世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

こはいかに…

2024年06月30日 23時47分17秒 | Weblog
9時半に起床。曇天が鬱陶しい。エアコンをフル稼働させ、レトルトのカレーで朝ご飯。
食後、マニキュアを塗りなおした。
久々のレブロン。


マニキュアが乾くまで、色々な調べものをした。
そう、都知事選のマッチングとか。
「この人だけは嫌!(生理的に)」という候補者との相性が抜群で「こはいかに…」という気分になる。

小腹が空いたので、野ばら友からいただいた「ローズようかん」を食した。
薔薇の風味が口の中いっぱいに広がり、気高い気持ちになる。


身支度をして大宮へ。
今日は宇宙劇場(プラネタリウム)に行った。





宇宙劇場の壁面。
KAGAYAさんが描いた12星座の絵が客をお出迎えしてくれる。
これがまた綺麗でうっとり。




私の星座、水瓶座。美少年ガニュメデス。


上坂浩光監督のサインを拝む。



18時からの「小さな星のプラネタリウム Music by 久石譲
プラネタリウム100周年記念事業公認企画」を鑑賞。









「となりのトトロ」の「♪風の通り道」と満天の星空の親和性の高さに鳥肌が立った。
ラストのナウシカの曲もヤバかった。美しすぎる。

古代ローマ人が耕作時期を星を頼りにしていたこと、400年前の望遠鏡の完成で一気に進んだ天文学、100年前に登場したプラネタリウム、それらの説明が良いタイミングで星空をバックに字幕となって現れる。
素晴らしい構成だった。音響も映画館の迫力並み。

プラネタリウムができて100年か。
私が初めてプラネタリウムを訪れたのは小学生の時。両親に八幡山公園にあったプラネタリウムに連れて行ってもらったのだ。「亮ちゃんは車に酔いやすいからなあ。プラネタリウムも酔っちゃうんじゃないかな?」と両親は難色を示していたが、酔うどころか大興奮で星空を見つめた記憶。



本作品は全国各地で投影されても良いレヴェルのクオリティだった。
さいたま市宇宙劇場の制作とのこと。
すげーな、おい。



東口に上陸。
その前に丸井の前の喫煙所で若人にナンパをされた。
年齢を問い尋ねたらZ世代以上30歳未満とのこと。
最近、この年齢ぐらいの男の子に異常にモテる。
なんでだろう。
逆に年上の男性からは一切声を掛けられなくなった。

やんわりと若人の誘いを断り、離脱。

「相手に悪いから」と連絡先を教えたり、一緒にご飯をしたりしない。
自分を守ることの重要性、相手に依存しない孤高の魂。これぞ嶽本野ばら先生の指し示す乙女の姿なのである。


夕ご飯はここ。
伯爵邸の看板、ラブホみたいけど喫茶店。

昔からこのような貴族っぽい喫茶店にめっぽう弱い。(池袋の「伯爵」とか)

ここはNHK「ドキュメント72時間」にも登場した喫茶店で、なぜか沖縄料理も食べられる。
今日はタコライスを食べた。とってもボリューミーで大満足。




明日からまた一週間が始まる。
最近、仕事が楽しい。
月曜日が苦痛じゃない人生が来るとは思わなかった。

仕事をしつつ、都知事選、誰に入れようか、もう少し考えてみる。




ヲタ活コンテンツ

2024年06月29日 23時52分58秒 | Weblog
9時半に起床。よく眠れた。

今日は予定がなく、「何すっかな」とぼんやり考える。
この時間自体も好き。

そうだ!国立国会図書館に行こう!と思う。

前々から気になっていたものが読みたくて、父クマパパに相談。


普段、あまり遣り取りをしない76歳父と46歳娘の会話。

父は仕事が忙しく、帰宅後も仕事をしていた。ちょっとだけ子供と触れ合い、そのまま寝てしまい、早朝に風呂に入って湯上りにワープロに向かって仕事の仕上げをしていた。
団塊の世代だったので競争率が高かったにもかかわらず、組織のトップに上り詰めたすごい人なのである。そして当時のパパは、今の私の10倍ぐらい本を読んでいた。パパのタイパ、謎過ぎ。


永田町駅2番出口から少し歩いて国立国会図書館へ。


入館証を作るのが億劫すぎてずっと先延ばしにしていたのだが、去年、20日連続有給取得(通院)の際に時間があったので作った。
入館以外に、貸出も複写もこれがないとできない。



先に貸出依頼を端末でおこない、昼食というか朝食をとるために6階の食堂へ。

食堂のメニュー。


やっぱり名物の国会図書館カレーを選んじゃう。



大きなジャガイモが2つ。


ビルとカレー。



食事後に貸出カウンターで書物を受け取る。そして1階で複写。
2001年と2002年の「美的」(小学館)に連載されていた嶽本野ばら先生の連載(「淑女のお悩み相談室」)。

エッセイ「パッチワーク」を読めば同じ内容に触れることができるのだけれども、野ばら先生の麗しいお姿は「美的」でないと見られない。
帰りの電車で久々に読んだんだけど、やっぱりとびきり文章が上手い。
読者の相談に答える内容なのだが、野ばら先生独自のアドヴァイスがユニークで、しかも説得力がある。

嗚呼、これだよ、これ。
私が嶽本野ばら先生を好きになったきっかけは。
指向的にコンサバOLだったのに、いつしか「乙女」になり、羽のように丘を下る~。
亜麻色の髪の乙女が流行ったころだ。

