世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

2014年 前半戦

2014年06月30日 21時57分46秒 | Weblog
今日で水無月もおしまい。明日から文月。
2014年前半戦終了。


ほんっっっっっっっっとうに、・・・辛かった。

・ずっと同じフロアで働いていた他部署の人、そしてうちの部署のパートさんも退職。
・パートさんの退職に伴い制服業務が全て私のところに来た。しかも引き継ぎ時間がまさかの2時間。
・予算作成でクソ忙しいのに、他部署が平然と仕事を押し付けてきて、それがまかり通ってしまったことへの憤り。
・優しくしていた他部署の後輩からまさかの裏切りが悲しかった。
・ヴィトンのルコ、パソコンの修理代が痛かった。

そんなこんなで、イライラして寝つきが悪くなって情緒不安定になり、久しぶりにカームダン(ソラナックスのジェネリック)投入。寝つきは良くなったが、依存気味。

社内の波に揉まれまくって、いつも苦しかった。苦しいとしか言えない2014年前半戦。ひっさびさに盛り塩とかした。

私、生きていけるのかなというおぼろげな不安まで出てくる始末。

楽しかったことは熱海旅行。そして、小学校時代からの友人わたとの博物館からの居酒屋からのカラオケ@上野。
蓮田での一人でお花見も天候に恵まれてよかった。実家が新しくなって嬉しかった。吉熊上司のアドバイス、精神科医のクマ医師の言葉に救われた。映画「かぐや姫の物語」にハマった。新しい仕事だって、色々なことができるようになって嬉しい。
・・・穿り返せば素敵なこともたくさんあった。


明日から2014年後半戦。
落ち着いてきたので勉強を再開させたい。

吉熊とともに全力で戦う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
笑顔で「良いお年を」と言うんだ!!!!!!!!!!!!!!!


とりあえず、今日は嬉しい給料日なので、帰りに餃子を食べた。
自分にご褒美。
餃子を食べているときが一番幸せ。



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三者面談

2014年06月30日 21時08分42秒 | Weblog
中学校時代、三者面談というイベントがあった。
親と教師と生徒が懇談するというあれだ。
年に二回。夏休みと冬の日。
我が家は、夏は父クマパパが、冬は母ヨーコたんが行ってくれた。

夏休み。
スーツ姿の父クマパパと新車チェーサーに乗って学校へ。
成績表とテスト成績表を持参。勿論、制服着用。
誂えられた椅子に腰掛けながらパソコン室の廊下で前の生徒が終わるのを待つ。
廊下を吹き抜けてくる吹奏楽部が練習する音を聞きながら、普段、友達とはしゃぎながら歩くこの廊下で父とこうして座る情景を幼心に不思議だと感じていた。そして極度の緊張・・・。夏だったので蝉時雨も聞こえていたかもしれない。

前の生徒が出てくる。学校ではやんちゃなあの男子がお母さんと一緒に恥ずかしそうにしてドアから出てくる景色も非日常的で興奮した。

「失礼します」
とパソコン室に入ると担任ツネヲが
「どうぞ、どうぞ、お父さん」
と席をすすめた。

パソコン室の匂い。埃と電子部品の匂い。
パソコンが日に当たらないように、あの部屋はいつもカーテンが引かれてあるので昼間でも薄暗かった。


「で、どうかな?」
と担任ツネヲに尋問される。
初っ端から「で、どうかな?」である。どうなんだろう・・・と逆に質問したいが「ええ、はい」ともぞもぞと返答する私。
「ええ、親としましては、そうですね、・・・」と仕事モードで返答する父。

希望校や各教科の成績の確認をする。
偏差値というデータを元に志望校をどこにするのかを設定するのだが、三人とも一致した意見だった。
「それに向かって粘り強く勉強しなければダメだぞ。な。ね。な」
と言われた。

私は長子だったので、両親は初めて受験生を持つという体験に冷や冷やしていた。
父は偏差値を折れ線グラフにしてテスト成績表に貼付してくれた。今だったらエクセルで一瞬でできるのに、夜、定規を万年筆をフル活用してせっせとこさえてくれた。煙草を吸いながら作成したもんだから、灰が落ちたのだろうか・・・私のテスト成績表の表紙には「根性焼き」が入っていた。テスト成績表を返されるとき、みんなの前で「亮子は根性入りすぎて、焼きを入れちゃったのかな?」とツネヲに言われた。恥ずかしかったが、一生懸命に父が作ってくれたのだからと思い、責める気にはならなかった。

私の場合は部活に入っていなかったので、普段は何をして過ごしているのかを聞かれた。
爪の長さが微妙なぐらいで、いつも校則を遵守していた品行方正な私は、そりゃあ地味なサマーバケーションを満喫していた。
夏休みは、午前中は教育テレビを見て、それからタッチを見て、そうめんか茹でとうもろこしかジャガイモを食べながら昼は○○思いっきりテレビを見て過ごし、午後は図書館か夏期講習に行くのが定番だった。たまに家族と壬生のプールにも行った。
その様子にツネヲも安心したようだった。

