世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

季節限定品ゲット…

2007年07月31日 21時18分40秒 | Weblog
喉がイガイガする。
煙草が美味しく感じられない(半減)。
眠い。
頭(目の奥)が割れるように痛い。
寒い(私だけシベリアにいるようだ)。
微熱。

…→恐らく風邪を引いたらしい私。
しかも、馬鹿しか引かない季節限定品「夏風邪」を。

月末の絞めで忙しいのだが、仕事を定時で切り上げてかかりつけの内科へ。(初めて胃痛のときにお世話になった町医者)

フロモックス(抗生剤)
トロキシン(胃薬)
インテバン(鎮痛剤)
いつも飲んでいる薬(ソラナックス、マイスリー、パキシル、パリエット)との相性は悪くないですよー、と医師に言われたが、些か不安。こんなに飲んで大丈夫だろうか。

しかし、明日は月初。
絶対に会社を休めない。
今夜は早く寝よう。
早く治そう。



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水溜まりをハイヒールで越えるように

2007年07月30日 22時39分10秒 | Weblog
自民大敗で、今朝の寄付直後、日経平均株価は前日比200円安をつけた。

よって、私の午前中はバタバタして終ってしまった。
気付くと、窓には豪雨が打ち付けられていた。
時々鳴り響く雷にドキッとしてしまい、書類を持つ手が止まった。
雷が多い街・宇都宮で育った私だが、雷は嫌い。

後場の市場は落ち着きを取り戻したので、隣の建物に行くために外に出た。
非常口を開けると、7月とは思えぬほどの爽やかな世界が広がっていた。
雨上がり。
適度に湿った空気。
穏やかにコロコロと笑っているようなお日様。
ひんやりとした風が、まるで森の中のそれのように頬を通り過ぎていった。

まだまだ月曜日。
そして、まだまだ夏は始まったばかりだ。

でも、こんな素敵な日は、神様からの贈り物って思わないと損な気がする。

えい!

キラキラ光る水溜まりをハイヒールで越えてみた。

ご機嫌な私。

夏休みまで、あと11日。
このまま頑張れ、自分。
水溜まりのように簡単に越えられればいいのに。


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今 私を動かすのは ダイヤモンド

2007年07月29日 23時40分01秒 | Weblog
雨。
そして、雷。
昼間なのに、ずっと蛍光灯を着けっぱなし。
なんだか、一日中夜みたいな雰囲気だった。
雨と雷の音を聞きながら、昨日映画館で購入した「夕凪の街 桜の国」のノベライズ版を読破。
そして、最後の頁を捲る頃には、昨日と同様に涙。
映画も小説も良いのは、やはり原作の漫画が素晴らしいからなんだろう。

夕方、風呂に入り、化粧をし、選挙に行く。
雨は上がっていたが、辺りは薄暗く、時々遠雷がゴロゴロ鳴り響いていた。
…異様な雰囲気。
下町のここら辺では、この時間に歩くと、各家庭から漏れる匂いを感じられる。
お風呂場から漏れるシャボンの匂い、
夕御飯のカレーの匂い、
蚊取り線香の匂い。
そんな匂いに幸せな気持ちになりながら歩いた。

自分が良いと思う投票をし、近くのショッピングセンターへ。

旅行まで、いよいよ2週間を切った。
その準備だ。
旅支度は楽しい。

旅行用シャンプー(「いち髪」のトライアルセット←安かった)、
下着、
サンダル、
日焼け止めクリーム、
絆創膏、
ハンカチ、
…あとは前日におやつ(300円以内)を買おう!