同じく「美的」に連載されてた齋藤薫先生のエッセイも複写した。
この方の文章も説得力があって、そして優しくて好きだった。

林真理子先生が特集されていた資料は見つからなかった。
もう少し下調べをしないと。

野ばら先生の連載もそうだが、この前なんか永山則夫の母のインタビュー記事が載った週刊誌も転写しちゃったもんね。
国立国会図書館をヲタ活コンテンツとして使ってて、なんかごめん。


国会議事堂も見た。

ここも去年の長期有給取得のときに見学に行った(平日しか見学できない)。
懐かしいな。
あの日、偶々一緒に見学した人とは今もLINEでやり取りをしている。
このように、周囲から見たら病気になって「かわいそうな人」と思われがちだが、実はけっこう逆手にとって楽しみを味わってて「幸せな人」だったのである。

一旦帰宅して買い物へ。
マツキヨのDMを使って爆買い。

カロリーメイトは来週分の朝ご飯。


あと化粧水や乳液、久々にレブロンのマニキュアとキャンメイクのマスカラの下地を購入。

アクアレーベルは機能性が高いらしく、ユーチューバーに絶賛されているそうだ。
私はもう10年以上使っている。


夕食は弁当屋で肉野菜炒め弁当。


帰宅後に大掃除。
そう、月初の土日はベランダ掃除、風呂場のガチ掃除、エアコンのフィルター掃除をおこなう。
このマンションを買ってからずっとそうしている。

こうして気ままな土曜日は終わった。

パパが国会図書館に行ったとしたら何を貸出キボンヌするだろうか。
今度LINEで訊いてみよう!


よろず相談所

2024年06月28日 23時59分25秒 | Weblog
6/28心療内科デー。
今日は物凄く眠くて眠くて。
中途覚醒が5時にあり、ハルシオンを飲んでしまったせいで10分ほど寝坊をしたし、朝の記憶がないぐらい眠かった。
昼頃には眠気が落ち着いたがあくびを連発。

天気もいけない。
しとしと降る雨、曇天の空色、これも眠気を誘発する原因だと思う。
交感神経と副交感神経がバグるっつーの。


そんなこんなで、退勤後、駅そばでキメる。




去年、人事部のお姉さまに心療内科に週一で通院していることを述べた。
その際、心療内科の待ち時間が平均4時間であること、そして駅そばを食べてから通院するのがデフォであることもなぜか述べてしまった(ソラナックスを飲んでて判断力が鈍っていた)。
以来、金曜日、彼女とトイレで会うと「今日は駅そばの日ね♪」と言われ続けている。

ええ。今日も駅そばでキメますわよ。
むしろ山菜とコロッケそばを食べないと一週間を終えた気になれない。
今日の駅そばの店員さんは新人だった。
入店するや否や、
「ネギ多めね」
と奥からベテラン店員さんがフォロー。ありがたい!!

火照った体に冷え冷えのそばが沁みる。

一旦帰宅して一服。
土砂降りなので空いているかなと思いきや、激混みの心療内科。
田舎にある小学校の分校の全生徒数ぐらいいる!

毎週ここで顔を合わせていた派手髪の女の子が隔週の通院になってて良かったね、と思う。

ということで4時間、嶽本野ばら先生の本を読んだり、最近マイブームのスマホゲーム「ヘキサソート」をおこなう。
GWに地元のお友達が教えてくれたゲーム。パズル式でとてもおもしろい。
ゲームにハマるのなんて、mixiのサンシャイン牧場以来だろうか。

あとネットで野ばら先生の記事を発見。

青木美沙子さんとの対談、おもしろかった。
お二方に、ロリータ文化を築き上げてきたという矜持を感じた。



さて、診察。
「眼科医に緑内障のセカオピについてなんて言えばいいのか」をクマ医師に相談。
去年の大病のとき(新薬を使うかどうか)もそうだったけどセカオピって言い出しにくいよね…。
「眼科医の先生もきっとあなたにセカオピしてもらった方が安心なんじゃないですかね?」とクマ医師。
そうだよね!そう思えた!!

あと、区立プールがちびっこで混んでいるので夜に泳ぎにいくのだが、夜の運動って睡眠的にどうなの?ということも訊いた。
「よく眠れると思いますよ。でももう少し、そうだね、夕方ぐらいの方がいいかも」とのこと。
密かに池江璃花子を目指してることは言わなかった。

精神的なことは特に問題がなく、毎日平和に過ごせていることを報告した。
暑さ対策の「清暑益気湯」は効いているような気がするので継続。

もはや心療内科というか、私のよろず相談所と化してる。
クマ医師、お疲れサマー。

私もお疲れサマー。

雨は上がっていたが湿度で蒸している夜道を歩いて帰宅。


重いんかな?

2024年06月27日 23時36分20秒 | Weblog
今朝の「虎に翼」は鳥肌が立った!
前作「ブギウギ」とのコラボもすごかったけど、何といっても寅子ちゃんの女子部時代のお友達・梅子さんの狂気じみた高笑いの演技である。



夫(モラハラ)が死に財産分与にお妾さんが登場。しかも大切に育てていた息子(三男)がそのお妾さんとデキているという。

高笑いの後、「あとは兄弟で話し合ってください。誰のせいにもせず自分の人生を生きてください。ではごきげんよう!」と颯爽と家を出る梅子さん。それを見て嬉しそうなよねさん。※よねさんの笑顔は貴重!
俺得な朝であった。



今日は退勤後、久々にとんこつラーメンを食べた。




替え玉、投入。


にんにくをドバドバ投入。


完食後、豚さんが!


時々、無性に食べたくなるんだよね。とんこつラーメン。
ちなみに店内放送で朝ドラの主題歌が流れてて、思わずピースしそうになった。

米津玄師 - さよーならまたいつか! Kenshi Yonezu - Sayonara, Mata Itsuka !

