世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

八月は夢花火 私の心は夏もよう 3

2006年08月31日 23時50分47秒 | Weblog
柳井名物「金魚ちょうちん」。
ねぶたをヒントに150年前に作られ始めた民芸品である。
子供にとりつく悪霊から、子供を守ってくれるらしい。

去年、一人旅をした妹に土産としてミニ金魚ちょうちんをもらった。
狂おしいほど可愛いその姿に、私のハートは持っていかれた。
飾っておくと、煙草のヤニで汚れてしまうのが可愛そうなので、箱に入れたまま、気が向いた時にこっそり箱を開けては、愛でている。そして、にんまりしている。
柳井では、毎年8月13日に「金魚ちょうちん祭り」なるものが開催されるらしい。
今回の旅ではタイミングを外してしまったが、いつか必ずその祭りに参加してみたい。

去年の秋に父親になった吉熊上司に、土産としてミニ金魚ちょうちんを差し上げた。
彼は私の子供嫌いを知っているので、普段から私の前で子供についての話題をあまり出さない。
そんな彼が珍しく子供の話題を披露した。
お土産の金魚ちょうちんをさっそく赤子に見せてみたところ、赤子は悲しそうな顔をするらしい。
「やめてくれよー」と言わんばかりに。
彼の分析によると、赤子はあのヒラヒラしたヒレを激しく嫌悪しているんだろうとのこと。
夜泣きがうるさいときには、
赤子に「ホレ!」と金魚ちょうちんを見せる。
悲しそうな顔にさせ、夜泣きを止めさせているらしい…。

トラウマになったら、どうするんだろうか。
また、彼の妻は怒らないのだろうか。
少し不安。

一年という月日は、凄いね。
去年、吉熊上司に距離を置かれたときは、もうこんな風に普通にお話できないと思っていた。
仕事が彼との絆を強めてくれたのだと思う。

毎日良いことばかりではないが、そんな一瞬が金魚ちょうちんと同じくらい好きだ。

二荒のいただき 残雪かすみ~♪

2006年08月30日 23時05分52秒 | Weblog
秋に開催される同窓会(高校時代)の案内状の返事を出した。

「ご出席」を○で囲んで。

「ご出席」の「ご」の部分に二重線を引きながら思う。
みんな、何してるんだろう。
どうなっているんだろう。
mixiで、何人かには再会できたが、実際に会えるのは何年かぶりである。

高校2年生の夏、「高校生クイズ」での決勝戦のとき、うちの学校近辺の風景がブラウン管に映された。
まさに干瓢畑オンリーの風景が、全国に放映されたのである。
そんな閑な場所で、私は高校時代を過ごした。

「白線流し」というドラマがあるが、あの雰囲気にとても似た学校だった。(白線流しの主人公たちは私と同年齢。)

昼休みは、窓際の一番前の席界隈でよくみんなとお喋りをした。
卒業寸前というよりも、受験寸前という現実味を帯びた雰囲気が濃くなった三学期でも、笑いが絶えることが無かった。あの空気が好きだった。
白線は流さなかったが、「白線流し」の主人公たちよりも煌めいた日々を送れたという自信がある。

旧制中学の学校だったからなのか、男子の生徒数が異常に多かった。
だから男子クラスなるものが存在し、中には共学の県立高校に入学したのに、3年間男子クラスに在籍するといった人もいた。でも結束力が強く、けっこう楽しそうだった。

ブラスバンド部の部室は、戦時中に武器兵庫として使用されていた建造物をそのまま使用していた。
マラソン大会で男子18キロ、女子8キロを走らせられ、しかもみんな真面目に完走していた。追試、もとい「追走」、下手すると「追々々…走」という「走るまで許さない」という規律があったから。
他にも、「学習合宿」と銘打っている行事なのに鬼怒川温泉(ホテルニュー岡部)という行楽地に生徒を連れていく…などといった不思議な現象がいくつも見られた学校だった。