あ、忘れてはいけない!
旅行用MDを編集せねば。
昨日観た映画「夕凪の街 桜の国」の中、プリンセス・プリンセスの「Diamonds」を七波と東子がラブホテルの風呂で歌っていた(あ、ネタバレかな)。

なぜあの映画のあの場面に、あの歌が採用されたのだろうか。
今日、ずっと考えていた。

ボーカルの奥居香が広島市出身だからだろうか。
色々と考えているうちに、「Diamonds」を旅MDに入れることに決定した。
しかも、今年の旅のコンセプトは「Diamonds」にした。
(昨年のコンセプトは自分の現在・過去・未来を考える「トリロジーの風に吹かれて」)。

♪何も知らない Ah(Ah) 子供に戻って
 Ah(Ah) やり直したい夜も たまにあるけど
 あの時感じた Ah(Ah) 気持ちは本物
 Ah(今) 私を動かすのは ダイヤモンド

ダイヤモンドの原石は研磨しないと価値がない。
研磨の仕方で価値が決ると言っても過言ではない。

今の「私(ダイヤモンド…?)」を作り上げてきた物・人・景色・音楽…等を宝物だと思えるよう、
そして、もっと沢山の宝物と出会えるよう、
私自身が輝いていないと…そんな気持ち。
旅行も、宝物探しの一環。

楽しいことを考えよう。

来週一週間を戦い抜くために。
それも旅支度の準備かな。


Ah(Ah) うまく言えないけれど そんな気持ち~♪

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映画「夕凪の街 桜の国」

2007年07月28日 23時45分14秒 | Weblog
本日公開の映画「夕凪の街 桜の国」を観に行った。
最近、休日をまったりと過ごしているせいか、観たい映画があっても、あれよあれよという間に終ってしまう。
しかし、今日は違う。
あの映画の公開日だから…。

この原作は、大好きな、…というか、私の中で特別な漫画である。
2005年夏、広島にある平和資料館を訪れた時、売店コーナーでこの本に出会った。
「装丁が綺麗だなあ」という単純な理由で購入。
その夜、尾道に行く電車内で読んだ。
淡い装丁とは裏腹なほど悲惨な物語。
それまでの私の感情を総動員させても言葉にできない、…言葉にならない残酷な物語が苦しく、涙が溢れた。
(http://blog.goo.ne.jp/ryoko-davidoff/e/f8f0b6750c87dfacb49cf35e6baa512c)

さて、映画。
どんなふうに映画化されているのか、ドキドキした。作者でもないのに、ちょっとした親心が宿ってしまうぐらい、この作品は特別なのだ。本当に。

以下ネタバレあり。

過去と現在の時代を背景に、二人の女性にスポットを当てたふたつの物語が描かれている。
ひとつは原爆投下から13年後の広島を舞台に、いつ原爆症が発病するかもしれない恐怖を抱えながら生きる女性・平野皆実(麻生久美子)が、同僚の打越(吉沢悠)から愛を打ち明けられたときに、幸せの一方で被爆した心の傷が再び痛み出していく『夕凪の街』
もうひとつの時代は現代。ある日、皆実の弟・旭(堺正章)が家族に内緒で東京から広島へと向い、娘の石川七波(田中麗奈)が彼の後をつけていくうちに、七波が自分の家族のルーツを見つめなおしていく『桜の国』。
(パンフレットの解説より)

「夕凪の街」
罪悪感を持って生きる皆実の心情が印象的だった。
「私は幸せになってはいけない」
原爆で肉親を亡くし、その罪悪感から幸せを遠ざけようとする心情は「父と暮らせば」の宮沢りえと似ている。

密かに想っていた同僚の打越に
「生きとってくれて、ありがとうな」
と、愛の告白を受けるシーンが好き。
そんな愛に包まれて、ようやく罪悪感から解放されつつあった皆実だが、結局、原爆症によって死んでしまう。