(現時点で再生回数3200万回!)

帰宅後、鎌倉で買った紅谷のクルミッ子が美味しすぎて昇天。
すぐに売り切れるのもわかる。




同僚にスピ系の人がいて、親切心で昨日私に『気』を送ってくれたという。
「〇〇さん(私)の背負ってきたものが重すぎてちゃんと『気』が届かないかも。大丈夫?」と案じられた。
え?そんなに重いんかい!?
まぁ、色々あったからね。
今はとても幸せで、なんなら46年間の人生で一番輝いている自覚があるのだけれども。
優しい上司の下で思い切りぬくぬくしているし、親も健康だし妹はしっかり者だし、弟も高給取りで頼もしい。
毎日好きなものを食べ、朝ドラを見て出勤し、帰宅後は好きなだけクマちゃんたちとイチャクマを重ね、ゆっくりお風呂に浸かりながら本を読んで、サイレースでキメて深い眠りにつく。これが幸せでなくてなんだろう。

昨日、Sちゃんと鎌倉に行った。
先月も一緒に吉原に行った。
いつも私は帰りの電車で「楽しいなあ。『今』がずっと続けばいいのに」と言う。
するとSちゃんに「くまちー、重い女だな!」と笑われる。

…やっぱり重いんかな?


奇跡の有給@鎌倉

2024年06月26日 22時21分15秒 | Weblog
有給を取得し、鎌倉までぷらっと行ってきた。
他部署の後輩女子Sちゃんも有給を取っていて、私の鎌倉旅行にジョイントしてくれた!
奇跡の有給@鎌倉


藤沢駅経由で七里ヶ浜駅へ。




途中、海が広がる車窓に大はしゃぎの我々。


「珊瑚礁」でカレーを食べた。
1時間待ちと言われたが30分ほどで席に案内された。


ほたてカレー。風味がまさにほたて。

ここはとても有名なお店で、妹も友達と来たことがあるそうだ。

店内がハワイアンな感じで非日常を体験できる。



長谷駅で下車して光則寺へ。
隣の長谷寺は平日なのに長蛇の列だったが、ここは我々以外、ほとんど誰もいなかった。
しかし、見どころ満載なのだよ。
まず山門前にトケイソウが咲いている。私はここ以外の場所でこの花を見たことが無い。
幾何学的でなんて綺麗なんだろう。うっとり。



紫陽花は見ごろを終えてしまっていたが、蓮の花も見られて極楽浄土気分。


とても珍しい「ウサギゴケ」にSちゃん、興奮。
よく見るとウサギの形をしている食虫植物。



今年最後の紫陽花かな。





境内にある日朗上人の土牢へ。ちょっとしたトレッキング。二人とも汗だく。


ついた!


網走監獄が好きすぎて3回ぐらい行っちゃうSちゃんはこれを見て興奮していた。
日蓮宗の宗祖である日蓮の弟子が幽閉されたとされる場所。


「こんなに鬱蒼としたところに、いつも一人で来るの?くまちー、マジでメンタル強い。マジウケル」と言われた。
※私とSちゃんは気が合うので、きっと前世は吉原にある同じ遊廓で一緒に働いていた遊女という謎設定。
※くまちー⇒私の源氏名が熊千代なので略して「くまちー」。

まあ、たしかに…。


トレッキング中、どこからか「ギーギー」「パオーン」という不思議な鳴き声が聞こえる。
去年、その声の主がここで飼われている孔雀だと私は知っていたのだが、Sちゃんは知らなくて「え?何?こわっ!」とビビっていた。
今日は羽根を広げてアッピールしていた孔雀さん。


ファンサでお尻も見せてくれた。


かわいくて20分ぐらい見てた。


江ノ電に揺られて鎌倉駅で下車。
駅前から伸びる小町通りを歩く。



平日なのに人がたくさんいた。


幻のお菓子、紅谷のクルミっ子は売り切れ。
贈答用の箱に入ったものを二人で共同購入して分け合うことに。
すんごく人気のお菓子で新宿の伊勢丹でも売っているのだが入手困難。
一度食べてみたかったんだよね。



嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」に出てくる「ミルクホール」は休みだった。ぴえん。



さすれば「MORE」に行くしかない。席で喫煙できる天国のような喫茶店。
クレープ包みのケーキを食べ、しばし談笑。



帰りの電車でもずっと喋っていた。
今日も10時間ぐらい一緒にいたけれど、ずっと笑っていた。
こんなマニアックな旅行に付いてきてくれてありがとう!Sちゃん。


例年、鎌倉での紫陽花鑑賞時は脳内で小室哲哉さんの声がこだまするのだが、今日は小室さんのことを思い出す余地がなかった。
それほど二人で笑い続けていた。
(小室さん、ごめん)
小室哲哉 / Kimono Beat


竹林、紫陽花、砂浜、細い路地…歌詞にある単語からこの歌の現場は「鎌倉」だとずっと思っている。
元々は小室さんが松田聖子さんに提供していた楽曲で、歌詞を男性視点にアレンジして自ら歌いあげた逸品。
小室さんのヌメヌメボーカルがたまらなくクセになる。スルメのようだ。


有給前夜

2024年06月25日 23時05分32秒 | Weblog
今朝、パン屋さんでランチを買った。
支払いは自動支払機にお財布の中にある小銭をぜんぶ入れた。
そしたら詰まってしまったもよう。
店員さんが入金金額を確認、慌てて電卓でおつりを計算し、おつりを出そうとしたら、まさかの釣銭切れ。
奥から棒状態の硬貨を出してきてフィルムを剥し、金銭授受が完了。
…私の背後にできた長い列を見ぬ振りをしてパン屋を脱出。
現金主義者の生きづらさよ…。