帰りの車中、父と話す。
「いい先生じゃないかい」
「そうだよね。面白いでしょ」

車中に充満した普段あまり話さない父子のぎこちなさが、夏の日差しを受けて照れているようだった。

夏の暑さがじわじわと近づいてくるとともに、あの光景が蘇る。

定年退職した父は今、母と庭弄りに励んでいる。

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台北國立故宮博物院展

2014年06月29日 21時57分18秒 | Weblog
台北國立故宮博物院展に行ってきた。



台湾の故宮博物院には、中国の清朝の皇帝が持っていた宝物の3分の1があるという。
その中から、本展では200点の書画、磁器、絵画、工芸品が展示されている。



9:30開館なので9時少し前に東京国立博物館に到着したのだが、やはり遅かった。チケット買うのにも長蛇の列。
本館で展示されている翠玉白菜を見るのに2時間待ち。はやぶさのカプセルを見に並んだJAXA相模原キャンパスを思い出す・・・。

列は一度、青いドーム型の表慶館に入る。蛇行しまくる。ディズニーランドのアトラクションみたいに。
雨が降ったり止んだりで、物凄い湿度だった。



並んで並んで・・・翠玉白菜。
ぶっちゃけ白菜である。
元々は光緒帝の妃である瑾妃の住居、永和宮にあった。瑾妃が嫁いだ1889年に初めて世に現れたことから、瑾妃の持参品と考えられている(Wikiより)。白の部分は純潔を表している。

去年、台湾で見て11ヶ月ぶりの再会。しかしあの時は中国人観光客にもみくちゃにされて1分も見られなかった。
今日はけっこうまじまじと見られた。葉の先端にイナゴとコオロギがいるのも確認できた。横から見ると少々平べったいのも確認できた。


吉熊より少し大きい20センチ弱ぐらいの大きさ。


内側は濃い緑でそれは外側の白の部分からも確認できる。
隣の少年が「水をかけたみたいだね」と言っていたが、本当にそうだ。
キラキラ光っていて、これが宝石の翡翠でできていることを再認識した。

さて、一服&持参したおにぎりを食べて平成館へ。



「青磁輪花碗」

器の良し悪しは本当よく分からないのだけれども、これは魂が吸い込まれそうだと感じたぐらい綺麗だった。




「人と熊」





キタコレー!今日はこれを見にきたのだよ。クマさん!!
これも今日はまじまじと凝視できた。
親指サイズのクマさん。その舌がちょろっと出ているのもお尻がキュッとなっているのも分かった。
かわいい。ひたすらかわいい。
バッグの中から吉熊を出して、見させてあげた。
吉熊、大興奮。
「お友達がいる!!・・・Shall We Dance?」
だって。




「散氏盤」

350字の文字がびっしりと書かれてある。
これも台湾で見た。





「青花龍文大瓶」

これも台湾で見た。ガイドさん曰く、台湾では王様の衣服などに描かれている龍の指は4本、神社仏閣などは3本だと説明していた。この龍は3本。
この何ともいえないブルーが好き。

キリン「聞茶」を思い出すのは私だけだろうか。




「藍地描金粉彩游魚文回転瓶」

瓶の上部を回すと内側の魚の絵も回転する。どうやって作ったんだろう。謎。
外部の鮮やかな青色もいいし、中の魚の典雅な佇まいも素敵だった。




「紫檀多宝格」

王様のおもちゃ箱。ミニチュアサイズの茶具などが収まってあり、愛らしくて微笑んでしまう。




「新嘉量」

はかり。これも台湾で見た。



他にも書画や刺繍など多く展示してあり、結局、平成燗だけ4時間近く費やした。
見ごたえがあった。


多く人々の労力や熱意があってこそ守られてきた美術品たち。
歴史を思うと美術品を前にして涙腺が弛みそうになる。
どの品にも魂が宿っているとさえ感じた。そのぐらい存在感があった。


吉熊もご満悦。



帰りに見たときも白菜の列は長かった。



台湾では今日NHKで放送されていた象牙の球も見た。
今回の展覧会で再会できなかったが、またあの「見ているだけで発狂しそう」な超絶技法を生で見たい。


去年の台湾旅行でお世話になったガイドさんがすごく丁寧に説明してくれたので、幾つかは思い出せた。
彼の誇らしそうな語らいと目の前の品々の堂々たる佇まいが重なった。
そしてあの台湾での夏を思い出す・・・。良い旅だったな。

じっくりゆっくり見ることができた。
本当に素晴らしい展覧会だった。
仄暗い室内に浮かび上がる数々の至宝を見つめながらとても幸せな気分に浸れた。

明日は月末で週初め。忙しくなりそうだが、頑張ろう。



なう!

2014年06月29日 09時12分42秒 | Weblog
台北國立故宮博物院展なう!
開館前30分前で長蛇の列なり。

おーよしよしよし~

2014年06月28日 21時13分16秒 | Weblog
ブログ更新後、二日酔いの頭を抱えながら、今日はひたすらムツゴロウさんこと畑正憲氏について調べていた。
小学生のとき、特番でムツゴロウ動物王国を観るのが大好きだった。「おーよしよしよし~」と動物と情熱的なスキンシップをはかる彼に憧れた。彼が監督した映画「子猫物語」が爆発的にブームしたのも覚えている。クラスであの映画の下敷きを持つ子がいて羨ましかった。

ムツゴロウさんは東京大学理科II類に現役で合格し、動物学を専攻。その後学習研究社勤務を経て、文筆業に専念したとのこと。
麻雀も強くて、日本プロ麻雀連盟の相談役を務める。現在79歳。

小学生のとき、国語の教科書に「ぼくのくろう」という話が載っていて、畑正憲イコール「おーよしよしよし~」のムツゴロウさんだと知ったときの衝撃といったら。
数年前は「さよなら どんべえ」を読んだ。内容は忘れた・・・もう一度読み直そう。


