世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

愛のヴィクトリアンジュエリー展

2010年01月31日 22時32分39秒 | Weblog
美しいものが好きだ。
美しい…花、香り、風景、音楽、人。
そんな美しいものの中で私の「好き!」ランキングのの最たるものは、宝石なのかもしれない。
今日は、渋谷のBunkamuraで開催されている「愛のヴィクトリアンジュエリー展」に行ってきた。
前々から楽しみにしていた。

愛だぜ、愛。
かぁ~ッ、照れるじゃないの。


半貴石をはじめ、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、象牙、などを使った宝飾品をたらふく見て、お腹一杯。カメオもインタリオも綺麗だった。

ヴィクトリア女王の所有物以外、あの時代のアンティークジュエリーも展示されていたので、内容はとてもボリューミーだった。
それにしてもヴィクトリア女王…アルバート公(旦那さん)とラブラブだったのな。
アルバート公が亡くなって25年は喪に服したっていうし。
しかも超美人!
あの気品はなんなんだろう。同じ人類に思えない。

そんな彼女が記念として女官たちに送ったペンダントに、私の目は釘付けになった!

ダイヤで縁取りされた自分の肖像画(エナメル)!

THE・自分。
も、もしや、自分大好き?
彼女に限らず、当時のロイヤルギフトってそんな感じのものが多かった。
宝石に散りばめた自画像っていうのが。


新鮮だったのは、シードパールをあしらったティアラ。
この愛らしさといったら!!
まるでレースのようだ。


あと、象牙でできたブローチが印象的だった。
花弁一枚一枚がリアルな薔薇(オールドローズ)を持つしなやかな指、そして袖口までが再現されたブローチ。精緻の極み。あれ、ずっと見ていたかった。

他に印象的だったのは、ポージーリング。
メッセージを彫った結婚リングで、その文章が…
「男は汝が年老いてもキスするにちがいない」
というもの。
読んでいるだけでこっ恥ずかしくなるではないか。
こんなの貰った日にゃ、オイラは恥ずかしくて憤死しそうだ。
いや、誰も私には渡さないだろうが。

終盤のコーナーには、アンティークのアフタヌーンティーセットがセッティングされており、そこでお茶する自分を想像してうっとり。

侍従長が
「亮子さま、吉熊さま。お茶のご用意ができました」
とか言って呼びに来る。
鬱蒼と茂った庭の木々を眺めながら、伯爵令嬢亮子と相棒・吉熊は、午後の優雅なひと時を過ごすのであった。

…そう、そのうっとりこそが、展覧会観覧の醍醐味なのだ。
少なくとも私はそうなのである。

2時間半、じっくりと集中して観たので、疲れてしまった。
向かいにあるタリーズでお茶兼一服。

吉熊、ラテの泡を口の周りに着けてゴクゴク…。
美味しいかい?
アフタヌーンティーではなく、チェーン店の喫茶店だけど、許してたもれ。


さて、明日から新しい一週間が始まる。
気持ちを引き締め、頑張ろう。
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蝋梅に思う

2010年01月31日 16時41分39秒 | Weblog
蝋梅、ろうばい。
「狼狽」ではない。
花言葉は「先導」「先見」

この花の香りを嗅ぐと「嗚呼、春は近いのだなあ」と思う。
ということは、もうすぐ私の誕生日だ。
また一つ歳を取る。…狼狽。

立春生まれの私。
春を告げる人になろうぞ。
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「産まない女」(栗原美和子)

2010年01月31日 00時07分37秒 | Weblog
二日酔いというわけでもないのだが、何となく疲れていたので一日中だらりんこ。
しかもちょっと風邪っぽい。喉がヒリヒリしていなくもない。
今日はゆっくりと静養することにした。


読みかけの小説「産まない女」(栗原美和子)を読了。

栗原美和子ったら、フジテレビの名プロデューサーだ。
それが関係しているのだろうか、とてもドラマ的な内容に感じられた。
書店に彼女の作品「うつ恋」を買いに行ったら生憎無くて、代わりにこの本を買った。出だしで飽きてそのまま放置していたのだが、再び読み始めたら面白くて、今日ようやく読了。

