふわふるるとしてしまう。
どの作品のタイトルがいちいち面白かったのも印象的。
マグリットは絵を完成させたあとにタイトルを付けたらしい。
せっかく六本木に来たのだし、散歩でもしようと思う。
遠くに見えるのはヒルズ。
ミッドタウンを目指そう。
ミッドタウンに来るのは何年ぶりだろう。
インテリアなど相変わらずヲサレである。
喫煙所から夜景が見える!素晴らしいぞう!
お腹が空いたので夕御飯。キッシュとクロワッサン。
先日逮捕された嶽本野ばら先生がツイッターで本作品を教えてくれた。
嶽本先生もきっと来たかっただろうに。
そんなことを考えながら地下鉄で帰宅。
この二日間、お天気も良く、フルにリフレッシュできた。
明日から一週間、また頑張ろう。