しかし、先生方の熱心さは凄かった。
一人一人をちゃんとサポートしてくれていたと思う。

中でも、当時20代後半の英語教師だった女性の先生が印象的だ。
彼女は、私のサイン帳に「いつ死んでも良いように生きなさい」と書いてくれた。
センター試験が終わった翌日、自己採点をパソコンルームにて入力し、シュミレーションしていた時のこと。
パソコンに触ったことすらない私には、そんな単純作業にも戸惑っていた。
パソコン入力をOLのシンボル的な姿として思い描いていた私は、
「ああ、難しいよぉ。将来、『亮子のダメダメOL日記』でも書こうかな」と呟いた。
先生は「〇〇(私の苗字)って面白いんだね~」と爆笑してくれた。
10年後、ブログというツールを使用してこの日記を書いているOL亮子を、先生はあの声で笑ってくれるだろうか。

いつ死んでも良い…やっぱり今は嫌だ。
同窓会には行きたいもの。


☆高校の同級生のみなさん☆
吉熊を密かに連行していく予定です。
会場で私を見かけましたら

「世界の中心で…」と仰ってください。

「吉熊が叫ぶ」と、お答えします!
…吉熊自身が。



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「調子の良い鍛冶屋」

2006年08月29日 23時50分30秒 | Weblog
処方されている精神安定剤ソラナックスを飲むと、生理前でもイライラしない。
嫌なコトバを投げ掛けられても、どうでもよくなり、自分でも驚くほど陽気に過ごせる。

仕事にも集中できる。
人と会話が楽に出来る。

生理痛は、精神的なものからも起こるらしい。
「生理、嫌だなあ。」と思い、生理前から恐怖を感じていると余計痛みが増すと何かに書いてあった。

今日、生理が来たのだが、激しい痛みはなかった。
やはり前々からソラナックスを飲んで
「めんどいけれど、…まぁ、どうでもいいや」と、おおらかに構えていたのが良かったのだろう。一応、鎮痛剤も服用し、様子を見ている。

夜のマイスリーも併せ、それらのケミカルな薬剤を使わないと、もはや社会人としての私の生活は成り立たない。

他人が言うほどこの薬生活に、後ろめたさを感じられない。
いちいち悩むことには疲れた。
生きるなら、楽しく生きたい。

それを遂行するために薬を服用することは、現代人の特権だと思う。
(飛鳥時代に鬱病だったヒトって、どういうふうに治療していたんだろう。)

薬を飲まないで済むなら、飲まない方が良い。
そのぐらい私にも分かるのだが、頼らずにはいられない。
今の生活を死守するためには。

私にとって、薬とは何なのだろうか?
私の前にある壁らしきものを乗り越えるられる切欠だと、今のところ信じている。
だからこそ、私は躊躇わずに服用できるんである。

ヘンデル作曲の「調子の良い鍛冶屋」という曲がある。
流れるような旋律が心地良い、バロック時代の清潔さが漂ってきそうな曲だ。

ソラナックスを飲んだあと、妙なこだわりを捨てて「もう、どうでもいい」という思いが胸中を占める時、私の頭にはいつもこの曲が流れる。

「調子が良い」とは、誰にも合わせることができる八方美人の意味ではなく、
この場合に限っては「体の調子が良い」というときに使用されるニュアンスのものだ。そう勝手に解釈して、脳内に流している。

精神科で処方された薬をいつまで飲むかは分からない。
ピュアな体で、自然に「調子の良い鍛冶屋」が響いてきら、
そのときが薬を卒業できる日なのかもしれない。

早くも月末。
しかも、明日の午前中、大切な打ち合わせがある。
生理痛だからといって、じっと腹を抱えているわけにはいかないんである。
吉熊上司は不在らしいから、自分ひとりでどうにかしなければならない。
話をまとめて、カタチにしなければ。
また、他部署の人々に色々言われるんだろうな…。
怖い。

けど、大丈夫。
脳内に「ワルキューレの騎行」を流して、戦うぜ。
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八月は夢花火 私の心は夏もよう 2

2006年08月28日 23時54分07秒 | Weblog
かにかにどこかに?