原爆投下から13年後、急に発症した原爆症。
その恐ろしさを感じると共に、彼女の人生はいったい何だったんだろうか?という思いが押し寄せてくる。

「嬉しい?
 13年経ったけど
 原爆を落とした人は私を見て
 『やった! またひとり殺せた』
 とちゃんと思うてくれとる?」

という皆実の最期の独白は、生きたくても生きられなかった彼女の無念さが凝縮されている。そして、せめて自分が死ななくてはいけない意味や理由を教えて欲しいという、想像を絶するような願い…。
また、その言葉は原爆を落とした…(そう、原爆は落ちたのではなく、落とされたのである)…人への皆実から送られた皮肉でもある。
作品のはじめの方、会社から自宅までの途中、「死んだはずだよ、お富さん~♪」と呑気に歌いながら裸足で川べりを歩く、そんな穏やかな皆実からはリンクしがたいほど強烈な皮肉。
それは、平和を訴える声でもある。
小さい声だけれど、後世を生きる者へのメッセージでもあると感じた。

皆実の姪・七波が自分のルーツを直視しながら、そのメッセージを受け継ぐ「桜の国」への繋ぎ方も良かった。遺伝子に組み込まれた核兵器の恐怖が静かに描かれていた。

去年、私が広島を訪れたちょうどその時期に、この映画の撮影があったそうだ。
そんな意味でも、この映画には運命を感じてしまう。

上映中、予想を遥かに越える量の涙が私の目から零れた。
原作を裏切らない映画化であった。
最高に素晴らしかった。

…今年の夏もまた、私はあの夕凪の街へ行く。
皆実のような犠牲者の声を、この心で感じてこようと思う。

「夕凪の街 桜の国」ホームページ
http://www.yunagi-sakura.jp/
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ぽっくんは歩く身代金

2007年07月27日 23時03分08秒 | Weblog
退職した他部署の後輩女子から、久々にメールが来た。
「死語友の会」のメンバーだった子だ。
死語、もしくは「ちゃま語」を仕事中に乱用しあった仲である。

「〇〇主任(私)、捺印してくれて嬉しかとぶぁい。ありがちょんまげ」
とかよく言われたなあ。

彼女からのメールにはこんな↑画像が添付されていた。
とりあえず彼女は元気らしい。
ぽっくん、安心したぶぁい。


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給食だったあの頃 そして今…

2007年07月27日 23時02分15秒 | Weblog
当第1四半期決算書類の「経営成績の進捗状況に関する定性的情報等」の文章、吉熊上司からOKが下った。
前回(前期第3四半期決算)から、この文章を考えるのは私の仕事になった。

当第1四半期における我が国経済のこと、
このような情勢のもと当社がやってきたこと
…を文章化するんである。

他部署の先輩が鳴きわめく赤ん坊を会社に連れてきたあの日、集中したいが故、下のフロアに篭ってまでも詰めたかった仕事だ。
私はこの仕事に命を賭けている。

吉熊上司からは「良いじゃない!」と褒められた。
嬉しかった。
しかし、問題は●●●ィ~(部長)と監査法人の先生たちのジャッジだ。
どうなることやら。


小学校時代、私は野菜を食べられない少女だった。
給食には栄養バランスを極めた結果である野菜料理が容赦無く登場していた。
野菜だけではない。
私は給食の玉子焼きも変に臭くて苦手だった。

3年生になりクラス替えがあった。
3組になった。
始業式、新しい担任(20代女性)は、給食を完食させる教育的指導をすると断言した。
しかも、連帯責任という意味で全員が完食できるまで昼休みは無し。

5年生になるまでの2年間は本当に辛かった。
当然、例えば…八宝菜を一口食べようとすると、噛み砕いて食道に送り込むまですごく時間がかかった。
また、たまに嘔吐もした。

昼休みを人生の楽しみにしていて、その極楽タイムを奪われた男子からは苛立ちの声が私に向けられた。
まさしく地獄絵図さながらの、サンサンサンさわやか3組~♪

偏食児の私は今以上に毎日「死にたい」と思っていた。
死ぬ意味が今よりもピュアであり、でも不透明であったから、簡単にそんな空想をしていた。

「給食が嫌。学校行きたくない」なんて言ったら母に殴られる。
登校拒否→ヤンキーという発想からではなく、義務教育を受けさせることは国民の義務であるという公務員の妻としての固い信念からだったと思う。
父は仕事・飲み会で深夜まで帰ってこない。