『愛子/キャリア公務員、41歳。過去3度の中絶を経て、4度目の妊娠を前に戸惑う。
貴恵/代議士の妻、34歳。10年近く不妊治療を続けている。
慶子/バツイチ、45歳。前夫との子が18歳で妊娠。自分は再婚相手の子を妊娠中。
もう、身ごもらないと思っていた。でも、身ごもってしまった。こんどこそ“私自身”を求めてくれる、真の相手の子どもを…。人生の選択肢が増えた21世紀、新たな問題に女性は苦悩し、苦闘する。現代社会に一石を投じる衝撃の問題作。 』
って帯に書いてあった。

生涯、妊娠と出産の経験はしないと決めている私は、「産まない女」なのだろうか。それとも「産めない女」なのだろうか。本を閉じた後、暫く考えてしまった。
愛子の生き方に賛同はできないが、初恋の相手を忘れられないという部分には共感できた。



母・ヨーコたんから電話。
今夜は新年会で高校時代のお友達と飲んでいるもよう。
私が新年会で使用した宇都宮駅東口のお店を母に教え、今夜はそこで飲んでいたらしい。
母ヨーコたんの声の後、
「また東京に行ったら一緒に飲もうね~。亮ちゃんは良い子だッ~!!!!」
おお、このパワフルな声は、まさしくキンおばさまの声だ。
以前、母ヨーコたんとキンおばさまが上京した際、一緒に飲んだことがある。
同級生なのに、母ヨーコたんのことを「姐さん」と呼んでいたのが印象的。

キンおばさまにとって、私は友達の娘。
私の友達、例えば中学時代の友達あやみちゃんのお嬢さんとも、将来、こんな付き合いをするのだろうか…と遠い将来を想った。
その時は、「クマおばさま」と呼ばせよう。

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異業種飲みと芋子とラブラドールレトリバー

2010年01月30日 13時39分24秒 | Weblog
1/29(金)

私の妹・芋子はデザイナーをしている。私とは違い、アーティスティックなことをして日々食べている。

今日は彼女のツテで、オジサマたちの飲み会に潜入した。昨年の夏に「姫扱いされるよ。楽しいからおいでよ」と芋子に呼ばれて参加して以来半年ぶりに出席するこの会。
オジサマたちも、やはりデザイナーやコピーライターなどをしている。彼らは定期的に飲んでいるらしいのだが、その際に当番の殿方はマドンナを連れてくるのが決まりとのこと。
今夜は2009年のマドンナが一堂に介する総会とのことで私も呼ばれた。

オジサマの一人・Iさん(デザイン会社の社長)のお宅は、根津にあり、豪華な邸宅の一階はバーになっている。今日もそこが会場。
仕事を終え、一服し、化粧直し。巻き髪の巻き具合を確認し、いざ出発。
今日はプレゼント交換会があるので、1000円以内の物品と、酒の肴を一品持ち寄ることになっていたので、それらを揃えて根津駅で芋子と待ち合わせ。

会場では20名弱の殿方たちとマドンナたちが談笑していた。マドンナのお姉様たちもスタイリストやコピーライターやデザイナーといった職業。普通のOLをしている私とはやはり何かが異なる。雰囲気とか。でも、酒が重なるにつれて上手く溶け込むことができた。

芋子の隣に座っているイケメンデザイナーに話しかけた。
「どちらのご出身なのですか?」
そしたら、タイミングが悪くそのイケメンデザイナーは違う人に話しかけられ、あっちを向くではないか。私が殿方に話しかけるだなんて滅多に無いのに。まるでコントのよう。その衝撃的な一瞬を見ていた芋子、爆笑!
「あんたっていつもそうだよね。ウケる~」







家主のIさんの飼っているラブラドールレトリバーのベンちゃん。
前回同様、そこらへんを駆け巡っていた。
こいつがもう可愛くって可愛くって。
仕舞いには抱きつく私(獣姦?)。






プレゼント交換会で、私はLUSHの石鹸をゲット。
本当は、芋子プロデュースの「たまごかけごはん」の本と醤油をゲットしたのだが、家で料理、まして炊飯など一切しない私には拷問に近い代物だったので、最後に誰かのと交換してもらった。芋子もそこらへんは理解しているので嫌な顔をしなかった。優しい妹を持って本当に良かった。