アンラッキーは続くもので、区から会社経由で出される「給与所得等に係るなんちゃらかんちゃら通知書」。
そろりそろりと剥がしたにも関わらず、糊が濃かったせいで紙面が破けてしまい、肝心の数字が判読不可能になった(先週)。
区に電話をかけ再発行してもらったのだが、またしても数字が破けてしまう。
また電話をかけて再発行の依頼をした。
「糊付けしないでそのままください」とお願いしたのだが、それは不可能らしい。
紙面の「給与所得」のところが特に著しく破けている。
霞のような金額だが一層儚く思える…。


明日は有給取得。
夕ご飯はサクッとおうちで。
レトルトのご飯と野菜丼。そしてファミリーマートの唐揚げ。



明日、有給を使ってお出かけする旨を家族LINEで報告したら、母から「扇子を持って行った方がいいよ」とアドバイスを受ける。
母が言うことは絶対なので、持っていく。
私の扇子はハイセンス。


10年以上前に広島の安佐動物公園で買ったもの。
棒を振り回すカンフーベアことツキノワグマのクラウド君見たさに10年以上前、訪れた記念に購入。大切に大切に使ってる。
隙間が多いのであまり涼しくないけれども!!




渡部潤一先生が横浜そごうで開催されているKAGAYAさんの展示会に行かれたもよう。


すべての人身事故が自殺とは限らないけれども、もし自殺だったら、うん。あのKAGAYAさんの写真に広がる宇宙や夜空を見たら、思いとどまってたのかな。
KAGAYAさんの写真のすごいところは、日常の延長線上に「こんな綺麗な世界があるんだ」と思わせてくれるところ。世界観の拡張を感じさせてくれる。
毎日会社と家の往復で単調な生活を送っていても、夜の帳が下りる帰り道に空を見上げると「このどんよりとした空の上にもKAGAYAさんの作品のような宇宙が広がっているんだよね」と。まさに渡部先生が仰るように「気づかないだけなのです」なのだ。


先週、先々週と映画「あんのこと」を観て、自殺について考えることが増えた。
ラスト、主人公・杏は「飛んで」しまったけれども、もし自分を取り巻く世界がもう少し奥行があるものだと認識できていたならば、結末は違っていたかもしれない。

でも、一昨年、希死念慮を抱いてしまった身としては、不安と恐怖で視野が狭くなり、「(この状況を終わらせるためには)死ぬしかない」としか思えなくなることを知っている。磁力を持った線路に吸い込まれそうになるんである。
いくら外野が「世界はもっと広いよ」とか言ってくれても、何も響かない。

何が言いたいかというと、自殺のことは自殺した本人にしかわからないということ。
他人には分からない。
でも、誰かひとりでも案じてくれる人がいると思いとどまれることもある。
実際、私がそうだった。
「毎週金曜日、心療内科のクマ医師に会うのが目標」にして2年ほどをやりすごしていた。
医療行為、相手はプロなので思い切り懐を借りた。

そうこうしているうちに状況が変わって、今、こうして楽しく生きている。

思い悩んで視野が狭まる前に、KAGAYAさんの写真を見て死なずに済む人がいれば良いなと願う
そのぐらい説得力のある作品の数々だ。



ひとまず明日はお出かけなので早く寝よう。


自信

2024年06月24日 23時35分01秒 | Weblog
梅雨に入ったのか?
朝から湿度がエグくてヘロヘロ。
午前中、色々なことを頼まれる。
「〇〇の協議書書いて」
「これ、スキャンお願いします」
「人事案内の処理をお願いします」
などなど。

夕ご飯は王将。
先般ポイントを貯めてゲットした250円の金券を使う。
炒飯とニンニク激増し餃子。疲れるとニンニクを欲する。


風呂上がりに母ヨーコたんにLINE通話をかけたのだが、寝てしまったもよう。
両親はこの前、海外旅行に行った。まだ疲れが抜けてないのかな。


今日、上司に「長期休暇の日程は決まった?」と訊かれた。
東京の下町育ちの彼はちょっとせっかち。(私がのんびりしすぎなのかもだが)
「決まりましたよ!」と日程を報告。

彼は表立って褒めてくれることはあまりないけど「ありがとう」と必ず言ってくれる。
とてもとても優しい人。

去年、病名を宣告された日、帰宅してすぐに上司に電話をした。
状況を説明したあと、隣にいた母に電話を代わった。
電話を切った後、「『体のことを一番に優先してください』ですって。優しくて情が深い、良い上司ね。ママ、安心した」と母。
母の言うことはだいたい正しい。
信頼できる上司の下で、変な勘繰りをしないで安心して働けている。



嶽本野ばら先生がブログを更新されている!

ユリイカ 嶽本野ばら特集号


【以下引用】
よく自分に自信がない――

という言葉を聞きます。



僕はそれがよく解らないでいます。


自信がないなら自信がつくまで

練習なり勉強すれば良いのだし

結果、1人でも誉めてくれれば

それで充分、自信になるからです。


【以上】

もう!ちょっと泣いちゃったじゃないの!!
そう、1人でも褒めてくれれば自信になる、んだよな。

野ばら先生の紡ぎ出す文章は私にとって「聖書」。

自信が持てるよう、がんばろう。

追伸:上司も映画「下妻物語」を面白いと言ってた!

