世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

医は仁術

2014年03月31日 23時34分38秒 | Weblog
心療内科デー。本来ならば隔週火曜日に通院しているのだが、明日は入社式で帰れそうもないので今日にしてもらった。
待合室に5人しかいない
キタコレ。今日は早く帰れるかも!と興奮。
小説を読みながら、待てども、一向に私の名前は呼ばれず。2時間で3人ほどしか進んでいない。今日の患者さんは長い人が多いらしい。

4時間後、名前を呼ばれた。

「どうでしたか?最近」
とクマ医師。
今日のクマ医師はベストを着ていなかった。暖かくなったものね。


①残業をしていたら社長にとがめられた
②人事部女子に婚活パーティの欠席を返答したら「人数合わせですからあ」と言われた
③店舗開発室室長に「お前、ニタニタしてて気持ちが悪い」と言われた

相変わらず多忙、でも週末実家で静養した・・・激動の1週間を時系列で表にしたものをクマ医師に渡した(日付、出来事、感じたこと、その他を記載)。
口下手でうまく伝えられないので、この方法が、一番私のバックボーンを伝えられる手段だと思ったのである。クマ医師、疲れているっぽいし。前回もそうした。ちょっとしたプレゼン資料である。資料作りは大好き。エクセルもワードも。



①に関しては
「社長、なんだかがっかりですね」
と言われた。
「こんな資料を作るぐらいですもの。あなた、仕事もしっかりしているはずですよ。明確な指示もなく、手探り状態で一生懸命仕事をやっているのに怒られるって、あなたの会社はいったいどんな会社なんですか?優先順位っていいますけれどもどれも大切じゃないですか」
とも。


まじまじと資料を見ながら、
「あー、この『制服なんてなくても死にません』という社長の言葉って、ひどいですね」
と熱く語るクマ医師。
私もこの一言は酷いと思う。そんなんでは、数百名いる店舗スタッフが困るではないか。
死なないっていったら、どの仕事でもやらなくても死なないじゃんか。改めて考えると本当に酷い。

「次、残業してて怒られたら『ご心配おかけしてすいません。今、これとこれとこれをやっていて遅くなっています』と言えば彼は満足なんじゃないですか?『気に掛けてくれてありがとう』という姿勢で言ったら、きっと角が立たないと思います」
とクマ医師はアドバイスをくれた。

「わ~。その文言、いいですね。使わせていただきます。秘書検定一級試験のテキストでも載っていませんでしたよ、それ。黄金の言葉ですね」
と言ったら、クマ医師、爆笑していた。カワユス。

第三者に客観的意見を聞けて満足。
心療内科は実はコンサルなのかもしれぬ。


②に関しては、もう彼女とは極力関わらないほうがよいとのこと。
「ちょっとおかしい人なのですねー」
とクマ医師。
人事部Tさん、おかしい人確定。マジウケルー。


③はモラハラ。
「あなたの会社、モラハラ多いですよね」
と指摘された。
たしかに。ちょっとした社内伝統みたいなもの。私もそうならないように気をつけよう。



すっと立ち上がるクマ医師。
机からこちら方向にやってきて躯体を屈ませ、そして両手で私の手を握る。


思考回路停止。


「大丈夫ですから」
「あなた、頑張っていますもの」
と言い、私を見ながら私の手を両手で優しく包み込むクマ医師。


挙動不審気味で
「いつもすいません」
と変な返答をしてしまう私。
この姿勢で手を繋いだ経験がないのでどうしてもどきどきしてしまう。目とか泳いでいたかも知れぬ。恥ずかしい。


「もしその気ならばあなたでしたらどこの会社でもいけますよ」
とか言う。

転職云々は現実味がまだ希薄だが、なんだろう、さっきから続く、この心地よい感触は。
クマ医師のやわらかくあたたかい手のひらに包まれる安心感・・・筆舌しがたい。身も心もほどけていく。
「かぐや姫の物語」のサントラ「天人の音楽Ⅰ」が聞こえたような気がした。
まさに昇天。月の世界に昇ってしまうぞよ。

誰かに手を握られるってこんなにも気持ちがいいものなのか。
誰でもいいんじゃなくて、信頼している人に限ってだが。


手を離すタイミングが分からなくて、ずっと握っていた。
傍から観たらきっとシュールな光景だったかもしれない。
ずっとこのままでいたいと思った。


「あ、そういえば、明日、入社式なんです。私、講師をやるんです。で、前回いただいたドリンク剤はその直前にいただきますね」
と言ったら、クマ医師は「明日頑張ってくださいね」と微笑んだ。私の膝付近で。


「この握手で2週間分チャージできました。ありがとうございました」
と挨拶し、今日の診察はおしまい。

嗚呼、なんだか胸がいっぱいになってしまった。
まだ、夢の世界にいるかのようだ。ふわふわ。

「医は仁術」っていうけど、クマ医師ほどあの言葉が合う医師はいないのではないだろうか。
特に精神科・心療内科は医者の言動がメスになる。
今日のクマ医師は繊細で大胆で的確な刀さばきであった。お見事。