最近読んだ小説の内容を忘れていることが多い。以前はそんなことなかったのだけれども。



夕方、まったりと化粧をして、いつも顔剃りでお世話になっている店の店主マリコさんを訪れた。
彼女に渡したいものがあったのだ。閉店時間をすぎた後だったが、彼女とその娘はお店にいた。
いつもお店に伺うときは最低限の化粧しかしない。マリコさんは、フルメイクした私に一瞬気付かなかった。どんだけ落差があるんだろう。渡したものについて喜んでくれた。いつも旅行先でのお土産をくださるのでそのお礼ができてよかった。


しかし、この湿度はどうなんだ。皮膚にまとわりつく湿気。歩いているとすぐに動悸が激しくなる。
夕飯を買ってすぐに撤収。


19:30~、NHKスペシャル「シリーズ 故宮第1回 流転の至宝」を鑑賞。

今、東京国立博物館で特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」が開催されている。

放送後の明日は、混むかな。
白菜は180分待ちとか。この待ち時間、東京から台湾に行けちゃうじゃんという声も多い。
私が去年、台北故旧博物院で見たときは朝一に行ったので並ばずに見られたが、白菜の現場に到着するのがあと5分遅かったら確実に20分待ちだった。
個人的に「人と熊」が見たくてしょうがない。ガラス越しにクマに向かって心の中で「おーよしよしよし~」したい。




そういえば、スキンフードのシートマスクの威力に感服。
先日、トマト果汁が入ったものを使用したら、翌朝、肌がピンピンしていた。
トマト特有のあの青臭さを想像していたのだが、そんなことはなくてフルーティな香りだけがした。
使用感抜群。



明日も暑いらしい。
早く起きられたら東京国立博物館で「おーよしよしよし~」したい。


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無事、終了

2014年06月28日 14時48分36秒 | Weblog
6/27(金)
株主総会。いつもより2時間早い5時半起き。いつも寝坊防止のため後輩女子Cちゃんにモーニングコールをするのだが、すっかり忘れてしまい、逆に「起きてますか?」とLINEでメッセージが届く。すまん。
ポニーテールにスーツにハイヒールで気合一発。

7時過ぎに会社に到着。そして会場入り。
議長の水差し、お手拭などの準備をし、開場時間を待つ。
やって来た弁護士さんに挨拶。

いざ、開場。
昔は議長の後ろに控えていたが、今は受付なのであまり気が重くない。
昔お世話になった人事部長が一般株主としてやって来て懐かしかった。


総会、無事終了。シャンシャン総会に近いものがあるが、まあ無事終えたことだし、安心。
一気に寝不足のつけが回ってきてだるくなってくるが、後片付けをする。


超適当な後輩男子タイスケくんが備品をダンボールに詰めたのだが、ぐしゃぐしゃだった。
それを見た超几帳面な後輩男子ししゃも君が一からやり直してくれ、ぴったり収まった。
「ししゃも君、パズルとか得意でしょ?」
と言ったら、「ええ」とエレガントに返答。素敵。

役員会、役員食事会が終わり、我々も食事にありつく。お刺身は残してしまった。


気だるいが、午後は月末の伝票処理や制服の件で明け暮れる。
忙しかった。

定時後、打ち上げ会場へ。
総務室・経営管理室・社長で乾杯。
最初のビールってなんでこんなに美味いのだろうか。


私は社長の隣の席。緊張してしまう。
飲み会大好きな妹・芋子だったら、「次、何にしましょうか」と気が利くのだろうけど。私にはそのタイミングが分からぬ。
普段、しないので大皿の取り分けも苦手。

まずりんの「独身OLのすべて」に記載されていた女性が合コンでモテる「さしすせそ」をひたすら実践。
「さ」:流石ですね
「し」:知らなかったです~
「す」:凄いですね
「せ」:センス良いですね
「そ」:そうなんですね

喫煙は店の人に言って、バックルームでさせてもらった。20分に一度、トイレに行くふりをして、2本そそくさと。ぷっはー。
社長に「ここで吸っても良いんですよ」と言われたが、なかなか気が引ける。

あと何話したんだっけ・・・思い出そうとすると、頭が痛む。
つまみの「チーザ」の[エビーザ][カニーザ]について熱く語ったことぐらいしか思い出せない。


体調が悪かったせいか、ビール、レモンサワー、ジンライム×2で酔っ払ってしまった。

駅のトイレに行っていたら、皆、前の電車で帰ってしまったもよう。
電車内にて、LINEで経営管理室メンバー4人で反省会をし、駅前のコンビニでガリガリ君を買って食しながら歩いたのも覚えている。目を閉じると地球が回っていて振り落とされそうになる感覚、喉の渇きも覚えている。吐くまでには至らなかったが、ちょっと辛かった。
・・・気付いたら今日の13時。頭が痛い・・・。久々に二日酔い。

無事、今年も終わった。株主総会。
これが終わると今年もいよいよ夏が来ると毎年思う。
夏旅の予定、考えなくっちゃ。


総会準備

2014年06月26日 21時55分01秒 | Weblog
久々にスーツで出勤。やはり暑かった。

明日は株主総会なので、今日は午後から汚れても良い服装をして会場設営。暑い中、肉体労働。ちなみにTシャツは後輩女子Cちゃんと御揃いのスージーズーのもの。肉体労働、嫌だなと思うが、これ着るとテンションが上がる。
私と後輩女子Cちゃんは主に受付を整えた。二人とも慣れているせいかすぐに終わってしまった。