可愛いよ、蟹ぃ~。
そういえば、水族館以外で真っ赤な蟹を見たのは初めてだ。
林檎飴のようなしっとりとした紅色がやけに綺麗で、気に入ってしまった。
案内係のおばちゃんが「あとはご自由に」と言い残して去っていったので、小雨が舞降りる中、しゃがんで蟹と見つめあった。

つぶらな瞳で私を見つめる蟹。

私「初めてこの町に上陸したけど、良いところだねぇ」
蟹「まあな。オレはこの町から出たことねぇからよ。姉ちゃん、旅人?…っていうか、その変なクマは?」
私「私は旅人よ。この子は吉熊っていうの」
吉熊「僕、吉熊だよ。変なクマじゃないよう!」
蟹「…。まあ、この町を楽しんでいってくれよな。あばよ~」

蟹は庭の奥に去っていった。

小雨はいつの間にか上がっていて、
蝉が思い出したかのように、鳴き始めた。

八月は夢花火 私の心は夏もよう

2006年08月28日 23時49分09秒 | Weblog
やはり、夢のようだったなぁ…夏休み。
8月という賑やかな季節が過ぎようとしている今、気付くと、瞼の裏に刻印された情景に浸っていることが多い。
ようやく体が仕事モードに戻ったからだろうか。

余裕がある今、
そして思い出が溶けてしまう寸前の今、
忘れない内に、書ききれなかった夏の思い出をここに書きとめておこうと思う。
…気が向いたら。

まずは1日目(8/11)柳井。
下水道にコンクリートを使われていない、港が近い町ということで、いたるところで蟹が散歩をしていた。

写真のような標識も掲げられており、
「オーバーだなあ、もう」なんて思っていたが、
「商家むろやの園」の庭先で、初めて実物に遭遇して仰天!

蟹だよ、蟹!
浜辺で蟹がウロウロするのは分かるが、庭先で蟹だぜ!?

受付の柴田理恵似のおばちゃん曰く、庭先はもとより、蟹が座敷をウロウロするのは当たり前の光景だということ。
おばちゃんに庭先や座敷を案内されている時、何匹も見掛けた。

蟹。
金魚ちょうちんに次ぐ、第2の柳井名物に勝手に認定!


亮子の、世界の中心は、吉熊だ

2006年08月28日 00時56分11秒 | Weblog
ゆっくりと過ごせた。
というか、ゆっくりとしか過ごせなかった…。

「新婚さんいらっしゃい」を観たり、
雑誌をペラペラ捲ったり、
実家からもらってきたくず切りを食してみたり…。
まさにリラックマ生活。
「まあいいではありませんか」と、布団でコロコロしていた。

「世界の中心で愛をさけぶ」を読み返していた。
この作品、韓国でリメイクされ、その名は「僕の、世界の中心は、君だ」らしい。
その文法によるとこのブログは
「亮子の、世界の中心は、吉熊だ」
ということになるのだろうか。
語感が悪いわ。このままでいいや…。

途中まで読んだところで、いつの間にか寝てしまったらしい。
傍らには吉熊と本が投げ出されていた。

眠気眼で、ふと、考えた。

私が突然死んだら、ブログはどうなるんだろう、と。
そして、吉熊はどうなるんだろう、と。


SARSが流行ったころ、吉熊は私の手元にひよっこりやってきた。
偶然といってもいい。
今思うと有り得ない出会いだ。

吉熊がいなければ、私の日常はくすみまくっていたと思う。
そして、新しいことへの興味を持つこともできず、多分ブログ開設には至らなかっただろう。

山の手線に乗っても、大勢の人に紛れ、注目されない普通の28歳の女性。
それが、私。
そんな私が気まぐれで書きはじめたチラシの裏的な考えを
毎日誰かに読んでもらっているということが、不思議でならない。

吉熊とブログは、私の生活に不可欠なものになった。
偶然が重なりあってできたものが、大切なものになり得ることもあるのだ。

それって凄い。
日常を生きることは、きっと偶然の産物なんだ。

だから、明日も「偶然」にありふれた日常を生きよう。
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明日は休日!

2006年08月26日 23時18分43秒 | Weblog
土曜出勤、そして午後から目黒へ外出。

電車内は、休日モードの空気で満ちていた。
これから映画を観に行くっぽい、ぴあを一緒に読んでいるカップル。
家族サービスをしているポロシャツ姿の父親らしき人。

しかし、品川の某女子高は登校日なのだろうか、…特色豊かなあの制服姿を車内で見掛けた。

土曜の昼下がりの電車に乗る人々を尻目に、任務を遂行するべく書類に目を通していた。
外出先から直帰したかったのだが、残っている仕事があったので会社に戻った。

明日、私にも休日がやってくる。
文字通り、ゆっくり休む日にしよう。
そして明るい日にしよう。


虫ききの会

2006年08月25日 23時56分33秒 | Weblog
仕事をそそくさと終え、東向島の向島百花園で道草をした。
道草といっても、勤務地からはけっこう離れている。