ありがとう、クマ医師。
また2週間戦って、戻ってくるよ。


処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン
当帰芍薬散



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実家で静養

2014年03月30日 22時22分50秒 | Weblog
実家で眠り、妹と母と一緒にお喋り。
生憎外は雨っぽいので、まったり。


建替え中の実家を見た。
なかなか立派である。







お庭の花々も綺麗。

水芭蕉



甘い香りを放つチンチョウゲ



木蓮




「ナポリの食卓」へGO!
石窯ピザ食べ放題。
コストパフォーマンス、凄い。




渡り蟹のトマトクリームパスタ。生パスタがモチモチしてて美味しかった。



母が録画していてくれた「7男2女11人の大家族・石田さんチが大騒ぎ」を女三人で鑑賞。
ここの家はブラックジョークが冴え渡っていて観てて面白い。
そして次女芽衣子さんに強烈なシンパシィを感じてしまった。なんだか私に似ている。


夕方まで、母・妹・私で語らう。
ガールズトークっつーやつ。



夕御飯はバーベキュー。
たれの賞味期限が切れてしまっていて、父がわざわざスーパーに買いに行ってくれた。
玉ねぎが甘くて美味しい。


弟もやってきて、賑やか。てか、弟の食欲凄すぎ。ダイソンか!?っつーぐらい、食物が吸い込まれていく。


母の厚焼きたまご。
「ごちそうさん」の、め以子じゃないが、思わず「おいしぃ~」である。




お土産は、料理ができない私仕様。
ありがたい。

広告を参考に、特売日を見定めて買っておいてくれたのだろう。
稼いだのは父だったが、母のこのような努力があって、私も妹も弟も育ったのだと思う。感謝である。

納戸からそれらを出し
「亮ちゃん、これ持っていくかい?」
と母が言うと、妹・芋子がひょっこりと顔を出す様子が可愛くて爆笑。・・・気になるのね。




先週はイライラがピークで、普段はできない吹き出物が額にできるなど、個人的に大惨事だった。
ゆっくりお風呂に入って、栄養のあるものを食べ、じっくりと寝て、リフレッシュできた。
また気の置けない家族と接し、自由にお喋りできる環境もありがたかった。

妹と快速ラビット号に揺られ、センチメンタルな気持ちになるが、荒川を渡るとアラ不思議!
東京に住まう会社員モードに切り替わる。
荒川には気持ちスイッチ切り替え機があるらしい。私的に。

来週は、決算の締め・3月分経費の締め業務・新卒研修・制服試着会(発注)とカオスだが、リフレッシュできたので乗り越えられそうな気がする。

母ヨーコたんが別れ際に「頑張れっ!!」「負けるな!!」と、戦場に息子を送り出すテンションで送り出してくれた。
そうだな。無理しない程度に・・・頑張ろう!!


退職祝いと誕生祝い

2014年03月29日 23時24分25秒 | Weblog
実家に帰省。
父の退職祝いと誕生祝い。
夕方、妹と雀宮に向かう。
正月以来の帰省。この三ヶ月。色々あった。
実家に着くと母ヨーコたんのおもてなし。

豆乳鍋。


黒豚、美味しすぎて悶絶。


栃乙女ハイリキ。


餃子。中身を母が、父が包んだらしい。





退職を迎えた父には花束がたくさん来ていた。ちょっとした温室。



妹と合同で、父へ祝い金と手紙を渡す。父、泣きながら朗読。思わずもらい泣きしてしまう。

母ヨーコたんから、手編みのポーチと靴下をもらった。かわいい!ありがとう!







弟も来て、テンションアゲアゲ。

父も楽しそうだった。



66歳、お誕生日おめでとう!
長い間、お仕事お疲れさまでした。
ありがとう。これからは、第二の人生をエンジョイしてください。

弟が成長してて感動した。
自分の理論とか持っててすごいなあ。



楽しみが増えた

2014年03月28日 22時17分55秒 | Weblog
やっと金曜日。今週は早かった。
今週の花(ロビー)は、黄色のバラだった。撮影してもアップする気力がないほど疲れてた、今週。




昨日の件、「笑うと気持ち悪いと思われるのだろうか」という予期不安はあったものの、次第に自然体でいられたと思う。
予め、ソラナックスで防衛していたのもある。

会社は働く場所であって、「にたにたした顔が気持ち悪い」と他人を評価したり、婚活パーティーの人員集めをする場所ではない。
「仕事をしていればいいんですよ。あなたは間違っていないですよ。そうですよね?」と精神科医クマ医師が心の中でそう言った気がした。だから、これからも失礼なことを言われたら「仕事とは関係ないし」と思える予感がする。
一つ大人になった。


残業後の会社帰りに、通りかかった他の会社。
桜の時期だけライトアップする粋な会社さん。
今年も咲き始めた。



経営管理室でも「お花見、おすすめスポットありますか?」という情報交換がなされていた。
春の風物詩である。



そして今週は毎晩飲んでいた。今日も家飲み。飲酒最高。



林真理子先生のサイン会の申し込みをした。


2014年4月9日(水) 18時半~
場所:三省堂書店神保町本店1階 特設会場
『フェイバリット・ワン』(集英社)刊行記念
林真理子さんサイン会




「フェイバリット・ワン」
国内の弱小ブランドで働く駆け出しのファッションデザイナー、夏帆23歳。
恋も仕事もどこか中途半端だった夏帆は、様々な男性と出会い、パリコレで刺激を受け、野心に目覚めていく。
もっと素敵な恋愛をしたい。もっと上質な洋服のデザインをしたい。そして、世界から認められたい――。
どこにでもいる「ふつうの女の子」の殻を破り、「特別な女の子」へ。
運命を切り拓き、やがてオリジナルブランド「NATSU」を立ち上げる夏帆だったが……。
仕事の成功も本物の愛も大きな挫折も、自分の手で選びとる。
甘くて苦い21世紀のシンデレラ・ストーリー。
女性誌「MORE」連載中、毎月大きな反響を呼んでいた大人気作品がついに刊行!