持ち場が終わってしまったので、会場の設営に参戦。
今年から準備作業の軽減化、簡略化を推し進めたので、例年と比べて楽だった。

総会開始前に会場で流すCD。今まではクラシック(しかもメジャーじゃない曲)を流していたのだが、今回は担当者がヒーリング系のCDを買ったらしく、「どんな曲なのか?」と設営準備の作業中に流していた。
癒し効果抜群。まるで心療内科の待合室で流れているアレのようではないか。当日、受付を済ませて会場入りした株主をこれで眠らそうとする作戦なのかと疑いたくなるほどの癒しっぷりだ。物言う株主もきっと眠ってしまうに違いない。
映画「かぐや姫の物語」で月からの使者が舞い降りてきたときに流れていた「天人の音楽Ⅰ」・・・平安人が攻撃能力を略奪されてヘナヘナ~となったシーンを思い出してしまった。


夕方からリハーサル。
取締役のオールスター感謝祭。

弁護士からのアドバイスをもらって終了。

夜は総会事務局での食事会。
刺身があまり好きではないので後輩男子の肉団子と交換した結果、右側上下が肉団子で埋まった。
お腹いっぱい。美味しかった。



明日の株主総会は受付を担当する。

早朝に起きなければならず、ちょっこし緊張。
そして打ち上げ(with社長)もあるので、早朝から深夜までフル稼働の予定。

今夜は早く寝よう。


2014年06月25日 21時40分21秒 | Weblog
昨晩も4時まで眠れなかった。手足の火照りと動悸が激しく、「もう寝なくてもいいや」と蛍光灯を点けて本を3行読んだところで寝落ちした。
したがって、今朝はなかなか起きられなくて困った。「これで起きられなければアウトだから」という時間に鳴るようセットされた3つ目の時計で起きた。慌てていたら、台所にある出しっぱなしの器を割ってしまった。舌打ちしながら、破片を片付けていたので時間がなくなってしまい、朝食(バナナ)にありつけなかった。空腹では辛かろうと、駅でリポビタンを購入。一気に飲み干し、電車に飛び乗った。半年振りに飲んだリポビタンの作用は強烈だった。午前中、いつもの3倍ぐらいの速さで仕事が捌けた。ドーピング状態である。


昼休み、急に雨が降り出した。でもいつもの雨とは違い、雨音のなかに硬さを感じた。「雹じゃん!」と誰かが言い、喫煙所の窓を打ち付ける雹にみんなで騒然とした。肉眼でも分かるような白い粒が、薄墨のような空から降ってくる。一粒一粒が明らかに雪とは違って、まるで意思を持っているかのような力強さを秘めていた。屋根に当たるたびに硬くてポップな音がするので、みんなで興奮しながら窓の外を眺めていた。
「すごーい」
「美味しそう」
「イチゴ味のシロップ、欲しいですね」
と、のんびりした会話を展開。


雹を見ながら、私は小学校3,4年生の頃を思い出していた。
国語の時間、雹が出てくる作品が教科書に載っていたのである。


「春先のひょう」(杉みき子)
双子の男の子が学校からの帰りに雹に降られる。帰宅した後、看護婦だった母親の雹にまつわる思い出話を聞かされる。
看護婦時代、ずっと熱の下がらないお爺さんの患者さんがいて、彼を冷やしてあげたかったが、戦時中のことで氷を用意できなかった。ある日、雹が降ってきたので、これを集めて冷やしてあげようと思った母親は急いで雹を拾う。拾っていた場所は別の入院患者が世話していたきゅうり畑で、拾うことに夢中だった母親は畑を踏み荒らしてしまう。きゅうり畑を管理していた男性患者にそのことを咎められる。
双子は母親を叱った患者は今どうしているかを聞く。
母親は「二人の元気な男の子のお父さんになっている」と言う。
一人が「それでお父さんもお母さんもきゅうりが大好きなんだね」と言うが、もう一人は意味がわからずキョトンとしている、という話だ。

挿絵が素描っぽくて、きゅうり畑を管理していた患者さん(寝巻き姿)が仁王立ちで、看護婦を睨み付けているシーンを鮮明に覚えている。子供心に、ただ事ではないことを感じた。怖かった。胸がドキドキして名札が小さく小刻みに震えた。

物語を音読し終え、担任だった女性教諭が「このきゅうり畑の患者さんは双子の子の父親だって、みんな分かったよね?」と言ったが、殆どの生徒は「分からなかった」と答えた。児童のその反応を見たときの先生の、深い悲しみをたたえた顔を今でも克明に覚えている。先生の曇った表情は、教室を通夜のような重いものにした。ちなみに私も分からなかった派だった。作中のもう一人の男の子と同様にキョトンとしていた。そして、自分の理解力のなさが人を悲しませることがあるのだと、はじめて知った。

雹が降ると必ず思い出す、当時の私には難解だった物語とあのときの教室の気まずい空気。
雹が降るときは必ずあたりが仄暗くなる。当時のあの記憶を手繰り寄せるたびに、私の心も厚い雲に覆われるのである。

このことを喫煙所の仲間に言おうと思ったが、時計の針は昼休みの終焉を告げようとしていた。
慌てて煙草の火をもみ消し、それぞれの部署に帰るべく、紫煙と雹が屋根を打ち付ける音が充満する喫煙所をあとにした。