東向島といえば、永井荷風の小説でよく出てくる「玉ノ井」。
東向島駅に上陸した途端、興奮して鼻息が荒くなってしまった。
街自体は小路が多く、なんとも下町ちっくな雰囲気だった。

虫ききの会とは、江戸時代から同園で行われてきた伝統のある行事。
園内にリンリン鳴く虫を放ち、その風情を味わうというもの。

20時少し前、入口に到着。
鬱蒼と茂った園内に入らずとも、リンリンやチンチロリン…などの大合唱が聴こえてくる。
入口近くには虫たちがケースに入れられ、展示されていた。
そこで、キリギリスを見て仰天!
けっこうビッグサイズでグロかった…。
童話「アリとキリギリス」で怠け者の役を演じさせられているキリギリスだが、けっこう良い音色を響かせているではないか。
こんなに綺麗な音を奏でられるんなら、蟻のようにせこせこ生きるよりも、そりゃ楽しく生きたいよなぁ。

絵行灯が灯る園内を散策した。
幻想的なのだが、かなりの胆だめし的世界でもある。
虫の音色も、心なしかホラー的要素を助長するものに思えてきた。
葉っぱが腕をかすめる度に「あぎゃん!」と、意味不明な小さな悲鳴をあげてしまう。
草むらに隠れている池に落ちそうになるハプニングもあったが、なんとか一周できた。

葛の蔦が絡まるあずまやで一休みした。
頭上には風鈴と絵行灯。
目を瞑り、仄かな光と風鈴と虫の音に身を委ねた。
…嗚呼、涼しい。
どうやら、せっかちな秋のそよ風もやって来たようだ。
クーラーがなくても、知恵や心を使って涼をゲットしていた江戸時代の人々を思った。


写真は絵行灯。
秋らしい。
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胸キュンバトン

2006年08月24日 22時11分59秒 | Weblog
現在、福井に行っているのぶのぶ殿(マイミク)から
「胸キュンバトン」をいただいちゃいました!


【Q1】 胸キュンするポイント   

異性についてだろうか?
そりゃ、眼鏡よ。眼鏡。
眼鏡を外して、うにゃうにゃと目を擦る仕草も、いとおかし。
これだけで3日はもつ。
あと、眼鏡越しに確認できる真剣な目つき。

眼鏡以外では、電卓を叩く姿。
利き手ではない左手で。
右手で頁を捲って欲しい。


【Q2】 憧れの胸キュンシチュエーション

妄想いくぜぃ!

眼鏡の殿方が、私の足の爪にペデュキュアを塗ってくれるシチュエーション。

亮子「はみ出さないように塗ってくださいね」
殿方「…はいはい」
亮子「『はい』は一度で良いと思います」
殿方「ハイホー。…あっ、はみ出しちゃった!ごめんね。亮子ちゃん」
亮子「ざけんなよ!ぽっころす!」

みたいな感じ。

プライドの高そうな殿方が、私だけに屈してくれるシチュエーションに萌える。
あと、肩揉みバージョンもあるが、会話に変化がないのでここでは割愛。

【Q3】 胸キュンする言葉
神経質そうな殿方が「ご飯に生卵かけて食べると美味しいよね」とか「チョコボールの銀のクチバシ、集めてるんだ」とか言う。…とにかく意外性が高い発言。
 

【Q4】 聴くと胸キュンしちゃう曲
・大塚愛「金魚花火」…私の好きな類の片想いだから。PVの大塚愛も可愛い。
・スピッツ「チェリー」…理由は分からないが、聴くと胸きゅんする。大学入学当時の不安な気持を思い出す。
・華原朋美「I'm proud」…私の人生のテーマソング。オーケストラバージョンで。

「こうして大人になる
 夜も怖がらなくなる
 街中でいる場所なんて一つでいい
 体中から愛があふれていく」

この歌詞を聴くと、胸がきゅんきゅんする。

・ポルノグラフィティー「サウダージ」…夏の終りって胸キュンシーズンだと思う。そんな季節に似合いそうな一曲。
・globe「SWEET PAIN」…まさに恋しているとき、「自分以外のあの人」を思って甘い痛みを感じるなんて、かなりの胸キュンソングだと思う。