献立表を見つめながら、毎晩溜め息を吐いていたあの頃の私。

今、老いた両親は私に優しい。
甘えたければいつだって応えてくれる。

食事だって、毎日、嫌いなものをはじいて食べ、好きなものを好きなだけ食べられる。
昼休みは好きなだけ喫煙をし、好きなだけクマと公園で戯れられる。
そんな私を誰も責めないし、殴らない。
アウシュビッツなあの頃より、今の方がずっと自由だ。

ただし、その自由とともに『責任』というものが発生した。
その責任をどれだけ愛せるのかが、私の生活の質を左右するんではなかろうか。

そんなことを、アイス「しろくま」を食べながら考えた。

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少年よ 神話になれ

2007年07月26日 23時06分31秒 | Weblog
帰宅途中、ゲームセンターへ寄った。
ここに来るのは半年に一度ぐらいだ。
本当は、もぐら叩きをしたかったんだが、生憎設置されていなかった。
なので、「太鼓の達人」というものをやってみた。
リズムに合わせて太鼓を叩くというゲームである。
過去に3回ほどやったことがある。

とにかく何かを叩きたかった。…今日の私。
チャリン…200円投入。

3曲分楽しめた。
・アンパンマーチ
・にんげんっていいな
・残酷な天使のテーゼ


今日その機械で5位のハイスコアを出した。
凄いぞ、私。
しかし、気付いたら右の掌に血マメができていた。

叩きすぎた…。

針で刺して潰した方がいいのかな。謎。


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過激なイタズラ

2007年07月26日 23時06分14秒 | Weblog
凹むだけ凹んでみて、段々と腹が立ってきた。
だって、仕事でミスしたわけじゃないのに、ただ「嫌い」とかいう(たぶん)感情で、部下を無視したり、変にからかう味噌汁男っておかしくないか。

「私、悪くないもん」
先日、カキコしてくれたKANAKO殿の言葉が私の胸に広がった。

会社…お金もらうという神聖な場所で、いい歳(40歳)して、あんた何やってんの?と味噌汁男に言ってみたい。
また、客観的によく考えてみると、彼に対しては哀れみという感情がこみ上げてくる。

夕方、喫煙所で味噌汁男と二人きりになった。
通夜みたいな重い空気。

煙草一本分の沈黙。

昔は気を遣って「お疲れ様です」の一言も言っていたが、もう面倒になったので何も言わなかった。

「挨拶できないのは動物以下だ」

そんな遺言を残して死んだ祖父を裏切ることになったが、駄目だ。
おじちゃん、私、言えないよ…。ごめんね。

でも、仕事だけはしっかり、やろう。
そう、会社はお金をもらう場所なのだ。
性格の弱味は握られてしまっているが、仕事の弱味だけは絶対に見せるもんか。

私から仕事を取ったら、クマしか残らない。
哀れんでしまうほど切ない上司と一緒に仕事をすることは正直、ツラい。
しかし、そんなことより、…っていうか、あんなミクロなケツメドを持つ殿方上司に、仕事を、そして私の居場所を取られたくない。

彼が冷蔵庫に保管しているレトルト味噌汁のストック。
そこに、こっそりと糞を混入させてみたい。
知らぬ間にスカトロ汁を飲ませてやりたい!!!