面白そう!
林先生のサクセスストーリーを描いた小説はどれも好きなのだが、これは、私の一番好きな小説「戦争特派員」を彷彿とする内容じゃないか。(あ、でも「戦争特派員」は、サクセスの予兆で終わるんだっけか)


サイン会…嗚呼、楽しみすぎて心躍る。
林先生のサイン会、もう何度目の参加だろうか。
当日、残業がないことを祈る。
定時後、マッハで神保町へ向かいたい!

会社員時代の林先生は物凄くいじめられたそうだ。でも「いつか見返してやる」と野心を持ってやがて成功された。
私の野心は「独身を貫くこと」、それだけだ。
いかに、惨めっぽくなく、クマとマイペースな生活をし続けられるか。それだけ。
そんな私でも林先生のファンであり続けて良いのだろうか。


明日は実家に帰省。
磨耗した心にパワーをチャージするべく、のんびりしてこよう。

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ニキビの芯

2014年03月27日 22時54分56秒 | Weblog
某さんに「にたにたして気持ちが悪い」と言われた。
制服管理業務という新しい仕事のプレッシャーもあり、負けないようにくじけないように、なるべく笑顔でいなきゃと思っていたことは事実だが、それが他人に「にたにたして気持ちが悪い」と評価されることだとは思ってもみなかったのでショックだった。言われた瞬間、涙が出そうだったが、大人気ないとぐっとこらえた。その後も「私、気持ち悪いのか」とずっと考えてしまい、悲しくなった。


また、先般、人事部女子に婚活パーティの誘いをいただいていたのだが、何が何でも結婚したくない、してたまるかと思っている独身主義者の自分が行くのもなぁと思い、断った。合コンと婚活パーティでは意味合いが違ってくる。軽々しく参加はできないと思った。そんな私に彼女は「いいんですよぉ。人数あわせですからぁー」と。その言葉にめまいがした。そんな会に私を呼んだのか、この子。悩んで損した。

普段ならば、笑って済ませられるのだが、今はメンタル的に不安定な状態なので、やけに心に突っかかった。
みんな、私が傷つかないと思っているのだろうか。
この人ならば何を言っても平気だと思っているのだろうか。


そんなこんなでイライラMAX。飲みながら一人カラオケ(1時間)で発散。
「空と君のあいだに」を歌いながら泣くとかヤバイと思う。
吉熊視点の歌で、吉熊が私を思っている歌詞なんだと妄想すると、たまらなく泣けるんである。
私が涙のときには 吉熊はポプラの枝になる・・・。ううっ。

そして、泣きながら、私はこの2週間、辛かったのだとやっと自覚できた。









まだ食欲もあるし、薬を飲んでしまえばぐっすりと眠れるので、2005年後半のような症状は回避できるとは思うが、なんとも綱渡りのような日常を送っている。
何が耐えられないのか、不満なのか、怖いのか。
明確には分からない。それらを突き止めようとすればするほどただただ悲しくなっていく。
泥のような不快は終始、全身の肌に纏わりついてて、心身の柔軟性を欠いている状態だ。
セルフ認知行動療法を試みようとするも、如何せん、柔軟な思考ができず、思考がフリーズしてしまうか恨みにいきつくだけ。
そして、ネズミが車輪内を走るように、考えが輪を堂々巡りしてしまう。

一つ言えることは、制服管理業務のプレッシャーはそれほどでもないが、それ以外の仕事が溜まるのがやはり怖いということである。
上司は「半年後でもいいんだよ」と言うが、それでもやれるものは早く終わらせてしまいたいと長年の癖なのか、思ってしまう。
特に私の場合、2週間に一度は心療内科に通院してて、どうしてもその日は定時に上がらないといけないという焦りもある。
また突発的な業務も多々してあるので、そのときにパニックにならないかが不安だ。

業務が増えることへの順応力を養おうと思っていたのだが、なかなかそれは叶わない。
居心地の悪さだけが増えていく。
はぁ・・・。

しかし嘆いているだけでは前に進まない。
メシが食えないではないか。


「ニキビは中の芯を出さないと治りにくい」と昔誰かが言っていた。
最近の私は、ニキビを患っていたんだ、きっと。
今日、カラオケで泣けたことで、その芯がでたような気がする。
もう少し、自分を信じてみよう。

明日は気持ち悪くない笑顔ができますように。


※連日、愚痴の日記になって申し訳ない。

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雨のち晴れ

2014年03月26日 21時46分18秒 | Weblog
昨日の件で、社長・吉熊上司と三人で話し合いがあるというので、ちょっと緊張しながら寝た。
なかなか寝付けなくてマイスリーを微増。
今朝はソラナックスを「眠くなるかな」と案じながら飲んで出勤。