私のプレゼントは大きな指輪が付いたストラップ。
家主Iさんがゲットした。
寡黙で仏頂面でクマみたいな彼が、その指輪をずっとしていたのが個人的にウケた。

宴も酣。
芋子と根津駅まで歩きながら、今日の感想を述べ合いながら爆笑。

殺人的に混み合う金曜日の終電で帰宅。

異業種の方々と飲み会は面白い。
このような機会を与えてくれて、芋子、ありがとう。
日曜日、出勤らしいが、頑張ってね!!
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私と心療内科

2010年01月28日 22時23分55秒 | Weblog
心療内科デー。

今日も定時に上がり、心療内科をひたすら目指した。私が通う心療内科は、受付時間を過ぎると入口を施錠してしまう。この、いけずぅ~な心療内科に到着するまで、私は1秒も無駄にはできない(外から電話をすれば開けてくれる)。
急ぎ足で退社する時のあの心理的な圧迫は、時々私を苦しくさせる。だったら、いっそのこと通院を止めればいいのでは?という声が聞こえてきそうだが、それはまだ無理だと思う。
パキシルの物理的な助けとクマ医師の精神的な支えがないと、きっとまた駄目になってしまうという危惧が払拭できていないから。

今日の待ち時間は奇跡的快挙の1時間!
いつもは3時間ぐらいは待たされるのに。

クマ医師、今日は非常ににこやかだった。
「どうでしたか?最近」
といういつもの切り口で迫ってくるクマ医師。
姜尚中ばりの淡々とした口調だけれども、自らの意思を述べるときには一切の妥協も許さないという彼の側面を私はこの4年近くの通院で知った。そんな軌跡を脳内にて一瞬で辿り、その信頼関係に安堵した私は最近の私を正直に呟き始めた。

最近、どうも駄目だ。特に仕事が。スランプなのかなっつーぐらいに、やることなすことが上手くいかない。
頑張らないと!と思えば思うほど空回りしてしまう。その状況を跳ね返すだけの力(冷静な認知力)があれば良いのだけれども、自らの力を疑問視してしまうほど今の私にはその自信がない。

そんな猫背になってしまった私のココロをクマ医師はゆっくりと正してくれた。まるで中山式キョウセイベルトのように。
仕事のことなので、ここでは露呈できないが、私の雑多な業務を細かく聞いてくれ、「そのときどうすべきだったのか」ということを導きだしてくれた。

こんなやり取りの集積が肥料になり、私の中で自信が芽生えてくるのだと思う。


処方変更なし
パキシル、パリエット、マイスリー
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父と飲んだ日

2010年01月27日 23時03分19秒 | Weblog
急に父から「今日、時間ありますか?都内にいるんだけど」というメールを貰った。
今日、彼は出張で都内に来ていたもよう。
31年、彼の娘をやっているが、こんなこと初めてである。びっくり。
特に予定も無かったので快諾。
「どんなところで飲みたい?」
と訊ねると
「煙草が吸えるところ」
…嗚呼、親子は似るのね…。

いつも芋子や母と飲む際に利用する和風な居酒屋をチョイス。
照明は少々暗いのだが、個室があるので重宝している。
まずは乾杯。

父は仕事の後、聖地・神保町で古本屋を巡ったらしい。
購入した古本を見せてくれた。
「歴史の言い残したこと」(唐木順三)
今日の仕事の報告書を書かなければいけないのに、今夜、この本の誘惑に勝てるのだろうかと自問していた。
嬉しそうに本を抱える姿がキュートだった。
まるでクマが蜜壺を大切そうに抱えているみたい。


彼の蔵書に初めて興味を持ったのは高校一年生の春だ。
受験勉強から開放され、ふらふらと彼の本棚を見ていた私は一冊の本に出会った。
「放課後の音符(キイノート) 」(山田詠美)である。
あれから、たまに父の本を拝借していたことを告白。


酒を重ねる度に饒舌になる父。

実は今日、仕事で重大なチェック漏れをしてしまい、凹んでいた私。
父と話しているうちに、「凹むのと反省するのは違う」という一つの結論が導き出された。
凹んだらそのままだけれども、反省には挽回が続く(かもしれない)。
「やってしまったことは仕方が無い。次回はちゃんと注意すればいいのでは」とも言っていた。「ただ、言い訳は絶対にしちゃダメだよ」とアドバイスしてくれた。