ちょっと過激なイタズラかしらん。

ははは。
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やっぱり、無理

2007年07月25日 23時02分03秒 | Weblog
死ぬだなんて、やっぱりできない。

それは…

こんな可愛い吉熊を残して先立つなんて、私には無理だということに気付いたからだ。


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巡鬱歌

2007年07月25日 23時01分33秒 | Weblog
吉熊上司に、私の想いを伝えてみることにした。
堂々巡りな考えを自分一人で抱えることが、かなり困難になってきたからだ。
だから、誰か…そう直属の上司に相談しなければ!と、焦っていたのかもしれない。

ただでさえも忙しい彼。
しかし、貴重な時間を裂いて私の話を聞いてくれた。

仕事に集中したいのに、どうしても雑念が入ってしまうこと。…味噌汁男に無視されたり、逆に、聞くに耐えられないことを言われることに、とめどもないやるせなさを感じることも。
自分のココロを彼にこんなにリアルに語ったことはなかった。

味噌汁男は私のどこが嫌いなんだろう。気になって気になって仕方がない。

もう、どうしたら良いかわからない私。
そんな私にどう言ったら良いかわからない吉熊上司。

ふと、死にたいと思った。

生きていても、こんなに迷惑をかけてしまっている自分なんか死ねば良い。死ね。

「暫く休職してみる?」
重い口を開いて、彼はそう言った。

キュウショク…
給食と聞き間違えてしまった。

私自身、そこまで自分がおかしくなっているとは思っていなかったので、キュウショクが休職とリンクするまでに相当時間がかかった。
「俺は何もできないよ」
と、サラリーマンの模倣的解答をする彼。

それは分かっている。はじめから、彼にアクションを起こしてもらおうだなんて思ってはいなかった。

ただ、誰かに聞いてもらいたかったのだ。


♪だから
 私のうつはいつだって
 巡り巡って ふりだしよ…

って、ちょっとした巡恋歌みたいな自分のココロ…どうしたものか。
長渕キックの一つもしたくなるっつーの。

もう、考えるのも億劫だ。
疲れた。
何もしたくない。

休職か…。
寝耳に水だ。
第一、その間、私の仕事はどうなるんだろう。
非現実的な話じゃないか。
それに復帰しても私の席が無くなる可能性とか、疑ってしまう。

次回の心療内科デーにクマ医師に相談しよう。そうしよう。



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子宮美人

2007年07月24日 23時48分10秒 | Weblog
生理痛で始まった一日。

痛い…。
これは初潮以来、一番の痛みかもしれない。
朝、駅から会社まで歩けないのでタクシーを使った。
仕事中、いくらナロンエースを飲んでも生理痛は増すばかり。

仕方がないので、夕方、吉熊上司に相談。

「俺から部長には伝えておくよ。早く病院行け」
彼はそう言ってくれた。
殿方から殿方に伝えるのはツラいと思う…生理による部下の私用外出について連絡するなんて…。

さて産婦人科。町医者である。
やはり生理痛が酷く、産婦人科というところには数回訪れたことがある。
しかし、その都度、内診を拒否してきた私。
6年前、他の産婦人科で痛い目にあって以来、内診恐怖症になってしまった。
しかし、気付けば私は29歳。
体にガタがきてもおかしくない年齢である。思いきって、この際、中まで診てもらうことにした。

医師はどうってことのない翁だし。

しかし、彼はなかなかの名医らしい。
そう言えば、社長の孫もここで産まれたんだっけ。

診察台に登る。
足をぐぁんと開く。
「見たまえ!ファハハハ~ッ!最高のショーだと思わんかね?(ムスカ風)」と言わんばかりにオープン!

「…そ、そんなに広げなくても大丈夫ですよ」
カーテン越しに、ナースにそう言われる。…少しばかり恥ずかしい。

「絶対に痛くしないでくださいね」
内診前に、できるだけ可愛く翁医師に微笑んでおいた。
可憐に小首を傾げて、少し上目使い…万事はこれでうまくいくのさ。
フフン。
…しかし、何度も言うが、来年、私は三十路に突入するのである。
…ブリッコの使用期限末日Xデーは近し。(いや、もう使用不可かもしれない)
今のうちに使えるものは使っておこう!自分。

ブリッコ作戦が功を奏したらしく、内診中、痛みは殆んど感じなかった。

エコーで初めて自分の子宮と卵巣を見た。
テレビの2チャンネルの砂嵐の様な白黒モニターに映し出される我が子宮、卵巣。

「いやー!綺麗ですよ、子宮も卵巣も。美人ですねぇ…美人。筋種も腫瘍もないですし。子宮美人!それに綺麗な卵巣だねぇ!若干水が溜っていますが、気にしなくても大丈夫ですよ。うん、美人!」
翁医師にそう言われた。

美人!
綺麗!