そしたら、話し合い・・・終わってた。

まあ、別にいいんだけど。私の意見なんて聞いてくれないんだなと思った。

「優先順位を考えて仕事をするように」「効率的に行うように」と吉熊上司に言われて終わった。
制服管理業務の件は辞めたパートさんほどのクオリティは求められていないらしい。
また、従来の業務は、「これ、早くしないとあの人、困るんだろうなあ」というもの(支払いの締めなど)に限ってはそれを優先的に行い、それ以外は「半年後でもいいよ」とのこと。なんだか安心した。吉熊上司がいいって仰るのだったら安心。

「雪だるま式に仕事がたまってく」とガクブルする必要はないらしい。制服管理業務を口実に他の業務が滞ってもOKという意味ではなさそうだが、まあ無理すんなと言うことらしい。また、衣替えの件については、後輩男女の力も借りられるらしい。心が幾分軽くなった。
最低限のことはするけど、制服の件で必要以上にやきもきするのは辞めた。





今日の晩御飯は、ほっともっとの「しらす弁当」
やべー、美味しい。
週半ばだけど飲酒もしちゃう。
吉熊と乾杯。





そういえば、建て直しをしている実家が着々と完成に向かっているらしい。






おおー!
玄関がハイカラではないか。
劇的ビフォーアフターのテーマソングが流れてきそうである。





この写真に写っている木蓮は、私が中学校に入学したときに庭に植えられたもの。
私は藤の木が良かったのだが「藤は成績が垂れ下がる」と家族の反対を受けて、木蓮にした。
春が来てもずっと咲かなかったのだが、私の高校受験の合格発表の朝、一輪だけ咲いた。
思い出深い木なのである。

引渡し日は4月下旬。
前の家はかなり老朽化してて住みにくかったのだが、新しい家はさぞかし住み心地がいいに違いない。
楽しみである。


来月、小学校時代からの親友わたと東京国立博物館で開催されている「栄西と建仁寺」に行く。

博物館のあとは美味しいものを食べて、カラオケでスパーキング予定。
選曲は、寒くなるような懐かしくてマニアックな名曲を中心に。←いつものパターン。
CHA-LA HEAD-CHA-LA」で華麗に〆。
スパーキング!!
このイベントも凄く楽しみ。


楽しみの種は前へ撒かないと!
気持ちを切り替えて、明日も頑張ろう。



パブロフの犬状態

2014年03月26日 00時11分32秒 | Weblog


心療内科の待合室のモニターでエンドレスで流れている動画発見。
もう8年も同じものを見てるので、パブロフの犬状態だろうか・・・待合室にいるときの気分になる。
「この2週間なにしていたんだっけ」とか考えてしまう。

救いを求める気持ち。点検してほしい期待。さまざまな気持ちで、私はあの待合室にいる。



やってらんない

2014年03月25日 21時52分50秒 | Weblog
残業をしていたら、また社長に
「何してるんですか」
と言われた。

パートさんが辞めて、制服管理を一挙に任され、自分の仕事もしなければならなくて、結果、残業になってしまう。
そのことを社長に伝えたら
「え?あなたがやってるんですか。新しいパートさんがやってるんじゃないんですか、制服」
とか言われた。



・・・。




「まあ制服はなくても死にませんから。省けるところは省いていかないと。あなた疲れちゃうから」
とのこと。


まあ、なくても死にませんが。
なんだかその言葉にがっかりしてしまった。



「私がいたらなくてすいません」
と言うので精一杯だった。



制服業務を引き継ぐと決まって2週間。
私は自分なりによくやってきたと思う。
引継ぎ時間実質2時間でほとんど無の状態から、よくここまでできたなと。

店から申請書が届く→破損の場合は着用期間2年以内は店に注意する→在庫から同じサイズのものを探すor業者注文→しばらくすると店から破損した制服が届く(ほとんどクリーニングされていないし名無しで返ってくる。大量に)→廃棄。綺麗なものは在庫としてとっておく。
返却してきた人をチェック。

返却してこない人には電話で催促。なかには退職者でも返却してこない人がいるので、人事部に言って返却してもらったり、クリーニング代を請求してもらったりする。





自分本来の仕事は、制服関連については、制服の業者への連絡。預かってもらっている在庫にサイズの穴が出ないように注意を払ったり、来期分の生地の染めなどを手配。月末の経費の締め業務。稟議書の作成など。
そして年に一度の新卒研修。制服の試着会があり、希望サイズを確定させる。その注文。最近はその準備でも忙しい。


そういうの、彼はきっと知らないんだろうな、と。
ただ私が無駄に残業しているのだと思っているのだろうな、と。

そう思ったら、本当、やるせなくなった。
2週間、我武者羅にやってきた自分が馬鹿らしく思えてきた。
ストレスとプレッシャーを抱えて、私何やってたんだろう、と。


「明日、吉熊上司と三人で話し合いましょう」
とのこと。
別に話すことなんてないんだが。効率化、効率化って言うが、まだそこまでたどりつけていないのが本音。
どうしたいのかというビジョンはまだあやふやだ。


無駄を省くのは私も賛同。しかし、「あれ無駄ですね」「これ無駄ですね」と指摘され、あとでトラブルになってしまって尻拭いするのは嫌だ。そこらへんのリスクとか明確に主張しておかないと。