明日は、株主総会の会場設営&リハーサル。
何としても寝なければ体力が持たない。
眠れますように。


ガマの油

2014年06月24日 22時58分04秒 | Weblog
心療内科デー。
待ち時間3時間。まずまず。

今日の待合室にはカーネルおじさんみたいな外国人がいた。フィリピン人や中国人の女性の患者さんは見たことがあるけれども、彼みたいな人は初めてである。
名前を呼ばれると、カーネルさんは
「ハーイ!センセエ!!」
とハイテンションで診察室の入っていった。
如何せん、カーネルさんは声が大きいらしく「ベリーベリーなんちゃら・・・」と声が筒抜け。クマ医師、英語で対応したのかな。

診察が終わり、カーネルさんは受付のお姉さんと次回予約のくだりで困惑していた。
小型パソコンを駆使し、ようやく次回予約を完了して豪快に笑いながら去っていった。
待合室が一気に静かになった。


待ち時間では、「白蓮れんれん」(林真理子先生)を読み直した。「花子とアン」の蓮子様が主人公。数年前に読んだはずなのだが、内容をほとんど忘れていることが判明。
そういえばドラマ「花子とアン」の主題歌「にじいろ」
「まぶしいエッ ガオノオクニ」が「眩しい笑顔の奥に」、「こんなにも 人おしい」が「こんなにも愛おしい」という歌詞だったのだと最近判明した・・・。あの時間は、アクセサリーを着用したりして忙しい。歌詞をまじまじと聞いていないことも要因なのだが。それにしても聞き取りにくい。口ずさみながら、いつも「まぶしいエッ ガオノオクニ」って歌ってしまう。ガオノオクニってなんだよ、と突っ込みながら。




さて、診察。
クマ医師、今日は爽やかに白いお洋服を着用なさっていた。


この2週間をクマ医師と一緒に振り返る。
亮子の「Back to the Future」

社内の人間関係を一緒にたどるときに、どうしても苦手な人の前では挙動不審になってしまう自分を掘り返される。
やっぱね。やっぱプロだよ、精神科医って。負けたよ、降参。平凡な会社員の演技なんて赤子の手を捻るぐらいの勢いで見破っから。
「どうして苦手なんでしょう」
と聞かれて、ガマの油のガマになった気分。変な汗かいた。



「生理前、どうですか?」
と聞かれた。
PMSを緩和する漢方薬を処方されて半年。
若干イライラはあるけど、「あー、私は今生理前だからイライラしているのだなあ」という自覚があるので、前のように豪快に他人に八つ当たりすることは減ったというか、自分をコントロールする余裕が生じている気がする。

「自覚があるというか、あってほしいというか、あるべきなんだなと・・・」
といつものように煮え切らないふうにぼそぼそと言う私にクマ医師は爆笑していた。
「そうですね。自覚があるのはいいことです!」
と言いながら電子カルテに何かを記載していた。


薬の確認をされておしまい。

処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散


帰るときに「この前のあれ、ありがとうございます」と言われた。
いつも栄養ドリンク等のお土産をくれるので、前回、癒し系の品物をお返しとして贈呈したのである。


さて、あと2週間、乗り切ろう。


最近、大きな仕事が一段落したので、細かいことを中心に行っている。
月末に株主総会と経費の締めで忙しくなりそうなので、「プレ月末」と称して、月末に行うことを前倒しで攻めるのである。
明日も頑張ろう。

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壇蜜ばりに・・・

2014年06月23日 20時17分38秒 | Weblog
一連のヤジ問題について。
自民党の鈴木章浩都議(51)が23日、自身の発言だったと認めた。

「少子化、晩婚化の中で早く結婚をしていただきたい、という思いがある中であのような発言になった。本当にしたくてもできなかった方への配慮が足りなかった。深く反省しています。」


「結婚をしていただきたい」・・・それって別にあの場で伝えることではなくないか。それに結婚云々は塩村さんの超人的なことだ。鈴木さんには関係ないこと。余計なお世話である。それをあんな公の場で述べるとは。そもそも、結婚は両性の合意のみに基いて成立しって憲法第24条でも謳っている。他人が口を挟むことではない。

また、少子化、晩婚化を懸念しているふうな偽善じみた善意にすり替えるところもずる賢くて不快。

それに「したくてもできなかった」って・・・。
上から目線がほんのりと気になるのだが。
したくなくてしない人だっているということを彼は知らないのだろうか。


都議会だけじゃない。あのようなヤジみたいなものは、その辺に散らばっている。
30代も後半に差し掛かり、最近はそうでもないけど、独身女性への風当たりはまだまだ強いのが現状だ。

私も、このブログを始めた当初、20代後半のとき、
「女は結婚して豚みたいに子供を産んでなんぼ」
「産まない女は女じゃない」
と社内の某殿方に、堂々と言われていた。
元々結婚願望も出産願望もない私に、どうしてこの人はこういうことを推奨してくるのだろうか、という不思議な気持ちでいっぱいだった。スキンヘッドの人に「カラーリングしろ」と言っているようなものである。
好みでないものをあまりにもしつこく推奨され、やがてそれは嫌がらせになり、私に湧き起った疑問は、怒りと恐怖に変わった。
個人的な付き合いの範疇だったら議論の余地はあるだろう。しかし相手は社内の人。仕事にも支障をきたすようになり、心身を病んだ私。あまりにしつこいので、心療内科クマ医師に話したら「なんですか?彼のその男尊女卑思想は」と驚かれた。他社に比べると当社はその辺の意識が低いらしい。やがて堪忍袋の緒が切れ、トップに相談したら沈静化した。

「決まってるだろ。少子化を止めないといけないからじゃないか」
と雌豚発言をした彼は続けたが、いや、まて。あなたは少子化を阻止するために子供を産んだのですか?とまたまた疑問。
本当に不可思議な人だった。
そりゃさ、自分の生き方が正しいと思い込んで、それについて他人からの賛同を得たい気持ちは分かるけど。
しかし、少子化を阻止という正義は、それ以外の生き方を選択するという自由を盲目的に奪ってもいいわけ?