美人とか綺麗とかいう単語にめっぽう弱い私!
もっとその単語を聞きたい!
もっと言って!
もっと言って!
もっと言って!

つい調子に乗り、
「それ!その盛り上がってんの、何ですかっ?…いえ、その右の方の…それそれ」
「あ!その黒いの、なんかヤバくないですか?」
と、仕切りカーテンを自ら開け、翁医師と一緒にモニターを観ていた。
股間にエコー棒を挟まれながら…。


最後は触診。
お腹の力を抜くように力説されるが無理。
痛いって。マジで。

「他のこと考えていてください」
と途方もなく無理なことを言われる。

「そういえば、おたくの会社、こないだテレビに出ていましたよね?社長さんはお元気ですか?景気はどうですか?」

翁医師は、どうやら私の保険証に記載されている社名を見たらしい。
おそるべし、この濃度の高い地域密着感。

そのテレビ番組の話をしていたら、あっという間に触診終了。

結局、病気ではなかった。それが分かっただけでも安心した。

生理痛の原因は極度なまでの膣の細さらしい。
将来、難産は絶対に免れないとのこと。
自然分娩も無理かもしれないらしい。
…産む予定も欲望も全くないが。
関係ナイネ~♪

彼の話を総合的に考察してみた。
子宮は美人でも膣は不細工ということか。
コペルニクス的転回を用いて考えると
「…心は美人なのに、外見は不細工」
と同じことなんだろうか。

問題は鎮痛剤だった。
今、私が飲んでいる薬たち、ソラナックス、パキシル、マイスリー、パリエット、ストロカインとの相性を調べるのに時間がかかった。
さすが町医者。
ナース総出で薬辞典を引っ張り出して調べていた。

その結果、私はめでたく鎮痛剤ロキソニンをゲットできたんである。
生理痛にはロキソニンが一番よく効く♪

「ロキソ、かなりラヴです。愛しています」
と翁医師に告げたら笑われた。
大切に飲もうっと!

会社に帰る。
吉熊上司から事情を聞いたっぽい●●●ィ~(部長)と目が合う。

気まずい…。

「部長、ただいま戻りました。私用外出してしまいまして、すいませんでした」
「お、おかえりなさい」

お互い目を合わせられない。

私が生理を厄介に思うように、●●●ィ~も女性部下のこういう状況を厄介に思っているに違いない。
そして、吉熊上司も同様に。

子宮美人なんていう安易な褒め言葉になんかに惑わされてはいけない。
生理のバーカ!
早く、…明日にでも閉経したいよう!

残業しながら、そう強く願った。


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したたる血潮は やがて乾き始める  裂かれた傷口も いつか閉じてゆく

2007年07月23日 23時54分51秒 | Weblog
このブログをいつもご覧いただいている、

見知らぬ方、
マイミクさん、
多くのリア友達、
会社の先輩、
後輩さん、
そして家族(妹・芋子)、
ご心配をおかけしてしまいました。

ずっと暗かったですよね、私…。
申し訳ないです。

そして、励まし、ありがとうございました。

問題の基本的要素は対人関係。
しかし、私自身の「物事の捉え方」にも問題があるんではなかろうか?など考えるようになりました。

全てが、いきなり解決するとは思ってはおりません。
でも、少しずつ…!
うん、絶対に良い方向に向かっていくはず。

二年前の七夕事件。
あれ以降の精神的復活は、私の人生の中で一番誇れることです。
亀の様な歩みで、ようやく私は「私」を取り戻せました。
今、振り返りますと、あの事件があってからこそ…私は自信を持てるようになりました。
どんな窮地に落ちようとも、自分次第で運命は開けるのだということを。
コツコツと仕事を取り組むと、雲の隙間から天使の梯が降りてくるということを。
知ったからです。