「お腹空いてるんでしょ?」と、お寿司までご馳走になってしまった。
久々に充実した食事が摂れた。
ジントニックを3杯飲み、私もほろ酔い。
オーダーを取りに来る店員さんに、聞かれてもいないのに、
「我々は親子です。私は愛人ではないです」
とアピール。
ノリがいい店員さんは、
「あ、目元が似ています」
とか言っていた。
父の嬉しそうな顔が印象的だった。

すっかりヘロヘロになった父(日本酒5本)を駅まで送っていった。
いつも帰省の際、車で送迎してくれる父。
今日はそのお礼に、ホームのグリーン車が停止する場所まで案内した。

「パパ、ご馳走様。気を付けてね」
「亮ちゃんも。じゃあね」
という短い会話の後、電車に乗り込む父。

窓際で手を振る父の姿は、やがて加速の果てに消えていった。

31年目にして初の父とのサシ飲み(@居酒屋)。

なかなか親孝行もできていないのに、いまだに無償の愛で接してくれる両親には頭が上がらない。

そろそろ、父を乗せた電車が地元の駅に到着する時間だ。
寝過ごさないよう、父の携帯に連絡しようっと。
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一服しながらの妄想

2010年01月26日 23時37分33秒 | Weblog
ふー。
一日、終了。
今日も寄り道。
夕食兼一服。


午前中は会議、午後は第3四半期決算短信作成に取りかかった。その他、店舗関連の業務がちらりほらりあったので対応。
そう言えば、昨夜「カンブリア宮殿」という番組で宇都宮市の「マニー株式会社」という会社が取り上げられていたらしい。

今朝、吉熊上司に「マニーっていう会社、知ってる?」と尋ねられた。
私も後輩女子のCちゃん(二人とも栃木出身者)も知らなかった。

なんだ?
マロニーちゃんみたいなその社名は。


マニーが手がけるのは、名医もうなる「手術針」。国内シェアは9割。世界120カ国の医者たちから圧倒的な支持を得ている。さらに驚くのは、売上高に占める営業利益率。デフレの勝ち組といわれるユニクロやニトリ、楽天でさえ10%台の中、マニーは約40%!

さっそく、マニー(JASDAQ 7730)の株板を眺めてみた。
テレビの効果は絶大で、今朝、マニーには売り買いが殺到して値がなかなか付かなかった。そして一気に前日比+300円!
すげー!
マニー祭り!
すぐに落ち着いたけれども。

中学時代から栃木脱出計画を朧気に企てていたので、就活中も栃木の企業はノーマークだった私。だから、栃木の企業のことはあまりよく知らない。でも、今、東証のホームページの適時開示情報をチェックする際、カワチとかカンセキや宮という地元企業の名前を見るとついクリックしたくなる。ふるさとは遠きにありて思うもの、というフレーズを脳内にリフレインさせながら。

先日、お台場に行ったとき、就活中の学生の群れを見た。コートの下にむきだされたナチュラルストッキングが冷たい風に晒されていてとても寒そうだった。

11年の私もあんな姿で都内を徘徊していたっけ。

もう一度、あの学生時代に戻って就職活動をするとしたら、どこの会社を受けようかと自問してみた。

やはり私は、今の会社を第一希望にするに違いない。
(今、受けたら受からないかもしれないけど)

食後、つまらぬ妄想をしていたら、コーヒーはいつの間に冷めてしまっていた。
それを飲み干し、寒い夜道を辿るのだった。

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睦月なのに

2010年01月25日 22時27分21秒 | Weblog
社長が稟議書になかなかサインをしてくれず、最近、各部からの問い合わせが私の元に殺到していた。
社内の稟議書を取りまとめる業務を担って9年。
他社では電子決裁を導入しているところもあるというのに、当社はいまだにアナログ的手法を用いている。
先週末、●●●ィ~(部長)に相談し、溜まった稟議書を社長に渡してサインしてもらうように頼んだ。