映画『下妻物語』/予告/2024年7月19日リバイバル上映



映画「下妻物語」のパンフレットで野ばら先生が「(下妻物語は)50年後の教科書に載るかも」と書いていた。
あれから20年。
あと30年後。
…あながち嘘ではなさそうな気がしてきた(←信者的発想!?)。



未来の私へ

2024年06月23日 23時08分08秒 | Weblog
10時半に起床。よく寝た。満足。
今日は雨。コンビニの広島焼きを食べた後、うだうだ。
梅雨の時期といえば、今年もアレ…汗疱(かんぽう)ができた。
梅雨から晩夏にかけ、指の側面にボツボツができる。
潰すと水が出て楽しいのだが、その後痒くなったり皮が剥けたりして見た目が悪くなるので嫌。


ダウンライトの電球を求めて電気屋さんへ。
今日は湿度がマジで半端なくて萎えた。むわっとする。

この家を買って5年が経過したが、いまだに電球の型番を覚えられない私。
中学時代、家庭科もそうだったけど技術科もまったく興味が持てなかった。
ボルトとかよく分からない。

だから、未来の私へ。
吉熊ブログ検索で「電球」「LED」「ダウンライト」「ヤマダ電機」で検索してね。
これだよ!





誕生日に友達からもらったスターバックスのクーポン700円分の使用期限が迫っていたので利用した。
ストロベリーフラペチーノ。これだけだと700円以下なのでお店の人の助言を受けオプションでホワイトモカシロップ(+55円)をチョイス。

うわあ!ちょっと誕生日ケーキみたい。
ありがとうね、お友達。
彼とは中学時代同じクラスで2018年のクラス会で再会。
中学時代、まったく口を利かなかったのに今では気軽に声を掛けられる良い男友達である。


カロリーの塊のようなものを摂取したので、夜はせっせと水泳に勤しんだ。
2時間、がっつりと。
1ヶ月ぶりの水泳はとても気持ちがよくて楽しかった。
水の中をスイスイ泳ぐのって空を飛ぶのに似てると思うのは私だけだろうか。
魚のように。鳥のように。
眼下に広がる水の影を地上に見立てながら、自分の吐く息の音を感じつつ、ひたすら泳いだ。

暑くなってきたからだろうか。
日中は入場規制がされてて70分待ちらしい。
水泳を始めた当初(今年の1月)は、日中でもスカスカだったのに。

25メートルをクロールで泳ぎ切ることはもはや楽勝になった。
綺麗な海で存分に泳いでみたいものだ。

帰宅後、買っておいたハンバーガーとはるさめスープで夕ご飯。
泳いだ後ってとても空腹になる。Nスぺのポルノ依存症特集を横目で見ながら咀嚼。元々希薄だった性欲が最近まったくなくなりもはや他人事にしか思えない。


さて、明日からまた一週間が始まる。
指のブツブツは気になるがどうにか乗り越えよう。

あと未来の私へのメッセージが届きますように(電球の件)。


追い杏

2024年06月22日 23時09分08秒 | Weblog
10時半に起床。よく寝た。
15年ぐらい前にSTRAWBERRY-FIELDSで買ったワンピースを久々に着てみる。
お袖が複雑な構成をなしていてかわゆい。
シワになりやすいが故、アイロンがけが面倒臭くあまり着てなかったので新品同様。





昼過ぎにジェイコムの人が来訪。
装置を交換してくれる下見とのこと。
25歳の男子でとても良いコであった。
ついでにauのシムをジェイコムのものにしてもらう手続きをしてもらった。
携帯代が4000円ほど安くなるもよう。
順天堂での治療代のことを考えると非常に画期的。




薬局でお薬ゲット!これで2週間は生き延びられる。



宵の口に池袋へ。
今日も杏に会いに行った。
映画「ミッドナイトスワン」を何度も観に行くことを「追いスワン」と呼ぶらしいが、「あんのこと」を先週に引き続き今週末も観に行くこの状況はやはり「追い杏」と呼ぶのだろうか。
先週は丸の内、今週は池袋のロサ会館にて。
いつぐらいぶり?映画「コンナオトナノオンナノコ」以来?




劇場は地下にあるのだが、階段の壁面に有識者のコメントが。時間があったのでじっくりと見入った。




けっこう席が埋まっててびっくりした。
この作品はとても良いので多くの人に観てもらいたい。

1回目鑑賞時より心に余裕を持って観られた。

杏の母親の振るう暴力がパワフルなのは、杏の母親がまだ若い=若い時に杏を産んだからなのかと推測。
足が悪くひっそりとしているおばあちゃんは、娘(杏の母親)が孫(杏)に暴力を振るっていてもぼんやりと眺めているだけ。これは、このおばあちゃんも昔、娘(杏の母親)に恒常的に暴力を振るっていたからなのではないだろうか。
断ち切れぬ虐待の連鎖が悲しかった。
そんな杏に育児の機会が与えられるのだが、杏は押し付けられた子ども・隼人のことを大切に大切に育てていた。
「杏ならば悲惨な連鎖を食い止められる」という入江悠監督の、杏への愛情と期待を感じた。

結局、児相に送られる隼人。絶望する杏。
今回の鑑賞では、「どんぐりころころ」の歌詞に、杏と隼人との関係を思い、涙腺が緩んだ。

終盤、すすり泣く音が館内でこだましていた。

今回観ても無駄なシーンは一切なく、2020年の春の閉塞感に満ちた「あの感じ」が表現されていて、たった4年前のことなのにもう忘れていることが多いことに吃驚させられる。