様々な生き方の選択ができる現代において、人々の価値観も多様化している。
そんな中で「こうあるべきだ」という画一的な生き方を押し付けるのって物凄くナンセンスだ。「あなたには関係ないでしょ」と思う。
結婚している人、子供がいる人、独身者、事実婚の人・・・皆それぞれ価値観を信じて生きているのだから、互いにイチャモンのつけあいっこなしの方向で。

「花子とアン」を見てて、当時の風潮により女性が窮屈な思いをしているのが見て取れるが、結局、今もあまり変わらないのだなとこの国に失望した。

失望してばかりではいけない。
経験を糧にして、私は生きていかなければならないのである。

もし私があのようなことを言われたら、
壇蜜ばりに
「しないと・・・だめ・・・ですか・・・」
と妖艶に言い返せたら、いいなと思う。


勿論、署名した。

「私たちは、都議会本会議内で女性差別発言をした自民党都議会議員を特定し厳正に処分するよう、自民党東京都連に対して強く求めます。」




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フーテンのクマ次郎

2014年06月22日 20時13分03秒 | Weblog
上京して14年。まだ柴又に行ったことがなかった私。
紫陽花はたくさん観たので、今日は菖蒲でも観に行こうということで、地図で水元公園辺りを見ていたら「柴又」という土地が近いことを知り、行ってみようと思ったのである。

金町駅で乗換えて柴又駅に到着★
「男はつらいよ」のフーテンの寅さんがお出迎え。


寅さんを撮っていたら、おばちゃん三人組に「お姉さん、これで私たちを撮ってくれる?」と言われたので従った。ちなみに渡されたおばちゃんのスマホには「ふなっしー」が着いていた。「ふなっしーですね」と言うとおばちゃんは「そうなの。うふ」と笑った。おばちゃんたちはいずれも少女のように楽しそうで、その華やかな気分をおすそ分けしてもらった。


柴又帝釈天参道を歩く。
巣鴨っぽい。おばあちゃんの原宿的な。

店の軒先に、菖蒲が涼やかにたたずんでいた。





団子やお煎餅のお店が多かっただろうか。
また、セルロイドでできた風車、寅次郎のお菓子やタオルも販売されていた。懐かしい感じがした。





柴又帝釈天到着。思っていたよりも小さめだったが、皆に愛されている感満載の印象を受けた。
寛永6年(1629年)に、禅那院日忠および題経院日栄という2名の僧によって開創された日蓮宗寺院。




お参りをして、少し歩いて山本亭へ。
山本亭は、合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、故山本栄之助氏の自宅だった。
山本家四代に亘り、昭和63年まで居住。現在は葛飾区が保存していて、平成3年4月から一般に公開された。


中庭。


屏風は菖蒲。



和洋折衷の建物と純和風の庭園とが見事な調和を保っており、気持ちが安らいだ。









洋室も素敵。こういう部屋に来ると、自分が「春の雪」の綾倉聡子になった気分になる。ご令嬢・・・うっとり。




来た道を戻り、小腹が減ったので柴又帝釈天参道で団子を食べた。店主が優しくて素敵な方だった。お茶のサービスが嬉しかった。
あまりにも私が美味しそうに食べていたのだろうか(実際美味しかった)、他のお客さんもつられて注文。ちょっとした招き猫状態だった。

金町駅まで電車で戻り、バスに乗って水元公園へ。
ちょうど菖蒲祭りが開催されていた。





菖蒲は地味な花だと思っていたが、凛とした、そしてひらひらした花弁が華やかだということが判明。



上から覗いてみる。



横から覗いてみる。



「おやゆび姫はいるかな?」
・・・い、いなくね?



鳥発見!優雅だな。



可憐な花たちの群れ。










群れからはみ出た人生ソロ活動している菖蒲。君みたいな花、好きだよ。



今日は吉熊に浴衣を着用させてみた。
なんだかとてもはしゃいでいたふうに思えるのは、私の気のせいだろうか。


今年最後の紫陽花見物になるのかな。







しばられ地蔵というバス停からバスに乗り、金町駅へ。


帰宅後、スーパーの惣菜となんちゃらサワーで晩酌。



ぷっはー。たまらんね。

素敵な休みだった。すっかりリフレッシュできた。
知らない町を歩くのって刺激になる。
花も綺麗だった。

いずれ菖蒲か杜若。
あやめとかきつばたはよく似ていて見分けにくいところから来た言葉のようだ。
堀切菖蒲園出身の同僚から聞いた。



さて、明日からまた一週間が始まる。
株主総会もあるので気合一発。受付担当として精一杯頑張ろう。
有価証券報告書の研究とかもしなくては。
しかも何気に月末じゃぁぁん!!
・・・頑張ろう。

今週のテーマソングはデーモン閣下の「いざ戦場へ!