今朝、社長に遭遇。
「こちら、〇〇の書類でございます」と手渡すとき、彼は私と目を合わせてくれなかった。後ろめたさを感じているんだろうか。

昼休みの終盤、●●●ィ~が大量の決裁済み稟議書を抱えて私の席にやってきた。
「アナタにプレゼントですよ!」
昼休み中、社長が一生懸命にサインしてくれたのだろう。

こともあろうに、稟議書はスーパーの袋にINされちゃってた!
●●●ィ~はこういうことは好まないはず。
恐らくこれは社長の仕業だ。
書類をスーパーの袋に入れるその大胆な発想が素敵。素敵過ぎる。
ああいう感性がなければ、社長にはなれないのだろうか。

思っていたよりもボリューミー。
これを処理していたら日が暮れちゃう…。
しかも、コメント欄には社長の言葉が載っているのが多い。
「値段が高い」とか。普段は寡黙なのだが。
もしや、これは社長の逆襲か?
あまりにしつこくせっつかれたのと量が多いことへの苛立ちが、このコメント欄にきちゃったのかしら。

夕方、コピーして写しを起案者にデリバリー。
「やっと下りたんだね」
「待ってたんだ」
という声に対応しつつ自分の席に戻ったら、定時少し前だった。

そんなこんなで怒濤の月曜日が終了。
明日は午前中から会議。

気づけば月末も近い。
また支払いの締めかー…。

睦月なのに、いまだに師走な私。

もしや、年中師走なんじゃね?
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Break Through

2010年01月25日 22時22分09秒 | Weblog
途中下車をし、マキアージュのファンデーションを買いに行った。
今朝、後輩女子Cちゃんに「顔色が良いですね。つるつるー」と指摘された。
土曜日に顔剃りをしたせいだろうか。
たしかに、昨日今日と化粧水の吸収がまるで違う。乾いた大地に水が何の躊躇もなく沁みていくのが実感できるんである。

私の左こめかみの生え際には大きなシミがある。
髪を下ろしているときには目立たないのだが、縛るとアウト。
ずっとコンプレックスだったシミ。
これを薄くしたい。
先月のロレアルのファミリーセールで購入した美白美容液が奏功し、前よりは薄くなった気もするのだが。

綺麗になるのは大変だ。
でも、今が踏ん張り時。

10年後、鏡を直視できるか否かは今にかかっているに違いない(本当はもう少し前から始めるべきだったんかもしれないが)。

加齢を言い訳にはしたくない。
美容以外のいろんなことも。

前進。

頑張るぞ。

喫茶店でご飯兼一服をしながら、ぼんやりとそんなことを考えた。
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水の中の世界

2010年01月24日 22時40分59秒 | Weblog
せっかく葛西臨海公園に来たのだから、葛西臨海水族館に入場。5年振りぐらいだろうか。
530種類、45,000点の生物がいるこの水族館は、見所がたくさんあって楽しい。




まずは、何だかよくわからない魚の群生がお出迎え。ヒッチコックの「鳥」ならぬ「魚」状態だ。集団行動が苦手な私には、こんな生活は無理だろう。


マグロの回遊。
中島みゆきの「時代」を思い出す。♪まわるーまわるーよ、時代はまわるー


「美味しそう」「トロ、何人分だろう」という会話がそこらかしこから聞こえてくる。
このマグロ、死んだら食べられるのかなと思っていたのだが、パンフレットによると死亡原因を調査された後のマグロは肥料になり、公園に撒かれて土に帰るんだそうだ。

薄暗い室内に、マグロたちがぐんぐん泳ぐ水槽がぼんやりと浮かび上がるこの空間は、この水族館の目玉だ。
椅子に座り、暫くの間、ぼんやりとそれを眺めた。


陽気な熱帯魚たち。




この子、ずっと私の前から離れなかった。


蛍光色だぜ。
誰かに悪戯されちゃったのか?




岩の下の人、やる気なし。



アカハタ
今日一番可愛いと思った魚。
大きな目がキュート。


サンゴイソギンチャク
手塚治虫の「火の鳥(宇宙編)」に、こんなのいなかったっけ?