(喫煙量と薬は増えましたが)

ですから、今回のドツボからも、必ず這上がって見せます。

喧嘩上等!
夜露死苦ぅぅ!


昔、我が家では朝のニュースといえば「やじうまワイド」を観ていました。
その番組内の天気予報で流れる曲、それは岡林信康さんの「祈りの朝」でした。
「朝っぱらから…なんて暗い曲なんだろうねぇ」なんて家族には言っていた私でしたが、ぢつは密かに好きでした。
高校時代の私は、「好きなものを好き」と素直に家族に言ってたまるか!
ちゃんちゃらおかしいぜ!
けっ!
というポリシーをなぜか持っていたのです。

皆さんにも、凹んだとき、元気になりたいときに聴きたくなる曲があると思います。

私は、時と場合でコロコロ変わるんですが、「祈りの朝」はそんなときに聴きたくなる名曲として、私の中で不動の地位を保っています。




「祈りの朝」(岡林信康)

悲しみの夜よ 闇に抱かれて1人
この胸の痛みは いつまで続くか
二度と戻れない 深い闇の底まで
崩れゆくそのとき ささやくあの声

あなたの内なる 確かな力を
信じてその手に すべてを預けよ

したたる血潮は やがて乾き始める
裂かれた傷口も いつか閉じてゆく
悲しみは人を 冷たく打つけれども
恵みの雨のように 豊かに育てる

あなたの内なる 確かな力を
信じてその手に すべてを預けよ

あなたの内なる 確かな力を
信じてその手に すべてを預けよ

あなたの内なる 確かな力を
信じてその手に すべてを預けよ

あなたの内なる 確かな力を
信じてその手に すべてを預けよ

あなたの内なる 確かな力を
信じてその手に すべてを預けよ
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オネム…zzZ

2007年07月23日 01時14分41秒 | Weblog
吉熊、お疲れのもよう。
今日一日、色々連れ回しちゃったもんね。

おやすみなさい。
吉熊。

どんな夢を見ているのかしら。

私もそろそろ寝るか。上手く眠れますように…。
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有楽町ガード下

2007年07月22日 23時59分41秒 | Weblog
芋子とプランタンでバーゲンに参戦したり、教文堂、鳩居堂をブラブラした。
まさしく銀ブラ。
芋子はバーゲンでバッグとベルトをゲットしたらしい!
私は教文堂で林真理子さんの新刊
「「綺麗な人」と言われるようになったのは、四十歳をすぎてからでした」
を購入。
すげぇ題名。
さすが林先生。
どんなに痛快エッセイに仕上がってるんだろう。
楽しみだ。

歩き疲れたので、有楽町ガード下にある「まんぷく食堂」にて芋子と軽く飲んだ。
ホッピーで乾杯!
…グビクビ!
うっへー!
たまらん!
生きていて良かった…。

この店は道端にも席がある。
道行く人に眺められながら酒を飲むのもいとおかし。

妹・芋子に生き方のアドバイスを受けた。
どっちが姉だかわからん。

でも、明日からまた仕事すんぞ!という気になってきた。

気晴らしの必要性を強く実感した一日だった。


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青い空

2007年07月22日 23時58分28秒 | Weblog
銀座の不二家前交差点。
信号待ちをしているときに見上げた空。

久々の青い空。

なんてことない空なのに、無性にいとおしい。
ここ最近、ずっと浮かない空色だったから…。
自分が、ここまで青い空を渇望していたことに気付いた…夕方前。