「ちょっとサムライな気分になり ちょっと気取った自分を密め
やっとつかんだ真理は一つ どんな勝負も孤独」

ここ、凄く共鳴。


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気付いたら夜だった件

2014年06月21日 23時44分34秒 | Weblog
今週の土曜日も昼過ぎに起きて適当に食事をして喫煙しながらネットを徘徊・・・。
疲れたらまた寝るというダラダラ生活。・・・気付いたら夜だった件。

吉熊と戯れる。

何時間でも過ごせる。不思議。


でも飽きたので、そのままの姿勢でスマホのデーター(画像)を整理。
この画像、一昨年の夏旅で登別クマ牧場に行ったときのものだ。
ヒグマをバックに吉熊びっくりの図。かわいかったな、ヒグマ。
餌付けをしたのだが、餌をあげないとヒグマがガラスを叩いてくる。
その様子を昨日のことのように鮮明に思い出してうっとり。




手を伸ばし、読みかけの本を手に取る。
寝転びながら角田光代の「かなたの子」を読む。
短編集なのだが、どの話も救いようがないぐらい後味が悪い。
世にも奇妙な物語的な。
でも読み進めてしまうのはきっと角田光代のセンス溢れる手腕のせいだと思う。巧い。



一発発起し、起きる。
最近部屋で発掘された買って数年が経過した「フェルト 携帯ストラップキット」(ダイソー)を手に取るが、製作過程のハードルの高さに怖気づく。自分、どうしてこんなもの買ったんだろう。クマだからといって興奮して買っちゃったのだな。できるわけないのに。何だよ、このブランケットステッチって。イミフ。説明書を何回読んでも難解なので諦めた。気が向いたら作るかもしれないけど当分はこのままだろうな、きっと。キット。


参考書を取り出して1時間半ほど勉強する。
そしてまた吉熊と戯れる・・・。


嗚呼、今日は洗濯しかしていないじゃないか。
まーでもゆっくりできたからいいとしよう。
誰とも話さない日だったなと一人ごちると、吉熊が「僕と話したでしょ」と。

可愛い相棒。吉熊。
明日はお出かけしましょう。


無題

2014年06月21日 00時09分06秒 | Weblog
昨晩は地震の後ほとんど眠れなかった。「蒸し暑いな。もう少しエアコンの設定温度を下げようか」と思ったがマイスリーを飲んだ後だったので体に力が入らず。暗闇の中、意識はあるのに体は動かないというある意味恐怖にも似た状態を味わうこと1時間。ようやく這うようにして卓上のエアコンのリモコンをいじる。冷気を確認して布団に入ったところで意識は途切れた。
したがって今日は寝不足MAX・・・。どうしてこうも眠れないのだろう。自律神経失調しまくり。
仕事は比較的余裕があったので前任者から引き継いだ制服管理台帳を整理した。だいぶすっきりした。
稟議決裁が下りたので夕方はその処理をする。

仕事を終え、後輩女子Cちゃんと一緒に帰る。今日はお茶会を開催する予定。ウキウキルンルンの退社。
・・・のはずだった。

道端で、どこからからか動物らしきものの鳴き声が聞こえてきた。二人で道沿いのマンションの植え込みなどを確認してもその発生源は確認できず。
諦めかけたところで、足元のビニール袋が目に入った。よく見ると動いている。
勇気を出して縛ってあるのを解き、中を確認。開けたのは私だが、先に中を確認したのはCちゃんだ。私は直視できなかった。
中に入っていたのは仔猫3匹だった。まだ生まれたてである。ビニール袋を開けた途端、仔猫たちは安心したのだろうか、鳴き止んだ。
ゴミよろしく、生命をビニール袋に入れ、縛り口をきつく結ぶだなんて残酷すぎる。私の理解の範疇を超越していた。信じられないと二人で憤り、悲しんだ。しかるべき対応をし、現場を後にしたが、どんよりとした気持ちは鳩尾あたりで燻り続けた。


予定時間を大幅に過ぎてお茶会♪
星乃珈琲にて。
Cちゃん念願のふわふわスフレドリア。

ふわふわしすぎてスプーンで掬うとぷるぷるする。中のケチャップライスが私好み。


パンケーキ。
噂には聞いていたが、かなり美味しい。口の中でとろけていく。


色々な話をしたが結局は仔猫3匹の話になってしまう・・・。


まだ話し足りないので喫茶店2件目。
互いの状況や仕事の目標などを熱く語り、23時、お開き。



色々あったけれども、明日はようやく休み。
思う存分体と心を休ませたい。

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クマとダンスを

2014年06月19日 21時55分44秒 | Weblog
NHKドラマ「花子とアン」、いよいよ白蓮事件の序章が始まった。自分的に既にもうタイトルを「花子と蓮さま」にしちゃっている。「白蓮れんれん」、読み返そうかな。自分の中で空前の白蓮ブーム到来。蓮子さまの長女・宮崎蕗苳さんは華道家としてご活躍しているよう。


