世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

旅立ちの時

2015年04月07日 22時02分07秒 | Weblog
今日はとてもハイペースで仕事を進めることができた。
主に制服関連。
注文した新卒・中途採用者分の制服のデータをPCに入力。
あの会社でこの業務を知っている人は恐らく吉熊上司と私だけだろう・・・きっと。
そんな人知れずな業務をトランス状態で行い、側を通過する社長をとっつかまえて稟議決裁をいただく。株価の動きもチラ見。机に積まれた今日の発送分の制服。相変わらずキーボードに囲まれた小室哲哉状態で仕事をしている。震度4の地震が来たら確実に雪崩が起きると思う。

そんなこんなでキリよく定時に上がれた。
後輩女子Cちゃん、後輩男子ほっしーと駅まで歩いた。
会社の近くの古いマンションが解体途中で廃墟状態なのを見て
「ちょっとこれすごい。マトリックス状態じゃん。特撮できるよ」
と私が言うと、
「じゃあ、吉熊上司に主人公になってもらいましょう」
とCちゃん。爆笑。
まだこのテンションに慣れないほっしーは苦笑い。

「キャベツが余っているから今日は焼きそばにしようかと思うんです」
というCちゃんの宣言を聞き、
「私は納豆」
と私が言えば、先月まで単身赴任をしていたほっしーは
「納豆は助かりますよね。ヘビロテしてました」
とボソっと呟く。

ほっしーが来てもうすぐ1ヶ月。
聞けば彼は外線に出るのが苦手なのだそうだ。
「でも自分がゆっくり話せば相手も最初は早口でもゆっくり話してくれることを発見しました」
と教えてくれた。
私が15年いても気付かなかった普遍の真理を入社3年目の彼が教えてくれた!!


今日も平和に過ぎていった。
・・・仕事は山積みなのだが、優先順位をつけて焦らずに遂行しようと思う(自分に言い聞かせている)。


帰宅後はのんびりとお寛ぎタイム。

BGMは「旅立ちの時 ~Asian Dream Song~」


宮沢和史さんの歌声も綺麗で好きなのだが、4:00~のアジアンちっくなコーラスにもうっとり。

久石譲の楽曲も壮大でただただ美しいのだが、ドリアン助川がつけた歌詞の秀逸さはどうだろう。歌詞を読み込むと、くるものがあるではないか。

中学校の先生をしている友人によると、この歌は合唱コンクールで人気があるとのこと。
殆どのクラスの自由曲がこの歌になることもあるらしい。
歌詞に「夢を掴むもの達よ 君だけの花を咲かせよう」ってある。
大人になる前に思い描いていた「夢」・・・たくさんあった。
お花屋さん、占い師、地方公務員、東京のOL、臨床心理士、結婚式でピアノを弾く人・・・など。
自分の現実の延長線上にそれらを並べていると時間が過ぎるのを忘れるぐらい楽しめた。
その一つを叶えて15年。
今、「夢は?」と聞かれると少し怖い。
終の棲家をどうにかしなくてはならない、貯金もしなければならない、勉強もしなければならない、と、何時しか夢は「しなくてはならないもの」になってしまった。夢を見ること自体がどこか恥ずかしいと思うようになってしまっている。
しかし、最近、「夢」というか野心を持っている人と接触する機会を得た。その方の場合、目指す次のステップを見定めたあとは「~しなくてはならない」と考えるのではなく、「~したい」と思っていることに気付いた。そして、できることを弱音を吐かずに直向にしている。とても勉強になる。


「旅立ちの時 ~Asian Dream Song~」のアジアンムードに押され、夏旅の予定を練り練り・・・ねるねるねるね青りんご味。
状況が変わらなければ、今年は海外へ!!
今のところ、それが私の「夢」だろうか。