そして明日は、きちんと自分が置かれている立場を述べようと思う。
だって、あの会社、黙っているとつぶされそうになるんだもの。
自己犠牲はもう勘弁だ。掃き溜めになってたまるか。
私はなんでも屋じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
日陰の仕事を大量に任された挙句、その質ばかりに着目され、量は無視で、残業したら晒しあげるってどうなんだ?
おかしい。
やってもやらなくてもいい仕事なんてあるわけない。やらないといけないんである。


あー、やってられない!!
と、飲んでいるなう。
そして、心の中に内在化する心療内科医クマ医師と妄想診察なう。





愚痴はここまで。

いつも通る道に木蓮が咲いていた。
もうこれを見るのは13回目だ。
13回目の春の訪れを感じた。

明日13年目(入社は14年目)の実力を発揮しよう。淡々と。







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未来の妄想、硝子の靴

2014年03月24日 23時03分04秒 | Weblog
昨日の鎌倉土産を同僚に配布。
鳩サブレー。
ぽっぽ!!




また、友達の結婚式のため山形に帰省していた後輩男子ししゃも君のお土産が美味しかった。

つや姫のしずく、とのこと。
米粉とカマンベールのお菓子で美味しかった。風味豊か。つや姫は米の品種らしい。へぇ。


今日は朝から殺伐としていた。
午後からは新卒研修の制服試着会の会場設営。もう慣れたもんで1時間ほどで終わった。
その後は個人情報保護法の講義の「練習」
嗚呼、緊張する・・・。うまくできるかな。
また席に帰って、仕事、仕事、仕事・・・。残業後、歯医者さんへ。


3/11より通い始めた歯医者さん。
まんま冬彦さん似で個人的に萌え。声が小さくて幾分早口なのはアレだが。

ドラマ「ずっとあなたが好きだった」
冬彦さん



ん。他の誰かにも似ているぞ。
ふと考える。
そうだ。中学時代好きだったM橋くんに似ているじゃまいか。
ひょろっとしてて、メガネ男子。手羽先のような指。勉強はいつも学年トップだった。特に英語の定期試験では、いつも100点だった。

「亮子さ~ん」と第二ボタンを片手でいじりながら飄々と声をかけてきたM橋くん。
席が隣だったので、よく話した。優しくて繊細で負けず嫌い。
マニアックな邦楽が好きで、よく二人で盛り上がっていたな。

卒業式のとき、女友達が結託してくれ、彼から第二ボタンをゲットした(半分脅し)。
「ずっと大切にしてくれるならば・・・あげる」とのことなので、いまだに宝石箱に入れて所持している。
忠実すぎるだろ、自分。どうするんだよ、これ。マジで。


・・・今頃何してるんだろ、M橋くん。
どこかの国公立大学に在籍してたまでは知っているけど。もう結婚して子供がいるのかな。


M橋くんも冬彦さん似だった。当時あのドラマがリアルタイムで放送されていたので、「Mっちゃんって、冬彦さんに似ているよね」と女子に噂されていた。



歯医者さん=冬彦さん=M橋くん
よって歯医者さん=M橋くんという構図が導き出される。


今、大きな口を開けて馬鹿面しているこの顔を見ているのがM橋くんだったら?・・・そんな妄想を抱きながら、治療を受けた。
妄想をかきたてるために、薄目になって歯医者を凝視。うん。M橋くんに似ている!←確信。

人の妄想なんて∞。深く深く・・・。脳内が中学時代の自分に戻っていた。

うっとり。


・・・機械音の端々で歯医者さんの声が聞こえるが、今、それどころではない。
絶賛妄想中なのである。
「あ~、あい(はい)」と返事し続けていたら、どうやらうがいを促されていたっぽい。あらやだ。妄想が過ぎたこと。おほほ。

妄想を中断し、うがいをしたら、血が混じった唾が穴に吸い込まれていった。

それを見て、現実を知る。
今は2014年。私は今36歳の独身会社員なのだ。


魔法が切れたシンデレラは、妄想の階段をトホホと下り、現実の世界に帰る。
第二ボタンという硝子の靴に心を引っ張られながら。


明日も忙しくなる。
朝から来客だぜ。
頑張る。

もしM橋くんに再会したとき、「第二ボタンまだ持ってるんだけど」と言う自分が、少しでもいい女でありますように。





鎌倉ぶらり旅

2014年03月23日 23時36分08秒 | Weblog
鎌倉へぶらり旅。

英勝寺(鎌倉で唯一の尼寺)→鏑木清方記念美術館(私の好きな日本画家)→鶴岡八幡宮というコース。
春の陽気についお出かけしたくなった。
昨日は一日部屋でくすぶっていたので、今日は春の陽気のなかを徘徊したくなったのである。
「そうだ、鎌倉 行こう」みたいな。