名前失念。
海に咲く花みたい。


ペンギン。


指を出したら貪ろうとしてきた。
愛嬌があって可愛かった。



ウニ。
美味しそう。触れることが可能ということで、つんつんしてみた。硬かった。



ランプサッカー
愛嬌のある顔が何とも言えない。
腹びれが変化してできた吸盤で、岩などにくっつくのだそうだ。
ランプサッカーの卵はチョウザメの卵(キャビア)の代用品にもなっている。




世の中には多種の魚が存在してるんだなあと改めて思った。
嗚呼、楽しかった。
明日からまた仕事。
パワー充電完了!!
頑張るぞ~。



おまけ
その後、豊洲経由でヴィーナスフォートに行った。
最近、3階部分がアウトレット(都内初)になったので気になっていた。
室内にいるのに、まるでヨーロッパの町の中を歩いているかのよう。
久々に来たのだが、けっこう面白かった。
好きなテナントが撤退していたので、何も買わずに終了。






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ナルシストの群れ

2010年01月24日 22時32分15秒 | Weblog
大寒も過ぎ、私の誕生日も近づいたこの時期に咲く花がある。
水仙だ。
今日は水仙を見に、葛西臨海公園に行ってきた。
天気もポカポカ日和。セロトニンを活性化させるには絶好の日である。

水仙には伝説がある。美少年が池に映る我が身をずっと眺めていたら、やがて水仙の花になってしまったというもの。
花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」
ナルシストの語源は彼の名前・ナルキッソスが由来らしい。
自分大好きな私はこの花にシンパシィを感じてしまう。
ナルキッソスの肩をポンと叩き、何も言わず、そっと頷いて差しあげたい。

葛西臨海公園駅に到着。
まず、噴水がお出迎え。


続いて国内最大級の観覧車が見えてくる。(修理中で停止していた)


水仙の咲いている場所は一面に上品な香りが漂っていた。
たまご色のふんわりとした花弁がいとおしい。
風が吹くと微笑むように揺れる。可愛い奴め。






吉熊、久々の花だね。良い匂いがするね。



次回はあの観覧車に乗りましょう。


水仙になる前の美少年ナルキッソスを想う。
こんなに可憐な花に身を変えるぐらいだから、よっぽどイケメンだったんだろうなあ。
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自分が好きな自分

2010年01月23日 18時58分59秒 | Weblog
顔の産毛が気になりだしたので、今日は顔剃りに行ってきた。
どうも産毛がモサっていると、化粧水の浸透が悪くなり、調子が悪い。
私が通っているのはマリコさんという中年女性が経営する近所の小さなお店である。
2年前に招待された結婚式で背中が広く開いたドレスを着用することにしたのだが、背中の産毛がモサモサしていることに気付き、お世話になったのが切欠だ。

マリコさんにマッサージしてもらっているとき、お嬢さんが帰宅した。
その姿が全身ロリータでたまげた。
彼女とは数回遭遇している。
いつもは地味目なロリータだったのだが、今日はラフォーレにお買い物に行っていたので気合が入っていた。
パステルなジャンパースカートに金髪ウィッグ…す、すげー。
「着替えてくる」
と言って再度登場したときは、なんと高校時代のジャージ。
そのギャップが笑えた。

さて、顔の方はキレイキレイになった。
一皮剥けた感じがする。

年始に「恋愛が目的ではないのに自分磨きをしていて感心する」とある人に言われた。
昔、確かに私は「恋愛が目的」でだいぶ頑張っていた。
しかし、無理して彼氏好みとか殿方目線を意識しているのに疲れてしまったんである。
「こんなのは自分ではない」という思いを燻らせて生きていることに激しく嫌悪感を抱き始め、一人になって、自分好みの自分を形成しはじめ、いつしか「自分のことは誰にも何も言わせない」という頑なさをも身に着けてしまった。そのことに多少の危機感を覚えてはいるけれど、でもやはり自分が好きな自分を貫き通したい。

先述のロリータなお嬢さんもきっとそうなのだと思う。
ファション性は異なっていても、彼女とは共通した何かを感じてしまう。
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同期会

2010年01月22日 23時50分53秒 | Weblog
同期と上野で飲んだ。
今日も気合を入れて巻き髪。



メンバーは同期で唯一の殿方K君と常にノリノリなNちゃんと私。
こうして飲むなんて恐らく6年ぶりぐらいではないだろうか。
彼らは数年前に店長になり、地方勤務を経て関東に帰還した。