【Q5】胸キュンする5人
小室哲哉さま
ロムスカ・パロ・ウル・ムスカさま
佐野史朗さま
椎名桔平さま(ドラマ「彼女たちの時代」に出ていた佐伯啓介役)
…あと一人は秘密


【Q6】今まで生きてきた中で一番の胸キュンは?
中学時代、大好きだった殿方。
15歳も年上だったため、クラスの男子にはない大人の匂いを放っていた。
授業中に彼の指から紡ぎ出された草書体も芳醇だった。
それから眼鏡の奥の冷たい眼差し。
雪掻きの日、「それ、貸して」と、私の箒を取っていったときの曇った眼鏡越しの瞳。…嗚呼、思い出しただけで胸キュンだわさ~!
  
【Q7】胸キュンに名前をつけるなら

きゅんきゅん

【Q8】 胸キュンした時に心の中でする音は?

「♪きみ~に 胸キュンキュン」(by YMO)

【Q9】 次に回す闘士5人

YOU!よろしかったら胸キュンしちゃいなYO!
(のぶのぶ殿、またまた真似しちゃいました~!!)

あっ、かまジイ殿は強制ですよ~。
バトン推進委員会東北部長ですから。
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クリエィティブな仕事

2006年08月23日 23時11分15秒 | Weblog
みんなの意見を総括し、一つの形を導き出すといったクリエィティブな仕事が苦手だ。

アーティスティックな感性が乏しい私には斬新なアイディアも思い浮かばない。
浮かんだとしても、保守的な人々を納得させられる自信がない。

機能性の高さを盾に取った私の案を披露すると、必ず特定の一部から不評の声が挙がる…。どうやら、ダサいということらしい。

「どうしたらすんなりとまとまるのだろうか。」
いつの間にか、こんなことばかりを考えるようになった。

「この場合、味方に着けるべき人は誰?」
そんな根回しばかりを考えるようになってしまった。

一番の悩みは、どのようにして経営者を納得させるかということだ。
その時、彼から投げつけられる質問やクレームを想定しただけで、手にする稟議書がプルプル震えてしまう。

その他、業者とのやりとり、経費、店舗のオープン日、…あらゆることに神経を張り巡らさなければならない。
だんだん逃げ出したくなってくる。

そんなときは吉熊上司に相談するのが一番だ。
しかし、彼は猛烈に忙しいのであまり長々と私にかまってはいられないとみえる。
そこで「~しますが、よろしいでしょうか?」といった「うん」か「駄目だよ」のニ者選択性のホウレンソウをするようになった。
いつまでも「どうします?」では、彼も困ってしまうだろう。

苦手な仕事はたぶんこの先も苦手なまんまなのだと思われる。
無難なセンを選択する自分も、たぶん変わらないだろう。

しかし、金銭をもらっている以上、「やれ」と言われたらやらなければならない。
「嫌だったら辞めれば?」
そんな言葉のナイフは常に私の首筋に宛がわれていて、
首を横に振ろうものならば、刃先はそのまま私の皮膚に食い込むのだろう。
首は引き裂かれ、言葉どおりいわゆるクビという状態になる。

別にクビに脅えて仕事をしている意識はあまりないが、でもそのぐらいの緊張感を持たないと、自分はずっと幼いままで、そして気付いたらリストラされていたということになりかねない。

さて、今回の件。
経営者を含め、より多くの人を納得させたいのだが…どうなることやら。
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瞼裂斑炎

2006年08月23日 23時01分21秒 | Weblog
昨日から目の充血に苛まれている。
あまりにグロい眼球だったので眼科に診てもらったところ、「瞼裂斑炎」(けんれつはんえん)という病ということが判明。
なんか、四文字熟語っぽく、そして痛そうな病名だが、ぶっちゃけ「老化」が原因らしい…。
瞬きやコンタクトレンズなどの摩擦により、白眼部分(黒目の真横)の一部は厚くなる。その部分は「瞼裂斑」といい、老人に多くみられるらしい。
その瞼裂斑が炎症を起こしたらしいのだ。私の目で。

恐らく夏の紫外線の刺激と、コンタクト使用時期の長さが原因で瞼裂斑が生じたらしいのだが、最初に耳にした説明の「老化」という単語が脳内でぐるぐる木霊していて、お医者さんの言葉をあまり聞けなかったから定かではない。
昨日は片目を裸眼で過ごしたのだが、喫煙すると煙が目に染みるので、不貞寝をしていた。いつの間にかマジ寝になっていて、気付いたら朝だった…。(コンタクトレンズはちゃんとはずしていた)