柴田よしきの短編集(「猫と魚、あたしと恋」←おもしろい)をお供に電車内を過ごす。


鎌倉駅に降り立ち。まずは英勝寺。
前々から行ってみたかったのである。

10分ほど歩いて到着!!
思ったより遠くなかった。
門は洋風。かわいい。



尼寺ということもあり、庭園は様々な花が植えられていた。
少し実家の庭に似ていなくもない。






水仙





竹林
かぐや姫を発見できそうな雰囲気である。



今は昔。竹取の吉熊といふものありけり。



遠くで、東京ではあまり聞かないような鳥の鳴き声がする。
ぴ~ひょろろろ~って。

風がそよぐと、頭上一面に広がる竹が僅かに揺れ、足元の日があたる場所を変える。
非日常的な空気に心身が凛とした。

久石譲の「Oriental Wind」が似合いそうな雰囲気である。


山門も立派である。



踏み切りを渡り、民家が連なる住宅街を歩く。
昔、母が「鎌倉のお宅の庭先には高級な花や木が植えられている」と指摘していたが、たしかにそう思う。
レモンまで植えられているよ!すげー。



チンチョウゲの甘い香りに導かれ「鏑木清方記念美術館」へ。







鏑木清方のことは、日本画が好きな元人事部長に教えていただいた。
明治~昭和期の浮世絵師、日本画家。
近代日本の美人画家として上村松園、伊東深水と並び称せられる。作品は風景画などはまれで、ほとんどが人物画であり、単なる美人画というよりは明治時代の東京の風俗を写した風俗画というべき作品が多い。


楚々とした雰囲気に惹かれる。
上村松園、速見御舟の絵同様、見ていると幸せな気分になる。
淡く清らかで上品な空気が画面に広がっている。


「朝涼」

→夏の朝の涼しさが伝わってくる。
おさげ髪の少女の美しいたたずまいに吸い込まれていきそう。


「嫁ぐ人」

→当時の人も指輪をしていたのだということが判明した。着物の上にネックレスまでしている。これは衝撃的だった。
また、手前の女性の着物の大胆な蝶などが、当時の流行を感じさせる。
左手上部にオウムが!!このオウム、喋るのだろうか。


ほかにも「舞妓」など素晴らしい絵が飾られてあり、絵葉書を数枚購入。




小町通りを歩く。
焼きたてのおせんべいが美味しい。



鶴岡八幡宮へ。
桜が咲いていた。
青空に桜って、清々しくて好き。今年も薄紅の季節が到来したもよう。



こぶしの花も咲いている。白の花弁が春の陽射しに映えて楚々と揺れていた。



あせび(一昨年、はなリラ殿に教えていただいた花の名前)
可愛いな。コロコロと揺らしてみたい。






鶴岡八幡宮へは、小学校6年生の修学旅行で来た。
以来何回か来たことがあるが、そのたびにあのときのことを思い出す。



折れた大イチョウ。

公暁がこの銀杏の木に隠れて待ち伏せ、源実朝を殺害したという伝説があり、隠れ銀杏という別名がある。
修学旅行のときに男子がそれを再現していたっけ。


八幡宮の「八」が鳩さんの形。ナイスデザイン。ぽっぽ。実家のはと吉くんは元気なのだろうか。



昇ってみた。



参拝。
「仕事でミスをしませんように」←やっぱり仕事のことを引きずっている。


小町通りをぷらぷらし、駅へ。
鳩サブレを購入。
明日、職場の人に配ろう。


鎌倉は、幕府があった都市独特の濃密な時の重なりを感じる。
とても素敵な町だ。東京から1時間ちょっとで来られるので、また来たい。
いつもは紫陽花の時期に来るのだが、ここ数年は試験があって来る機会を逃していた。


電車に揺られて東京へ。
夕焼けを車窓に見ながら、満喫感に浸る。

リフレッシュ、成功。


明日からまた労働に勤しもう。
新卒研修の練習とか準備など、怒涛の一週間になるであろう来週。
少し怖くて、でも少しわくわくする。
頑張ろう。


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ダラダラ最高!!

2014年03月22日 21時01分26秒 | Weblog
起き上がれない。起き上がれないんである。
昼過ぎ、目覚めたのだが極度の無気力が私の上に透明な塊となって覆う。
この一週間、制服業務で気が張っていたのかもしれない。
疲れてしまって起き上がれないなんて超久々だ。

あきらめて、今日は一日、何もしないことにした。

夕方ようやく布団から出て、ネットをぷらぷら。

通販で目を付けていたワンピをポチッと購入。



花柄には目がない。特に素材がシフォン系で黒がベースにあるワンピースが好き。
映画「マレーナ」でモニカ・ベルッチが着ていたようなやつ。


届くのは来週。
これ着てどこに行こうかしら。
ああ、恍惚。
春の陽気+シフォン地の服って神コーデだよな。


先日大々的な断舎離をして「もう服を買うときは熟孝しよう」と決めたはずなのにこのざまである。

咥えタバコでネットを徘徊し、疲れたら布団にダイブ。
スマホをいじり倒す。
先日名古屋に転勤になった同期とLINEでおしゃべり。名古屋のグルメについて色々教えてもらった。

疲れたら目を瞑る。
その繰り返し。
ダラダラ最高!!

やがてタバコが底を尽き、お腹が空いてきたので、軽く化粧をしてコンビニへ。
その後お弁当屋さんへ。
親子丼380円をお買い上げ。
店内には私のような、いかにも三十代で休日をある意味満喫中の女性が4人ほどいた。
彼女たちに勝手に仲間意識を持ってしまう。


いただきます!!


やべー。うめー。
満腹感を味わいながら一服。


ダラダラ最高!!