私以外の二人とも今日は公休日だったらしい。
私は退社後に急いで上野に上陸。

しかし、どうやら指定されたビルを勘違いしてしまったらしい私。
「このビルの7階だって言ってたんだけどなあ」
と見上げたビルの各階に掲げられている看板は「オトナのおもちゃ」と表記されていた。
衝撃的であった。

「ねえ…このビルの7階って『オトナのおもちゃ』って記載されてるんだけれども…」
Nちゃんに携帯電話で確認の連絡をしたら爆笑されてしまった。
「亮子ちゃん、相変わらずだね。超マジウケる~」

迷いに迷い、ようやく皆と再会。
二人とも変わっていなかった。

仕事のこと、社内の噂話、異動になり遠隔地での生活のこと、沢山話せた。
2000年に入社したミレニアム同期生。
就職氷河期第一期生だ。
前年より大幅に少なく採用された我々の絆は強い。
当社では入社して半年間は月一で研修会が開催される。
商品知識から笑顔の練習、販売のロープレまでみっちりと。
研修会のあとは御決まりの飲み会。
扱かれた後に飲むビールの最初の一口目、各配属先の愚痴を肴にして慰めあったあの飲み会のことなど、今日は芋蔓式に様々な事が思い出された。
数十人の同期も今では最初にいた数の20%しか残っていない。
でも、「あの子、今何しているの?」という緻密なネットワークを駆使し、在職中でも退職しても連絡を取り合ったりして、絆を保っている。

全く違う地域や環境で育ち、偶々同じ会社に入社した私たち。
運命の糸で引き寄せられるが如く、こうして飲んでいることを奇跡に思う。

入社して1年弱で本社に異動した孤独な私をこうやって誘ってくれることが嬉しかった。
二次会のカラオケで「コロ助ROCK' 91」を熱唱する私を生暖かく見守ってくれるのも同期の絆の為せる技だろうか。

カラオケから見えた上野のネオン。


先ほど、「二人とも変わっていなかった」と書いたが、いや、二人とも逞しくなっていた。
話が進むにつれて、それを強く感じた。
K君はオトナの優しさを身に着けていたし、Nちゃんからは仕事に掛ける情熱がヒシヒシと感じられた。

「またな!」
「またね~」
「バイバイ」
最後は笑顔で別れた。

駅から続く、一人ぼっちの寒い帰り道。
でも、ココロは凄くあたたかく感じられた。
そして、
「皆も頑張ってるんだし、もうちょっと頑張ろう、自分」
と、強く思った。

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物々交換

2010年01月21日 22時04分54秒 | Weblog
どうやら、正面の席に座っている吉熊上司が風邪を引いたっぽい。
その様子を見て、私と後輩男女は吉熊上司に飴を差し出した。
「お見舞いです」
と。

そして、それぞれが机に忍ばせている飴を、それぞれに配布するのが私たちの恒例。

物々交換。




帰宅後、年賀状のファイリングをした。
年賀状に可愛いクマを描いてくれたのは後輩男子タイスケくん。

一生懸命に描いてくれたんだね。
ありがとう。
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間接キッス

2010年01月21日 22時01分02秒 | Weblog
相変わらず、イソジンのうがい薬でガラガラしている。
だいたい喉が乾燥して屡々してくる時間(16時ぐらい)にトイレに行き、用を足すついでにガラガラするんである。
イソジンを愛用しはじめて、風邪を引かなくなった。それに、イガイガしていた喉がすっきりして気持ちが良い。この時間はちょっとしたリフレッシュタイムである。

今日もトイレでガラガラしていると、個室からO主任が出てきた。
彼女は鏡越しにジーっと私を見つめていた。
「O主任もガラガラします?」
と勧誘したら、
「わーい!ありがとう」
と言うのでイソジンの入ったコップを差し上げた。
私のコップに何の躊躇もなく唇を着けてガラガラするO主任。
「間接キッスですね」
と言ったら、彼女は噎せてしまった。
サザエさんの予告の「ンガッグッグ」みたいになっていた。
砂糖菓子のようにふわふわしている彼女からヲヤジっぽい声が発せられたのでその意外性に思わず爆笑してしまった。


こんな小さなことで腹が捩れるほど笑える我が人生がいとおしい。

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