今年になって、目に関する病(角膜潰瘍、結膜炎)に蝕まれつつある。
一体どうしたものか…。
とにかく、コンタクトレンズのケア方法をもう一度見直そうと思う。


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初体験

2006年08月21日 23時17分08秒 | Weblog
今日、私は禁断の味を知ってしまった。

それは…
ゲルマニウム温浴

今までヤツを誤解していた。
お湯に腕や足を浸けただけで代謝がよくなるわけねーだろ、
もしくは
全身毒素だらけの私にはもはやデトックスの余地はない
…と思っていた。

会社帰り。
どうも全身がダルい。
まだ体は夏休みモードらしい。

…ふと、前を見ると怪しげな店が。
どうやらリラクゼーションを売りにする店らしい。
催眠術にかけられたかのように入店。
さっそく受付をして、待つ。

個室に呼ばれ、着替をするように言われた。
想像を絶する汗が出るから、とのこと。

30分間、両手足を湯に浸ける。
最初は「は~ん?こんなもん?」と余裕をぶっかましていたのだが、ラスト10分の時点で茹で蛸のようになった。背中や胸を滝のように汗が伝った。
20分の温浴で、エアロビクス2時間分のカロリーが消費されるらしい。

湯上がり肌は、汗をかいてもなぜかサラサラ。不思議だ。

帰路の足取りは、全身に背負い込んだ錘がとれたかのように軽かった。

すげーよ。
ゲルマニウム。今更だけど。

この禁断の蜜を知ってしまった我が肉体。
禁断症状が出るのが目に見えている…。
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祝★優勝

2006年08月21日 22時59分17秒 | Weblog
スポーツにはあまり興味がない。
野球やサッカーのルールも分からない。
「好きなスポーツ選手は?」と訊かれたら、ずっと「寺尾」と答えていた。(あの眼鏡姿がたまらん!)
引退してからは、ずっと答えに詰まっている。
そんな私が今日の高校野球決勝戦で、結果が気になって仕方がないという状況に陥った。

理由は、早稲田実業高校である。

小室哲哉氏の母校だ。

きゃん♪

あの学校には「小室哲哉記念ホール」があるらしい。すってき!

小室さんの高校時代ってどんなんだったんだろう。
商業科だったみたいだから、簿記とかやったのかな。
あの時代は電卓ではなく、算盤だったはず。

小室さんが算盤…。

あの素晴らしいキーボードテク及びギターテクは、算盤の賜物だったりして。

とにかく、優勝できて良かった。
小室さんも今頃、大分で喜んでいるのだろうか。


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晩夏

2006年08月21日 00時59分16秒 | Weblog
夕方身支度を整え、池袋に買い物に出かけた。

休みは今日だけ。
明日からはまた長い一週間が始まる。
今週も土曜出勤。
6日連続働かなくてはならない。
しかし、仕事があることにありがたく思えるだけ、まだ精神的に余裕がある。

部屋でだらだら過ごしているうちに、辺りは暗くなり始めた。
日がつまったと思う。
もう、夏も終りなのだろう。
そして秋が来て冬が来て春が来て、また夏が来る。
来年の今頃はまた同じことを思っているに違いない。

11月、結婚式2件に呼ばれている。
そのドレスの下見をした。
やはりシンプルな黒が主流なのだろうか。
裾がお椀を伏せたように広がるドレスがあったが、私の歳であれを着ることは許されるのだろうか。
色々見ていたら分からなくなった。もう少し、研究しよう…。

「ラストバーゲン」と書かれたPOPの下の涼しげな夏物たち、
ニューアライバルコーナーに新たに加わった秋物たち。
それらを交互に眺めながら、ぷらぷらと買い物を楽しんだ。

結局、半袖ニットの他に、秋色のマニキュアを購入。
指先から秋に染まっていくことになりそうだ。
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記念日

2006年08月20日 23時54分15秒 | Weblog
8月20日は、私の大切な記念日だ。
「あの日」を思い出そうとすると、
眩しい夏の光と甘酸っぱい動悸が胸に広がる。

凪のような今の生活の始まりでもあり、
高波のような鼓動の始まりでもある。

そんな「あの日」を静かに想う、夏の午後。