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お疲れさまでした

2014年03月21日 22時24分53秒 | Weblog
本日、パートさんが退職。
彼女とは13年間一緒に仕事をしてきた。
まだいなくなる実感がない。いや、私は、制服業務が忙しいことに極力注力するようにして、寂しいという感情に蓋をしていたのかもしれない。現実を直視したくなかったのだ。彼女が退職すると知った3月上旬より、どうも情緒が安定していなかったのはそのせいだ。きっと。


今日は彼女の送別会。
16年飲み会というものに出席していきたがこんなに気が重い飲み会は初めてだった。
あまり円満退職というわけではないからだ。
予感は的中し、・・・ちょっとした通夜であった。幹事が喪主に見えるのは気のせい・・・?BGMが木魚のリズムに聞こえるYO!

アルコールを重ねていくと若干場は和んだが、けっこうつらかった。普段、気が利かない私が手持ち無沙汰になり、空いた皿やグラスを片付けるほどである。

料理はまあまあだった。




個室の外でタバコを吸っているとパートさんが来た。

泣くまい泣くまいと思っていたのだが、・・・やっぱり泣いてしまった。
彼女との13年間が走馬灯のように流れていった。
また、鹿児島にいるお母さんのこととか激しく共鳴。
上京した社会人が「あと何時間親と過ごせるのか」とつい考えてしまうことなど。

「あ、泣かしちゃだめじゃない」
とトイレ帰りの吉熊上司がちゃちゃを入れに来た。
その笑顔を見て・・・ああ、私の上司が彼で本当に良かったと痛切に思った。


「パソコンを触ったことがないような私を雇ってくれ、一緒に働いてくれてありがとうございました。勉強になりました」
と大人の挨拶をしてパートさんは去っていった。


帰りの電車。
女子3人と今日の反省会。
すでに三人とも「来週から、仕事・・・回るのだろうか」ということが脳内の大半を占めていて、ウケた。

今年度、大好きだった他部署のI姐さん、他部署の次長、そしてパートさんが辞めて行き、「次は私か」みたいな恐怖をジリジリと味わっている。サバイバルな会社員生活である。足の引っ張り合いとか罠はそこらかしこに仕掛けてある。こえー。

帰ったらLINEで「来週も頑張ろうね」と吉熊上司から後輩女子Cちゃんと私にメッセージがあった。
とりあえず、頑張るしかない。


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久々にタイスケくん

2014年03月20日 22時44分50秒 | Weblog
後輩男子タイスケくんと久々に一緒に仕事をした。
今、彼は片足半分を人事部に突っ込んでいる。

先日彼は、お札カウンターを通販で買ったらしい。
で、妻に見つかり、激怒されたとのこと。

「自分もあんなものを買った自分を怒ってやりたいですよ」
と、ヘヘヘっと笑うタイスケくん。

相変わらず面白い。


なんだかなあ・・・

2014年03月20日 21時54分32秒 | Weblog
一応、13時~15時まで制服業務に当てようとしているのだが、足りない・・・。
夕方店舗から申請書が届くと「早く送ってあげたい」という気持ちが抑えきれず、つい制服業務をしてしまう。きりがない。
気付けば17時から自分本来の仕事をしているという、もうね、むりぽっぽ。
支払いの締め業務もそろそろ行わないと、しかも増税絡みで今月は複雑なんだよなー・・・。
喫煙が捗るぜ、まったく。ふー。


もう一つ。
最近全社的にパソコンの入れ替えがあったのだが、後ろの席のオッサン2人が大騒ぎしている。
「シャットダウンのやり方がわからない!!」
といっては、いちいちシステムの人を呼びつけるのである。
極めつけは、
「マイコンピューターがない!!」
・・・これには吹いた。一生探してろよ。そこらへんにあるかもよ。

オッサンたちの決め台詞がこれまた震撼もの。
「普通、パソコンを新しくしたら説明ぐらいするだろ。そんなの常識だ!!」
「こんなに不便になるとは。江戸時代に戻った感じだね」
とかいって怒り出すんである。
江戸時代はお前だろ。マイクロソフト社に謝れ、バカたれ。
感じが悪い。大した仕事もせず、毎日定時きっかりでタイムカードを押すくせに。たまに朝から堂々とエッチなサイトとか見ているくせに。普段、他部署の誰ととも交流がないので、こういうときに他人に当たりたいのだろう。最低である。
私だって、最初はエクセル操作で「新しいパソコン、使い勝手が悪いな」と思っていたが、なんとか慣れてきたぜ。


明日も出勤。しかも朝礼前に防災訓練があるので早めに出勤しないといけない。若干イミフ。
いつもより20分早く出勤するとなると、前日から薬を飲む時間などを調整せねばならないので迷惑である。

しかも明日は同じ部署のパートさんが退職する日だ。
新しいパートさんが入ってきて、その引継ぎで忙しいらしく、私、制服の件は殆ど彼女から引き継いでいないんだけど。それでも回ってしまう会社の不思議さよ。

年始、「朝(始業前)のお茶室当番が女性社員だけに回ってくるのはいかがなものか。男性社員だってお茶室使うじゃん」という提案が社長まで届き、「午前中勤務で毎日出勤できるパート」を雇い、女性社員はお茶室当番の呪縛から解き放たれた。
代わりに月・木・金(9時~15時)契約のベテランパートを辞めさせて制服業務が私のところに来た、というのが経緯。
新しいパートさんは「毎日出勤できる」と言っても、祝日出勤と土曜出勤は出勤できないっぽい。