緊急事態宣言とか。防災無線とか。

映画『あんのこと』予告篇 6月7日(金)公開


一人でも多くの人に観てもらいたい。

他の人の感想も見てみたのだが誰も杏のことを「自己責任」などとなじる人はいない。
それは杏の健気さ故かなと思う。
「シャブを打たなかった日は〇をつける。一日一日の積み重ねが大切」と多々羅に言われた通り、日記をに〇をつけ、毎日ひらがなだらけの日記を切々と書く。
私も1年前、上司に日報を書くようにExcelのシートを渡された。
治療で1ヶ月ほど有給をもらった日以外、毎日書いている日報。
粘着質な私が書く日報はしつこい。
あれもやった、これもやった。細部まで書く。徹底的に書く。
たまに上司が見て苦笑している。
この前、久々に自分で読み返してみたら、こんなこともしたんだ、あんなこともしたっけ、と懐かしく思ったのと同時に、なんだか自信が持てた。
日報(日記)、だいじ。

最後、杏は日記を燃やそうとする。
それはシャブを打ってしまった日で、日記の日付に〇を付けられなかったから。
積み重ねてきたものが壊れるとき、人は狂う。

Excelのシートに日報を書けることは幸せなことなんだ。



「たとえばぼくが死んだら」

2024年06月21日 23時49分02秒 | Weblog
心療内科デー。待ち時間4時間。
日中、雨が降っているときは空いていたそうだ。雨が上がってから患者さんが押し寄せてきたらしい。
雨後の筍?
20人ぐらい患者さんが待合室にいてギョッとした。

心療内科の前に今日も駅そばでキメる。
山菜が売り切れていたのでコロッケそばに納豆をトッピング。

なかなか斬新な味だった。

店員さんに顔を覚えられているので、何も言わずともネギを多めにしてもらえる。

私が世間を賑わす事件や事故に巻き込まれて死んでしまい、週刊誌やネットニュースに載ったとしよう。
そのとき、駅そばの店員さんに「金曜日にいつもコロッケそばを食べていました。ネギ多めに出すと喜んでいましたよ。いつもクマのぬいぐるみとそばを撮影していました」と証言されるに違いない。
2ちゃんねるとかにも「そばクマ女」と書かれるのかも。死んでも死にきれない。

心療内科の待ち時間では、この前観た映画「あんのこと」のパンフレットを隅々まで読んだ。


監督をはじめ、河合優実さん、佐藤二朗さん、稲垣吾郎さん、それぞれが杏のモデルになった女性について熱く語られてて、理解が深まった。杏のモデルになった女性は自殺してしまったけれども、映画を通して蘇っている。そう感じた。

さて、診察。
クマ医師、とても疲れてた。
治療の副作用で自律神経が狂い、発汗が凄い私。
そのことについて訊かれ、「汗、出ますよ。まぁ、暑い季節なのでね」と言ったら、「そりゃそうですよね」とやっと笑ってくれた。
清暑益気湯の効果はぶっちゃけ感じていないがもう少し継続しましょうとのこと。

クマ医師からもらったアイスノンでとても良く眠れている旨を報告。
ただ1日だけ冷感シートを首筋に貼って普通の枕で寝た日があり、その際、シートが髪に絡まって取れてしまい中途覚醒をしてしまったことを言った。
「ああ、そうですよね」とクマ医師は私の超ロン毛をまじまじと見ながら言った。

最近は眠れているせいか、メンタル面も良好。
ネタ切れ感が否めない(良いことなんだけど)。

処方変更なし
ビオスリー、マグネシウム錠、マイスリー、サイレース、ハルシオン、パリエット、清暑益気湯。

「ハルシオンはどうしますかね?」と訊かれたが、ないと不安なので出してもらった。
帰宅後、バタンQ。


冒頭の「駅そばクマ女」。
クマ医師も証言するのだろうか。
「通院歴18年の患者さんでした。色々なことを一緒に乗り越えてきましたよ。髪の長い、頑張り屋さんでした」って言ってもらえたら嬉しい。


たとえばぼくが死んだら





ずっと続きますように

2024年06月20日 23時16分41秒 | Weblog
今朝の「虎に翼」はヤバかった…。
寅子ちゃんのお母さん・はるさんが危篤のシーンで寅子ちゃんが「やだ~!!!」って泣くシーン。
辛すぎて直視できなかった。伊藤沙莉さんの演技にただただ脱帽。
はるさんは最初結婚しろ厨でウザいと思っていたけど、娘である寅子ちゃんを信じ、生きたいように生きよと背中を押してくれた。
来週からはるさんが出なくなると寂しい。

暑い中、出勤。
まだ梅雨に入っていないのに我が腕はすでに松崎しげる状態。

毎日、日焼け止めを塗って、というか、塗り込んでいるのに。
目が大きいせいか日焼けをしやすい体質の私。
小学生のとき、二学期の始業式では毎年「まっくろ大賞」を受賞し続けていた。
上司も目が大きく似たような体質らしく、小学生の頃のあだ名は「ちびくろ・さんぼ」だったそう(あの作品って今、絶版なんだっけ)。

そうそう、今日、職場でうどんの話になった。
「はなまる」か「丸亀製麺」かという。
その話をして以来、今日はずっと口内がうどんを求めていた。
なので夕食は迷わず丸亀製麺でキメた。
すだちおろしうどん。半熟卵のてんぷらも付けた。昇天。



帰りに図書館で文春を読む。林真理子先生の連載が目的で。
今週の回で、小説「8050」が文庫化されたことを知る。
この作品は発売時に買ってすぐに読んだ。
八十代の親が収入のない五十代の子どもの生活を支える「8050問題」を題材とし、裕福な歯科医の父親と引きこもりを続ける長男の姿を描いた作品。とても読みごたえがあった。
読了後、両親に貸した。
父は本好きだが母が小説を読むのは稀なことなので、親子三人で同じ読書体験ができて嬉しかった思い出。

気になったので図書館の後、本屋さんへ見に行くことにした。
文庫本コーナーに「8050」確認。
おお!あった!!
おもしろい作品なのでぜひ多くの方に読んでもらいたい。