定時後、歯医者へ。最近、体調が悪いらしく歯肉がどうも腫れぼったい。歯科医の説明によると、私は歯磨きの力が強く歯肉が削れてしまっていて、そこに歯石が溜まって、免疫力がないときに痛むらしい。歯石が溜まらなくなる治療をしてもらい、汚れを落としてもらって終了。
歯科医は早口で一気に話す(息継ぎなし)、そしてじっと目を見つめてくるので・・・ちょっと怖い。
相槌を打つタイミングがはかれない。腕は良いのだけれども。
今日汚れを取ってくれた歯科衛生士さんは意地悪じゃないほうで、安心。彼女が吐く息がマスク越しでもほんのりとニンニク臭いんだがまあ許す。


帰宅途中、沖縄市みたないイベントが開催されていた。つい、ちんすこう(黒糖味)を購入。普段甘いものは食べないのだけれども、ちんすこうには目がない。あの素朴な甘さが好きだ。あればあるだけ食べてしまう。
「また自分にご褒美したの?」
と吉熊。うるしゃい。



コンビニで買ったパスタを食べながら喫煙。そしてネット。嗚呼、至福のひと時。

台湾の故宮博物院の品々の来日がいよいよ来週に迫った。
台北 故宮博物院の展覧会はこれまでアメリカ、フランス、オーストリア、ドイツで開かれたのみ。
今回の展覧会がアジアで初の開催となる。


台北 國立故宮博物院-神品至宝-


東京国立博物館 平成館-特別展示室/本館 特別5室
2014年6月24日(火) ~ 2014年9月15日(月)
翠玉白菜の展示期間:2014年6月24日(火)~7月7日(月)

去年、台湾で見た白菜(翠玉白菜)。
中国人観光客にもみくちゃにされながら必死の形相で見た。
ガイドさんが優秀で、彼の引率により、我々は待たないで見られた。
あと5分遅かったら確実に20分待ちだった。

メノウのグラデーションと技術の融合。
隣の角煮もリアルだったが白菜のみずみずしさも凄かった。


でも正直、白菜や角煮よりも隣にあった「玉人與熊」に激しく萌えた私。
ガイドさんの「これはクマさんと人がダンスをしているところです」という説明でもうクラクラしていた。

今回、この子も来日するらしい(「人と熊」という名前で)。


一つのメノウからこれを彫刻する技術力の高さって見当がつかない。
また、今まで様々な美術品を見てきたけれども、クマをモチーフにしたものは少ないので嬉しい。
しかもこのクマが可愛いんだな。やばー。まるで笑ってるように見える。


吉熊と自分がダンスする妄想をしてしまう。
仕事中もPCの傍に置いている。いつも励ましてくれる吉熊。いつも一緒。
入眠前、毎晩吉熊とダンスをしている妄想をしながら目を瞑る。

・・・あと夜な夜な思うことなのだが、自分、どうしてこういう飲み方をするのだろうか。
マイスリーのシート。
10mm/dayなのだが調整しやすいよう5mmを2錠飲んでいる。


さすがあればあるだけちんすこうを食べてしまう計画性のない性格だわ。

妄想力はあっても計画性はないらしい。

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朋ちゃんだったら

2014年06月18日 20時30分52秒 | Weblog
友人あやみちゃんから「読売新聞に朋ちゃん出てるよ」と教えてもらった。
昨日ゲットし、熟読。
読売新聞朝刊17面のくらし・家庭欄の「た・か・ら・も・の」というコーナー。
華原朋美さんがお父様からもらった乗馬ブーツについてを語っている。



高校3年生のときに千葉県代表として出た国体(障害飛越)。人馬一体になって自分の限界を超える高さに挑戦した経験が今も財産になっているとのこと。
結果は惜しくも4位。
芸能界に目標をシフトさせるが私生活の悩みから2007年より長期休業を余儀なくされた。
「寂しくたって私は負けない」・・・2012年12月、5年ぶりにステージで代表曲を歌う。傷ついても前に進むという歌詞が半生と重なる。「歌を聞いた人が一緒に頑張ろうと思ってくれればうれしい」
と朋ちゃん。

朋ちゃんの直向で前向きなところ、そして負けず嫌いなところは大変勉強になる。
また、彼女が2012年12月に復帰したことで、私は抗うつ剤パキシルを断薬するきっかけを得た。

素敵な情報をありがとう、あやみちゃん。



朋ちゃんの記事を読んでモチベーション上がりまくりで出勤。

吉熊上司が物品を購入(代引き)し、昨日彼が立替えた分を、今朝経理から私が出金する私。
経理から戻ってきて吉熊上司にお金を渡そうとするが、彼はずっと会議室から出てこない。
仕方がないので私が預かることに。
やっと夕方になって吉熊上司が戻ってきたが、私はお金を預かっていることをすっかり忘れてしれっと仕事をしていた。

前の席に座る吉熊上司に
「言いにくいんだけど・・・お金返せよ」
と言われてハッとした。
すいません。うっかり忘れておりました。
「これお小遣いだと思っていました」
と言いながら、てへぺろ気味でお金を渡した。


ある書類を吉熊上司に渡したのだが、
「前回よりもきれいだね」
と言われた!
前回は確か3月末頃に提出した。
あの頃は、制服管理業務の仕事が増えたことと人間関係で弱っていて精神的に余裕がなかった。
やっと最近、制服管理業務を自分の仕事にしたと思えるようになってきた。
あとは心療内科のクマ医師が言うように「効率化」が課題。今、紙でやっていることをデジタルで行いたいのだが。
華原朋美だったらどういうふうにこの状況を乗り越えるだろうか。
昨日読んだ記事がふと蘇った。


今週も中間地点を通過した。
あと半分、頑張ろう!!