他の女性社員は業務が減ってバンザイだけど、結局、私にだけ制服業務が来るという。なんだか私だけ損している感じ。
さっそく明日は祝日出勤であるからに、新しいパートさんは休み。・・・私にお茶室当番が回ってきた。

今回のパートさんの退職は円満とは程遠いもので、明日の送別会は絶対やばいやつになりそうな予感。荒れるぜ。春なのにブリザードが吹くかもしれない。ぴゅゅ~。
誰もかも、明日の送別会について、あまり楽しそうな予感をかもし出していないのでは?と感じるのは私だけだろうか。
こうなったら、たくさん飲んで喫煙プハプハしたいのだが、明日の送別会は妊婦Yちゃんも来るので、・・・吸えない・・・。ちぇっ。


なんだかなあ・・・という木曜日である。

疲れた・・・。



珈琲談義

2014年03月19日 22時35分35秒 | Weblog
仕事中、後輩女子に声をかけたが、彼女は気付かなかった。
か細い声でもう一度声をかけたら
「え?」
とCちゃん。今度は気付いて貰えた。

その一連の光景を見ていた吉熊上司と後輩男子ししゃも君に笑われた。
「一回聞けば分かるよな?」
と吉熊上司がCちゃんに言って、みんなで爆笑。

「すいません!!!」
とCちゃん。
今日も一日楽しかった。

定時上がりで、今日は後輩女子Cちゃんとお買い物とお茶。
明後日、退社するパートさんへのプレゼントを連盟で贈ろうと二人で出かけた。
「何が良いかな」
「Tさん(パートさん)って猫好きなんですよね」
などと話しながら店内を徘徊。
Cちゃんのプレゼントのセンスは高く、頼りがいがある。10分ぐらいで決定。

「今日は語ろう」
ということで上島珈琲店へ。

私は、スモークサーモン。Cちゃんは、ビーフパストサラミサンド。
Cちゃん、念願の上島珈琲店だったらしく、感激していた。




話題はやはり、明後日辞めるパートさんの件。
「会社の流れ(意向)にうまく乗れないとね」
という話に漂着。


また、三十代半ばで喫煙仲間のN係長(女性)と私が、なぜだか「気弱な狩人」という設定の妄想話に花が咲いた。
二人とも気弱なので獲物を見つけても鉄砲が撃てないんである。

N係長「ちょっと~、あの狼さ~、亮子ちゃんが撃ちなよ~」
私  「え~嫌ですよ~。N係長のほうが上手じゃないですか。てか一服したいんですけど」

結局、そうこうしているうちに獲物は逃げてしまい、空腹の私とN係長は草などを食って腹を満たすという・・・そんなオチ。
現実世界でもそれに似たようなエピソードがあり、爆笑。



また他部署の某女性社員が元ヤンらしく、その妄想話で大爆笑。
下妻物語の舗爾威帝劉(ポニーテール)みたいだったんじゃね?みたいな。紫の口紅とか・・・?
「今ではあんなにエリート街道まっしぐらなのにな」
「ですよねー。バリキャリですもんねー」


そんな妄想話をしている私たちもどっかのだれかの妄想話の餌食になっていると思うと怖い。
そのことを述べると、Cちゃんは
「まあ、でもお互い様じゃないんですか。有名税ですよ、有名税」
と。だよなー・・・。



先月、人事部○○さんの結婚式の二次会に参加した我々。
正直、我々は○○さんがあまり好きではない。
そんな彼女から、昨日私は婚活パーティの案内メールをもらった。
しかも○○さんの旦那の会社主催だとか。何それ旦那自慢したいの?ん?
「てかさー、結婚式二次回の写真、彼女にデータで送ったのに、『ありがとう』がないんだけど。キスしてる変なショット。私、スルーされちゃったのかしら。なんだったら半目の送ればよかったー」
「マジっすか。そんな婚活パーティの案内より、まず『ありがとうございます』ですよねー。ありえません」
なんていう話も展開。
もちろん、○○さんのメールは華麗にスルーするけど。


すっきり。


パートさん退職で制服業務が私のところに来て、ずっと気分が乱れていたが、昨日の心療内科と後輩女子Cちゃんとのデートで、前向きな気持ちにエンジンがかかった。腹をくくったとでも言おうか。やっと、新業務を自分の仕事だと受け入れることができた。
この新たな業務は、社長が私に「育ててみなさい」と与えてくれた「種」や「畑」で、私はその「花」を咲かせることに一生懸命であればいいのかな、と。結局、会社ってそういうことの集積なのかな、と。
咲かし続けることができたら、昨日、クマ医師が言っていたように、結果を全力でアピールして評価を期待しようと思う。結果は後から着いてくる。今はただ頑張ればいいのだ。


酒なしで3時間語り、デトックスできた。
Cちゃんの前向きでユニークで毒舌な考え方は勉強になる。


先々週から行ってきた断舎離&盛り塩の効果が出てきたのだろうか。
気持ち的にも運気的にも上がってきたような気がする。
自分の置かれた環境に満足し、愛おしくも感じる。

この流れに身を委ねながら、頑張れ、私。