あと、嶽本野ばら先生の「ハピネス」(文庫本)の存在も確認。

本屋さんで「嶽本野ばら」という名前を見ると精神が安定する。もはや精神安定剤な野ばら先生。

朝ドラに感情移入し、うどんの話を気軽にできる職場で働き、好きなものを食べ、ふらりと図書館や本屋さんに寄れる。
今、人生で一番幸せな期間かもしれない。
この幸せがずっと続きますように。

日焼けなんか気にしてられないほど、幸せを追いかけることに夢中。



20年前、26歳の初夏。

2024年06月19日 23時20分40秒 | Weblog
大学時代から社会人初期にかけて、乙女ちっくなかわいいものから離れていた時期がある。
お洋服もナチュビュとかシンプルなものをなるべく着ていた.。
小学生の時、毎日ブラウスにブローチ、髪におリボンを身に付けるのが好きだったのに。
ところがどっこいですよ。
20年前、26歳の初夏。
あの映画に出会ってしまったんですよ。

映画『下妻物語』/予告/2024年7月19日リバイバル上映


ロリータを貫く桃子、ヤンキーを貫くイチゴに感化され、「自分に嘘は吐けない。自分の心に耳を澄ませて本当に好きなものを身に着けよう」と考え、徐々に身に着けるものが「かわいい」に帰化していったのだった。

お花モチーフには目が無くて、今日なんかお花のバレッタを頭に鎮座させちゃったもんね。

(若干ピンボケしてる)

夕食は王将。アプリを使い、餃子1人前無料。



今は本当に穏やかに暮らせている。
職場の環境が良くて、仕事も面白い。
家を手に入れ、やりくりをして固定資産税1年分を今年も納められた。
睡眠薬とアイスノンでよく眠れているし、体調もまあまあ。
心からかわいいと思うものを身に着け、大好きな餃子を食べ、もうこれ以上の幸せは無いと思える。

さらに来月、渋谷の映画館で「下妻物語」が上映されるんだぜ?
幸せすぎて眩暈が…。

20年ぶりにスクリーンで見る「下妻物語」は一体どんな影響を私に及ぼすのか。楽しみだ。



それいけ!46歳独身OL

2024年06月18日 23時25分27秒 | Weblog
大雨の一日。
今日はお洒落傘ではなく、大ぶりのビニール傘で出勤した。
普段なら濡れてしまう腕や鞄やスカートが濡れなくて快適。
人とすれ違う時は厄介だが、大きな傘の偉大さに気付いた。

梅雨入りも近いのかな。やだなー。

上司に長期休暇の申請を出すように促されている。
ほぼほぼ行先と日程は決めているのに、ギリギリまで言いたくない性分。

吉熊はもう行く気満々。
気が早いよ!!



雨の日は可及的速やかにマンションに帰りたい。
レトルトのパスタとファミチキ、野菜ジュースで夕ご飯。



去年の入院・手術の際に看護師からもらったパンフレット(手作り感満載)を久々に眺めてみる。
「リンパ節をいじっているので、ばい菌に気を付けて」の頁に、やなせたかし風のイラストを発見した。


やなせたかし先生は順天堂醫院に入院し、他界している。
小児病棟には「それいけ!アンパンマン」の絵が寄贈されているらしい。


いただいたパンフレットのバイキンマンもやなしたかし先生によるものだと推測、確信。
もらった当時は気持ちの余裕がなくて気付かなかった。今日気付いた!

私が通院するのは小児病棟ではないのだが、なんとなく、これからの通院はアンパンマンに見守られているような気がしてきた!!

今年の晩夏に、術後1年のフォロー検診がある。
検査をして1週間後に結果を聞く。
母に「結果聞くの、怖くない?ママも同席する?」と言われたが、「大丈夫だよ!」と答えた。

大丈夫だよ!
私、大人(46歳)だもの。
それに生涯独身を誓った身、これくらい一人で乗り越えないと。


…大丈夫。

…だ、大丈夫だよね?

ぶっちゃけ、今から結果が怖くて仕方ない。

まあ、くよくよ考えても仕方がない。
考えるのならば旅行のことを考えよう!

アンパーンチ!!

♪クマとマンションだけが友達さ~


きょうだい会

2024年06月17日 23時52分35秒 | Weblog
上司に頼まれていた稟議書作成、3件中、2件しか書けなかった。
契約書を見ながら前回の契約内容と見比べ、美しく正しく早く稟議書を作成するのが今のところ、最大の課題。

弟が上京し、妹の家にいるというので帰りに妹宅に寄った。
美味しい牛丼と豚汁を用意してくれてて感謝。


クッキーも美味しかった!今度これ、真似しよう。



姪っ子2歳が弟にかまってほしくて、おもちゃとかをいちいち贈呈してくるのが面白かった。
相手にしないとぐふぐふ泣く。


甥っ子は学校の宿題やECCの宿題もこなしていて偉い。付き添う妹もすごい。

小学2年生の時、漢字の書き取りが億劫だった私。
当時幼稚園生だった妹に「これ、楽しいよ!」と騙し、代行を依頼したことがある。

そんなことを知らない母にノートを見せたら「いつもより字が綺麗すぎる」とすぐにバレてしまったのを思い出した。
そう、我が家は姉の私より妹の方が何でも秀でている。


妹宅できょうだい3人が集まるのは実に数年ぶり。
色々なことを話せてとても楽しかった。
誘ってくれてありがとう、妹。
そして、誕生日おめでとう!!
人生4度目のゾロ目だね!!
44年、私の妹でいてくれてありがとう。
しっかり者の芋子さんのおかげで、あねちゃん、なんとか生きているよ。
手紙にも書いたけれど、妹ガチャの成功を常々感じているよ。
良い一年になりますように。


海外旅行に出ている両親からLINEがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
Wi-Fi接続、できたんだね。
旅行を楽しんでいるようでよかった。




映画「あんのこと」

2024年06月16日 23時24分14秒 | Weblog
まったく、とんでもない映画を観てしまったものだ。
観終えた後3時間ぐらい経過しているのに、いまだに主人公・杏のことを考えてしまう。

「あんのこと」@丸の内TOEI

なんで観ようと思ったのかは忘れた。私は民放を見ないのでCMでないことは確か。とすると、ネットで本作品を知ったのだろう。
寂寥感溢れる女性の画像や添えられたキャッチコピー「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」を見て「これは観なくては」と思ったのである。




(緑内障進行により、映画では後ろの方の席を選ぶようになった)


結果からいうと、個人的に★★★★★の作品だった。

母親にDVされながら育ち、12歳から売春をさせられ覚せい剤中毒になった団地住まいの杏(河合優実)。21歳。
小学校もろくに行っていなかったので漢字が書けない。
刑事の多々羅(佐藤二朗)に助けられて薬物中毒者を更生させる団体に通い、やがてシェルターに脱出。
団体にはいつも記者・桐野(稲垣吾郎)が取材に来ている。

学ぶこと、働くことの楽しさを知った杏。
介護施設で働いたお金で日記帳を買う。
ひらがなでその日を綴る。多々羅に言われた通り、覚せい剤を打たなかった日は日付に〇を付ける。
(ペンにクマちゃんのアクセサリーが付いててかわいかった!)

多々羅、桐野、杏。
3人が交わる様子がほほえましく、カラオケで桐野が「情熱の薔薇」を歌うシーン、3人で街中華を楽しむシーンに心が緩んだ。
でもそんな安寧も長くは続かない。
「ある秘密」をきっかけに3人がすれ違っていく様子に虚無を感じた。
杏のささやかな幸せは、人の裏切り、そしてコロナ禍に奪われる。

コロナで職場や学校は閉鎖。不安と孤独を募らせる杏に同じシェルター住まいの女から男児(隼人)を押し付けられ、杏なりに一生懸命育てていく。
料理を食べさせ、苦手なものや食べないものをメモ。

しかし隼人と散歩中にDV母に発見されてしまい実家に強制送還。
「稼いで来いよ」と言われ、再び体を売る。
お金を持って帰宅するも隼人の姿はもうなくて…。
隼人を奪われたときの杏の表情で涙腺崩壊。自分の子供じゃないのに母性が芽生えていたんだねって…。
他人の子供に母性が発動する映画「八日目の蝉」を彷彿とさせる。

絶望の中、シェルターで隼人のおもちゃを片付けたあと、覚せい剤をキメる杏。
先述の隼人メニューのメモを抱えるようにして窓辺へ。
ブルーインパルス(医療従事者に感謝)が駆け抜ける空を見てベランダに出た杏は…。





エンドロールが終わってもなかなか席を立つことができないほどの没入感だった。
トイレに入った瞬間、涙がじわ~っと溢れてきた。
杏役の河合優実がとにもかくにも最高に上手だった。
国宝級の表現力。


積んでは壊される積み木ゲームのように、本当にやるせなくなるストーリーで、この気持ちをどこにぶつけたらいいのか、帰りの電車内で逡巡。パンフレットを買ったが読むとじわっと涙が滲むので閉じた。

驚くのはこれがほぼ実話で新聞記事がモチーフとなって作られていること。
2020年のコロナ禍。多くの「杏」みたいなコはたくさんいたはずだ。
「あの時、私は杏みたいなコに意識を向けていたか?」と自問するも、自分のことでいっぱいいっぱいだったよなと思って、鬱。

本作品は冗長なところがなく、とてもわかりやすくて、でも薄っぺらくなくて100点満点の映画だった。
監督、出演者、スタッフの「(世間に見過ごされがちな)杏の存在」を強く訴える気持ちがスクリーンいっぱいに広がっていたのを感じた。

実際、街中で杏みたいなコを見ても、私はやはりスルーしてしまうだろう。
でもこの作品を一人でも多くの人に見てもらって「杏みたいなコ」の認知度が高まれば、少しぐらい社会が動くのではないかと願ってしまう。

映画『あんのこと』予告篇 6月7日(金)公開



今週いっぱいは引きずりそう…。
PG12作品だが、作中の杏が最初に売春をしたのは12歳なんだぜ…?と複雑な気持ちになった。

映画「誰も知らない」を見たときを思い出す、この後味の悪さ。(でも観てよかった)
あと、杏の育った環境が永山則夫の生育環境に似ていると感じた。



今日は映画の前に妹宅へ誕生日プレゼントを私に行った。
明日、妹は44歳になる。
ちょうどお昼寝中だったのでガレージにプレゼントを置いておいた。
駅までテクテクと歩いていたら妹夫に遭遇!!
妹のためにケーキを買って、その帰りだという。
ちなみに私のプレゼントはユニクロのエアリズムのパジャマ。
着心地が良いので妹にも着てもらいたかったのだ。
二人の子供を育てている妹は自分のことは後回しモードなので少しでも快適に睡眠時間をすごせますように、という願いも込めて。

昼食はすき家のめかぶおくら牛丼。ネバネバしててさっぱりしてて本当に美味しかった。


今日は固定資産税も支払ったし、妹へのプレゼントも贈れたし、映画も観られたし、手紙も書けた。

できたことがたくさんで満足というか安心感でいっぱい。